プレイログ A&B組:導入

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   文字色の説明

   GM:ルーナ PC発言 行動説明 etc.
      ネル PC発言 行動説明 etc.
      NPC PC発言 行動説明 etc.
      ナレーション 状況説明 雑談 システム文 etc.
   PL:レニ PC発言 行動説明 雑談 etc.
      ルーアン PC発言 行動説明 雑談 etc.
   見学者 ただしこの色はC組のトトゥーリアのPL

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  セッション AB-0-1 2016.06.12
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            [雑談]準備はよろしいでしょうか?
            [雑談]はいよ
            [雑談]rhashe!
            [雑談]では......始めますね
            [見学用]始まるか…!

 BGM:第二の塔
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より


            [雑談]第二の塔すき Legend of artonelicoII~版はもっとすき
            [雑談]頭の水音で持っていかれるやつ
            [雑談]まさにそれ >水音

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A.D.3777年 メタ・ファルス

アルシエル再生から一年。
塔間ネットワークが整備され、人の行き来も月日を追うごとに活発になってきている。
今まさに、世界は800年ぶりに一つになろうとしていた。

ここメタ・ファルスでは、三年前にメタファリカ大陸の創生に成功して以来、二人の御子を中心に繁栄を築き上げてきた。
当時の大鐘堂はパスタリアからメタファリカの首都インフェリアーレに移され、またリムに住んでいた全ての人々もメタファリカへの移住が完了している。

I.P.D.暴走もなくなり、人々は文字通り平和な時を過ごしている――

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   アルトネリコTRPG コスモスフィアシナリオ

         音色の彼方
         lof wis wiene famfa

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――首都 インフェリアーレ――


 BGM:icy edge
 Tales Of Destiny : Director's Cut -Premium Box Special Sound Track より

imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。


ここにはメタ・ファルスの統制機関、大鐘堂が存在する。
他の街に比べて華やかな街であり、富豪が集まる場所でもある。
首都というだけあって人通りは多く、活気付いていることが良く分かるだろう。


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少し大きめの広場に設けられた噴水、その縁に腰をかける女性ーーレニは、久々の休暇を共に過ごす人を待っていた。

日差しに目を細めつつ、人ごみの中から目的の人物を探し出そうと顔を大きく動かさない範囲で視線を巡らせます。
噴水の縁に軽く腰掛けて、何となしに喧騒にも耳を傾けつつ。

……対してその待ち人ーールーアンは、気づかれないようにこっそりとレニに近づいていた。
十分に近づき、しかしレニには見えてないことを確認した彼女は、テレモを取り出して通話を掛けた。

着信に反応してテレモを取ります。こっちの携帯みたく着信元は……取る前にわかるかな?
ルーアン:「ごめん、思いっきり寝過ごした! ダッシュで行くから待ってて!」
レニ:「あ、そうなの? じゃ置いていっていい? ……なんて、冗談だから。慌てすぎて引っ掛けたりしないでね」
ルーアン:「じゃあ、待ってて」
レニ:「わかった」 と、それ以上話がなさそうならテレモを切ります。


           [雑談]通知非通知あるのだろうか?
           [雑談]ディスプレイの表示とかないかもしれない!
           [雑談]ビデオ通話的なものがあったようななかったような(覚えてない!)
           [雑談]設置型双方向はフォログラフ付きだけど、携帯型はさて
           [雑談]携帯型は音声だけでも問題はないからなぁ


通話が切れると同時に、当然のようにレニの前に現れます
ルーアン:「はい、お待たせ」

レニ:「……ああー……うん、全然待ってないよ」テレモを収納する間もなく現れた待ち人に苦笑いを浮かべて。
ルーアン:「あはは」屈託なく笑って
     「まあ、寝過ごしたのは本当だから。走って取り戻したけど」
レニ:「足が速いのは知ってるし、そういうことにしておいてあげよう」


           [雑談]どうみても位置把握してから掛けてやがる!w
           [雑談]もちろんw >位置把握
           [雑談]性格悪いなーw


ルーアン:「さあ、さっそく行こうか、休みが合うのは久しぶりなんだし時間を有効活用しないと」
レニ:「それじゃショップ幾つか回ってから休憩がてらにご飯、って感じでいいかな」
ルーアン:「うん」

     「店とかよく知らないから、そのへんはいつも通り任せるよ」
レニ:「任された。それじゃこの道を行ったところに――」
    という感じで合流して、休日を満喫しにいきましょう。

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 BGM:夕焼け空は茜色
 アルトネリコ1~世界の終わりで詩い続ける少女~オリジナルサウンドトラック より


二人は、たっぷりと休暇を過ごした。
日は落ち始め、人通りもまばらになって来た
二人とも、それぞれに買ったものを手に持って帰り道についていた

レニ:「んー、楽しかった。いいタイミングで服も買えたしね」
ルーアン:「うん。でも、やっぱりこの……なんだっけ? 持って帰るの恥ずかしいんだけど……」


           [雑談]と内容を無茶振りするスタイル
           [雑談]克服したいとは思っているけど、この苦手意識……


レニ:「ゲロッゴだって。視線は飛んでくるかもしれないけど、
    かわいいなーとか欲しいなーとかそういうのばっかりなんだから気にしなくていいのに」
   「ほらほら胸はってー」
ルーアン:「うー……。
      紙袋に入れてもらえば大丈夫だと思ったら、袋自体がファンシーの塊だし……。
      あー……」
      それなりに困っている様子


