| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 小作人A |
| 感想本文 | "素晴らしかった。僕の語彙力を返せ。(褒め言葉) とにかくキャラクターの魅力が強い。 普段はやる気のないはずの杏。そうなってしまった背景を丁寧に描き、そんなニート思考の彼女が奮起した理由、 奮起した結果の彼女の天才性を見事に表現していると思いました。 更には杏だけにとどまらず、専務、ちひろさんといったサブキャラも魅力満点。 掛け合いでくすっと笑わせる要素もあり、とにかく読む手が止まらなかった。 前作を軽く拾っているあたりも個人的に盛り上がりました。 ただ、その前作を拾っている部分が、もしかしたら前作を知らない人には若干突飛に見えたかもしれないなとも 思いました。 しかし気になったのは本当にそこぐらいで、あとは文自体も読みやすく、会話文は軽快に楽しく、 展開は見せどころ満点で本当に名作だと思えました。 ライブシーンの杏の真に迫る描写とか本当に凄い。 もしかしたら文章におかしいところがあるかもしれません。僕の文章力を返せ。(褒め言葉)" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 有機 |
| 感想本文 | "没落貴族氏渾身の物語。 没落貴族氏の名前は知っていた。以前お世話になった感想スレで没落貴族氏も作品を投げていたからである。 常務ときらりの作品を読んでなるほどと思った。これは評価が高いわけであると。 壁にぶつかってそれを乗り越えていくというお手本のような話の流れ。個性あふれるキャラクター。まさに王道の物語である。 それから没落貴族氏は、周子「エピュキュリアン」今作の、杏「杏は天才だぜい」と発表していく。 3作品を通して、僕が思ったのは、この作者はセリフ回しがすごく上手いというところである。 「君に仕事を頼みたい」の最後。未央の「飴は嫌いではありません!」というセリフ。 「エピキュリアン」での夕美の「志希ちゃんが周子ちゃんにあげたんだから、悪いものなわけないよ」というセリフ。 思わずどきっとさせられる。このセリフに未央や夕美の魅力が濃縮されている。 読者の心に残る言葉をさらっと吐かせる。セリフだけでヒロインの魅力を十分に伝える。 これはなかなかできることじゃない。没落こそしてはいるが、それでもやはり貴族なのだ。 おしゃれで知的でかっこいい。憧れる。 今作でも惹かれるセリフがあった。それは(多くの方が挙げるとは思われるが)、 車内での常務の会話とちひろさんの会話である。前に挙げた二つのセリフとは異なり、 シリアスな流れだが、常務とちひろさんの考え方が見事に表現されており、また読んだ僕自身もセリフのことを 考え込んでしまう。 そんなシーンだった。ぜひ読んでほしい。 以下は本文の内容に対して詳しく触れる。 本文は杏の目線で進んでいく。作者の地の文を読むのは初めてだったが、特に詰まることなく読むことが出来た。 読みすすめているとインフルエンザの下りが出てきて、検査が終わる。そして届くきらりからのメッセージ。ここで僕は、あぁと身構えた。この作者泣かせにきているなと。僕は恋人が死ぬ恋愛映画も 、それを見て号泣している人々もあまり好きにはなれない。 それからはわくわくというよりもどこか冷めた目線での読みすすめとなった。 一通り読み終えて、やはりというか、作者の実力がとても目立つ。構成力の高さ、セリフ回しの上手さの他、 「出やがったな」 「杏ちゃん……今事故なんて起こすわけにはいかないんですからね?あんまり変なこと言わないでください!」 など、シリアスな中にもギャグがところどころ込められている。つい笑ってしまう。 けれど正直に言ってしまって僕は楽しむことが出来なかった。前作二つは楽しめたのに今作は無理だった。 ひっかかるところがあった。きらりの下りもそうだが、一番ひっかかったのは、杏の超人性である。詳しくは省くが、作中での杏は常人のそれを軽く凌駕する働きを見せる。 作者はそれを杏が天才だから。きらりのためだ。と書いているが、しかしそれにしても常識ばなれしているのではないか。 没落貴族氏らしくない。都合が良すぎる。と読み終えた直後思ってしまった。 先日、平家物語について考える機会があった。