言い訳は必ずしも通用するわけではない…
3rd 理性と本能
「はっ!!ここは…?」
目が覚めた。
と同時に、俺がしてしまった(というより、された)ことを思い出した。
ということは…
「やっと起きましたね…兄さん。」
隣に静希がいた。
橋本さんはいないようだ。
「さぁ…どういうことか聞かせてもらいましょうか…。」
静希は笑ってそんなことを言っている。
ただ、目は笑っていない。
正直怖すぎるので2度寝…
「こらぁ~!!寝るな!!」
「ぐほぉ!!」
起こされた。
とりあえず言い訳をしてみることにした。
「あれは…その…男女のスキンシップです。」
「は?」
「橋本さんがやりたいと申されたので…ハイ。」
「普通断りませんか?」
「断り切れなかった。すまん。」
「すまんで済む問題じゃないですよ!!」
「いやぁ…正直俺も断りたかったんだがな。彼女がどうしてもやりたいと…」
「嘘ですね。どうせ兄さんがやれと命令したのでしょう。」
「違う!!俺はそんなこと命令できるほどの勇気はない。」
「あ、それもそうですね。では、何故断らなかったんですか?」
「いや…あまりに彼女の熱意が強く…。」
「本音は?」
「理性が本能に負けました。」
「はぁ…もう救いようがない変態ですね…」
言い訳作戦。大失敗。
というか、自分の評価がさらに悪くなったような…。
と、橋本さんが部屋に入ってきたようだ。
「すいません…私のせいで…」
「いや、橋本さんは悪くない。本能に押し流された俺が悪いんだ…。」
「本当にすいません…。」
明らかに落ち込んでいる橋本さん。
とりあえず、開き直ってい状況を打開してみることにした。
「なぁ、静希。何がいけないんだ?」
「は?」
「お風呂であんなことして何がいけないんだ?」
「普通駄目でしょう!!」
「いや、お互いの同意があるわけだし…全く問題ないはずだが?」
「なんで兄さんはこんな状況でも屁理屈が飛ばせるのでしょうねぇ…。」
「てか、なんで静希は怒ってるんだ?」
「え?いや、それは…」
口ごもる静希。
開き直り作戦、成功。
「ほら、別に問題ないだろ?」
「うぅ~。」
勝った。完璧に勝ちパターンだ。
もう俺の勝利は動かないだろう。
ということで、橋本さんにも話を振ってみた。
「橋本さん。あんなことしても別に大丈夫だよね。」
「あ、はいっ!!そもそも、私がご奉仕したいと申し出たので…。」
「ほら見ろ静希。俺は悪くない。」
「で、でも…!!」
よし、もういいだろう。
これで俺が咎められることはない。
しかし、ここで橋本さんが爆弾を投下しやがりました
「瑞希さんも舐めてみてはいかがですか?」
「「は?」」
「いや…おいしいですよ。精液。」
「な…。」
「えぇ~!!」
橋本さんの味覚を疑った。
自分も舐めたことがあるが…アレをおいしいとは思えない。
「わ、私が…兄さんのを…きゅう…」
「し、静希!!」
あまりの衝撃に静希は気を失った。
「え?私、何か変なこと言いましたか?」
橋本さんは自分の発言の凄さに気付いていないようだ。
ある意味大物だな…とおもわざるをえない今日この頃である。
奇跡の更新((
しかも、地味にエロ展開から抜け出せてません。
とにかく、水谷友香を登場させないと忘れ去られてしまう…。
ということで、次回は何としても水谷友香を登場させます。
てか、自分自身も物語を忘れていたので、キャラの性格が変わってる感が否めません。
まぁ、そこはご愛敬((
静希が気絶した。
ということで、今夜はカップラーメンだ。
情けないな…俺。
「静希さん…大丈夫ですかね…?」
静希気絶の元凶(俺もだが)瑞希が心配そうにそうつぶやいている。
ちなみに、瑞希は料理はあまり得意ではないらしい。
よって、2人仲良く?カップラーメンである。
もう少し歓迎したかったな…。
「うぅ~ん…」
静希が目を覚ました。
「お、おはよう。大丈夫か?」
「うん…大丈夫…。」
「そいつはよかった。」
少し安心する俺。
すると、瑞希はいきなり土下座した。
「申し訳ありません。気絶させてしまって…!!」
これには俺も静希も度肝を抜かれた。
「い、いや…頭を上げてください…。」
「でも…母が誠心誠意謝るときはこうしろと…」
謎の言い訳?である。
やはり、瑞希は少々特殊な人かもしれない。
「まぁ…俺は食い終わったからもう寝るわ。静希もなんか食って寝ろよ。」
「あ…。」
俺はその場から逃げるように部屋に帰った。
このまま居続けたらいつ風呂のことについて突っ込まれるか分からん。
ここはこれが得策…俺はそう考えた。
さて…寝るか。
とりあえず主人公を寝かしたかっただけです。
よって、展開は何もなし。
てか、まだ1日も終わっていないという進行の遅さ。
5thまでには1日を終わらせたいですね。
そして…何としても友香を登場させr(ry
最終更新:2011年03月18日 17:23