           [雑談]コミケ袋のゲロッゴ版みたいなのを想像してもらえればよいかと
           [雑談]痛袋だな……
           [雑談]これはキツいwwww
           [雑談]せいぜいアニメイト袋かと思っていたのにw


レニ:「あの店はパスタリアにあった頃から限定物とかしっかり取り扱ってたし、見る人が見ればわかってくれるよ」
    それにしても……興味持ち始めてくれたのは嬉しいけど、一体どういう風の吹き回し?」
ルーアン:「だって、クローシェ様、ゲロッゴ好きじゃない。
      昔は人前ではあまり出さなかったようだから気付かなかったけど、今はもう丸出しだよね。
      だから……」
      抱えるように持って少しでも柄を隠そうとしているが、むしろ逆効果になっている


           [見学用]ママーあの女の人ゲロッゴ大好きなんだねー!
           [見学用]大声で言う畜生w
           [見学用]ぎゃあああ!


レニ:「好きな人の好きなものを共有したい心理……何年経っても変わらないね。今の方が距離近いから当然か。
    メタファリカは大きな転機だったと思うけど……あの人にも色々あったんだろうなって今は思うよ」
ルーアン:「うん。 ……I.P.D.だと分かった時はさすがにびっくりしたよ」


話が弾んでいるところで、すぐ後ろから二人を呼び止めるような声が聞こえた

**:「あの、少しいいかい?」
ルーアン:「はい?」すぐに振り向いて答えます
一歩先に進んでからルーアンが止まったので振り返る。

呼び止めたのは、一人の青年。見た目は、レニやルーアンと比べて少し幼さが残っている。
そして、その後ろには大きな荷物のようなものを背負う少女がいた

***:「……」
**:「もしかして、貴女は大鐘堂の方ですか?」

青年は、レニに向かってそう尋ねた。
その声音は、疑問というよりも確認に近かった

ルーアン:「……」二人の風体を見て、露骨に不審の目を向けている
レニ:「……大鐘堂にご用なら、あちらの道を行けば見えてきますので」と建物の方角を指差す。

**:「ああ、誤解を招くような言い方をしたね。
    大鐘堂に用があるのではなく、貴女に用があるんだ」
ルーアン:(……犯罪者? 誘拐?)
      さらに警戒の度合いを高める

**:「ああ、そんな怖い顔しないでくれ。
    昔、大鐘堂の方に助けられてね。そのお礼をしたかったんだ。
    その方が、あまりにも似ていたもので……
    もし大鐘堂の方なら、あまり見る機会もないだろうし」


レニ:「大鐘堂に所属している人間を捜しているのなら、大鐘堂で尋ねた方がいいでしょう。
    直に会えなくても、礼くらいなら言付けくらいできるでしょうし」
**:「言付けだけでは、僕が納得できないからね。そのくらい、僕にとっては重要なことなんだ」
少し時間がかかりそうなので、ルーナは背負っている荷物をそばに置く
ルーアン:(爆発物? にしては目立ちすぎるか?)

青年はその視線を気にして
**:「ああ?これかい?
    これは楽器だよ。
    姉さんは、定期的にここで演奏会を開いているからね。


           [雑談]ここで演奏会って、路上か(誤解)
           [雑談]さすがに、外で楽器は弾きたくないですなぁ......(中の人的にも)


レニ:「どちらにせよ、私達を引き止めるよりは有意義な情報が得られると思いますよ」
ネル:「……これから大鐘堂に行く、という考えはないんだ。あまり時間はかけたくないからね」

ルーアン:「……悪いけど、まだ信用はできない。
      あなたたちの名前、それから、助けられたというその詳しい状況を言って」
ネル:「……分かった。別に隠すことでもないからね」

少し佇まいを直して
ネル:「僕はネル、こちらが姉さんのルーナだ」
ルーナも軽く会釈する

対して相変わらず不躾な視線を送るルーアン。

ネル:「姉さんは、色々あってあまり人と話せないんだ。そこは勘弁していただきたい。

    僕たちが大鐘堂の方に助けられたのは、およそ六年前。
    I.P.D.暴走に巻き込まれたところを、助けていただいたのさ。
    その時の怪我を治療して頂いたのが、その人かもしれない、ということさ」

レニ:(6年前……)思案顔。
ルーアン:「I.P.D.暴走自体は珍しくもなんともなかったから、それだけじゃ判断できない。
      もう少し詳しく言いなさい」

ネル:「場所はスフレ軌道のラクシャク寄り、死者は二人、怪我人は僕一人、
    あとは......そうだな。その死者の一人が、元大鐘堂騎士隊の一員だった。ここまで言えば良いかい?」
ネルの話を聞いて、少しだけ体を震わせている 確認を促すように、横目でレニを見る

レニ:「……うん、それは確かにあった。怪我人の治療も担当した。それが貴方、と」 目配せ頷き

ルーアン:「いちおう、その中身も見せてくれる?」“楽器”を指さして

ルーナに確認するように目配せし、ルーナはその視線を感じ取って小さく頷く
ルーナとネルが荷物のフタを開けると、そこにあったのは......
ネル:「これで良いかい?」

