基本スペック

駆動方式:FR/ミッション:5速
初期馬力:130ps/カーナンバー:3134
マキシ2・3〜車種称号【貴婦人】
全長:4,115 - 4,425mm/全幅:1,630 - 1,690mm
全高:1,280 - 1,290mm/最高速度

プレイカテゴリー 称号
ST無敗 【首都高無敗】
ワンメイクバトル 【S30キング】
エンジン形式バトル 【直6選手権】
期間限定TA•1 【伝説のZ】
期間限定TA•2 【俺のZ】

解説

原作での主人公の搭乗車種である為か、
全ての性能が高水準でバランス良くまとまっている。
小型な車体である為、擦り抜けは容易。

小回りが利く上に派手に滑る事もないので、FR車入門用として最適な車種である。
初心者にも扱いやすく、上級者が乗りこなせば非常に強い。
作品ごとの車両性能が大きく変動してこなかった特徴を持つ。

乗り手の腕が反映されやすい車なので、速さや強さはドライバーの力量に左右される。
また、コースに合わせたセッティング調整が重要となる。
「全ては乗り手次第」という言葉を最も体現している車と言えよう。

ただし、対接触性能は弱め。

選択可能カラー

カラー名 マキシ2•3色称号
グランプリオレンジ 【橙の/夕日の】
モンテカルロシルバー 【銀色の/白銀の】
デイトナレッド 【赤い/真紅の】
ル•マンイエロー 【山吹の/獅子色の】
グランプリホワイト 【純白の/雪色の】
ミッドナイトブルー 【群青の/藍色の】

更新回数及び追加カラー

1 ライトブルー 21 オレンジ
2 ペールブルー2
メタリック
22 シルバー
3 ライトイエロー 23 レッド
4 ダークパープル 24 イエロー3
5 パープルシルバー
メタリック
25 ホワイト
6 グリーン 26 ブルー
7 ダークピンク
メタリック
27 オリーブ
メタリック
8 マルーン 28 ベージュ
メタリック2
9 コーラル 29 ライムグリーン2
10 ブラック 30 ピンク2
11 フロッググリーン 31 イエロー
12 ダークブルー
メタリック
32 ダークオレンジ
メタリック
13 ゴールド
メタリック
33 ブルー
メタリック
14 ガンメタル 34 ペールブルー
メタリック
15 ペールピンク 35 ダークパープル2
メタリック
16 ペールグリーン 36 ライムグリーン
17 ライトブラウン 37 スカイブルー
18 パールホワイト 38 グリーン4
メタリック
19 イエローグリーン 39 ダークオレンジ2
メタリック
20 ブルーグリーン
メタリック
40 ダークブロンズ
メタリック

エアロセット

A:原作主人公「悪魔のZ」仕様。しかしリアバンパーに変更が無く、
燃料タンクが見えているため、ゲーム内の悪魔のZとは若干異なる。

B:73年モンテカルロラリー車仕様。ヘッドライトカバー、フロントバンパー下に四連フォグランプ、
タイヤハウスにはマッドフラップ(泥よけ)が追加される。4からはリアのエンブレム類が外される。

C:240ZG仕様。『地上のゼロ編』時、アキオが一時的に使用。なお画像は3DX+までのものだが、4以降はフェンダーを留めているリベットが消滅、エアロセットAのものと同じデザインになった。

D:ヘッドライトが完全に覆われたレース仕様。

E:フロントがTVRのタスカンスピード6風。ヘッドライトはプロジェクタータイプが左右に各2灯ずつ。
マフラーがセンター2本出しに変更されている。

F:フロント周りがC3コルベットを彷彿とさせる。アメ車チックなデザイン。
  デロリアン・DMC-12のようにリアルーバーが付くのが特徴。ルーバーの色は車体色と同じになる。

G:エアロセットAを、よりレーシーな感じに仕立て上げた物。
  フロントアンダーパネル、オーバーフェンダー、リアスポイラーの3点が、カーボン製になる。

H:旧車恒例の街道レーサー仕様。

I:

J:

K:

ボンネット

A:中央部の出っ張りの先端に通気用のダクトが開けられる。
出っ張りの脇にはフィン状のダクトが付く。

カーボンボンネット(ダクト付)1:

B:中央部の出っ張りの脇に細かいスリットの様な排熱ダクトが設けられる。

C:

D:

カーボンボンネット(ダクト付)2:

カーボンボンネット(ダクト付)3:

車種専用ウィング

A:王道から離れた門形ウィング。

B:RK Coupeの車種別Aに似ている。

C:小振りのカーボン製GTウィング。

エアロミラー

フェンダーミラーから、悪魔のZが装着している固定式ドアミラーになる。

カーボントランク

テールゲート部がカーボンになる。

ワークスステッカー

nismoステッカー。元のボディーカラーはロールケージを除いて完全に隠れる。

雑記

  • 湾岸マキシに収録されているのは、リバースランプがテールランプ内に収められていることから、1973年まで生産された前期型である。ちなみにホビージャパンより商品化された1/43ミニカーは、リバースランプがリアガーニッシュ(黒い樹脂製のカバー)に配置される後期型仕様である。しかし原作では前期型を思わせるダッシュボードの描写がなされているので、公式の設定は前期型が正しい。
    • またオリジナルのS30に搭載されているのは、総排気量1,998ccのL20型エンジンであり、本来であればナンバープレートの数字も「19-98」となるのだが*1、特例で悪魔のZが積むL28改3.1L仕様のスペックである3,134cc、すなわち「31-34」が採用されている。
    • さらにストーリーモードに登場する悪魔のZも、マキシ4以降は再現率が高められている。4ではナンバープレートがこの車両のみ原作を再現した「横浜33 て 53-58*2」となり、6からはヘッドライトカバーが装着された。一方で4からはベースとなるS30に入るロールゲージがクロス形状となっているが、原作ないしは3DX+までの悪魔のZに入っているのは斜め一本のため、こちらは再現率が下がっている。ちなみにエンジン音は4よりベースのS30がL28に近い音へ変更されているのに対し、悪魔のZは無印マキシから受け継がれているため、完全に別モノとなった。

