共生虫
2003
講談社文庫
村上 龍
★×1
龍=エロというイメージが壊れた本。
友人宅で留守番中、この薄さなら読みきれそうだなぁという理由で本棚から取り出して読みました。
エロじゃない本も書くんだなぁという発見はあったけれども、大まかには読まなくてもよかった系に分類されると思われます。
ひきこもり、ネット社会っていうのは
イコンのパソ通社会より現代に近くてよかった。
そのテーマの取り方はいいとして、なんでそういう展開でそういうラスト?っていうのがよく分からないので未消化なままグロ描写だけリアルで後味悪く終わる本でした。
毒ガスとかもういいよ…
村上龍はブンガクだと言った人がいたけど、そういうことなんだろうか…とこの本を読んで思いました。
とりあえずブンガクならもっとストイックなのが好きです。
最終更新:2011年01月12日 12:58