ハープだった

開いた瞬間、レニをかばう体勢をとったが、すぐにそれを崩して元のように向き直る

ルーアン:「すみませんね、疑うようで」
      警戒は完全には解いていないが、口調である程度の変化を示しているようだ
ネル:「この街中で、こんな大きなものを持っていたら、怪しいと思われても仕方がない」
ルーアン:「で、どう思う?」レニを見て言う
レニ:「ここまで引き留めて"感謝"の念は十二分に受け取ったし、用件は終わったと思う」


            [雑談]意訳:荷物重いし疲れたし帰りたい
            [雑談]てか緊張解けたらゲロッゴ袋の存在を思い出すな?
            [雑談]せやな? この長時間晒しっぱである


ネル:「もう少しだけ、時間を頂けないか?
    ずっと荷物を持っているのが辛いなら、どこか落ち着ける場所に移動しても良いが……
    もう少しだけ話をしたいんだ」
ルーアン:「……」レニに一任するようだ
ネル:「いや、無理だというならそれでも構わないよ」少し考えているのを察して

レニ:「素性はひとまず納得した。感謝も受けた。これ以上の時間を費やしてどうするつもり?」
ネル:「言っただろう?言葉を伝えるだけでは足りない、と」
ルーアン:(言葉じゃなくて…… ……!?)
      なにか良からぬ想像をしている

レニ:「親切も過ぎればお節介。あなたには不足でも私には過剰なの」
ネル:「......夕食はまだなんだろう?」
レニ:「ええ。家族と過ごせる貴重な時間なの」
ルーアン:「回りくどいのは好みません。用件をもっとはっきりさせてほしいのですが」
ネル:「こちらで代金は出すから、食事ついでにもう少し話をしたい。」
ルーアン:「何の、ですか? それを聞いているのです。
      出しゃばるようで悪いのですが、まだ心配ではあるので」

ネル:「僕たちの話と......姉さんに関する頼み事だ」ルーナの方をちらっと見ながら言う

ルーアン:「……」
ネル:「申し訳ないが、これ以上は承諾して頂けないと話せない」

だが、首を縦に振らないことを確認すると、諦めたように続ける。

ネル:「貴女方が大鐘堂の騎士だから、ではない。
    それなら、先に大鐘堂へ向かっているからね。
    先ほどから話していて、貴方方なら頼んでも問題はないと思ったんだ。承諾するかどうかは別にして、な」

レニ:「6年前助けられた善意に縋っているなら、そんなものは無いって初めに断っておくわ。
    あれは私の任務だったからしたまでのこと。骨を折って頼み事を受けてあげる義理はない」
ネル:「そのことは百も承知だよ。その上で、頼んでいる。
    貴女方なら、姉さんの傷も……」
    途中で声は消える。口走ってしまったことを後悔するかのように


 BGM:She
 Tales Of Destiny : Director's Cut -Premium Box Special Sound Track より


ネル:「では聞こう。貴女方は、大切な人が傷ついてしまったらどうする?
    見た限りでは、貴女方は互いを信頼しているように見えるが……」


レニ:「……それは肉体的に? それとも精神的に?」
ネル:「......精神的に、だ」
レニ:「彼女が傷つく分には、私は気に留めない。それは私に求められているものではないから」
ルーアン:「……」無言で頷いて同意する
ネル:「では、貴女は?」ルーアンの方を向いて言う
ルーアン:「傷つけるなんてことはさせない。それが私の仕事なのだから」
こちらも無言で頷く。

ネル:「そうだろうな。
    だが僕が聞きたいのは、傷ついてしまった時の話だ。それを聞きたい」
   「貴女方は何をする?何をしてそれを克服させる?」

レニ:「何も……
    何もしない。仮に傷の要因が私自身だったとしても」
ルーアン:「それが自分の責でないなら気にすることはない。
      自分の行動の結果なら……それは自らの未熟さが招いたもの。
      傷ついた心を癒すなんて、そう簡単なことではない。私は……」
      レニのほうを見て、少し言いよどんで、
ルーアン:「そのことを知る機会があった。
      だから、できることは、再び同じ轍を踏まないように努力すること。
      ……もしその機会があれば、だけど」

ネル:「……」少しだけ考えている。
ルーアン:「あなたは……ネルさん、でしたっけ、
      何を考えているのですか? 何の理由もなくこの質問をしたのではないのでしょう」

ネル:「もちろんだ。先ほどの、姉さんに関する頼みに繋がる。
    僕たちはI.P.D.暴走に巻き込まれたと、そう話した。
    その時、姉さんは心に深い傷を負ってしまったんだ。僕は、あらゆる手段を考えてそれを克服させようとした。
    だけど、完全には克服できなかった。
ルーナ:「……」
ネル:「だけど……。
    僕は止まれない。姉さんは、僕の大切な人だから。
    姉さんは、僕の唯一の家族なんだ。
    そんな人が傷ついたままではいられない。だから、機会があるごとにこうして頼んでいる。
    これが理由だ。」