そこで平家物語は軍記物語であって事実ではない。 人々を楽しませるために、事実に少し盛られているのだと話を聞いた。僕はその話を聞き、真っ先に今作「杏は天才だぜい」を思い出した。 そして、なるほど作者は盛ったのだと僕は感じた。 前作二つで没落貴族氏はとても丁寧に話を作ってこられた。そこで今回の杏のやや常識ばなれした設定。これはきっと没落貴族氏の物語に対する新たな挑戦なのだ。より読者が楽しめるようにと没落貴族氏は杏を天才にしたのだ。そう考えると、この作品は没落貴族氏本人の中でも重要な意味合いを持つ作品になっているのではないかと勝手に思っている。読み返した。面白い。そして気づいた。タイトルがいい。このタイトルに没落貴族氏の物語に対する熱が込められている。 杏「杏は天才だぜい」 これは間違いなく没落貴族氏渾身の物語である。 " |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 珪明 |
| 感想本文 | 要所要所、個人的な見方があります。見当違いなことを言っていたなら、適宜読み流していただけると幸いです。 すばらしいお話でした。特に話の全体の構成が逸品だと感じます。 前半のインフルエンザの話が後半で活かされてて、「あー!やられたー!」って唸りました。思わず読み返し。ライブシーンはとても熱い。いつもは無気力でだらだらしてる双葉杏がいろいろなものを抱えながら、過去と現在、346プロと舞台上、そして未来に向かってひたむきに走り回っている姿が印象的です。「らしくない」ことをする彼女が、その行動で生じた課題や困難のなかで自分らしさを忘れていない、むしろ突き通してるのがとてもよかったです。うだうだ言ってても実は仲間思いである彼女の一面にスポットライトが当てられていると感じました。 それから、美城専務(常務)というキャラをうまく使っていると思いました。専務の判断や会話からほのめかされる考え方と人物背景が、非常に「らしさ」を感じさせます。杏との会話の距離感もいいですね。ふたりの掛け合いではコメディとシリアスの割合が絶妙。専務の性格が丸く感じてくるのも新鮮です。 くわえて、ライブシーンの終盤にさしかかるときの「あんずのうた」の使い方が本当にうまいです。杏が自分の持ち歌を歌う展開は予想していましたが、予想以上に読まされました。彼女にとっての主張が、信念が、そして仲間に対する思いが、全部込められていると感じます。ここは本当にすごい。 もうひとつ目を引くのは、双葉杏の過去についてです。 彼女の過去については本人の口からいくつか明かされているものの、まだまだ謎の残る部分が多いです。もし彼女が周囲から天才と呼ばれるほど優秀で、それゆえに彼女の心の中でなにかしらの感情のくすぶりがあったとするならば、まずなによりも重要だと私が思うのは「現在の彼女から見た過去の自分への見解」であって、作中ではライブシーンの終わり間際に過去から現在にわたる自分への回想がもう一度挟まれて、『私はなにも変わらなかった。でも――少しだけ、変わってみるのもいいかもしれない。』としっかり決着のセリフが書かれていたのが本当にすばらしいと思います。「過去から現在にわたって、周囲から自分はどう見られているのか」というのは彼女のアイデンティティに大きく関わるテーマのひとつであり、また作中でも専務やちひろさんなどの会話からそれが扱われている以上、テーマの結論をごまかさずにきちんと書いてくれたことが私にはとても嬉しかったです。 読んでいて少し気にかかったところと言えば、インフルエンザの感染範囲について専務が『この新型インフルエンザは、世間でほとんど認知されていない。』と言ったところかなと。杏がインフルエンザの情報をネットニュースで読んで、その後ウイルスの性質について言及してる描写があるので、ネットに流れている以上ほとんど知られていないというのはちょっと考えにくいと思いました。世間でほとんど認知されていないというよりかは、まだウイルスについて詳細な情報が世間に出回ってないというのが適切だと感じます。かなり細かいような指摘で恐縮です。それ以外は違和感なく読み進められました。 だいぶ長くなってしまいましたが以上になります。執筆お疲れ様です。そして、本当にありがとうございました。 |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | |
