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感想10

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 通りすがりの農家
感想本文 "とても好みな雰囲気。しっとりしていて、おだやかで。好きです。
線香花火をやったのはいつ以来だろうなあ、という個人的なノスタルジーもあって、ものすごくしんみりしてしまいました。
作中は少し未来なのかな、そそっかしいところが改善されて落ち着きが出ているような歌鈴も魅力的でした。ドジっ子は完全に治ってはいないようでしたが。だがそこがいい。

心が豊かになるいいSSでした。"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 有機
感想本文 " 甘酸っぱくてノスタルジック。
とても個人的な話なのだが、僕は冒頭というものをかなり意識する。例えば本を買うとき、最初の一文は絶対に読むし、その一文で惹かれたら衝動買いしてしまうこともある。こんな言葉を書ける人の作品なら読んでみたい。と最初の一文で信頼関係のようなものが生じているのだと思う。それは書く側も然りで、最初の方でいかに読者を引き寄せられるかは大切だと僕は思う。最後に書きたいことが書かれていても、そこまで読みすすめてもらえなければ意味がないのだから。以下、本編へ。
冒頭を読んで、歌詞のようだと感じた。言葉も情景も綺麗に流れていく。流れるまま物語の世界に導入されていく。心地のよい冒頭である。
そこからさらに読みすすめて、とてもしっかりと雰囲気づくりをされた作品だなと感じた。花火の描写が目を引くのはさることながら、虞美人草、風車、尾ひれ(金魚がイメージされた)などの物質的な物から、朱色、橙、閃光、など視覚的な物まで、日本人特有の美意識観に訴えかけてくるものがこの作品にはたくさん詰まっている。文章も視線のつけどころ、オノマトペをふんだんに使うなど、とても工夫しされていて、女子高生らしさが溢れている。そしてそれらが何重にも合わさって、この物語は甘酸っぱくてノスタルジック。まさに高校生の夏の夜の恋物語となっている。
以下、辛口。
すこし歌鈴要素が弱いように感じられた。作者様は何本も歌鈴のssを書いているので、歌鈴のイメージが出来上がっているかと存じるが、読者はそうでもない。交流会等の企画に参加されるときは、歌鈴をあまり知らない人のためにも、丁寧に、最初から説明するような形で、歌鈴の特徴を作品に詰め込んだ方が良かった気がする。
例えば、見つめ会った時にすごくてんぱる歌鈴の描写とか、セリフのときに少し噛ませてみたり、などなど。
軽く案を出してみたが、歌鈴の魅せ方に関しては僕よりも作者様の方が重々承知しているのと思うのでここらでやめる。そして最後に個人的に一つだけ。最後の段落。

>握った手をぎゅっと握り直します。気温は高くて嫌だけれど、伝わる体温はとっても気持ちよくて。

この文章の、気温は高くて嫌だけれど、が嫌だった。瑞々しい文体ですごく大切に積み上げられてきた雰囲気が、嫌という一言で少し崩れてしまった気がした。
「嫌」という言葉は口に出して言ってみても、「いや」とすごく嫌な気分がするし、文字にしてみても「嫌」と、すごく見た目が嫌なのである。
だからこそ、とてもきれいな終わりのシーンで、嫌という明らかにマイナスなイメージの言葉を使うのを僕は嫌に感じてしまった。
気温は高くて、お互いの手は少し汗をかいていました。けれど……。とかの方が爽やかなまま終われたのではないかと思う。
"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 UCM
感想本文 "風景描写が美しい、丁寧
空の色から花火の明かりと臭いまで脳内に浮かんできました"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 新居ゆあ
感想本文 "しんみりじんわりあったか。

> 予想よりもたくさん入っていました。

1000個くらいありますね、せんこ花火だけに。
なんてのが浮かんだのは、自分だけでないと信じたい。

> 貴方と共にいる時間は線香花火のように消えたりしないようにと

輝くものでありながら、全うできないこともあるもの。
ふとした拍子に落ちて、火花すら散らせないもの。
今はきっと、儚いながらも輝いている最中でしょうね。
それでも、セツナさや物悲しさでなくしんみり染み入るような、
どこか喜びすらも感じる言葉に聴こえますね。
消えて輝けない心配よりも、輝いていられる、
そのために持ってもらっている、
その幸せや安心感を全部わかってて噛み締めているのが、
じんわりと優しく伝わってくるからでしょうか。

夏のお話ですが、それでも、暑いじゃなく熱いでもなく、
あったかいお話でした。"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 狼二世
感想本文 "呼んだ時の感想として、シンプルに、歌鈴が可愛いと思えました。
キャラクターの魅力を見事に引き出した一作です。"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 ジサツ
感想本文 "夏、線香花火、そして打ち上げ花火。
情景一つ一つの描写が全体を映させないような断片的な表現が多く、あえてそうしてるのかなと思いながら想像力たくましくしつつ読んでいました。

夏の夜に2人だけしか居ないような世界観に、夏もいいものなのだなぁと思わせてくれました。
個人的に夏はあまり好きじゃないのでこういう作品は苦手なのですが、描写でやられたという感じです。"

作品No. 10
タイトル 道明寺歌鈴「貴方の瞳に映る、線香花火」
感想者名 Freege(患部)
感想本文 "SSというより散文詩に近いノリを感じました。
ベランダで(個人的には縁側で想像してたのですが、読み直してみたらベランダでしたね)歌鈴とPが
浴衣で並んで線香花火に興じているだけの風景なのですが、それが過ごしやすい晩夏の夜風みたいにスルスルと読める。

あとは線香花火という小道具がよい。
二人が接近して近くの同じものを見て聞いて感じて、というシチュが没入感を違和感なく引き出してくれてます。
「やっぱり私は」線香花火ですよね。

歌鈴にしてはだいぶ落ち着いてるなー、と書いたら担当Pに刺されますでしょうか?
できればチクチク程度に留めていただきたく。"
最終更新:2017年07月24日 21:46