プレイログ B組:レベル1

導入 << Lv1

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   文字色の説明

   GM:ルーナ PC発言 行動説明 etc.
      ネル PC発言 行動説明 etc.
      アリア PC発言 行動説明 etc.
      NPC PC発言 行動説明 etc.
      ナレーション 状況説明 雑談 システム文 etc.
   PL:ルーアン PC発言 行動説明 雑談 etc.
   見学者

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  セッション B-1-1 2016.07.23
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            [雑談]準備はよろしいでしょうか……
            [雑談]いつでもどうぞ
            [雑談]では……


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 BGM:icy edge



ルーナのコンサートが終わって、合流したルーアンとルーナ、そしてネル
ルーアンはルーナ(とネル)の頼みを引き受け、ルーナにダイブすることを約束している
今は、これからダイブ屋へ向かうところだ

ネル:「それにしても驚いたよ。ルーアンさんが御子様と一緒に行動していたなんて」
ルーナ:(こくこく)
ルーアン:「……本当はあまり公にするべきことではなかったのですが、
      まさか、でしたね」
      こちらも苦笑気味に


            [雑談]仕事帰りなので普通に大鐘堂騎士の格好です
            [雑談]騎士の格好もまた良し……


ルーナ:「あの......感想、聞いても良い?」
ルーアン:「……えーっと……」
      音楽に詳しいわけではないので、ちょっと困っている様子
     「その、良かったんじゃない、かな……クローシェ様もそうおっしゃっていたし」
ルーナ:「そう、よかった……」
     少しだけ安堵している
ネル:「そろそろ、ダイブ屋へ向かおうか?」
ルーアン:「そうですね、あまり遅くなるのもなんですので」

            [雑談]コンサート終了後だからてっきり夜だと思ってたけど違うのかな?
            [雑談]夜ですね。そこまで遅くはありませんが

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 BGM:起動
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より



ダイブ屋の中は、ダイブマシンを中心に多くの配線で埋め尽くされている
他の店に比べれば薄暗く、機会が発する光がやや眩しく感じるほどだ
初めてダイブ屋に訪れた人は、この光景の驚くだろう

ルーアン:(成り行きの人助けとはいえ、レニ以外の人とここに来ることになるとはね……)

ネルは入店すると、迷いもなく店員に話しかける


ネル:「ダイブマシン、すぐに動かせるかい?」
ダイブ屋:「いらっしゃい。ダイブするのは誰かな?」
ネル:「ダイブするのはこちら......ルーアンさんで、ダイブされるのはこっちの姉さんだ」
ダイブ屋:「何だ、てっきり君がダイブするのかと思ったが、違うんだな」
      意外そうな顔をする

ルーアン:「……」
      ネルの方にうざったそうな視線を投げる
     「ネルさんはずいぶん慣れたご様子ですね」
      嫌味を含んだ口調で
ネル:「......まぁ、な」
    それを否定せずに受け止める

ダイブ屋:「二人とも、ダイブは初めてかい?」
      ルーアンとルーナに向けて
ルーアン:「いえ、何回かあります」
ルーナ:(ふるふる)
     首を横に振って否定する

      二人が初めてでないことを確認して
ダイブ屋:「説明はなくても大丈夫だな。
      なら、この誓約書にサインしてくれ」
      ペン二本と誓約書二枚を取り出して渡そう。

ルーアンはろくに読まずに普通にサインする
ルーナは数回読んでる内容なのですらっとサインする

ダイブ屋:「よし、それじゃダイブポットを開けるぞ。そしたら、それぞれ中に入ってくれ」
ルーアン:「……」

            [雑談]ネルはどこで待っているのだろうか
            [雑談]ネルは店員の近くにいるよ
            [雑談]ダイブマシンの近くにはいないということでOK?
            [雑談]おk


ルーアン:「んー、どうしようかな」
      ネルがルーナの周囲にいないかどうか、見回して確認します

      そして、いないのを確認してから、
      すぐにポッドには入らず、ルーナのところに行く
ルーナ:「......その、宜しくお願いします」
     ルーアンに頭を下げてから、ダイブポットに入ろうとして
ルーアン:「ダイブする前に、少しだけ話してもいい?」
ルーナ:「......うん」

ルーアン:「ルーナさん、私の名前を呼んでみて?」
ルーナ:「......ルー.......アン、さん?」
     意図が分からず少しだけ疑問調になってしまう
ルーアン:「『ルーアン』でいいよ」
      笑顔を浮かべて、もう一度促す
ルーナ:「......『ルーアン』……」
ルーアン:「はい、よくできました」
ルーナ:「?」
     やっぱり意図が分からず困り顔になる
ルーアン:「私の正体は今日分かった通りだけど、それから今はこんな格好しているけど、
      でも私は仕事とか義務感とかでダイブをするわけじゃない。
      そりゃあルーナさんのことを助けたいとは思っているけど、
      一度のダイブでできるようなことではないことも分かってる。

      だから、まずは……
      今日はお互いのことを知るつもりで、気楽にやりましょう」
ルーナ:「......うん」
ルーアン:「というわけで……私も『ルーナ』って呼んでもいいかな?」
ルーナ:「......いいよ、それで」
ルーアン:「うん、ありがとう」

ルーナは、心なしか少しだけ嬉しく感じていた

            [雑談]よしこれでルーナに対しては口調を崩せる
            [雑談]ネルに対しては慇懃無礼を貫きたい

ルーアン:「じゃあルーナ、これからよろしくね」
ルーナ:「......よろしく......ルーアン」

ルーナのポッドを閉めてあげてから、自分のほうのポッドに入ります
ルーナ:「……」


それぞれのポッドの蓋が閉められるのを確認したネルは、何やら店員と話をしていた。
しかし、ルーナとルーアンの耳にそれが届くことはなかった。

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 BGM:未知への期待
 ※GM自作音源※

まずダイブのシステムについてですが、これはコスモスフィアサプリメントに書いてある通りです
主な要素は、
・最初にダイブポイント(DP)が配布され、イベントやポインタ(場所)移動で消費していく
 DPが0になったらクリティカルダウンによりダイブ終了(p10~11)
・ポインタ移動は基本的にはGMの指示に従う(p11)
・シナリオには完了条件が設定されていて、それを満たすとパラダイムシフト発生が宣言される
 最後にパラダイムシフトのイベントをこなすことでダイブ完了(p12)
・クリティカルダウンが発生した場合は適当なシーンから再開