| 感想本文 | 杏らしさが作品全体にうまくマッチしてた、私もあなたような作品が書きたい |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | UCM |
| 感想本文 | "杏の一人称の地の文はスマートな語り口で流れるように読め、長さをまったく感じなかった キャラ造形・描写が良くて会話文のかけ合いが楽しく読める。美城常務好き 展開にややご都合感はあるが作劇の都合として問題無いレベル 杏さんかっけえ" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 黒枠 |
| 感想本文 | "合理的だけど最終的に情が勝る感じが、杏と専務はかなり相性いいんだなと思いました。素敵な発見。 限界を越えても仕事をやりきる杏の姿がとても格好よく、しかもストーリーに没頭していたタイミングで杏が頑張る理由がきらりのためだとわかるというのがまた涙腺にきました。 だらけているだけじゃない、杏の様々な魅力が詰まったSSでした。" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 新居ゆあ |
| 感想本文 | "こんなにもかっちょいい『働かないぞ』は初めてだッ! 冷静に思考を回転させるのを表現しつつ状況説明も兼ねる地の文が、 すごく良い仕事をしてくれました。 登場人物の大がかりな絞り方にして舞台装置としてすごく活きてて、 ああもう、大好きですこの話ッ! 計算の、行動の理由が明かされるシーンが、もう涙ぐむほどにかっちょいい。 随分とおセンチなことで…と最初は想っていたのですが、まさかの。 心内での語りかけに想わずウルッときました。 平和で明るいあの曲が涙なしでは聴けなくなってしまうほどに。 >せいぜいが遊びに行ったときにカラオケで歌う程度 >私はまだその領域までは達していない。 こういう、完璧が過ぎない辺りのバランスが絶妙でした。 何より、普段の反則技がこうしたカタチで活かされるのもさることながら、 例えば持ち歌だけでも事前に録音してカエダーマ大作戦しつつ休息、とか そういう方面に走らなかったから、 余計にこの感動に繋がったのかと想います。 たぶん、自分がこんな状況に陥ったら真っ先にそれを提案して、 そんなん見透かされるとバッサリ斬り捨てられちゃうことでしょうから。 >ハンドルを握るちひろさんは不満そうに頬を膨らませていた。 >かわいらしいことで。 こういうさりげない部分も好きです。 ああ、プクーするちひろさんもきっと可愛いんでしょうねえ…。 専務の雰囲気や話の運び方など、読んでて想い出したのが、 専務がきらりに仕事を持って来た話だったのですが、 やっぱりあの話の作者さんでしたか。 時系列的にあの話の後かなと垣間見えたのが嬉しかったです。 杏ちゃん主演の話も実は天才説もいくつか見かけますが、 そうした中でオススメを訊かれた時に、 自信を持って答えられる作品ができました。 ありがとうございましたッ!" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | sunny |
| 感想本文 | "とても熱いお話で、杏がすごくかっこよかったです。 文章も読みやすく、特にライブシーンは圧巻の一言に尽き、気が付けばあっという間に読み終わってしまいました。 特に、「巷では流行っていない新型インフルエンザに杏ら3人以外が全員かかる」という一見ご都合な展開や、「事務所の危機とはいえあの杏が率先して働こうとするのか」という疑問をはらんで進んでいきますが、それを前作のきらりのお話とつなげ、親友のためにがんばる杏をこれ以上ないほど見事に演出した構成力には脱帽です。 ただしラストのオチは正直違和感を覚えました。なぜあそこでこの話のなかでまったく活躍していないプロデューサーが出てきたのか、それこそ専務でよかったのではないか、と思いました。 生意気なことを言いましたが、心から面白かった、読めてよかったといえる作品でした。専務シリーズの次回作も期待しています。素敵なお話ありがとうございました。" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | nino |
