幸福の価値観は人それぞれである…
1st 変わらない日常
俺、水上雄貴は、ゲームが好きである。
しかし、妹が厳しく、妹が起きている時間はゲームをあまりできないのである。
故に、俺は深夜にゲームをする。
それも、深夜3時までたっぷりとする。
そうすると、俺は必然的に寝坊をする。
しかし…俺は無遅刻である。
その理由は…
「兄さん!!朝ですよ!!起きなさい!!」
そう、我が妹、水上静希が毎朝俺を起こすからだ。
「う~ん…。」
「いつまで寝てるんですかっ!!遅刻しますよ!!」
「あと10分…。」
「いい加減起きなさ~い!!」
ドカッ
その音とともに、俺は覚醒した。
「痛え!!何すんだ!!」
「兄さんが起きないので、フライパンで殴りましたが何か(にっこり」
「…死んだらどうすんだよ…」
「え?でも兄さん今生きてますよね結果オーライです。」
「お前なぁ…死ぬという可能性を考えたらそんなことできないだろ!!」
「いえ…兄さんは頑丈ですから大丈夫という根拠がありました。」
「どんな根拠だよ…。」
「あ~あ…今日も朝から兄さんの屁理屈言われて不幸だなぁ…」
「…それは違うと思うぞ。」
「え?」
「人間の価値観は人それぞれであって、物事をどう捉えるかによって気持ちが変化するんだ。だから…」
「はいはい。そういう理屈はいいから早く着替えましょうね。リビングで朝ご飯が待ってますよ。」
「おいおい。まだ話の途中…」
「では、また後で。」
妹は部屋から出て行った。
この会話を聞けばわかると思うが、俺にはやけに理屈っぽいところがある。
すべての可能性を考え、慎重に行動する…。
この性格のおかげで、いろいろと思い切った行動ができないのだ。
でも…別の方面からみると、この性格は実にいい性格なのかもしれない。
物事を考える際に慎重に考えるので、いい案が生まれるかもしれない。
ただ…必ず生まれるとも限らないので、「かも」なのだ。
俺は、物事を断言しないことによって失敗した時のリスクを回避しているのだ。
「と…着替えないと…」
俺は、制服に着替え、リビングへと向かった…
「遅いよ。遅刻しちゃうよ?」
リビングには、妹が1人で先に朝食を食べていた。
「すまんな。静希。毎朝作ってもらって…」
「いいんですよ。お父さんとお母さんは海外転勤で、家事をできるのは実質私だけですから…」
「…それ、俺が家事をできないことに対する嫌味か?」
「はい。」
「…。」
俺は、渋い顔になりつつも朝食の目玉焼きを食べ始めた。
そして、朝食を食べながら
(しかし…広い家に2人だけとは悲しいものだな。)
と思っていた。
我が水上家は、2階建ての一軒家である。
部屋の数は、1回に4つ、2回に3つあり、正直もてあますほどの量だ。
ただでさえもてあますのに、両親が海外転勤によりいないため、掃除が大変である。
ちなみに…両親は俺が高校を卒業するころに帰ってくるらしい。
あと1年と10ヵ月も帰ってこないのである。
本当に放任主義な両親である。
「兄さん。食べ終わりました?もう行かないと遅刻しますよ?」
「あぁ。分かった。じゃあ行こうか。」
「はいっ!!」
ということで、俺と妹は学校へと出発した…。
飽きる可能性が90%以上((
ざっと読み返してみましたが…この文才のなさはひどいですな。
まぁ、暇があれば適当に書いていきたいと思います。
by 虚無
俺の通う学校、栄楽学園は自由な校風である。
生徒の個性を重視しているらしい。
しかし、俺にはこれといった個性はない。
何故この学校に入ったのか…謎である。
そして、我が妹も同じ学園に通っている。
無論、俺より学年は1つ下だが…。
要するに、俺が高校2年生。静希が高校1年生である。
ちなみに、俺の家から徒歩20分である。