  • 車名は先代までのダットサン・フェアレディを踏襲した「フェアレディ*3」と、「究極」を意味する「Z」を組み合わせたもの。
    • なお「フェアレディZ」というのは日本仕様の固有名詞であり、海外では「DATSUN」ならびに「NISSAN」が「フェアレディ」の代わりに用いられる。S30の場合は「DATSUN 240Z」となるが、北米版のマキシマムチューンではなぜか日本名のフェアレディZが用いられている*4

  • 1969年、ダットサン・フェアレディの正当な後継車として販売が開始された。欧州製の高級GTに比肩しうる高性能と魅力的なスタイリングを誇りながら、若者にも手が届きやすい手ごろな値段設定を打ち出して、主に北米市場で記録的な大ヒットを達成した。このことからアメリカでは「ダッツンズィー」「ズィーカー」という愛称で親しまれている。足掛け10年のモデルライフで総生産台数は実に55万台、日本市場に限っても8万台という、スポーツカーのジャンルでは永遠不滅の大記録を樹立した。それと同時に今では新興国向けのエントリーブランドとなっているダットサンの名を世界に知らしめ、のちに「インフィニティ」ブランドを北米で立ち上げるきっかけにもなった記念碑的な一台としても記憶されている。
    • また1973年までラインナップにあったモデルで「Z432」というとびきりスポーティなグレードがある。数字の由来は「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」で、シングルカムのL20に替えてツインカムのS20に換装。「Z432-R」ともなると軽量化も徹底され、ヒーターまでもオプション扱いにし、FRPボンネットを装備、フロントを除くすべての窓をアクリル樹脂製に置き換えるなど相当にスパルタンな仕上げとしていた。それゆえ車検に関しては当時の基準で真偽のほどが分かっておらず、「購入者が競技専用車両という認識の下で使用すること」「運輸局*5に型式取得を申し出る際にはナンバーを取得できないことと引き換えにした」というエピソードが残っているほど。湾岸マキシでも初期カラーにグランプリオレンジ*6を選択し、純正形状のカーボンボンネットを装備すればほぼ再現できる。

  • 原作では主人公の朝倉アキオが搭乗する。Z31に乗って、マーの言うがままにナンパ三昧に明け暮れていたところ、同姓同名の元オーナーであった朝倉昌夫(故人)に導かれるように、コウちゃんの友人であるクロの解体屋(黒佐解体所)で見つけ購入。当初はありあまるパワーを制御できずにクラッシュを繰り返しながら心を通わせ、ブラックバードらと名勝負を繰り広げている。
    • 悪魔のZを手がけたのは、お馴染み「地獄のチューナー」こと北見淳。彼はメカニック兼ドライバーとしてプライベーターでレースに参戦していた頃、当時最速と言われていたポルシェターボに対抗するためにチューニングを敢行。輸出用のL28型エンジンを3.1Lに排気量アップし、TD06ツインターボを装着することで600ps/80kgmもの当時としては破格のスペックをたたき出すまでに手を加えた。その他のムービングパーツに関してはクランクシャフトをワンオフで製作したくらいで、後は市販パーツだけで構成しているのが特筆すべきところである。
    • その後アキオの手に渡り、以下のような遍歴をたどることになる。
      • ブラックバードとイシダのテスタロッサ(ゲームではランボルギーニ・アヴェンタドール)との決戦時、安さんのトラックと絡む大事故を起こしたが、昔の技術を取り戻した高木の手により見事に蘇生(設定最高速も300km/h→330lm/hに高められた)
      • ブラックバードと城島のFCとの対戦前に、リカコの手によりエンジンのオーバーホールとドライサンプ化が実施された
      • ブラックバードと友也のR32との対戦前に、木村のとっつぁんが隠し持っていた大アタリのF1タービン、IHI RHC6 RACINGが装備された*7
      • ブラックバードとユウジのS2000との対戦前に、輸出仕様に採用されていた「Gノーズ」を装着(ただし熱問題をクリアできず、この勝負限りで外されることとなる)

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最終更新:2022年09月05日 22:19

*1 公式サイトの登場車種でも「2.0リッター直列6気筒NAエンジン」と紹介されている。

*2 OVA版では5桁となり53-581という頭文字D方式となっている。

*3 由来は大女優オードリー・ヘップバーンが主演を務めた有名なミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」より。これは川又克仁社長(当時)が同作品を観劇した際に感銘を受け、クルマにも洗練されていく美しさを求めて名づけたと言われている。

*4 これは同じ日産車で、180SXが240SXにならないのと同じ道理である。

*5 現在の国土交通省。

*6 または更新カラーNo.21のオレンジでもOK。

*7 本来であればブラックバードに装着されるはずだったが、島先生の「このタービンは『彼(=悪魔のZとアキオ)』を求めている」という判断でアキオのところに渡った。