| 感想本文 | "馬車馬だってこんな働かないってくらい頑張る杏の話。 なんでもできる天才少女も半端にやると持て余す設定だけどここまでやると清々しい。 杏と専務というアニメ本編ならまずなかっただろうなという絡みが見られたのが大変よかったです。常務もまた孤独の立場にある人間ですので、成長期の杏を絡めた会話には思わず頷きました。 自分を理解してくれる人間は案外自分の理想の遠くにいた、というのは熱い。 そしてこんなに説得力のある「嫌だ!私は働かないぞ!!!」は見たことがない。 ライブ中の動作工夫など気合と根性だけで通さないも実に杏らしい。 『杏以外100人以上が行動不能、本来数十人(リアル準拠なら30名)出演のシンデレラの舞踏会を1人で、しかも観客残さず満足させて帰す』という展開はさすがに無理を感じたため(ジャンルもギャグでなくシリアスだし) 例えば第二のプロジェクトクローネといったように専務が受け持った数名のアイドルのLIVE程度に規模を落とせていれば、より自然な流れになったのかなと思いました。" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 狼二世 |
| 感想本文 | "完成度はまさしく随一だと思います。 割と無茶な舞台なのに、それを貫いて感動を作る手腕はお見事と言うほかないです。" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | |
| 感想本文 | "とても面白かったです あんまり良かったので何度読み返したかわかりません 杏の天才性の描写になんとなく説得力を感じます 杏ならこのくらい出来てもおかしくない、と思わせるような筆致でした 朝までダンサブルのくだりだとかガスマスクのくだりだとか、シリアス寄りの話の中に挟まるユーモアが心地いいと思いました 過去作紹介で気づいたのですが夕美がサンドバッグを殴るssの人だったんですね 仁奈「アリの気持ちになるですよー!」ポカポカ は腹を抱えて笑ったのを覚えています 天才的な「子ども」である杏に対して、大人である常務とちひろさんが違った視点から""つまらない話""をしてくれるシーン、とても好きです 杏はいい大人に恵まれて幸せでしょう 話の核となっている、 「きっと、泣くから」 「君がか?」 答えは返さなかった。必要ないと思ったからだ。 のくだり、仲間思いの杏なら泣いてもおかしくないと思ってうまくミスリードを食らいました 全てがきらりのためであったとわかるシーンは強烈に感情を揺さぶられました このシーンの爆発力が非常に高く、わかっていても何度も読み返します ただ一点残念だと思ったのは、このくだりは前作の専務ときらりのssを引き継いでいる設定ですよね あいにく当初は未読だったので、関連作がある旨を>>1に明記していただけたら過去作から読んで時系列順に楽しめたのに、と思いました いいがかりレベルですが 毒茸伝説/双葉杏は全く脳内再生が不可能でした これは観客の反応を想像するだけで楽しい" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | 関西ちくわ |
| 感想本文 | "双葉杏の静かに暮らしたいという願いを打ち砕く最高にグレートなSS。 一度読み始めたら最後までノンストップでした。集中力の衰えを感じる今日この頃、ここまでのめり込めるモノに出会えるとは…。 中盤を過ぎるまではほとんどが杏の回想か専務・ちひろさんとの問答で、何か特別なことをしてるわけじゃないのに(ガスマスク以外)全く退屈しなくて、それどころか、ホンマにスベらんなぁ、と唸りながら引き込まれていました。 ライブが始まってからはまさに圧巻の一言。ひりつくような緊張感と遂に本気を見せた杏に深いカタルシスを覚えました。 特に、不労宣言シーン…最高でした。 SSにおいて、ライブシーンをどう書くかというのは非常に難しいテーマであると思っているのですが、様々な理由でスキップされがちだと感じています(あくまで私見です)。ですが、本作ではその難しいテーマに独特な切り口でガッツリ取り組んでいて、しかも面白くて、文量も満足感があって…もうひたすらに素晴らしかったです。 (『網よ聞いてくれ』の本家よりもしっくりくる語感に笑った後、杏が北海道出身であることを思い出してもう一回笑いました。小ネタ大好きです)" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | ポンカワP |