何故こんな行動力のない俺が遠い学校に入ったのか…これも謎である。
「ゆ~うく~ん♪」
と、後ろから声がした瞬間、背中に強い衝撃が走った。
俺はその衝撃に従って前に倒れた。
「ぐはぁ!!」
「兄さん!!え~と…大丈夫?」
犯人は分かっている。水谷友香だ。
「痛え!!何すんだ!!友香!!」
「え?これはただのスキンシップだよ~えへへ~。」
そう言って、倒れた俺の上に跨り、照れる友香。
てか、ここ普通の道路なんですが…
案の定
「うわ…朝から襲ってるよ。あの男、最低。」
「…朝からお盛んねぇ…」
という声が聞こえてきた。
いや…どう見ても俺が襲われてるだろ…。
「に、兄さんの…変態~!!」
「ぐはぁ!!」
俺の股間にすごい衝撃が走った。
何故なら…俺の股間を静希が踏みつけてきたからだ。
「…(痛くて言葉にならない」
「ゆうくん!!大丈夫?」
「もうっ!!兄さんなんて知らない!!」
そう言って、静希は先に行ってしまった…。
「ゆうくん…。本当に大丈夫?」
「とりあえず…どいてくれないか…」
「あぁ!!ごめん!!」
俺の上に跨っていた友香がやっとどいた。
俺はやっと外力から解放された。
「うぅ…股間が痛ぇ…。」
「大丈夫!?あ…」
その直後、俺の股間に友香の指が当てられていた。
「ちょ…いったい何を…!!」
「痛そうだから…さすってあげようかなぁと…」
「とりあえずその手を離せ!!」
「うん!!あ、あれ…」
「ん?どうした友香?」
「いや…ゆうくんのここ何か固くなってるよ?」
「あっ…!!」
俺も男である。かわいい女の子にこんなことされてモノが反応しないはずがなかった。
あまりの恥ずかしさに、その場で固まっていると…
「ゆうくん…これ…どうしたらいいの?」
「え…?」
「何か苦しそうだよ…」
「いや…だからその手を離せ!!」
「わ!!ごめんなさいっ!!」
やっと友香の手が股間から離れた。
俺の心臓は不整脈を起こしているのではないかと思うぐらいドキドキしていた。
「えっと…」
気まずそうに上目遣いでのぞきこんでくる友香。
「とりあえず…学校に行こうか。友香。」
「あっうん!!一緒にいこ!!」
そうして俺と友香は学校へと歩き始めた…
てか、何故静希は俺の股間を踏みつけてきたのだろうか…
…うん。エロ方向にもっていきかけてやめました。
だって…外ですよ?通学路ですよ?
そんなことできるわけないじゃありませんか!!
明らかに展開がおかしいですが、突っ込みはなしの方向でお願いします((
あと、まったく場面が進んでないですね…。
そして、ろくにキャラ紹介もしていない…。
はぁ…。文才がほしいなぁ…。
by 虚無
とりあえず学校に着き、とりあえず俺の所属するクラス、2年1組の教室に入った。
その途端、チャイムが鳴った。ベタな展開である。
あの股間騒動(?)…結構時間かかったんだな…。
「お~い。チャイム鳴ったぞ~。みんな席につけ~。」
我が担任、石本健史が野太い声でそう言ったので、俺は席に着いた。
「転校生を紹介するぞ~。」
その言葉で、クラスのざわめいた。
「先生。男の子ですか女の子ですか?」
「かわいい子?かわいい子?」
「イケメンだったらいいなぁ…」
そういうベタな台詞が飛び交った。
「あー。まぁ、とりあえず入ってきなさい。」
担任のその言葉で、転校生が入ってきた。
どんな奴かなと思い、扉の方向へに目を向けると…
「はじめまして。橋本瑞希です。これからよろしくお願いします。」
この瞬間、俺の変わらない日常は音を立てて崩れ去った…。
我ながら最後の文はいい出来(それ以外は最悪
これでやっと1st終了フラグ立て成功。
ということで、次は2ndで会いましょう。
by 虚無
最終更新:2011年03月18日 17:22