他のクリティカルダウンの条件ですが、ルーナが明らかに嫌がるような言動を故意に行ったと見なされた場合のみです。
それ以外は特にありません


<Diver>
 Vital Signs: Normal
 Consciousness: Hypnotized
<Revatail>
 Install Point Scanning: Completed
 Consciousness: Tranquilized

DHW Connection Established.
Determining Dive Level. . . Done

Initial G.W.C.: 001620Hmag/s
Start Frequency: 000022480Hz (Lv. 1)

Extracting Cosmosphere. . . OK

The dive got start successfully.



ダイブポイントの初期値は1000です。増減はありません
これから、ダイブを開始します

            [雑談]22480ならほぼ最浅層だな
            [雑談]そうですねー


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 BGM:Luna ~conflict~
 ※GM自作音源※


一寸先は闇
そんな言葉を形容したかのように、視界が閉ざされている。

ただ、少しだけ明るくなっては暗くなる、そんなサイクルを刻んでいた
まるで、何かに怯えるかのように

そんな世界で、一つだけ変わらず輝きを放つ場所があった。


岩が円を描くように並べられており、その中心には一際大きな円板状の石が置かれている。
その表面だけは不自然なほど綺麗に磨かれていて、複数の真円と楕円を組み合わせたような模様が刻まれていた。
これは、レーヴァテイルの精神世界と現実世界とを結ぶ「ストーンヘンジ」だ。

その中央に、ダイバーは降り立った。

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   cosmosphere.LUNA.Lv.1
   Prelude : solo in The Darkness<序奏:ただ独り暗闇の中で……>

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ルーアン:「暗っ! こういう世界かー」
      まずは周囲を見回す

ルーアン:「こう暗いと、どこに何があるのか分からないなー」

     「……。
      誰かいますかー?」

そう言った時、どこからか声が聞こえた

***:「あら、ここに人が来るのは久しぶりね~」
     そう言ってルーアンの左前から姿を表す
ルーアン:「?? えーと、こんばんはー……?」
***:「こんばんは......たしかに暗いから、そう言いたくなる気持ちも分からないでもないわ」
ルーアン:「あなたは? 見た感じ、ルーナではなさそうだけど」
***:「私はルーナの心の護、アリアよ。そう言う貴女は?」
ルーアン:「私はルーアン。心の護?」
アリア:「......一応確認するけど、ダイブするのは初めて?」
ルーアン:「そういうわけじゃないのだけど……」
     (レニのコスモスフィアにはいなかったよね、と思い出しながら)

アリア:「でも、心の護のことは知らないのよね? それなら、少しだけ説明するわ」

    「端的に言っちゃうと、心の護は宿主の心の監視役でダイバーの案内役なの
     コスモスフィアの中で、貴女が悪いことをしないように監視したり、もしくは貴女の手助けをちょっとだけしたり……。
     それが心の護ね。レーヴァテイルによって様々なのだけど」
ルーアン:「案内役か。なんにせよ、助けてくれるならそれでいいか」
     (レニのときはずっと一人旅だったからなー)
     「よろしくね、アリア」
アリア:「こちらこそ宜しくお願いしますわ、ルーアンさん」

ルーアン:「それで、案内役というならさっそく一つ訊きたいのだけど、
      この世界はどうしてこんなに暗いの?」
アリア:「ルーアンさんは、ルーナとは話したかしら?」
ルーアン:「そりゃあ、ある程度は。
      あまり踏み込んだ話は、本人とはさすがにできなかったけど」
アリア:「その時の感想を聞かせてくださいます?」
ルーアン:「うーん……」
      これは言ってもいい事なのだろうか、と一旦は思うものの、
      本人の心の中だから大丈夫だろう、と

ルーアン:「いちばん最初に会ったときが特にそうだったけど、
      ネルさんの後ろに隠れて、おどおどしながら様子を窺ってた。
      そのあと、多少はお話してくれるようになったけど、
      それでも、なんていうか、自信の無さそうな話し方は相変わらずだった」
アリア:「つまりは、そういうことですわ。
     自信がないから、ルーナは本当の自分を見せることを怖がっているの。
     そうして見せまいとした結果が、この世界の暗さよ」
ルーアン:「なるほどね、まあそういうことなら、理解はできる」

ルーアン:「暗いのは今だけで、いつもはもっと明るい?」
アリア:「今だけ......そうですわね。少なくとも、今よりは明るいですわ」
ルーアン:「ま、仕方ないか。逆に言えば、少しでも明るくすることが、この階層の私の目的になるのかな」
      さきほどルーナに話した内容を思い出しながら
アリア:「ダイブ経験者は、さすがに分かってるわねー。
     なら、今やるべきことは?」
     くすくすと微笑みながら聞く
ルーアン:「まずはルーナに会いたいところ、かな。
      とはいえ、暗すぎていったいどこに行けばいいのかさえ分からないのだけど、
      もしかして、案内してくれたりするの?」

            [雑談]経験者という設定がありがたい 戸惑うことなくやっていける

アリア:「いいえ、それは出来ませんわ。ルーナは、貴女に探しに来てもらうことを望んでいますから。でも……」
     振り返ってとある場所を見つめる
    「私の他に、案内してくれるものがあるみたいですわ」
ルーアン:「?」
      アリアの見ている方向を向く