| 感想本文 | "杏の舞踏会、見たい…見たくない? 作品テンポがとてもよく、時よりクスッと笑わせるものや こちら側にもこの考えはわかるなーとか思って最後までめり込んで しまった作品ですね。 常務と杏のやり取り本当に好き。 普段やる気のない杏だからこそ魅せられた作品だと思います。 個人的にはちひろさんの >「本当は理解しあってるんじゃなくて、理解したと勘違いしている、ということですね」 という意見がすごくわかる。 誰がモテないだって!?(キレ気味) そして舞台の最後にあんずの歌は物凄くゾクってきましたね。 ここまでやって、やりきって歌う彼女は寝っ転がった姿でも輝いていたのだと思います。 不満があるとするならば二点 オチが弱かったかなという点 こちらについては、前払いにプロデューサーから飴をもらうなどをしてもよかったのでは ないかなと。 もう一点はきらりの表現が少なかった点 あのきらりのことでしょう、毎日ラインを入れたり、舞踏会のことを知って電話をかけたり してたのでは?と思ってしまい、携帯の着信を無視する表現を入れてもよかったのでは と思います。" |
| 作品No. | 13 |
| タイトル | 杏「杏は天才だぜい」 |
| 感想者名 | Freege(患部) |
| 感想本文 | "私は杏の担当ではないので、このSSを一読した後、杏のモバマス・デレステのフレーバーテキストを古いものから読み直しました。 杏に「やればできる子」設定がついたのは、いったいいつだったのか?これが気になってしまったのです。 (前に志希と杏で組ませてSSを書こうとして杏を調べていたのですが、 その時は杏が天才でないと成り立たないプロットを立てたのに、杏を天才とする根拠が見つからず、 ネタごと捨てたという苦い記憶がありまして……) 結論から言うと、私の読み直した範囲では見つかりませんでした。 (余談ですがニートという言葉も出てきませんでした。これから杏をニート扱いするのは控えようと思います) たぶんアニメの重力加速度の暗算が拡大解釈されたのでしょう。 つまり杏が天才というのは二次設定のたぐいですね。 なんでこんな前置きをしたかというと、別にスレタイにケンカを売っているわけではなく、 「杏は天才でないにもかかわらず、天才だと強がって騙し騙し仕事を進めつつ、ついに限界を迎えて倒れてしまう」 のがこの話のポイントだと思ったからです。 このポイントがないと、最後の関係者やファンがおさまる展開にうまくつながらない。 「天才が隠していた能力を発揮して頑張ってなんとかした」では「それまで手抜きしていた」ことになり、 美城の仕事ドタキャンにともなう信頼失墜を許す理由にならないのです。 (また、少なくとも作中の杏は自分のことを天才とは評価していないはずです。 17レス目の「買い被りすぎ」や41レス目の「ふざけんな」が根拠です) 明らかにキャパシティをオーバーしてて、ボロボロになって、 それでもできることを精一杯やる――あの「働いたら負け」の杏が! 杏はきっと(杏主観だからか省かれてますが)もっとボロボロで、ライブの観客からは金返せとか罵声が飛んできたりシてて、 (『お代は見てのお帰り』だから当然冷やかしもいたでしょうね)その過酷な状況の中、一番できそうもない奴がやり切ったから、 それが禊となってかろうじて許されるんじゃないかと思います。 (この理屈で言うと、例えば『走れメロス』のメロスみたいに杏が途中でもっとズタズタに追い込まれてたら、 それでも杏がやり遂げたという結果がもっと重くなり、後で美城プロが許される説得力も増すのですが、ここらへんのサジ加減は難しいですね。 メロスがありえない約束を果たす羽目になった原因は自分の軽率さですが、このSSで原因となったインフル流行らせたのは杏ではないので、 あんまり杏をズタズタにすると、原因となったきらりや、インフル対策が遅れて杏に頼るしかなくなった専務が悪者になってしまうのが悩ましい) " |