「ねぇねぇ」
「なんですか?」
「面白い人いた?」
「・・・あー、そうですねぇ。ケイスケ、って人はどうですかね?」
「ケイスケ?」
「はい、なんか勘が鋭いって噂をしているのを学生から聞いたことあるんですが・・・
それが結構頻繁にあるみたいで、私は能力じゃないかって見てますが。」
「へぇー、勘が鋭いと何か良いことあるの?」
「ありますよ、突然の災害や第三者から殺されるのを未然に防ぐことが出来ると推測出来ます。」
「ふーん、私が殺したくて近付いたら逃げるの?」
「逃げます。」
「それじゃあつまんないよ・・・他は?」
「他ですか・・・そうですね、カイ君は知ってます?」
「誰それ何ソレ。」
「何・・・。・・・えー、コホン、カイ君は優等生で有名なのですが、
一時期自殺未遂したとの噂を聞いたことがあります。その際、死んだはずなのですが、
ナイトメアアナボリズムが目覚めて、彼は生還した・・・と推測しています。恐らく、彼は煙の」
「ナイトメアアナボリズムかぁー。でも、なんか弱そう、やだ。」
「・・・・・・・・・」
「ねぇねぇ他には?他にはー?」
「・・・あの、」
「なに?」
「トキコ・・・は、何がしたいんですか?」
「ナニが死体?」
「じゃなくて。私が、能力者を
ホウオウグループに報告していないのを分かってるのに、
それを報告しない、それに聞くだけ聞いて、何もアクションを起こさない・・・
私は、貴方が何をしたいのか、まったく分からない・・・」
「分かんなくていいよ、分かる必要なんてまったくない。」
「え、」
「貴方に特殊能力なんて、ない。他人の考えていることを当てる能力なんて、ない。
だから人の意思を汲み取ろうとしなくていいの、無理だから。凡人は凡人で他にしたいことを
すればいいじゃない、ねぇ?」
「・・・凡、人・・・」
「私は、楽しいことをしたいからするの。
でも、そんな人私だけじゃ見つかりっこないからわざわざ凡人の貴方に聞くんだよ?」
「・・・・・・っ」
「それだけで凡人の貴方に存在意義がある、十分じゃない。
研究員として招かれることのなかった貴方にピッタリ、あははは!!!」
「・・・煩い・・・!」
「あは、怒る?怒るの?怒ってどうするの?怒りをぶつけるの?いいよ、
その一瞬で貴方の人生は終わってしまうけどね!弱いから!!」
「・・・・・・」
「タカコがわざわざ私に情報をくれるのも、命が惜しいからでしょ?
私がホウオウ様やアイに、タカコのしてることを報告するかもしれないし、
私が気分を害してタカコを殺すかもしれないし・・・ねぇ、違う?」
「・・・ちが、・・・わない、です・・・」
「でしょ?」
「う・・・ぅ・・・」
「・・・素直な人って、長生きするって誰か言ってたねー。ふふふっ」