立川文庫などに登場する伊賀忍者の頭領。極意を授けた石川五右衛門に裏切られたことから、以後は弟子を取らなかったが、伊賀忍術の絶えるのを惜しみ、霧隠才蔵にこれを伝授したという。実在の伊賀の上忍・百地丹波がモデルか。
黒の獅士
伊賀の忍者を束ねる頭領。厳格な性格で、過酷な天命を持つ天王獅子丸を鍛えるため、自分が祖父であるということを隠して接していた。その正体は、23世紀からやって来たタイムパトロール隊員だった。死後は獅子丸、さらにバーン馬野に名が引き継がれた。
藤丸地獄変
伊賀忍軍の頭領で、齢二百歳以上という噂もある怪人。地獄の亡者たちと取引し、日本で千年の間争いを絶やさぬ代わりに不死身の肉体を手に入れた。自分の秘密を知った武田信玄を暗殺するも、その信玄に育てられた藤丸らに倒されるが、亡恨虫と化し、地獄の亡者を引き連れて復活した。