和の公式について、あれこれ

数列の和について、公式と呼ばれるものは次にあげるものだろう。

(1):  \sum _{k=1}^n 1 = n

(2):  \sum _{k=1}^n k = \frac{1}{2}n(n+1)

(3):  \sum _{k=1}^n k^2 = \frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)

(4):  \sum _{k=1}^n k = \bigl [ \frac{1}{2}n(n+1) \bigr ]^2

(5):  \sum _{k=1}^n r^{k-1} = \frac{r^n-1}{r-1} = \frac{1 - r^n}{1 -r},\quad (r\neq 1)

最後の公式(5)は、等比数列の和の公式である。


ここでnの取り得る値は、1以上の整数である。たとえばn=0を代入することに意味はない。

n=0を(1)-(5)に代入するとゼロになる。これをどのように解釈するべきかは難しいことあるが、
階差数列に対して次のことがいえる。

数列\{ a_n \}の階差数列\{ b_n \}は、

(6):  a_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} b_k  (n\geq 2)

という関係をもつ。階差数列がnの多項式か指数関数の場合は、(6)はn=1の場合にも適用できる。


\left( n+1\right) ^{i}-1=\sum ^{i-1}_{k=1}{}_iC_{k}S^{k}
最終更新:2014年02月27日 19:09