【元ネタ】日本民話
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】食わず女房
【性別】女性
【身長・体重】可変
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
正体は蜘蛛とする話では仲間の蜘蛛との密談を夫に聞かれ殺されたとされる。
「
無力の殻」の効果により隠密性を付与されたに過ぎずアサシンクラスとしては最低ランクである。
【固有スキル】
鬼種の魔(水):D++
鬼の異能および魔性を表すスキル。
アサシンの伝承は日本全国に存在するが、東日本ではその正体は鬼とされることが多い。
天性の魔、怪力、
カリスマ、
魔力放出、等との混合スキル。
魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いが、元は水霊ともされるアサシンの場合は「水」であり、水気の操作はお手の物。
無力の殻:A
二つ目の口を封じている間は固有スキルが発動せず、能力値が落ち込み、サーヴァントとして感知されなくなる。
逆に、宝具使用によって二つ目の口が露になった際には反動のように能力値が跳ね上がる。
浪費癖(飯):B
本来のステータス以上に魔力を消費する。
このランクであれば現界には通常の三倍の魔力を消費する。
過剰消費された魔力は、能力向上などには一切活用されない。
アサシンの場合は食事を行うことで必要な分の魔力を賄うことも可能だが、
サーヴァントの現界を維持するための魔力に相当する食費の負担は甚大なものとなる。
功徳のご奉仕(偽):A
家事全般を行うスキル。
なんでもこなすが、お手並みは程々。
ただし、おにぎり作りの腕前だけは卓越している。
善行を積むことで功徳を得、霊格を少し高められる
───からではなく、あくまで獲物となる対象を油断させるための演技である。
【宝具】
『無食伝承・魑魅魍魎(めしくわぬ、はたらくりょうさい)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
アサシンが隠し持つ二つ目の口。
口の位置や形状、そしてアサシンの正体についても諸説あり、それらが渾然一体となった宝具。
鬼の咬合力、蜘蛛や蛇の毒牙、蛙の舌などの特性を併せ持つ口を自身の何処かに出現させる。
出現させる口の位置や形状、大きさは全身に収まる範囲ならば自由自在であり、
極小サイズの毒牙による暗殺、背後の敵を丸呑みにするといった芸当も可能。
【解説】
日本の民話・昔話に登場する人喰いの怪物。飯食わぬ女房、飯食わぬ嫁とも。
異類婚姻譚、俗に言う『見るなの禁(タブー)』に分類される説話における異類女房の一種。
あるところに財産を持ちながらも、まだ妻帯していない男がいた。
ケチな男は「嫁を貰えば自分の食糧が減る」という理由で結婚しようとせず、
「飯を食わずに働く嫁が欲しい」と願い、呟くようになっていた。
すると、その望み通り「私は飯を食べません」と言う若い女性が嫁にやってくる。
嫁は言っていた通りに全く飯を食わず、しかも働き者であった。
しかし、男は嫁が来てから米をはじめとした食糧の減り具合が激しいことに気づく。
男は「嫁は自分が見ていないところで飯を食べているのではないか」と疑い、
出掛けるふりをして屋根裏に上り、天井に身を潜めて嫁の様子を観察した。
男が留守であると思っている嫁は大量の米を炊き、幾つもの握り飯を作った。
そして、髪を解くとその頭頂部には穴のように大きな口があり、その口に握り飯を放り込んだ。
嫁の正体が人ならざる魔物であることを知った男が離縁を申し出ると、
嫁は本来の姿に戻り、男を山中の住処へ連れ去ってしまう。
しかし、男は隙をついて逃走し、魔除けや邪気祓いの象徴である菖蒲の中に隠れ、難を逃れた。
ほぼ日本全国で伝承されており、地方や話者によって細部に違いはあるが、
「飯を食わない」「二つ目の口」「本来は人外」などの要素は概ね共通している。
嫁の正体に関しても鬼、山姥、蜘蛛、狸、蛇、河童と多岐に渡る。
特に蜘蛛に関しては正体を知られたと思った嫁が仲間の蜘蛛に「今夜、蜘蛛になって男を殺す」と言い、
それを男に聞かれており、逆に殺されてしまったという話もある。
このことが「夜の蜘蛛は親に似ていても殺せ」という俗信の由来になったともされる。
最終更新:2026年05月16日 18:07