【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】フィニアス・ゲージ
【性別】男性
【身長・体重】176cm・63kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久B+ 敏捷E 魔力E 幸運A+ 宝具E+
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【固有スキル】
九死一生:B+
通常ならば死に至る状況から生き残った証。
致命傷になりうる攻撃を回避し、生還する確率が上昇する。
ランサーの場合は刺す・穿つといった「点」の性質を持った攻撃と特に相性がいい。
無辜の怪物:- (B)
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
ランサーの場合は自身が見舞われた「鉄梃事件」と称される事故とその後の人格・行動の変化が有名になり過ぎたために、
彼の症例を利用する学者達による過度な誇張や歪曲されたイメージに塗りつぶされてしまった。
通常時は理性を有しているが、彼の症例を利用した学説の一つである器官学の影響によって、
脳の「崇拝の器官」や「慈悲の器官」と称される器官に負傷を負うと、
礼儀を弁えず冒涜的な言動を好む粗暴な獣の如き人格へと豹変してしまう。
魔力放出(炎):E+
宝具『突き破る爆進の鉄梃』で後天的に獲得した。
ランサーの魔力放出の形態は事故現場に由来する炎である
しかし、ランサーは飽くまで一般人であるためスキル「無辜の怪物」で強化されていたとしても過度な連発は霊基が罅割れてしまうだろう。
戦闘続行:B
窮地における生命力の強さ。
瀕死の傷でも行動を可能とし、決定的な致命傷を受けないかぎり生き延びる。
脳の一部が溢れるほどの重傷を頭部に負ったにも関わらず、事故から数分も経たずに言葉を発し、
自力で歩行を行い、荷車に背筋を伸ばして座りながら帰宅したという記録に由来するスキル。
【宝具】
『突き破る爆進の鉄梃(クロウバー・カブーム)』
ランク:E+ 種別:対人宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:1人
ランサーが生前に体験した事故を再現する。
発動と共に火薬・信管・砂が顕現し、その周囲をランサーが鉄梃で突くことで火花を散らし、火薬を爆発させる。
単純な爆発によるダメージに加えて、爆発で推進力を得た鉄梃が飛翔した先にいる存在を貫く。
また、生前の事故の逸話から爆発によって押し出された鉄梃は人体を貫通する特攻状態を獲得している。
隠された使い道としてあえて宝具を暴発させ、生前と同様にランサー自身の脳を損傷させることで、
獣のような暴力的な人格を表出させ、
バーサーカーの狂化にも似た強化や精神耐性を得ることも可能。
だが、マスターとの意思疎通が困難となるデメリットも存在する。
【Weapon】
『無銘・鉄梃』
事故によりランサーの頭蓋骨を完全に貫通し、脳の左前頭葉を破損させた鉄の突き棒。
長さ3フィートと7インチ(約1.09m)、重量6kgの円柱状。
ランサーはこれを「僕の鉄の棒」と呼び、「人生の残りを一緒に過ごす仲間」としたという。
【解説】
19世紀アメリカの鉄道作業員。
作業中の事故で鉄棒が頭蓋骨を貫通したが、奇跡的に生存した記録で知られる。
事の発端は1848年9月13日、バーモント州の町カヴェンディッシュで始まる。
ゲージは職長として爆薬による発破作業に従事し、1mほどの突き棒を取り扱っていた。
その際に火薬が誤って炸裂し、鉄棒が吹き飛んで彼の左目の後ろから頭頂部に掛けて貫通する事故が起きた。
鉄棒はゲージの好みに合わせて先端が真っ直ぐ細まった形状であり、血液と脳に塗れておよそ25m先に落下した。
ゲージは重傷にも関わらず事故から数分も経たずに言葉を発し、ほぼ自力で歩行ができ、荷車に背筋を伸ばして座ったまま1.2km離れた自宅に帰宅した。
そして同年の12月には左目を失明しながらもほぼ回復に至った。
事故の後は鉄道敷設を退職して、御者や農場の職に就いた。
晩年は痙攣に苛まれるようになり、事故から12年後に死去。
彼の頭蓋骨と鉄棒はハーバード大学医学部のウォーレン博物館に現在も展示されている。
ゲージは元来周囲から信頼される常識人だったが、事故をきっかけに無作法で頑迷な人格に豹変したとされる。
しかしこれは大衆による風評の側面も強く、現代では事故後のゲージの人物像をより穏健な形に見直す視点も多々ある。
最終更新:2026年05月16日 17:21