アリアが見つめる先には、辺りを照らすには十分なほどに光を放つ「何か」があった。
その正体は分からないが、自分に害をなすものではないということは分かる

ルーアン:「? 何だろあれ」

ソレは2回ほど明滅を繰り返すと、どこかへ行ってしまった

アリア:「さぁさ、置いて行かれる前に、行きますわよ」
ルーアン:「じゃあ様子を見てくるから、アリアはここで待ってて……
      じゃない、別にその必要はないのか」
アリア:「ちゃんと分かってくれていて感心ですわ」
ルーアン:「ついいつものクセで」


ポインタ「夢想の街」が解放されました
ポインタ「夢想の街」へ移動します。ダイブポイントを50消費します。
残りDP:950
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 SE:ハープ音

謎の光を追っていくと、何やら街のような場所に着いた
いつの間にかソレは完全に消失しており、その姿を確認することは出来ない
人の気配は感じるものの、まるで人通りがない

その代わり、ハープの音が虚しく響いている

ルーアン:「……ここって、旧ラクシャク? 人がいないから、今のリムみたいだけど。
      なんか変な音も聞こえるし……
ルーアン:ハープみたいだけど、ルーナさんの演奏はこんなんじゃなかったよね」
アリア:「あら、ルーナがハープを弾いてることは知ってるのね~」
ルーアン:「うん、今日聴いてきたばかりだから」

      とりあえずは周りを見てみます 変わったものがないか
      あと、音がどこから聴こえてるか

 判定:【集中】 難易度:9
 【集中】のダイスロールをお願いします

 5+2D 集中
  (5+2D6) → 5+11[6,5] → 16

このハープの音は、街の中からで間違いなさそうだ
その方角も、何となくだが分かる

ルーアン:「どこから聞こえてるんだろ、ここの街の中で間違いなさそうだけど」
ルーアン:「あっちのほうかな……」
      とそちらの方へ行ってみる

ルーアンは、ハープの音を頼りに移動していく
その途中で、何かが自身の顔を照らした

ネル:「おや、貴女は」
懐中電灯を持って、ルーアンの姿を照らすネルがいた

ルーアン:(げっ)
      微妙に声が出てしまう

ルーアン:「あ、ネルさん?」
ネル:「ルーアンさんか。
    明かりもなしにここにいるのは危険すぎるぞ。
    ……何か持ってないのか?」
ルーアン:「なかなかそんな用意周到にはいかないもので。ネルさんとは違って」
ネル:「そうか……」
ルーアン:「ネルさんはここで何を?」
ネル:「あぁ、これからちょっと用事があってな。少し離れた場所に行くつもりだった」
    少し息をつくと、徐に懐中電灯を差し出す

      では、それを受け取りません
ルーアン:「それはネルさんに必要なものでしょう?」
ネル:「これを使っているとはいえ、暗い状態でも目は慣れてしまったからな。
    慣れてない人の方が、持っているほうがいい」
ルーアン:「それなら私もそのうち慣れるでしょう。
      私はネルさんの方がずっと心配ですよ……」
      本人ではないと分かっていてもそう言わないと気が済まない、
      とばかりに大きなリアクションで返す
ネル:「後で必要になっても、後悔しないでくれよ?」
ルーアン:「そのときはそのときです」

ルーアン:「その、少し離れた場所、というのは?」
ネル:「......街の外、とだけ言っておく。ルーアンさんはおそらく関係ない場所だろうから……な」
ルーアン:「どのくらい遠い場所ですか?」
      ネルのこの行動が意味するものを探ろうと質問を重ねる
ネル:「そこまで遠くはないさ。それこそ、これがいらないくらいには、ね」
    懐中電灯を指し示しながら
ルーアン:「遠くないならここと変わらず暗いということですから逆に必要じゃないですか」
ネル:「さっきも言ったように、僕は目が慣れてるんだ。
    ここに来たばかりの貴女のほうが、必要なんじゃないのか?」
ルーアン:「まあ、もしダメだったらそのときは考えますよ。

ルーアン: まずは思うままにやってみる、そうでしょ?」
ネル:「......分かった」
    懐中電灯をあげるのは諦める
ネル:「ところで、どこへ行くつもりなんだ?」
ルーアン:「この音の出所に。ネルさんは知ってますか?」
ネル:「.......あぁ、この音か。この音は姉さんがハープを弾く音だよ」
ルーアン:「……なんとなく予想はしていましたが、こんな変な音でしたっけ?
      もっと綺麗な音を出していたと思うのですが」

ネル:「......最近はどうも様子がおかしくてな。僕も心配なんだ」
ルーアン:「『最近は』?」
ネル:「もともと、姉さんはこんな風に弾かないからな。音が変わったなら、何かが影響していることは分かる。
    その何かが、僕にはまだ分からないが……」
ルーアン:「……」
      ちょっと考えてから
ルーアン:「最近というのは具体的にはどれくらい前ですか?」
ネル:「およそ一月前......だな」
ルーアン:「なるほど。その『一月前』、ネルさんには心当たりはない、ということですね?」
ネル:「……」
    分からない、とでも言うようにため息をつく
ルーアン:「それじゃ仕方ないですね」
      こちらもため息をつく

ルーアン:「私も様子を見にいってみようと思います」
ネル:「......姉さんのところに行くんだろう? それなら、案内するよ」
ルーアン:「それなら遠慮なく。
      その場所についたら、ネルさんは自分の行く場所に行ってくださいね」
ネル:「もちろんだ」
ルーアン:「ありがとうございます。ではお願いしますね」

ネルの案内の元、ハープが鳴っていると思しき場所に行く

ポインタ「瞑想の庵」が解放されました
ポインタ「瞑想の庵」へ移動します。ダイブポイントを100消費します
残りDP:850

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そこにあったのは、何の変哲もない二階建の建物だった。

ネル:「ここだ」
ルーアン:「普通の家ですよね? ネルさんたちの家ですか?」
ネル:「......ああ、そうだ」
ルーアン:「……」
      勝手に入っていいものだろうか、とちょっと躊躇する
ルーアン:「えと、案内ありがとうございました」
ネル:「ああ。気をつけてな」
    行くべき場所へ行くぞ

