対のプレート
正と負、対となる2つの力のセットとして扱う特殊なプレート。「陽」と「陰」、「明けの明星」と「宵の明星」、「生」と「死」、「調和」と「混乱」、「秩序」と「無法」の5つの種類が確認された。それぞれセットで異界を開通させることが出来るが、その真価は後述の活用方法にある。
「陽」と「陰」
「氣」の概念を宿した対のプレート。「陽」は正、つまり発散の「氣」、または「日光」を意味し、「陰」は負、つまり吸引の「氣」、または「月光」を意味する。「双極の鉄手」に差し込まれると、「陽」は「氣」を放出する事ができるようになり、自身の持つ「氣」を遠当てのように放つことができる。「陰」は「氣」を吸引する事ができるようになり、周囲の「氣」を収束させ、自身の「氣」に還元することができる。応用例として、気配探知などができる。
「明けの明星」と「宵の明星」
「星」の力を宿した対のプレート。「明けの明星」は正、つまり発散の「星」、または「明け方の星」を意味し、「宵の明星」は負、つまり吸引の「星」、または「真夜中の星」を意味する。「双極の鉄手」に差し込まれると、「明けの明星」はいわゆる「斥力」、つまり反重力を扱うことができるようになり、物を弾いたり、浮遊することが出来る。「宵の明星」はいわゆる「引力」、つまり重力を扱う事ができるようになり、物を引き寄せたり、確定クリティカルパンチを叩き込んだりすることが出来る
「生」と「死」
わかりやすく、「生死」の力を宿した対のプレート。「生」は正、つまり発散の「生」を意味し、「死」は負、つまり吸引の「死」を意味する。「双極の鉄手」に差し込まれると、「生」はいわゆる「回復、修復」ができるようになり、他者の回復や、破損した道具の修復が可能となる。「死」はいわゆる「生命力の吸引、腐食」ができるようになり、敵の生命力を少しずつ奪い、弱体化させたり、強固な壁などを腐食させ、脆性破壊させたりすることが可能となる。
「調和」と「混乱」
「物事の均衡」の概念を宿した対のプレート。「調和」は正、つまり「均衡を保つ」ことを意味し、「混乱」は負、つまり「均衡を崩す」ことを意味する。「双極の鉄手」に差し込まれると、「調和」はいわゆる「痛み分け」を生じさせ、どんなに力の差があった一撃であろうと、その平均のダメージを双方に与える。「混乱」は「あべこべ」を生じさせ、自己の攻撃と相手の相性が悪いときに「効果はバツグンだ!」という状況を発生させる。
「秩序」と「無法」
「ルール」の概念を宿した対のプレート。「秩序」は「統制の取れた世界」または「完全な防御」を意味し、「無法」は「アナーキーな世界」または「絶対的なガ不攻撃」を意味する。「双極の鉄手」に差し込まれると、「秩序」は「砕けぬ盾」を生じさせ、使用者を守り、「無法」は「ガード貫通」を生じさせ、どれだけ防御力のある鎧でも、それらを意に介さずダメージを与えることが出来るようになる。