ネル:「押し付けがましいことは承知している」



ネル:「姉さんに......ルーナにダイブしていただけませんか?」




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  セッション AB-0-2 2016.06.25
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レニ:「ダイブの人選……人柄を見て選んでいる、ということだけど。私たちは医師でもなければカウンセラーでもない。
    まして初対面にも等しい相手。あまりにもリスクが高すぎるとは思わない? 彼女にとっても」

ネル:「......ダイバーズセラピなら、受けたことはある。
    だが、それではダメだった。
    姉さんが言っていたんだ。そのセラピストは「仕事」としてやっていた、と。
    たとえその方が本気でやっていたとても、拭えなかったのだそうだ」
ルーアン:「まあ、いまのダイバーズセラピが必ずしも
      サイコセラピーを意図したものではないことは知っていますが……」
      ため息交じりに一言前置きしてから、
     「それで、セラピストはなんて言っていました? 治療目的で受けたのなら、
      成功にしろ失敗にしろ説明があったのでは?」


            [雑談]パスタリア出身なのでダイバーズセラピにはマイナスのイメージを持ってます
            [雑談]特にがっつりクローシェが反対派でしたしねー


ネル:「治療は失敗、最初は上手く行っているように見えていたらしいのだが、途中から反応が極端薄くなったと話していた」
ルーアン:「なるほど。
      ルーナさんは、そのセラピストのことを好きじゃなかった? 信用できなかったのですか?」
話を振られ、ルーナは少し躊躇いがちに頷く
ルーアン:「……そう、そうですよね」
      ルーナに笑顔を作って見せ、そしてまた考えているようだ
ネル:「おそらく先ほど話した、姉さんがセラピストに感じたことが原因じゃないかと思っている」

レニは細いため息を一つ吐いて
レニ:「家族を想って……って気持ちは分からないでもない。
    でも事はダイブの話。当人を差し置いて見ず知らずの人間との間だけで話が進むっていうのは正直いい気はしない」
    ルーナに視線を向ける。
   「貴方は……それでいいの? 自分の心を踏み躙る人間を手当たり次第に見繕われて。
    貴方の中で私が何をしても、彼に責任の取りようなんて無いのに」


            [雑談]おっ、言ってくれた ありがたい
            [雑談](今のところはまだ)大丈夫!
            [雑談]仕事だから義務が発生して守るところは守ってくれるんだよよよ


ルーナ:「わ、私は.....ネルが許した人なら......大丈夫……。
     それで失敗したとしても......私が悪いだけだから……」
ネル:「姉さん、それは……」
ルーナ:「ネルは黙ってて」
ネル:「……」
    予想外の叱責に、目を見開いている

レニ:「……この提案を言い出したのはどっち?」
ルーナ:「......私よ」


            [雑談]ほう
            [雑談]ネルだろうと思ってたから聞けてよかった


ルーナ:「ネルは身内。ある程度私のことも知っている。でも、それじゃダメ......」まぎれもない事実だと言うように、淡々と話す
ルーアンはルーナの言葉を聞き、だろうなー、という表情でネルの顔に一瞬視線を向ける
レニ:「だったら人選を彼に任せる理由は? 貴方自身がそれを望むなら、人任せにしていいことではないと思うけど」
    意外そうに目を細めて
ルーナ:「ネルには、人を見る目がある。私は......今までほとんど人と関わらなかったから、そんなことは出来ないの」

ルーナ:「でも……
     今......私は貴女方ならダイブしても良いって思ってる。それは、ネルが決めたからじゃない」

    「最初は......貴女方も赤の他人だったはず。でも貴女方が互いを想う目は、ネルが私を想う目に似てた……。
     私に足りないものを、貴女方は知っている。それを、私は知りたい」

レニ:「…………」どうする、とルーアンに目で問う
ルーアン:「無粋なことを聞くようですが、ネルさん、あなた自身はどうだったのですか?」
あなたもダイブの経験があるのでしょう、との言外の前提を乗せて尋ねる。

ルーナ:「......いいよ、話しても」ネルの方を向いて言う

ネル:「ダイブは......そんな生易しいものじゃないというのは十二分に理解している。
    他人に任せるというのも、本当は不安でたまらないんだ。
    でも、僕では無理だったんだ。僕が出来なければ、他人に助けを求めるしかないだろう」
ルーアン:「ダイブはどこまで?」 ダイブレベルを聞きます
ネル:「......4だ」
ルーアン:「……それで、結果は?」 ちょっと意外そうな表情を見せて
ネル:「大きく変わったのは僕への対応だけだった。
    ダイブする前に比べれば他人との当たり方も変わったが、事故の前に比べればまだまだだ……」
ルーアン:「……」少し考えてから、

ルーアン:「一般論として、人付き合いを穏便に済ませるコツは、相手を理解すること。共感することまでは必要ない。
      だけど、このような……はっきり言ってしまえば治療のためには、まず共感が必要になる。
      悪いんですけど、ネルさん、あなたにはそれが欠けているように感じられる。
      最初に会ってから現在までのあなたの行動から、ね」