普通の家ではあるものの、いちおう外から様子を見てみる

アリア:「迷うことがあるのかしら?」
ルーアン:「あ、いたんだ」
アリア:「それはもちろん、貴女を監視するためですわ」
      と、半ば本気半ば冗談で言う
ルーアン:「ダイブ中に隣に人がいるのはまだ慣れてなくて」
     「でも、隣に人がいるのはいいなあ、心の護がいないとずっと一人だから何言っても独り言になっちゃうし」
      とごまかすように言う
アリア:「あら、言っておくけど、私は他の人には見えていないのよ?」
ルーアン:「えっ? ……本当に?」
アリア:「そうよ~。私が話す声も、貴女とルーナにしか聞こえないの。
     だから、他の人がいるときに私と話すのはやめたほうがいいわよ」
ルーアン:「さっきのネルさんにも見えてなければ聞こえてなかったってこと?」
アリア:「そういうこと~♪」
ルーアン:(あっぶな、さっきアリアと話さなくてよかった)
      と、こんどこそ独り言をつぶやく
アリア:「それで、ここに入るのでしょう?」
     目の前の家を指して

ルーアン:「ちなみに、ルーナさんに対してはどっちなの?」
      そう言いながらまだ様子を見ている
アリア:「基本、心の護は宿主に姿を見せてはいけないし、話すのもだめなのよ。だから、確かなことは分からないわ~」
ルーアン:「そっか、じゃあ試してみようかな」
      と言いながらやや意地悪な笑みを見せ、先ほどまでの逡巡が嘘のように気軽に呼び鈴を押します

 SE:stop

呼び鈴に反応したのか、ハープの音が消える

アリア:「いってらっしゃ~い♪」
     そう言うと、心の護はまたどこかへ行ってしまった
ルーアン:「あっ、逃げた」

ルーアン:「こんばんはー、ルーアンです」
      ドアが開く前にまずこちらから声を掛ける
ルーナ:「その声......。ルー......アン!?」

中から驚きの声が聞こえる

ルーナ:「待って......今、開けるから」

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 BGM:星降る夜に
 アルトネリコ3~世界終演の引鉄は少女の詩が弾く~オリジナルサウンドトラック より



ルーナ:「とりあえず......中に」
誘いに応じて中に入ります


ルーナ:「どうやって......ここに来たの?」
     席を用意してから、質問する
ルーアン:「音が聞こえてたから、それを辿って」

     「それより、約束守ってくれてたんだ、嬉しい」
ルーナ:「約束は......守る。

     ルーアンは......これを聴いてたのね……」
     隣に置いてあるハープを指差しつつ
ルーアン:「うん。そういうこと」
ルーナ:「それなら......弾いていた甲斐があった」
     表情が少しだけ緩む
ルーアン:「? 私のために弾いていたの?」
ルーナ:「......そうしないと......私の居場所、伝えられないもの……」
ルーアン:「……」
     笑顔を以て返事の代わりとし、話を続ける
ルーアン:「ルーナは、いつからハープを練習してるの?」
ルーナ:「......私が14の時から......かな」
ルーアン:「えーと、そうすると……4年くらい?」
ルーナは軽く頷く
ルーアン:「へー、4年でコンサートができるほどの演奏ができるなんて、ルーナには才能があったんだね」

ルーアン:「……そう。今日ここに来る前にコンサートで聴いた曲、すごくきれいだった。
      変な言い方だけど、さっきまでの音を聞いてそれが分かった。
      同じ楽器でも、それを活かすのは演奏者次第だということが」

            [雑談]感想と、変な音になっていたことを同時に伝える効率のいいセリフ

ルーナ:「? どういう......こと?」
ルーアン:「……あー、正直に言っちゃうと、さっきまでの音はちょっと変だった。
      同じ人が弾いてるとは思えないくらいに」
ルーナ:「......ルーアンは、私のコスモスフィアを歩いて......どう思った?」
ルーアン:「どう、って……真っ暗だったから何が何だか。
      昔のラクシャクっぽいところはあったけど」
ルーナ:「......ラクシャクの街は、私の記憶を頼りに描いたものだから、似てるのも無理はない......と思う」
ルーアン:「ラクシャクに住んでいたの? リムのほうの」
ルーナ:「......少しだけ、ね。
     正直に言うと、さっきのハープの音は私の心情の一部なの。......この世界が......暗いのも」
ルーアン:「うん」
      ネルから聞いた「事件」の現場がラクシャクの近くだったことを思い出す

ルーナ:「だから......私は待ってた。本当は......暗いままじゃ嫌だから」
ルーアン:「『本当は』?」
ルーナ:「私、変わりたいって言ったでしょ?
     でも、変わるのは怖い。今まで築いてきたものが......なくなりそうな気がして……」


ルーアン:「暗い方が落ち着く。居心地がいい。気苦労が少なくて済む。
      明るい方が楽しい。もっと色んなことができる。自分の知らない世界に触れられる」
     「暗いままでもいい。明るい方がいい。両方とも、偽りのないルーナの想いだと思う。そうじゃないかな?」
ルーナ:「......でも、暗いままじゃ......私は何もできない……」
ルーアン:「どうして?」
ルーナ:「......私が......心を開けないから......。人と話す時も、ずっと……」
    「今も......ルーアンに対して正直になってるか、分からないの……」
ルーアン:「ハープを弾くときもそうなの?」
      『私心閉じてます、閉じてますよー』と思いながら弾いてるの?」
ルーナ:「そんなこと......ない。楽器は、それでは弾けないもの」
ルーアン:「あはは、そうだよね。
      だから、『暗いままじゃ何もできない』というのが、ちょっと違うかな」
ルーナ:「ううん、ハープを弾くこと以外は『何もできない』……」
ルーアン:「『何もできない』という思い込みがあるから何もできないだけだよ、きっと」


