| 作品No. | 45 |
| タイトル | 佐城雪美「今なお暮れつつある日に」 |
| 感想者名 | |
| 感想本文 | "雪美にしては違和感を覚える独白 そこの部分については、読み進める内に成る程彼女ならそうなるだろうと思える ただ、全体通して平坦な印象を受ける 確かに彼女にはそういった面はあるだろう けれど最後の触れ合いに、「さようなら」というその言葉に、凪いだ水面に波が立たないわけがないのではないかと そういうナマの部分に踏み込んだ「先」が読みたいと思った" |
| 作品No. | 45 |
| タイトル | 佐城雪美「今なお暮れつつある日に」 |
| 感想者名 | 傷心の農夫 |
| 感想本文 | "昔世話していた猫を思い出して物凄く切ない気持ちになった。 文章がホントに綺麗でそれがなおさら心にくるものを強めてくる。短いながらとても染みる物語だと思います。 面白かった。" |
| 作品No. | 45 |
| タイトル | 佐城雪美「今なお暮れつつある日に」 |
| 感想者名 | 新居ゆあ |
| 感想本文 | "最初から決まっていた運命を邪魔されずに全うできて、 そのうえで涙してもらえるというのは、きっと幸せなことなのでしょう。 もっとも、この当事者としてはそんなことより、 雪美ちゃんがしっかり受け止めてくれたことを幸せに想いそうですが。 こういう夢、ありますよね。 可視化するなら、有名な神隠し映画のシーンでしょうか。 揺られ運ばれる中、乗ってくる乗客を迎え、降りる乗客を見送って。 人生と年齢を24時間に当て嵌めて考えるなんてものがありますが、 それを考えると、夢の中で陽が沈んでいる、というよりは、 むしろまだ陽が登っていないということになるのでしょうか。 もしそうなら、これから陽が登って、お昼になって、やがて沈んで、 それくらいまだまだレールは続いていくのでしょう。 強い想い、哀しみ、喪失感といったものが夢見の銃爪となるのなら、 この先もずっと、何度も同じ夢を見て欲しいものです。 ただ単に泣いて欲しいというものでなく、 失くした時に泣けるだけの大切なモノを、 魂の繋がる存在を、この先もいっぱい見つけて欲しい。 運ばれながらもしっかりと受け止めて、見送ることができるんですから。 なんてことをしみじみ考えさせてくれるお話でした。" |
| 作品No. | 45 |
| タイトル | 佐城雪美「今なお暮れつつある日に」 |
| 感想者名 | ジサツ |
| 感想本文 | "送り火のような、そんな印象を抱いた作品でした。 大切なものを失った時、飼い猫を失った時、彼女の目の前に現れた電車はきっと「片道切符」の列車だったのでしょう。 ずっと一緒にいたものがなくなってしまう悲しみは個人的な経験の中にないわけではありません。 その個人的経験に添わせてしまうようで恐縮ですが、失ったものは2度と帰ってこないことを自覚するのにはかなり大きな時間を必要とします。 この電車はその時間の象徴なのかな、と思いながら読みました。 夏の暑い夕暮れ、彼岸の誰かに会えるんじゃないか。そう思いながら読むのに相応しいSSでした。" |