かつてネット界の片隅に、大層引きの弱い男が居た。
彼は来る日も来る日も北斗に挑み、その度に単発を引いては、散っていった。
それでも彼は最後まで諦めなかった。
そしてある日突然、伝説を打ち立てる。
１９連チャンという伝説を・・・。
後の世の人は、畏敬の念を込めて、彼をこう呼んだ。
「カリスマパチンカー・蟲」と―――。
～蟲覇王伝「天運の章」より抜粋～
さてさて、という訳で、調子こきまくりの蟲くんは、昨日も鴨ミリに行ってきますた。
前日の１９連の余韻も覚めやらぬ中、夢見心地で回し始める。
ククク・・・今日は新たな伝説を打ち立ててやる。「昇天」という伝説をな！
打ち始めてすぐ、異変に気付く。
うはっ、すんげぇ回るな この台ｗ
21.2回転／1Kという驚異的なペースで回りまくる。
オイオイ、色んな店で北斗打ってきたけど、ここまで回るのは初めてだぞ。
もう正月営業は完全に終息したか？
それとも偶々見せ台に座れただけなのか？
いずれにせよ、まさか徳島の等価店で、ベース20回オーバーの台に座れるとは思わんかった。
ＧＪ鴨ミリ！！
フフフ、今日この台に巡り会えたのも、神の采配やも知れんな。
僥倖っ・・・！ 神がこの蟲に、「勝て」と言うておるわ！！
さて意気揚々と回すも、スコーンとハマッて、一瞬で２万飲まれる。
あぎゃぁ！！（汗）
ぐっ・・・えぇい、浮き足立つな俺！
北斗の前では、１万２万など只の紙切れに過ぎぬ！
北斗の正念場は、２万投資からっ・・・！！（汗）
投資26.5K目。
始動時 緑オーラ発生。
他には何の予告も絡まないままリーチ。
（ハイワロだな・・・）
しかし リーチ直後、事態は急変する。
何故か夜空に強敵（とも）の顔が浮き出る！
ぬぉぉお、ここでまさかの強敵背景！？
今アミバステージだったよな？
って事は・・・ラオウ系リーチにさえ発展しなければ・・・
ﾄﾞｷﾄﾞｷしながら見守っていると、ケンシロウVSアミバリーチへ！
うはぁ、地味だけど当確パターンキタコレ！！(ﾟ∀ﾟ)
疑似やらＳＵやらゴチャゴチャ絡まなくても、一つの予告で鉄板になる。
どんだけ奥深いんだよ北斗・・・（ﾊｧﾊｧ）
アミバぬっ殺して、16R大当たりギェェェット！！
さて ここから緊張のバトルモードに突入。
しかし確変が始まった途端、ふと自分の異変に気付く。
何というか・・・
いつも確変中、（頼むから単発で終わってくれるな）、（お願いだから突時は止めて）と、
胃をキリキリさせながら、涙目で成り行きを見守るんだけど、
なんか今日の俺は、不思議と自信が漲ってるのである。
楽観的というか俯瞰的というか・・・
（まぁ連チャンして当たり前の事だよね）、（みんな普通にやってる事だし）って・・・
まるで童貞卒業した直後の高校生みたいに、余裕コイてる俺。
あぁ、前日の１９連で、大人になっちゃったんだなぁ俺・・・。
ムケてないのに、一皮ムケちゃったよ。
嬉しい様な、どこか寂しい様な・・・。
さて そんな調子コイてる俺だが、そんな俺の精神状態に呼応するように、
ジャギやサウザーを次々と撃破してゆくケンシロウ。
あっという間に７連到達して、ユワッシャー(･∀･)♪
うはっ、ホント一体どうしちまったんだ俺ｗ
あれだけ苦労して、夢にまで見て、挑み続けた７連に、
２日連続で辿り着いてしまった。
もはや俺はあの頃の俺じゃない。
言うなればゴッドパチンカー蟲！！
さようなら、弱かった俺っ・・・！！（涙）
さて待ちに待ったラオウとのバトル。
しかし一戦目からショボ予告で、ラオウの天掌奔烈を食らい、ブッ倒れるケンシロウ。
無双モードに突入、セグは無念の「突時」・・・！ orz
ぐはぁ、さすが世紀末覇者。 そう簡単にはいかんかったか。
でもまぁ今ﾁｮｲ浮きだし、時短終わったら即ヤメして帰ろう・・・。
諦めかけた直後・・・時短僅か9G目のこと。
何の気なしにルーレットを止めると、まさかのバトル再突入！！！
えええええ！？ 自力で引き戻したのか！？！？
うぉぉい、ホントどうなってんだ俺！！（汗）
ラオウのパンチを難なくかわし、ケンシロウの百烈拳HIT！！
・・・って勝ってんしｗｗｗ
こうして再びバトルモードに突入。
途中３回ラオウに負けてヒヤリとするも、いずれも突確。
その後もちょこちょこと当たりを積み重ね、
終わってみれば、一撃１３連チャン（16R9回、5R4回）達成！
蟲の北斗連チャン記録２位に堂々ランクイン！！(ﾟ∀ﾟ)
時刻も９時を回ってたので、時短抜けて即ヤメ。
９箱流して、14,802発。
投資26.5K、回収59.2K、収支＋32.7Kの勝利ッ！！
うはははは！ ２日で100Kも勝ってもーた！！ｗ
何だよこれ、マジありえねぇ！ｗ
いやぁ～2009年は初っぱなから来てますなぁ、ビッグウェーブが！！
プハハハハハ！！！ｗｗｗ
それから１時間後、妹から衝撃のビッグニュースを聞かされるとも知らず、
のんきに鼻歌を歌いながら帰路につく、ダメ兄貴であった・・・。
To be continued...