ルーナ:「......ルーアンに、来てもらいたい場所があるの......。一緒に来てくれる?」
ルーアン:「うん、いいよ。そこには何があるの?」
ルーナ:「......私が、お気に入りだった場所」
ルーアン:「わかった」

ポインタ「円舞広場」が解放されました
ポインタ「円舞広場」へ移動します。ダイブポイントを50消費します
残りDP:800

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            [雑談]ダイブされる側もやっぱり緊張するぅ
            [雑談]こっちはむしろリラックスして楽しくできました
            [雑談]リラックスしながらならよかった。C組の方は、少し緊張気味だったので(初ダイブというのもあったかもしれないが)

            [雑談]ともかく、ダイブする側も楽しいものですね
            [雑談]前にも言った通り、自分は本当はダイバー側をやりたかったので

            [雑談]ダイブする側もダイブされる側も経験できて幸せ……
            [雑談]それな



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  セッション B-1-2 2016.08.24
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 BGM:Luna~conflict~


ルーナに誘われて訪れたのは、大きな広場だった
辺り一面緑に覆われており、また所々に様々な種類の花が咲いている。
ルーナ:「......着いたよ」
ルーアン:「ここが、その、お気に入りの場所? ちょっと暗くてよく見えないけど、公園かな」
ルーナ:「そう、ね。公園、というほど遊具があるわけじゃないけど……」
ルーアン:「……」
      ルーナの話を待ちます

ルーナ:「ここは、両親やネルと一緒に遊んでいた場所なの。今はもう、ないけどね」
ルーアン:「もうない?」
ルーナ:「あの......大きな塔が出来るときに、落ちたみたい……」
ルーアン:「……あ、そういうことか」
ルーナ:「......私の楽しい記憶は、大部分がここにあるの。例の事故の後は、ほとんど全く外に出なかったものだから」
話を無言で聞いています

ルーナ:「だから、ここは殆ど唯一の思い出の場所と言っても過言ではないかな……」
ルーアン:「そうなんだ。……あまり行ったことなかったけど、リムにもこんな所あったんだね。
      どうしても、鉄板砂漠みたいな荒涼としたイメージがあって」
ルーナ:「ミント区って......知ってる?」
ルーアン:「うん。出動で、何回か行ったことがあったはず」
ルーナ:「ここは、そのミント区なの。......正確に言えば、私の記憶の元に再現したミント区だけど」
ルーアン:「そうなんだ、って、ミント区ってこんな感じだったっけ?」
ルーナ:「近くに森があったの。今のメタファリカほどじゃなかったけど、それでも緑はすごかった……」
ルーアン:「へー、知らなかった」
ルーナ:「メタファリカがあるから、ね……」
ルーアン:「……」
ルーナ:「本当は、もっと外の世界を歩いてみたかったけど……。
     .....このままじゃ、やっぱり難しいかな……」

      敢えて、その話題にはいったん触れずに、
ルーアン:「ルーナはどうしてここに私を連れて来ようと思ったの?」
ルーナ:「......あの事故のことがあるから......暗いだけの私じゃないところ、見せたかった……」
ルーアン:「でも暗いじゃない」
      と軽く笑いながら
ルーナ:「……」
     少し落ち込む

    「......以前は、こうじゃなかった……」
ルーアン:「以前は?」
      話の続きを促す
ルーナ:「......こっち」
     と、ルーアンを誘ってどこかに行くようだ
誘われるままついていきます

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木々をくぐり抜けて進んだ先に、高く聳える塔があった
ルーナ:「......もともと、ここから世界全体を照らしていたの。
     だけど、それがなくなったから、今の暗い状態になってる……」
ルーアン:「……」
      ちょっと考えている様子

ルーアン:「明りがなくなったのは、その事故のときから?」
     (事件が6年前だから3771年……この場所が無くなったと思われるのが3773年……)
     (そして、ネルさんが言っていた、音が変わったのがひと月前)
ルーナは小さく頷く
ルーアン:「そうなんだ。それから6年、ずっと、暗いままだったんだ」
ルーナ:「……」
     少し息をついて、塔を見上げる
    「......ここの光は赤い宝石が必要だって、ネルが言ってた」

      視線を追って同じように見上げます
ルーアン:「赤い宝石?」
ルーナ:「そう、綺麗な赤い宝石。この塔にはそれを嵌め込む場所があって、それがスイッチになってるって」
ルーアン:「今はもうないのかな?」
      中をのぞき込めるならのぞきます
ルーナ:「......あったら、こんなに暗くはならない……」
ルーアン:「中に入って見てもいい?」
ルーナ:「......うん」

中の階段を登ると、小さなくぼみがある台座のようなものが見つかった。

ルーアン:「うん、やっぱりなかったね」
      そう言って、外を軽く見渡して、
     「ちょっと上っただけなのに、急に周りが真っ暗に感じるね」

     「……やっぱり、暗いと、不便が多い?」
ルーナ:「......明るかった頃と比べたら、ね」
ルーアン:「なるほどねー…… 眠る時はもっと暗くてもいいけど、普段はそうもいかないか」
ルーナ:「......ルーアンは、暗いのに慣れてるの?」
ルーアン:「私、寝るときは部屋を真っ暗にしないとダメなの。
      ちょっとでも光があったり音がきこえたりすると、なかなか寝付けなくて」

            [雑談]真っ暗だと、刺激がなさすぎて逆に練れないという話をどこかで聞いたが、はて……
            [雑談]これ実際には中の人がそうです >部屋を真っ暗に

ルーナ:「......私とは正反対......私は、少しは明かりや物音がないと練れない……」
ルーアン:「えー? ちょっと意外」
ルーナ:「何もないのって、怖くないの?」
ルーアン:「うん。むしろ落ち着く。
      特に、音がしてると……かなり、気になって」
ルーナ:「……」
     少し考え事
反応を待ちます

