戦国時代の幻術師。畿内を中心に出没し、様々な幻術で世人を驚かせたという。織田信長等の戦国大名の元にも出入りし、特に松永久秀?に死んだ妻の幻影を見せて震え上がらせたエピソードは有名。のちに豊臣秀吉に招かれた際に、誰も知らぬ秀吉の秘事を暴いたことで磔刑に処されることとなったが、鼠と変じて磔柱から逃れたところを、天から舞い降りた鳶が掴んで飛び去ったという。
藤丸地獄変
至上最強の幻術師と呼ばれた老忍者。浮世を離れて暮らしていたが、藤丸らの力を試すためにあえて敵に回った。赤目の滝で藤丸らの前に現れ、仲間をすべて自分の姿に変えて藤丸を大いに混乱させた。が、鳶丸たちの鼻に術を破られ、「歴史を変えてみよ」の言葉を残して散る。