      さらに、一呼吸おいて、

ルーアン:「たぶん、ネルさんは頭で理解することはできるのだと思います。話を聞くことはできる。
      普通のダイブなら、それだけでもある程度の成功は得られるのだと思います。
      でも、今回は違う」
     「……そうではありませんか?」ネルに問う
ネル:「......言われて見れば、そうかもしれないな……」
ルーアン:「さっき言いかけましたけど、私にもダイブの経験があります。
      その対象は、幸運にも、私を多少は信頼してくれていた。
      それでも、ダイブを円満な終了に導くのは簡単なことではありません」
ルーアン:「だから、私がネルさんに信頼されるかどうかはまったく関係なくて、
      私がルーナさんのことを知らなければなりません。
      ルーナさんに問わなければなりません」
ルーナをあえて直視し、ルーアンは問いかける。

ルーアン:「ルーナさん、あなたは、今のままでいることを望みますか?
      それとも、変わりたいと思っていますか?
      たとえそれが、心の底からの想いでなかったとしても」

ルーナ:「......私は、変わりたい。
     今までは......ずっと私の面倒を見てくれるネルに迷惑を掛けたくなかったから、そう思ってた。でも……
     今は......私自身のために変わりたいって想う!
     ......すぐには、無理かもしれないけど」
ルーアン:「ネルさんにも聞きます。あなたは、ルーナさんのことを、どう思っているのですか?」
      語気を徐々に荒げながら、ルーアンは詰る!
ルーアン:「本当に、ルーナさんのことを、助けたいと、思っているのですか!!」


            [雑談]ロールプレイのパワープレイ
            [雑談]もっと熱くなれよ!!
            [雑談]これはよいロール


ネル:「......あの事故の後から、助けたいという想いは変わらないんだ。
    そうでなければ、今ここに僕も姉さんもいない。
    ダイブに失敗するその時まで、僕だけで何とかしようと思っていたんだ!」
ルーアン:「伝わらない! 助けたいという想い、そんな言い方じゃ全然伝わらない!
      だからダメだったんでしょうが!!」
ネル:「!!」
ルーアン:「あなたは気づいていたの!? ルーナさんのこの想いに!」
ネル:「っそれは……」

ルーアン:「……」ようやく、表情を崩すルーアン。

ルーアン:「行きましょう、だいたいの状況は分かりました」
ネル:「行くって……」
ルーアン:「ルーナさんのその想いがあるなら、こちらも話を聞く価値があるというものです。
      場所を変えて話すのでしょう? 私は付き合いますよ」
      そう言って、レニの方を見る。
レニ:「すっかり引き込まれちゃったしね……いいよ、私も付き合う」
ルーアン:「あっ、別にお金は払わなくていいですよ? 借りを作るのは私たちの流儀ではないので」
レニ:「ちゃんとしたダイブだから持つものは持ちます。稼ぎだって悪くないので」
ネル:「......ありがとう」

ルーアン:「……」
     「あっ、ちょっと待ってください」
ネル:「え?」
ルーアン:「あ、あの、すぐ済みますから」
      と言って、荷物を持って物陰に隠れるルーアン。
      なにかの物音がして、まもなく涼しい顔で再び現れた時には、
ルーアン:「では行きましょう」
      ゲロッゴ紙袋が裏返しになっていた。
ネル:「あ、ああ……」
    呆気にとられながらも、ついていく


            [雑談]あの袋持ったのを想像してもう一度、とかやらせるとあかんな


ルーナはルーアンの背を見ながら……
「眩しい人……」
そう、ぽつりと呟いてから荷物を持ってついていく

レニは最後尾についてテレモを取り出し
「……もしもし? うん、私。
 悪いんだけど、時間通りに帰れそうに無くなったから先に――うん、うん、ごめんね」
 と電話をしながら皆の後を追います。


            [雑談]拍手を送らざるを得ない。さすがでござった
            [雑談]ふう、やりきった感ある
            [雑談]ダイブはこれから()

            [雑談]もう少しルーナとルーアンさん、レニさんと話をしつつ、という感じで
            [雑談]ネルはそろそろ置物状態……
            [雑談]インフェルスフィアダイブ時のクロアを思い起こさせるやつ
            [雑談]むしろネルは積極的に置物にしていこう

            [雑談]これくらいぶっこまないと、レニはともかくルーアンはダイブするに足るだけの信頼を得られないので
            [雑談]そのダシにネルさんを使った格好ですね、メタなことを言えば

            [雑談]そういえば結局まだ名乗ってないな?
            [雑談]はっ!
            [雑談]アーッ


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  セッション AB-0-3 2016.07.06
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お店に向かう四人だったが、ルーアンはネルに「ルーナ抜きで話したいことがある」と言って、レニとルーナを先に行かせた

 BGM:静寂と生息
 トラスティベル ~ショパンの夢~ オリジナル スコア より


ネル:「それで、姉さん抜きで話したいことって?」
ルーアン:「まず聞きたいのは、6年前のIPD暴走のことです。私は事件の内容を全く知らないので。
      ルーナさんはIPD暴走に巻き込まれて心に傷を負った、と言っていましたよね」
ネル:「貴女は、あの場にはいなかったのか。
    それはすまなかった。

