ヴェスタ (う゛ぇすた)
幼女のような言葉遣い。時折短絡的な発言や行動をするが、全て計算尽くの上でやっている。感情的な部分も多々見せ、それらの行動が理不尽に感じることから、反感を持つ者も少なくない。
選別の結果、瀧川?を人身御供にするも、移植に失敗。瀧川?はエチュード?の中枢に取り込まれ、機能が半壊したままヴェスタは稼動せざるを得なくなる。また、防護機能の脆弱性をつかれ、ユグドラシルハッカーに幾度となくハッキングされる。いつ暴走するかわからないまま、エチュード?は混沌の時代に突入する。
四年後、神谷を人身御供に据え、やっと混乱が収まる。だが前オーナーの瀧川?やAIが思い出すように問題を起こし、まだ安定期とは言い難かった。ユグドラシルウォーカーは、度重なる異常事態を起こすエチュード?を、人形の塔?と呼んで恐れた。
その十一年後、高梨がヴェスタ(当時神谷)を救出(ヴェスタ沈黙事件)。オーナーを失ったエチュード?は温度調節や酸素供給がままならず、機能不全に陥る。が、まだ完全には死んでおらず、人のいない中、轟音を立ててすすり泣くように機動することがあるという。