| 作品No. | 49 |
| タイトル | 遊佐こずえ「たべてー......たべろー...」 |
| 感想者名 | 桃農家 |
| 感想本文 | こういうのもあるのか、という印象。スリップストリーム文学というジャンルになるほどと思いました(まあどんなのかわからなくてググったんですど)。 状況が作り出すどこか現実離れした雰囲気を、あまり見ない単語選びによる表現がうまく表しているように思いました。こずえの……不思議ちゃん感?(うまく表す言葉が出てきませんでした)ともマッチして、さらに幻想的な文章になっているのかなと。 色んな意味で面白かったです。 |
| 作品No. | 49 |
| タイトル | 遊佐こずえ「たべてー......たべろー...」 |
| 感想者名 | 新居ゆあ |
| 感想本文 | 何においても中身が見えてしまうというのは危険な状態ですよね。 『もも』も『きき』も、同じ単語を2回と連ねるだけなので、 何かしら近しいモノがあるのかも知れません。 そういえば『ピーチ』と『ピンチ』もどこか響きが似ていますね。 ヒトが甘い汁を内包するなら、それを守護りながら生きる必要がある。 なれば、それが漏れ出でるコトがあってはいけないですよね。 こずえちゃんが目撃したように、物理的に漏れ出るモノもあれば、 精神的に参ってしまって胸にぽっかりと空いた穴から ドバドバで出ていってしまうこともあるでしょう。 そうした、糖分を守護れなかったという不幸が、 周囲を甘く満たすのであれば。 落ちたフォークにありつけるアリのように、 甘さという幸せに大勢で群がることでしょう。 他者の不幸は甘い蜜の味というのも頷けますね。 気付かず侵略するモノされるモノ。 気付かないコトは、果たして幸せなコトか、はてさて。 |
| 作品No. | 49 |
| タイトル | 遊佐こずえ「たべてー......たべろー...」 |
| 感想者名 | UCM |
| 感想本文 | 奇妙 でもこずえちゃんの脳内を文章化するとこんな感じなのかも |
| 作品No. | 49 |
| タイトル | 遊佐こずえ「たべてー......たべろー...」 |
| 感想者名 | Aiwate1 |
| 感想本文 | 一見甘い味がしそうだが実は珍味の如き一品。 いきなり目を引きつける>>1の「オリ設定」「こずえちゃんは普通の人間」という二文、これを「本作品にはこずえちゃんは普通の人間として扱うオリ設定があります」と解釈した人、正直に手を挙げなさい(小声)。 こずえちゃんの外的存在設定のデファクトスタンダード化がここまで進んでしまったのか……と勝手に勘違いしましたが、読み進めていくうちに気づいてしまいました。 確かに本作のこずえちゃんは普通の人間でしょう。しかしその思考はおおよそ見た目とはかけ離れていて異常さが皮肉にも際立っています。 ジャンルにもあるように幼年期(今も幼児の外見ですが)のスリップストリームなトラウマから始まる本作。ショッキングな光景を目撃した時にしていた行動、感覚はトラウマとして結びつくとよく言われますが、彼女のそれは甘い汁だったのでしょう。 だからこそ彼女は「敵」から自分と仲間を守る為、戦い続ける。糖分を補給する、させることで、「果実」が出ないように。孤独な戦いですが、心の強い彼女は諦めないでしょう。 作者のアイデアとテクニックが光るこの作品、今回の交流会エントリー作品の中でも個人的には間違いなく三本の指に入る傑作だと断言します! |