    それで、六年前のことだったな。
    さっき、死んだのは二人って言ったが、その二人は僕たちの両親だ」
ルーアン:「……やはり、そうでしたか」
ネル:「両親は、I.P.D.の暴走から僕たちを庇ったんだ。まだ幼かった僕たちには、為す術はなかった。
    両親の死は、姉さんにとっては衝撃が大きすぎた。姉さんは、両親のことを非常に尊敬していた。
    崇拝していた、と言っても過言ではないくらいに」
ルーアン:「崇拝……」ちょっとその言葉遣いに違和感を覚えながら
     「亡くなった元大鐘堂騎士というのは、お二人のお父様ということですよね。たぶん」
ネル:「そうだ。父は、本当に色々なことを教えてくれたよ」
ルーアン:「事件のことを聞いたとき、ルーナさんが、少しビクっとしていました。
      それでおそらくそうじゃないかとは踏んでいたのですが……」

     「では、ネルさんの依頼の内容は何ですか? もう一度教えてください」
ネル:「......姉さんは、『信じること』を怖がってる。
    信じていた人を失う恐怖と悲しみが、姉さんの心の傷の正体だ。
    それを、ほんの少しでも解かして欲しい」
ルーアン:「先ほどは「克服する」と言っていました。
      念のため言っておきますが、「克服する」のと「癒す」のは違いますよ?」
ネル:「貴女方にして頂きたいのは、癒す方だ。克服させるのは、僕の方で何とかする。
    貴女の言葉のおかげで、少し希望が見えたからな」
ルーアン:「なるほど。
      まだ考えが甘そうな気がしますが、ひとまずそれはいいでしょう。
      でも、それでも、私たちの力が必要だと思うのですか?」
ネル:「......ああ。僕だけでは出来ないこともあるからな」
ルーアン:「……」前を行くルーナとレニとは話が聞こえない程度の距離を保ちながら、ルーアンは質問を続ける

     「気になるのが、事件から6年も経ってもまだ、その「症状」があるということです。
      なので、現在のルーナさんの症状について、ネルさんに質問してもいいでしょうか?
      外から見てわかる範囲でいいので」
ネルは少しだけ上を向いて記憶を、質問の答えを探す

ネル:「......姉さんは元々内気な性格だったんだが、それが目に見えて顕著になった。
    姉さんは今、人と関わることを極端に避けている」
ルーアン:「なるほど。ネガティブな物の見方をするようになったりの変化はありましたか?」
ネル:「それは今も変わってない......と言うより、元から少しネガティブな見方をしていた。それがさらに酷くなったようには見えない」

ルーアン:「夜に眠れない、眠りが浅くてすぐ目が覚める、といったことはよくありますか?
      あるいは、いつも何かに警戒しているとか、ちょっとしたことに過剰にビックリするとか」
ネル:「人の視線は、よく気にするようになった......と思う。
    あのハープを弾く時だけは、そんなこともないのだが……」
ルーアン:「ハープ……」少し考えて、さらに続ける

ルーアン:「酷い悪夢を見たり、突然事件の記憶が蘇って感情を抑えられなくなるようなことは?」
ネル:「......つい昨日、それを起こしたばかりだ。その時は、事故直後に比べたら抑えられてる方だった」
ルーアン:「……」

ルーアン:「最後に、事件に関連するものを避けたがる傾向があるように見えますか?
      例えば、事件があった場所とか、詩魔法を謳う声とか、
      その時に身に着けていた物、近くにあった物みたいなちょっとしたものでも」
ネル:「詩魔法は、あれ以来謳った所を見たことがない。聞くことも......ほとんどなかったはずだ」
ルーアン:「そうですか、わかりました。少し考えてみます」

     (おそらく、事件そのものに由来する「心の傷」とは少し違うところに原因があるのだろう)
      心の中で整理すると、ルーアンはテレモを取り出し、なにやらメッセージを送っているようだ
      それをレニに送り、話の内容を共有する

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ルーアンとネルの先を歩いているルーナとレニ。
ルーナの表情は少し固い

目的地への方向がズレれば修正が飛んでくるだろう、と道なりに進みながら

レニ:「……これはこれで丁度いいか」
    と、ひとりごちるように呟き
   「まだ私……達にダイブして欲しいって気持ちが揺らいでないなら、ひとまず今の私の気持ち、聞いておいて」
    そう会話を持ちかけます。
ルーナ:「......うん」
レニ:「聞きたくないって思ったら言ってくれればいいから」
    と前置いて話し始めます

レニ:「正直仕事でもないのに面倒事に巻き込まれるなんて御免だって思ってた。違うな、思ってる」
    しかもそれがダイブの話。傷を治すのにわざわざ劇薬を選ぶ必要はないし、初対面で即決なんていうのも無茶苦茶。
    安売りはもっと嫌い」
ルーナ:「......安売りしてるつもりは......ないよ」
     目を合わせないように、顔を伏せながら返す。

レニ:「普通はある程度の親交を重ねてダイブするもの。現実ですべきことを蔑ろにしてない?
    心の中で起こることだから傷つくのは自分だけ、なんて思っているわけじゃないでしょ。経験者なんだから。
    それを分かってて安売りじゃないって言うんなら、もっと別の手段を選んでるはず」
ルーナ:「......注意されたよ。あくまでも手段の一つだからって」
     背負っているハープを指差して
    「これだって、その一環になるはずだった……。
     でも、それで変わったのは弾いてる時だけだった。そうじゃない時は、変われなかった」

