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流されてナニワ




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なゆたはダメな野良猫である。

どのくらいダメかというと、アイドレス参加を思い立ってから一週間悩み抜くくらいである。

実のところ、義体(キャラ設定)はかなり早々と用意していた。

そういうのだけは得意。

問題は、アイドレスのルールをさっぱり知らないことであった。

多くの藩国では『そんなことは気にしなくて良いよ~^^』と親切に書いてあるが、気になってしまうのがダメな所以であろう。

なゆたはたっぷり一週間悩んだ挙げ句、とある藩国にお手紙を書いた。

『ダメな野良猫でも拾ってくれる藩国はありますか?』

その他色々うにうに書いた気がするが、内容を要約するとこれだけである。翌日、早速お返事があった。

アイドレスの雰囲気を知る機会として藩国にある談話室に招待されたのである。手紙を書いた先の藩国を『海法よけ藩国』、返事をくれたのは摂政の『青にして紺碧』閣下という。

ちなみにかの藩国を選んだのはエースゲームリプレイで藩王陛下がかっこよかったからである。

他に大した理由はない。

この時点ではそんな偉い人が返事をくれたとは思わず、なゆたはうかうかと談話室に出掛けた。

そこにおわしたのは誰あろう、『藩国王 海法紀光』陛下その人であった。何故かがくぶるする左手を押さえつけてご挨拶。おしゃべり一つでも緊張で手が震える辺り、小人たる証である。

そんななゆたに対して藩王は至って気さくな御人で、なゆたは随分救われた。

しばらく藩王陛下と二人きり(汗)でおしゃべりしているうちにかの紺碧摂政閣下を始め藩国民や他藩国の方が談話室に現れた。

ここぞとばかりに気になっていたあれこれを質問しまくるなゆた。

場の空気に飲まれると後は早いのが特徴である。

小一時間ほど滞在し、共和国民の方々の温かい人柄に触れるにつけ、なゆたの行くべき道は決まっていった。再びアイドレス参加への思いを新たにする。

かくしてその場を辞し、西へと向かう決意をした。

その場の方々に感謝の意を上手く伝えられたかどうか自信がない。

たぶん、変にてんぱった野良猫だったなぁと思ったであろう。

この場で再び感謝とお詫びを。

『海法よけ藩国民の皆様、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。お陰様で正式ににゃんにゃん共和国の一員になれました。

いずれどこかで、共に共和の旗を仰げる日を心待ちにしております』

次に向かったのはナニワ商藩国であった。

実は最初の頃に見学してかなりな好印象を持った国である。

まず技術力が高い。見た目にも華やかである。砂漠にある国でありながら、涼しい地下に家があるというのがポイント高かった。

なゆたは暑いのも寒いのも大嫌いである。巨大な地底湖も綺麗だった。

そしてなにより、猫がパイロットになれる!これが決定打であった。

現存する藩国のうち、猫妖精+パイロットのアイドレス保有国はわずかに2国。

ここに決めずして何とする。

なゆたは藩国案内のパンフレットを握りしめて小一時間逡巡した挙げ句、大きくふん、と鼻息を吐くと国民登録所の門を叩いた。

『初めまして。PL名なゆたと申します。この度貴国への登録を希望しコメントさせて頂きます。・・・・』

これからなゆたがどういう生き方をするのか、それはまた後のお話。


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最終更新:2007年12月31日 18:04