ルーナ:「......ルーアンは、明るい所と暗い所、どっちが好き?」
ルーアン:「どっちが……と言われると難しいかな。
      明るいところも、暗いところも、それぞれのいい所があると思うから」

     「……もしかしたら、ルーナは私のこと、徹頭徹尾明るい人だと思ってるかもしれないけど、
      実はそうでもないんだよ?」
ルーナ:「......意外......かも」
ルーアン:「もし私が家で一人でいるときの姿を見れば、印象変わると思うよ」
ルーナ:「......それは、遠慮する……」


ルーナ:「さっきルーアンは、明るい所も暗い所も偽りのない私だって言ってくれたよね。
     その......ルーアンは、どっちの私が好き?」

      肩をすくめる大仰なジェスチャーを入れてから、
ルーアン:「その質問には、答えないよ」
ルーナ:「……え?」
ルーアン:「残念ながら私は、明るかった頃のルーナを知らない。
      私が知っているのは、いま目の前にいるルーナだけ。それに……」
ルーナ:「……」
     そういえば、と思い出して困惑している様子

ルーナ:「それに……?」
     と続きを促していく
ルーアン:「明るい所、暗い所、両方ともがその人の“味”になる。
      ルーナを好きかどうかという質問に対して、それをわざわざ分離して考えることはできないよね。
      だから、私は、「ルーナが好き」と答えることはできても、
      明るいところとか暗いところとかが好きとは答えられないよ」

ルーナ:「......そんな、簡単なことだったのね……。
     どうして今まで気づかなかったんだろ……」

 BGM:星降る夜に
 アルトネリコ3~世界終演の引鉄は少女の詩が弾く~オリジナルサウンドトラック より

ルーアン:「ルーナ、さっき言ってたよね。
     『変わるのは怖い。今まで築いてきたものがなくなりそうだから』って。
      それは違うんだ。昔の明るいルーナも、今の暗いルーナも、両方あっていいんだ。
      現に私は、その今のルーナを知り、その上で興味を持ったんだから。
      だから、今までの自分を否定することなんてないんだよ。
      今まで築いてきたものを壊さなきゃいけないなんてことはない。
      私はそう思う。だから、私は今のルーナを絶対に否定しない」

ルーナ:「......本当に?」
ルーアン:「うん。間違いなく、そう思ってるよ」
ルーナ:「......ありがとう」
     と、何やら懐から何かを取り出している様子
ルーアン:「?」
      様子を見てるよ

ルーナ:「......これ」
     出された手の上に乗っていたのは、先ほど話をしていた赤い宝石だった
ルーアン:「え? どうして……」

ルーナ:「......ごめんなさい」
ルーアン:「これが、その、赤い宝石……なの?」

ルーナ:「私が......ずっと持ってた......っ......。だから……。
     探して、見つからなくて、諦めて帰っちゃう人も、騙されたって思って喧嘩した人もいたの……。
     私は......ただ正直な気持ちを知りたかっただけ……っ……」

ルーアン:「……」
      宝石を持っている方の手を取り、軽く握り締めて、
     「うん、わかるよ。
      手元に持っていたことも、持っていたにも関わらず戻さなかったことも」
ルーナ:「......私は、あまり人と関わってこなかったから、考えてることとか、全然分からない……。
     人を騙してまで、やることかって言われたら、違うかもしれないけど……」

ルーアン:「……怖かったんだよね。
      他人に心を見せること、自分が変わろうとすること」
ルーナ:「うん……」
ルーアン:「わかるよ。だから、私は責めたりはしない。絶対に」
ルーナ:「......ルーアンが正直な気持ちを話してくれたから、今度は私の番......なのかな」

そう言い終わると同時、ストーンヘンジから眩い光が立ち上った
それは、パラダイムシフトの証

ルーアン:「あれは、もしかして……」
ルーナ:「パラダイムシフト……」

    「あ、でもその前に……」
     視線を台座のようなものに向けて
    「これ、嵌めないとね」
ルーアン:「いいの?」
ルーナ:「ルーアンは、私を受け入れてくれた。だから、私はルーアンを受け入れる。ただ、それだけよ」
ルーアン:「……」
      またちょっと考える

ルーアン:「本当にいいの? 戻しても」
      念を押すように
ルーナ:「ルーアンにはもっと見てもらいたいって思ったから......それじゃ、だめかな?」
ルーアン:「ううん、そうじゃなくて……
      ええと、じゃあ、私が戻してもいい?」
ルーナ:「うん、いいよ」
ルーアン:「ありがとう。じゃあ……」

      ルーアンはルーナから宝石を受け取り、台座の前に進んだ。
      台座に宝石を当てたところで、一度動きを止める。
ルーアン:「明るいところ、暗いところ、両方あったほうがきっと楽しく生きられる。だから、」
      そして、ルーアンは想いを手の指先まで行き渡らせたかのように、
      ゆっくりとした動作で、赤の宝石をはめ込んだ。
ルーアン:「この世界に、活き活きとした昼と、穏やかで豊かな夜を」

宝石をはめ込むと、それは強烈な光を放った。
ルーナ:「……!!」
     眩しくて目を一旦閉じる
ルーアン:「……presia」


そして、再び目を開けた時には一層輝きを増した宝石がそこにあって......




