アットウィキロゴ

感想05

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 没落貴族
感想本文 "素晴らしかったです。
音楽用語をテーマにしたエピソードを連ねていく形式がたいへん綺麗で面白いなと感じました。
エピソードを重ねていくにつれ、出会いから恋心が芽生え膨らんでいく様子が丁寧に描かれており、すごく読み心地のいい作品でした。
松山さんは私はあまり詳しくありませんでしたが、それでもとても魅力的に思えました。ほんのわずかくだけた感じの語り口調がかなりツボです。
全体を通して、悪いと思えるところは見つかりません。完璧だと思います。

特に、ラストのセリフとエンドマークには「してやられた」と思いました。ユーモラスかつ美しい、最高の終わり方です。"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」    
感想者名 有機
感想本文 " 王道の松山久美子ss
冒頭、最初のひと段落。そこで感想を書くことを決めた。
>規則正しく並ぶのはツヤのある白と黒の鍵盤。鍵を押し込むと、対応するハンマーが弦を叩いて音を奏でる。打楽器でもあり、弦楽器でもある。打弦楽器という珍しい分類に組み込まれるピアノ。
僕の頭の中でピアノの姿が(それもとても手入れの行き届いた綺麗なもの)くっきりと浮かんできた。表現やピアノの描写の丁寧さから、作者のこの作品に対する熱が伝わってきて、期待を覚えながらの読み始めとなった。
話は久美子目線で進んでいく。登場人物は久美子以外にも出てくるが、冒頭から過去へと遡っていく形の物語だからか、久美子の独白のような文章だと感じた。好みの文体ではないが、一文一文は短く、難しい言葉もあまり使われていない。作者の読者への配慮が伝わってくる。おかげさまで最後までたどり着くことが出来た。
話を読み終え、なるほど良くできた話だと思うと同時に、僕の中に疑問が生じた。この作品の登場人物は松山久美子である必要性があったのだろうか。ピアノを用いた恋愛話が書きたくて、それに松山久美子を当てはめただけなのではないか。と僕は思ってしまったのである。
松山久美子はお世辞にも人気のあるアイドルだとは言えない。僕は特技がピアノであることしか知らなかったし、大抵の人もそうなのではないかと思っている。最初の時点で感想を書くことを決めていた僕は、松山久美子のことをもっと詳しく知る必要があると感じ、劇場やプロフィールで松山久美子のことを少し調べた。そして感嘆した。この作品は間違いなく松山久美子SSだったのである。詳しくは言わないのでぜひ読んで、その後松山久美子について調べてほしい。僕はDa Capo(ダ・カーポ)【文頭に戻って】して、もう一度丁寧にこの作品を読み直した。本当によくできた作品だと思う。
物語の基本は登場人物の変化や成長である。この物語は「ピアノ」や「綺麗」といった久美子の代名詞をキーワードとして、久美子の変化が描かれる。アイドルになる前と後、作者の久美子に対する解釈も面白い。
話はよくある王道のSSと同じようなものかもしれない。しかしこの作品の主人公は鷺沢文香でも渋谷凛でもなくて、松山久美子なのである。これは間違いなく、貴重な松山久美子のSSである。ぜひ一読してほしい。
以下、辛口。
他の方の感想を見ているわけではないのでとても個人的なことなのだが、上にも述べたように、久美子の独白のような文章だと感じたので、少し読みづらく感じた。3点リーダーの多用が少し気になる。
"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 UCM
感想本文 "松山さんのキャラを活かした音楽用語での章立てはテクニシャンの技(いずれ何かでパクろう)
各章の役割もハッキリしていてスムーズに松山さんの感情を読み込めました
細かな章立てや一文の長さ、改行の度合いも調整が利いていて、地の文の割合が多いのに読みやすい
掲示板形式でのSS書き巧者だと感じました"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 新居ゆあ
感想本文 "タイトルを見て、何の必殺技かと想いました。
飛び道具的な。
足りない知識をゲーム脳で埋めようとするとアレですね。

用語に合わせるように、物語が進んだり、あるいは戻ったりで
少しずつ語られていく形式が面白い作品でした。

個人的にはメゾピアノの場面が特に強く印象に残っています。

> 「……その姿は美しくないですね、松山さん」
> プロ意識がゆえの言動だったんだ、なんて良いようには到底言えない。
> 自分を過信する新米の単なるわがまま。

きっぱりと言い切れるのもそうですが、
それを素直にきちんと受け止められるコト。
下手なプライドが邪魔してしまいがちなところだというのに、
すぐに納得して引いて、そして次にと活かす。