レニ:「そう。
    それでもリスクを取ってダイブを要請するなら応えてあげる。そして即引き揚げてもらうわ。
    "ダイブした"ことには変わりないから。貴方の望んだようにはならないでしょうけど」
    入った瞬間にクリティカルダウンだってあり得る。私と貴方はそれくらいの関係でしかない。
    貴方が言葉でどれほど受け入れると言ってもね」

    そしてルーアンから届いた通信をさっと確認します。

ルーナ:「あっ……」
あちこちに視線を泳がせていると、後ろからルーアンとネルが来るのが見えた。

ネル:「こちらの話は終わったよ」
レニ:「まさか案内する人が後ろにつくとは思わなかったけれど。実りのいい話はできた?」内容は知らない素振りで
ルーアン:「うん。レニには悪いけど、思ったより面倒かも」 後半は小さな声で

ルーナ:「こっちも......少しだけ話をしてた」
ネル:「そうか……」意外そうに言う
ルーアン:「私もお話したいなー」丁寧な言葉遣いを少し崩して様子を見ている
レニ:「ひとまず話を聞くことは了承しちゃったしね。そこまでは付き合いましょ」

ネル:「とりあえず、お店に向かおう」


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 BGM:陽だまり
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より


喫茶店に入ると、食事や談笑をする客の姿が少しだけ伺える。
これならば、空いている席はありそうだ

店員:「いらっしゃいませー!
    4名様ですね。こちらへどうぞ!」

空いているテーブル席に案内された

ルーアン:「ホワイトシチューと合成オレンジ。あとくるるくロールケーキを食後に」
      普通に夕食を済ませるつもりで注文するルーアン
ルーナ:「クルルク団子に、野菜スープ、ブレッドかな」
レニ:「煮かぼじゅと卵焼き、小ライス」
ネル:「僕はとカレーと紅茶にしておこう」

ルーアン:「さて、こちらの自己紹介がまだでしたね。私はルーアン、大鐘堂騎士です。
      レーヴァテイルじゃなくて騎士のほうで」
レニ:「同じく大鐘堂所属のレニ。改めまして」
ルーナ:「一応、改めて。
     私はルーナ。先ほどから聞いてのとおり、ハープ奏者なの」
ネル:「僕はネル。姉さんと呼んでるけど、ルーナとは双子なんだ」

ルーアン:「ルーナさんがお姉さんなんですよね。ネルさんはおいくつですか?」
ネル:「今年で18だな。もちろん、姉さんも」
ルーアン:(そうすると、6年前は……)と頭の中で計算する

ルーアン:「ルーナさんって、ハープの演奏会を開いているんですよね? あそこの路上で」
ルーナ:「......路上じゃない......ちゃんとホール借りてる」
ルーアン:「あっ、ごめんなさい! つい……」
      ちょっと口ごもり、合成果汁を飲んでやり過ごす
ネル:「ね、姉さん落ち着いて……」少しだけ慌てている
レニ:「巡回メインについているわけじゃないから聴いたことがないのは偶然……と思ってたけど。それなら納得」
ネル:「ま、まぁあまり頻繁には出来ないのだけどね。年に二回がせいぜいと言ったところだ」

ルーアン:「でも、ホールで年2回もコンサートを開けるなんて、
      ルーナさんはすごい人だったんですね」
ネル:「まだ理由は聞けてないけれど、初回のコンサートでルカ様が来てくれたからかもしれない。
    あの時は本当に驚いた」
ルーアン:「はい?」
      予想外の固有名詞の出現におもわず聞き返す
ルーナ:「......最初の演奏会、ルカ様が聞きに来て下さったの」

ルーアン:「ルカ様って、あの、御子のルカ様ですよね……?」
ルーナはこくり、と頷く。少し恥ずかしげに
ルーアン:「えええええーーーーっ!?」
      店の客が一斉にこちらを見るような大声で驚くルーアン
レニ:「ルーアン、声、声」ぺしぺしと机を軽く叩いて
ネルは一瞬ぎょっとしたが、すぐに笑みを戻す
ネル:「さすがに驚くか……」

ルーアン:「あ、ごめんなさい、また」
ルーナ:人の視線を気にしてそわそわしている
ネル:「まぁ、あの日以来ルカ様とは少し付き合いがあってね。
    えっと......クロアさん、でしたっけ。彼とも話をしたよ」
    少し声を抑えながら話す

レニ:「最初……公演はいつ頃から?」
ネル:「二年前だよ。年二回にしたのは去年からだけどね」
ルーナ:「二回目の演奏会......お客さんすごく多かった……。
     今借りてるホールは......去年の二回目(最初から数えて三回目)から……」
レニ:「公演のきっかけは何か? 舞台を用意するのは中々大変だったと思うけど」
ネル:「元々姉さんは音楽に興味があってね。ハープにしたのは、ライアーの演奏を聴いたからなんだ」
ルーナ:「......どうせ演奏するなら、誰かに聴かせたい……」
ネル:「そのための苦労なら、何ということはないさ」苦笑まじりに言う