明るくなった世界が広がっていた
ルーナ:「......」
     少しだけ感慨深くなっている
ルーアン:「……」
      目が慣れるのを待って、周りを見渡し、
      何かを言おうとしたが、言葉が出てくることはない

ルーナ:「行こう、ストーンヘンジに」
ルーアン:「……」

ルーアン:「ねえ、実はちょっと気になってるんだけど、」
ルーナ:「……?」
     首をかしげる
ルーアン:「……ごめん、やっぱりなんでもない」

            [雑談]ストーンヘンジに戻ったとして、ネルさんをシメる機会はありますか?
            [雑談]ストーンヘンジに行ったらないです
            [雑談](現実世界であるかもしれないけど)

ルーアン:「うーん、やっぱり気になる」
ルーナ:「......何が?」
ルーアン:「もしよければもう一度聴かせてほしいんだけど、いいかな」
ルーナ:「ハープを?」
ルーアン:「うん」
ルーナ:「......それじゃ、一旦家に行きましょ」
ルーアン:「ありがとう」

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残りDP:750

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ルーナ:「ちょっと待ってね」
     そう言うと、準備を始める


楽譜とハープを準備し終えたルーナは、早速演奏を始める



 BGM:始まりの調べ
 ※GM自作音源※


短い曲ながらも、一つ弾き終えてほっとする

 BGM:星降る夜に

      拍手をしてから
ルーアン:「うん、これがいつものルーナのはずだよね」
     (そうすると、ネルさんが言っていたひと月前というのは……)
     (これはどっちかというと、ダイブが終わってから聞くべきことか)

ルーナ:「......ありがと」
     少しだけ恥ずかしげに
ルーアン:「ごめんね、変に気になっちゃって」
ルーナ:「ううん、気にしないでいいよ。
     ここで気になることがあるなら、なるべくこの中で解決した方がいいから......」
ルーアン:「ううん、もう大丈夫。


ルーアン:ありがとう。じゃあ、そろそろ行ってみる?」
ルーナ:「......うん」
     ハープと楽譜を片付けて出発の準備を


ルーアン:「ねえ、ルーナはハープを弾くのは好き?」
ルーナ:「うん、これだけは手放したくない」
ルーアン:「いつから? 練習し始めてすぐの頃からずっと好きだった?」
ルーナ:「最初は、練習するのが大変だったよ。でも……
     音を奏でるって、とても素敵。その楽しみを知ってからは、苦じゃなくなったの」
ルーアン:「なにか物事を長期間ずっと一生懸命練習を続けるのって、難しいよね。
      自分の上達が見えなくて、いちばん最初の頃の楽しさも忘れて、嫌になる時ってあるよね」
ルーナ:「ルーアンも......やっぱりそういう時期があったの?」
ルーアン:「うん。大鐘堂に入るために、ちょっとね」
ルーナ:「......今は?」
ルーアン:「今は楽しくやれてる……というと、ちょっとだけ嘘になるかな」
ルーナ:「......私も、同じかな。お客さんの期待は、それが助けになることもあるけど、すごく辛い時もあるから……」

ルーアン:「人付き合いもきっとそれと同じ。嫌になる時って絶対に出てくる。
      特に最初は話に乗れないし、心の機微を察知することもできないし。
      乗り越えられれば楽しくなるかもしれないけど……
      でも、私は「頑張って乗り越えて」とは言わないよ。
      無理だと思うなら戻ってきてもいいんだよ。私は、受け容れてあげるから」
ルーナ:「......ルーアンは優しいんだね」

ルーアン:「さあ、そろそろ行こうか」
ルーナ:「そうだね」


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ポインタ「ストーンヘンジ」に移動します。DPの消費はありません

 BGM:想い
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より


ストーンヘンジから立ち上る光は勢いを失うことなく続いている。

ルーナ:「パラダイムシフト......いつ見ても不思議」
ルーアン:「……」
     (いつも思う、これで本当によかったんだろうか、と)
ルーナ:「......ルーアン?」
ルーアン:「え? あ、なんでもない」
     (私はルーナのために最善を尽くせただろうか? もっと良い方法があったのではないか?)
     (レニ…… あなたはどう思う?)


ルーナ:「......私ね、ルーアンに会えて本当に良かったって思ってる。そうでなかったら、まだ続いていたかもしれないから……」
ルーアン:「……。
      あ、ごめん、うん、私も、そう思うよ。会えて良かったって」
ルーナ:「......ルーアンの私に対する想いが、私の凝り固まった考え方を解かしてくれた……。
     だからこそ、この結果に落ち着いたんだと思う」
ルーアン:「なんかごめんね、結局、最初の目的は果たせてないし」
     小さく首を振りながら
ルーナ:「そんなことない.......と、思う。これは、大きな一歩じゃないかな」
ルーアン:「そうかな……? ま、いいか、本人がそう思ってるなら」
ルーナ:「ねぇ、ルーアン? もし良かったら、また来てくれないかな?
     今度は依頼とか、そういうのはなしで」
ルーアン:「もちろん、喜んで。
      ダイブした者として、結果はやっぱり気になるし」
ルーナ:「ありがとう」



ルーナ:「......それじゃ、そろそろ行くね」
ルーアン:「うん」

光の中へ歩き、そして消えていく
そして、入れ替わるように現れた影が一つ

こちらも続いて光の柱に入ります
(あ、そういえばいたんだっけ……忘れてた)
と思いながら、こちらもダイブアウトします

            [雑談]はい、これが心の護なしでダイブしてた人のムーブです

アリア:「……」
     消えていくルーアンを遠目に眺める心の護

アリア:「......良い人に出会ったわね、ルーナ……」
     そう呟いて、どこかへと消えていった

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 BGM:虹色クレヨン
 アルトネリコ3~世界終演の引鉄は少女の詩が弾く~オリジナルサウンドトラック より


cosmosphere.LUNA.Lv.1 – Prelude : solo in The ice shell – Cleared.
ルーナのコスモスフィアレベル1<序奏:冷たき殻で、ただ独り……>がルーアンによって完了されました。

ルーナのダイブレベルが1になりました。
ルーナは経験点を5点獲得しました。

ルーアンのダイブレベルが1になりました
ルーアンは経験点を5点獲得しました


ダイブを終了します。お疲れさまでした。

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 BGN:起動

ダイブが終了し、それぞれのダイブポッドが開いた

ルーアン:「Zzz……」
ルーナ:「......ん......?」
ダイブ屋:「二人とも、大丈夫かな?」
ルーアン:「すこー、すぴー」
      それでも寝てるルーアン

