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つーのBIRTH DAY (駄目特級)

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匿名ユーザー

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ギコ「あ~…暇だな…何かないかなぁ」
しぃ「そう?いいじゃない、のんびり出来て」
モラ「……」

何も予定の無い日が一週間続いているギコは、暇で暇で仕方がなかった
とりあえず、ギコ、しぃ、つー、モナー、モララー、兄者、弟者を集めてみたものの、特にする事が無かった

ギコ「暇すぎてヤダ」
しぃ「……」
兄者「仕方が無いな、ギコは」
弟者「人生ゲームでもするか?」
モナ「モナァ…」
ギコ「気が乗らない……」

つーは皆から少し離れた草むらに寝転がっていた

モラ「ギコー、オレ達を集めたくせに、何で何もしない?」
ギコ「いや、お前らを集合させたら何か暇つぶし出来るかなーと…」
つー(うつら…うつら…カクンッ……ぼ~っ)
弟者「勝手な奴だな」
モナ「あ~…何するモナ?」
ギコ「あ~~~…体がなまるぅ」
しぃ「………」
しぃ(ギコ君を楽しませる様な…何か)

しぃはつーをチラッと見た

しぃ(………)
つー(うつら…うつら…ぼや~…)
しぃ「!」

しぃが何か思い付いた

しぃ「あるよっ楽しい事!」
ギコ「ホントか!?」

ギコが期待の顔で起き上がった

しぃ「今日はつーちゃんの誕生日なんだ♪」
つー「!!?(0口0;)!!?」
しぃ、つー以外「「え―――!!?」」

つーは眠気が一気に吹き飛んだ

つー「ちょ…誕生日って!」
ギコ「つー!本当なのか!?」
つー「な……!」

皆の後ろでつーにこっそり、必死に頭を下げるしぃ

つー「う…あ、ああ…そうだよ」
つー(うう…い、言っちゃった(-_-;))
モラ「そう言えば皆つーの誕生日知らなかった筈なのに…しぃ良く知ってったな」
しぃ「え!?う、うん」
モナ「凄いモナ!」
兄者「こうなったら祝いするしかないな!」
弟者「誕生日パーティーだ!!」
ギコ「よーし!!つーの誕生日パーティーだぁ!!!」

皆がわーわー騒ぐ中つーが呆れ顔でしぃを見た

つー「…しぃ…」
しぃ「!あ、私つーちゃんと一緒にぶらぶらしてるから!」
ギコ「ああ!じゃあ、一時間後俺の家に来い!」
モラ「準備して待ってるよ!」
しぃ「い、行こ!つーちゃん!」
つー「~~~~…」

しぃは満足顔のギコを見て、ちょっと笑った

・・・街中・・・
しぃ「楽しみだねぇ」
つー「楽しみって…」
しぃ「あ、怒っちゃった?」
つー「…怒ってはいないけど」
しぃ「ねぇ、つーちゃんのホントの誕生日っていつ?」
つー「教えない」
しぃ「えー、何で」
つー「だって、お前らギャーギャー騒ぐだろ」

しぃは一瞬目を瞠った

しぃ「誕生日をお祝いされるのイヤ?」
つー「人と大勢で騒ぐのは嫌い、戦いとか、ケンカはいいけど」
しぃ「でも、皆つーちゃんの誕生日知って嬉しそうだったよ?」
つー「だから?」
しぃ「だって『お誕生日』を祝うのってその人が『生まれて来た事』をお祝いする事でしょ?」
つー「………」
しぃ「皆、つーちゃんが嫌いなら、お誕生日パーティー、しないよ」
つー「………」

つーは黙りこくってしまった

しぃ「つーちゃん?」
つー「大勢で騒ぐのは嫌いだけど」
しぃ「?」
つー「『誕生日』の日ぐらいは…ま、いいか」
しぃ「♪うん!」
つー「実際、今日だったし」
しぃ「え!?」
つー「誕生日」
しぃ「そ、そうだったの~!?」
つー「正直、驚いた、いつの間にかばれたのかって」
しぃ「ぐうぜ~ん…私って凄い」
つー「ほら、もう一時間経ったから行くよ」
しぃ「あ、うん」


  ――その人が『生まれて来た事』をお祝いする事でしょ?――

  ――皆、つーちゃんが嫌いなら、お誕生パーティー、しないよ――



         ま、いっか

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