ネル:「貴女方はどんなお仕事を?」
ルーアン:「うーん……」
さすがに答えにくいのでレニの様子を窺う
レニ:「一緒にここの環境調査。今はすっかり落ち着いてきたけどね」
ルーアン:「そういう感じです、私も一緒に行ったりします!」
ネル:「メタファリカが出来る前とじゃ、やっぱり違うのか」父のことを思い出す
レニ:「土地も業務も全然。詳しく言うまでもないと思うけど」
ネル:「なるほど……」

気付けば、運ばれた食事は空になりつつあった。


            [雑談]ひとつ思ったのですが、C卓と同じですか? 10日後にコンサート
            [雑談]実を言うと、C卓はこの卓の日より二日ほど後なので十二日後ですね
            [雑談]了解 なら
            [雑談]ほほう


ルーアン:「まさかとは思うのですが、次のコンサートの日程って……」
ロールケーキを口に運びながら、思い出したように手帳を開いて、なにかの日程を確認しながら聞く
ネル:「ん? ああ、そろそろその時期だよ」
ルーナ:「今からだと......十二日後ね」
ルーアン:「場所は……インフェリアーレの……?」
ネル:「にゃにゃ屋の近くだ」
ルーナ:「前までは、もう少し外れの場所だった……」
ルーアン:「……」
     「やっぱり……もうこれ運命かもしれない……」
     (御子様二人連れだって聴きに行くことになってるよ……私護衛だよ……)
      と諦め混じりの声でレニに囁く

ルーアン:「ごめん、少なくとも私は逃げられなさそう」
と付け加えて
レニ:「あー……」うん、ご愁傷様、とは口に出さずもそれとない表情で
ネル:「???」疑問には思いつつも突っ込まないでおこう

ルーアン:「こうなったらもう、レニにも付き合ってもらうからね、ダイブは」
と謂れのない暴論を振りかざす
レニ:「は、え? そこでどうしてそうなるの」
ルーアン:「答えはハイかイエスで」
レニ:「それ拒否権ないって言うの。却下!」
ルーアン:「えー」めちゃくちゃ不満そうに
ルーナ:「......」話の流れが飛びすぎて呆気にとられている

ネル:「本当に、仲が良いんだな……」
レニ:「……ていうか、そう、本題」逃げるようにネルに振り
ネル:「ああ、ダイブの日程を決めないといけないな……」
ルーアン:「そこじゃないでしょう? 私はもう心が決まっていますからいいですけど」
ネル:「……は?」
ルーナ:「あぁ、コンサートの……」
ルーアン:「コンサートは……その……また会うことになる気がする」


ルーアン:「ネルさん、もう一度、ちゃんと依頼してください。何をしてほしいのか」
ネル:「そうだな」少し佇まいを直す



ネル:「ルーナにダイブして、事故で負った傷を癒して頂けますか?」



ルーアン:「私はいいですよ。ルーナさんの力になれるならば」

     「レニはどうする? さっきはああ言ったけど、別に私だけでもいいよ?
      そのぶん頑張ってくるから」

ルーナも頭を下げて
ルーナ:「……お願いします」
レニ:「……もしここで承諾したら、さっき話した通りにするけれど。それでも?」
ルーナ:「......うん、それでも構わないよ」

ルーアン:「何する気かわからないけど、一度経験してみるのもいいかもね。
      私がどれだけ苦労してるかを」 ちょっと意地悪そうにレニに言う
レニ:「……大丈夫、多分もうこれ以上をかけることはないから」


レニ:「そう。では悪いけれどお断りします
    レーヴァテイルとダイバーは対等であるべき。あんなダイブとも言えないことを持ちかけられたってするべきではないわ」
ネル:「そうか......。いや、それでも構わないよ。むしろ、断る方が当然だ」
ルーアン:「まあじゃあ仕方ないね、レニの言うことももっともかもしれない。
      そりゃ体験するにしたって、まずは普通のダイブであるべきだよね」
ネル:「それでは、ルーアンさん、宜しくお願いします」
    ぺこり、と頭を下げる

ルーナ:「レニさん、ここまで時間かけておいて、ごめんなさい」
レニ:「構わない。それに、今は無いからといってこれからが無いわけでもない。
    だからまずは……お友達から始めましょう」
ルーナ:「えっ!?」
レニ:「言葉を交わして親睦を深めて、お互い理解し合ってダイブに臨む。普通の手順を踏むだけ。
    そうしたらダイブから以外の見えるものがあるんじゃない?」

ネル:「......その方がいいのかもしれないな」と、ルーナに耳打ち
ルーナ:「......そうね。そうする」ネルの言葉を聴いて納得

ルーナ:「よろしく......お願いします」
レニ:「よろしく、ルーナ」
    ふっと微笑み手を差し出して
    そっと手を出し、レニの手に応える

ネル:「......良い傾向、だな」誰にも聞こえないように、ぽつりと呟く
ルーアン:「レニはレニで、自分のやり方でやってみるみたいね」満足そうに

ルーアン:「じゃあこっちの日程ですけど、
      えーと、コンサートの後がいいかな……たぶんその時には、私の正体もバレてると思うから……」
ネル:「なるほど、ではそれで行きましょう」
   「場所は......インフェリアーレでいいか。わざわざラクシャクまで行く必要もないだろうし」
ルーアン:「そうしましょう」
      以下、連絡先を交換したりしてこちらは終わりにします


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ストーリー > A&B組:導入
最終更新:2017年04月19日 20:32