> 失敗のたびに何かを学んで。
> それを次に活かして成長していくことができた。
> そんな風にできたのは、つまずくたびに支えてくれた人がいるから。
> 失敗に気づかせてくれて、失敗を許してくれる、貴方がいたおかげ。
>
> 素直にそう思えるよ。
> 照れてしまうから、面と向かっては言えないけれど。

後腐れないどころか感謝の気持ちすら持ち得る。
なんだこの聖人、というのもアレですが、
そうした強みを持っているのは素晴らしいことだと想います。

実を言うと松山さんをあまり知らなかった自分ですので、
このお話で興味が湧いてきました。"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 nino
感想本文 "デレステのコミュをベースに始まり、劇場101話や299話などこれまでの久美子さんの活躍を知っているとより情景が思い浮かべやすい内容になっていると思います。
自分もピアノ経験者でやはり他者との腕前の差を認識できる時期にやめてしまっているため、作中の彼女の感情には共感を覚えました。

強気な彼女が現実を知り、心細い時に支えてくれる存在の力でだんだんと真に強くなっていく描写が丁寧で好感を持てる内容だと思います。
字数制限にやや悩まれた様子が見受けられるので、597話のような彼女の乙女心が強く現れるパートもこの文体で見たいですね。

章分けの音楽記号関連でいくらか気になったのですがその中から1点だけ。
最初がフォルテから始まっておりその後にクレッシェンドが入ったのでさらに強い激情的な展開かと思えば時に急落するでなく落ち着いていったので、デクレッシェンドが正しいのでは?"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 狼二世
感想本文 "文章がキレイ。惚れ惚れする。
音のようにきれいに流れ、展開される景色。美しい、と言う言葉がしっくりくる。

個人的にはこれくらい強かさを感じる人が担当の方が安心できる。"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 ジサツ
感想本文 "まず真っ先に思ったのは「くっそぅ、おしゃれだなぁ」でした。楽章の指示記号に沿って物語を展開させていく技法にいい意味でクラクラきました。

裏打ちされていない自信を強がりという形で出していた松山さんの、その裏の顔が健気で胸にきました。
誰よりも美しくありたい(優位でありたい)、自分はそうである。だから失敗は許されない。
そう思い込んでの迷走は誰にでもある経験かと思います。この辺りは自分に重ねても読んでしまっていました。
結局は途中から自信はないことを認めていく松山さんだけど、先述の負けたくないという思いが認めるまでに成長させたのかな、と思いました。
そして最後には、実力も相応に培われてきた彼女の隣には、いつもプロデューサーが居たということに気付くのですよね。
貴方無しでは私は変われなかった。きっとこれからも、貴方無しではこんな輝いた時間を過ごすことはできない。だからこその四手連弾。
大変いいものを読ませていただきました。ありがとうございました。"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 ポンカワP
感想本文 "ピアノの演奏を聴くように流れて読めるSS。
物凄くきれいなSSだなぁと感じました。
区切りかたも音楽記号にそっているのがまた良いです。
そしてプロデューサーとの距離がだんだん近づいていく描写も
また良いですね。
松山さんを知るきっかけとなった、いいSSでした。"

作品No. 5
タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」
感想者名 Freege(患部)
感想本文 "私は音楽はほとんどやったことないのですが、連弾は本来一人用のピアノを二人で並んで弾くので、
息があってないと手と手がぶつかって演奏を続けるのもままならないんだそうです。
(ピアノ曲って速さが演奏者の解釈に依存するスコア多いですし……)

たぶん、久美子さんとPの関係は、久美子さんがプリモで、Pがセコンド。
久美子さんが高音部の主旋律やって、それをPが低音部とペダル受け持って下支えして。

それが、このあたりから、

>いつだって私のことを優先して、自分を押し殺してくれる貴方。それは嬉しくもあり、同時に少しもどかしくもあったんだ。

目立つのは当然久美子さんのほうなんだけど、でもPがいないと曲がスッカスカになっちゃう。
曲が進むに連れて、だんだん二人が互いに息を合わせるようになってきて、音と音が重なって響く。
連弾はピアノ二重奏と違って、弦と弦がすぐそばでビンビンして、ただの合奏よりもいっそう一つの音を生んでる感があります。

とにかく連弾というのが、久美子さんとPの距離が縮まっていくイメージがすごく素敵に思い描けて、
いいタイトルだなぁと思いました(


あと個人的には、

Pが久美子さんにエナドリ差し入れする時コッソリやったのとか、
久美子さんがハンカチの濡れ具合でPの我慢を察するところとか、
Pが久美子さんにライブでのピアノ演奏を持ちかけ久美子さんがそれに喜んで応えるところとか、

そういう各人の行動(とその名残)で各人の心境を語っているのがうれしいです。
行動から伝わる心境は、押し付けがましくないのに説得力を感じます。"
最終更新:2017年07月24日 21:44