ルーナは、体を起こしてあちこち見てみる
ネル:「終わったのか……?」
ダイブ屋:「あちらのお嬢さんは、まだ寝てるみたいだが......。ちょっと確認してみるか」
ルーナ:「あれ......ネル?」

      ルーアンのダイブポッドに近づいて
ダイブ屋:「お嬢さん! 起きろー!」
      と、少し大きめに声を出してみる

ルーアン:「ううぅ……ちょっとやめてよ……」
      超が付くテンションの低さの声で
     「はっ!?」
     「……」
ダイブ屋:「ようやく、お目覚めのようだね。気分はどうだい?」
ルーアン:「いや、別に、なんでもありません!」
ダイブ屋:「うむ、こっちも問題なし、と」
ルーアン:「あ? そうか、ダイブしてたんだっけ」
      思いっきり寝起きモード発揮中のルーアン


ルーナ:「ここは、ダイブ屋?」
ルーアン:「……」
     「あ、おはよう」
ダイブ屋:「おはようお嬢さん。さぁ、起きたのならさっさと出ようか......と言っても、次のお客さんがいるわけじゃないが」
ネル:「……」
   (ダイブ中のことを聞くのはタブーだったな……)
    ひとまず様子見

     少しぼーっとしながらも、ルーアンがいるダイブポッドの方へ近づく
ルーナ:「......ルーアン?」
ルーアン:「おはよう、ルーナ。
      ……変なとこ見られちゃった気がするけど、とくに気にしないで」

ルーアン:「とりあえず出ましょう」
      ようやくポッドから身を起こす
ルーナ:「そう、ね」
     まだ少しおぼつかないけど、そこは踏ん張ろう

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 BGM:解けた心
 ※GM自作音源※




すっかり夜になったインフェリアーレだが、まだまだ活気に満ちている。
インフェリアーレの中で、夜空を見渡せる場所にルーアンとルーナは来ている

            [雑談]ネルはいるのかな? 名前が挙がってなかったけど
            [雑談]ネルはいません

ルーナ:「......綺麗」
ルーアン:「うん、やっぱり夜はいいよね」


ルーナ:「......今ね、すごく気持ちが軽いというか......すっきりした感じがするの」
ルーアン:「そう? 私はなんか忘れてる気がしてるんだけど」
ルーナ:「......忘れてる?」
ルーアン:「ダイブ終わったら質問しておかなきゃなーと思ってたことがあったはずなんだけど、思い出せなくて」

ルーナ:「......これだけすっきりしてるってことは......その、ダイブは上手くいったんだよね?」
ルーアン:「うん、たぶん」
ルーアン:「もしよかったら、今度、一緒に買い物にでも行ってみない?」
ルーナ:「......うん!」
ルーアン:「ごめん、実は今のはただの冗談、というかテストなの!
      でも、ほら、うまくいったでしょ?」
ルーナ:「あ……」

ルーアン:「つまりそういうこと。ごめんね、変なこと言い出しちゃって。
      埋め合わせは、今度、お買い物につき合ってあげるから、それで許して?」
ルーナ:「でも......忙しいんでしょ?」
ルーアン:「まあ、ねぇ…… 2-2-4シフトとはいっても、訓練とか入ったりするし。
      でもなんとかなるでしょ、きっと」
ルーナ:「......じゃぁ、その日を待ってる」
ルーアン:「うん、約束だね」

ルーナ:「あの......ダイブの最後......私何か言ってなかった?」
ルーアン:「うん、そうかもね」
ルーナ:「何か......大切なことの......ような……?」
ルーアン:「まあ、今は気にしなくてもいいんじゃないかな。
      次に会った時にまでその気持ちが残っていたなら、私はいつでも付き合うよ」
ルーナ:「......そう、ね」


ルーナ:「次、いつ会えるかな?」
ルーアン:「ん……」
      と適当に予定を合わせます


ルーナ:「......私はもうしばらくここにいるけど、ルーアンはどうするの?」
ルーアン:「今日はさすがにそろそろ帰るかな、もう遅いし」
ルーナ:「......そう。

     また今度、会いましょう」
ルーアン:「うん、また今度」
ルーアン:「じゃあね、おやすみなさい……あっ」

 BGM:stop

ルーナ:「……?」
ルーアン:「思い出した! って……ネルさんもういないし!
      まったく、もう」

            [雑談]オチ要員でした

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CSLv1 アフターダイブまで、無事終了です

            [雑談]おつかれさまでしたー!
            [雑談]お疲れ様でした
            [見学用]お疲れ様でーす
            [見学用]お疲れ様でしたー
            [見学用]長引いてすまぬ
            [見学用](基本私のせい)
            [見学用](というかむしろ自分のせいだと)
            [見学用]なんだこの張り合いはw
            [見学用]お二人ともロール凄かったです(小並感)
            [見学用]まぁ二人とも二回目だし、多少はね?
            [見学用]これぐらいどんどんぶつけていっても大丈夫だと確信してやっているので、遠慮なくやってます


            [雑談]先に聞いておきますが、Lv2に行きますか?
            [雑談]はい
            [雑談]了解。しばらく時間いただきますので、お待ちください。

            [雑談]ポインタの開示されなかった場所は何だったんだろう
            [雑談]開示されなかった場所は、ルーナの記憶に関する部分です。しかもそれなりに負の要素が強い場所ですね
            [雑談]このレベル1で行く可能性がある場所ですか?
            [雑談]十分に可能性があった場所です
            [雑談]なるほど

            [雑談]それはそれとして、存分に楽しめました ありがとうございます
            [雑談]いやー、不束者で申し訳なかった……
            [雑談]コネコみたいに引っ掻き回すタイプのダイバーなのでいろいろ申し訳ないと思いつつ


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導入 << Lv1

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ストーリー > B組:Lv1
最終更新:2016年09月13日 21:33