概要
本港駅(ほんこうえき)とは、内池市港北区本港に位置する
内池急行の駅である。内池本線の始発駅。内池港の本港埠頭に位置し内急フェリーと連絡している。ここでは内急フェリーについても記載する。また前身の内池港駅についても記述する。
駅データ
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駅名 |
本港 |
よみがな |
ほんこう |
ローマ字 |
Honko |
所属事業者(乗入路線) |
内池急行内池本線・内急フェリー夜島航路・愛浜航路・荻沢航路 |
ホーム |
5面4線地上駅 |
所属路線 |
内池本線 |
キロ程 |
0km |
本港→上波止(0.9km) |
備考 |
0キロポストは海上 |
駅構造
5面4線の地上駅。頭端式ホームであるため駅全体が地平でバリアフリーである。改札は
内池急行としては2ヶ所あり北改札と南改札がある。その他
内急フェリー専用の乗船改札と乗換改札がある。南改札と内急フェリー本社併設の乗船改札は隣接している。
西端の1番乗り場は本港駅埠頭第一岸壁に柵を隔てて直結しており連絡改札がある。特急は1番乗り場の発着が多いが特にフェリー連絡の特急は原則1番乗り場に発着。また特急以外でのフェリー接続列車は2番乗り場への入線が多い。
また内急フェリーについては岸壁に自動券売機を設けている。乗継は後述のように少し複雑なことと内急フェリーの乗船券検札の為係員が常駐することから直通改札は簡易改札となっている。
なお駅構内には待合室があり連絡時間が長く内急フェリーの改札を行っていない場合そこで待つこともできる。制度上は本港駅の改札外で待つことも可能だが工場地帯である為一般の店などは少ない。駅構内にコンビニもあるので特に改札外に出る必要も無いだろう。
なお駅屋上には内急系のテレビ内池のお天気カメラが設置されており他局が港北分波局からの映像であるのに対してUTCで内池港の風景が映される場合ここからの映像となっている。
なお内急フェリーは繁忙期は駅前の第二岸壁から出港する場合もある。
乗り場 |
路線 |
行先 |
備考 |
1・2・3・4 |
内池本線 |
新港北・瀬川・内池・山下・湯谷方面 |
1番乗り場はフェリー連絡特急はまもり優先 |
駅周辺
1960年の新埠頭整備により多数の工場が位置しておりフェリーだけの駅ではないことが分かる。
南改札
- 内急フェリー本社
- 内池自動車本港工場
- 出屋敷印刷本港第三工場
- 内池急行下波止火力発電所
- 内池電力本港第二火力発電所
北改札
- 内池電力本港火力発電所
- 出屋敷印刷本港第一・第二工場
- 前州製紙本港工場
- 市場書店上波止集配センター
- 新横江石油本港精油所
- 新横江石油本港三号岸壁 本港埠頭の第三岸壁は新横江石油専用であり新横江石油のタンカーが横江白波瀬港と交互に入船する。
バス路線
本港バスターミナルが最寄りとなる。
122系統 本港営業所前・三号岸壁前・
上波止・港北製鉄前・
漁連本部前・
新港北地区センター経由港北区役所前行
本港埠頭から工業地帯を走破して港北区役所に至る系統。内急バス本港営業所が運行。昼間の本数は2時間に1本と少ないが朝晩はかなり多い。ただし上波止までは区間便として毎時1本が確保されている。
132系統 宮前浜経由
宮前駅行
本港海底トンネルを経由して平家原線国前宮前駅と本港駅をショートカットする系統。本数は朝晩を中心に多い。昼間は毎時4本運行。
その他
内急フェリー乗り継ぎについて
内急フェリーとの乗継の場合
UTICA・スピードカードでの直通乗船は不可能である。そのため内急電車から内急フェリーに当駅で乗り換える際には事前に乗船券との引き換えが必要である。なおこれは早苗浦港、横江港、加倉港でも同様である。
内急線直通の連絡乗車券については通常切符・企画乗車券では発売しているがUTICAなどのIC乗車券では適用されないため発駅~当駅/本港~着港と運賃が本港でリセットされるので注意が必要。スピードカードでも同様。
本港駅到着→本港駅構内フェリー乗船券販売窓口or乗船券発券機でUTICAをタッチorスピードカードを挿入→乗船券購入→フェリー乗換改札の簡易改札でUTICAをタッチorスピードカード・切符を改札機に通し乗船券を提示→フェリー乗船
本港駅到着→フェリー乗換改札にUTICAをタッチorスピードカード・切符を改札機に通し乗船券を提示→フェリー乗船
本港埠頭到着→フェリー乗換改札にUTICAをタッチorスピードカード・切符を改札機に通し乗船券を渡す→電車乗車
本港駅0キロポスト
本港駅は内池港駅の後身であるが内池本線の0キロポスト位置は内池港駅時代から一貫して変更されていないため現在では本港駅埠頭第二岸壁前の海上になる。内池本線0キロポストの標識は本港駅南改札横の第二岸壁前に移設されている。
歴史
内池港駅
1904年3月12日 内池電気鉄道当駅~内池間の開通に伴い開業。当時は貨物輸送中心の駅でありフェリーは上波止に発着していた。
1937年4月1日 駅施設拡張完了。一部のフェリーが発着。この時点では内急フェリーの前身である新内池海送は上波止に本拠を置いていた。
1960年6月1日 内池電気鉄道を伴う内池の鉄道会社9社統合により内池急行に移管。新内池海送は社名を内急フェリーに変更し本社を港北区上波止から当駅構内に仮移転。上波止の旧社屋は敷地ごと隣接して本社を構える早苗薬品に売却し同社の研究棟となった。
1960年9月30日 内池電気鉄道時代から準備工事がなされていた本港新埠頭整備工事に伴う内池本線上波止新旧分岐点~当駅間廃止に伴い廃止。この代替として内急フェリーが建設中であった本港駅埠頭の優先使用権を取得。
本港駅
1960年10月1日 上波止分岐に本港駅仮駅開業。2面2線の相対式ホーム。当時フェリーは上波止駅南端の岸壁に接岸しており本港埠頭の整備まではフェリーは引き続き上波止発着であった。内急フェリーは本社を現在地に変更。
1963年6月15日 本港新埠頭整備完了に伴い仮駅から南に300mの位置に本港駅が正式に開業。内急フェリーは上波止から本港に発着地を移転し現在の形となる。
1989年10月1日 直通改札が自動改札化。現在の形の乗継制度が確立する。
隣の駅
内池本線
- ■特急・特急はまもり・特急さなえ・■快速急行
- ■急行・■快速・■普通
最終更新:2014年12月28日 18:38