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空が見える一日(午後)


昼下がり
食事タイムが一段落したところで守上摂政が
「みなさん、聞いて下さい。」と国民の人達に今回の出来事の説明を行った。
要約すると内容はこうだ。

  • 実は天井から振ってきた大きな蛇は遠くの地に住む踊りが好きな健康を司る神様である事。
  • 最近、国民の人達の体調が優れない事を心配した守上摂政が蛇の神様に助力を願った事。
  • その願いを聞き入れて遠くからはるばる超特急でナニワに訪れて国民の皆の体調を回復して去っていった事。
  • 登場こそ派手ではあったが、穴の開いた天井以外には地下施設に被害が無いように配慮してくれていた事。

蘭堂は守上摂政が説明を続ける横でこの話がどのように受け入れられるかハラハラして様子を見ていたが、
さほど騒ぎにならず割とすんなりと受け入れられたようでほっと胸を撫で下ろした。
どうも満腹になって落ち着いたことと陽だまりの陽気、
そして天井の穴以外に被害が無く、疲れはしたものの良好な自身の体調といった不思議な状況について得心できる事が功を奏したようだ。

その後、藩国地下の施設等に特に被害が無い事を再確認した後は周囲ののんびりとした空気もあって、
サターン藩王の一声で今日は一先ず解散として各自、自由行動となった。

蘭堂は午前中のドタバタですっかり忘れていた日課のウォーキングを行う事にした。
3階層に出来た大きな陽だまりの円周に沿うように暖かい日差しを浴びながらのんびり散歩を楽しみつつ、周囲の様子を眺める。
陽だまりで踊り疲れた身体を休めてまどろんでいる人達の様子を見ると、ああ、猫の国だなあとぼんやりと感じた。
一方で子供達は流石に回復が早いのか、昼寝を終えて早速元気に走り回ったりもしている。

大きな大きな陽だまりを半周ほど回ったところで
ヘイリーさんとエノラさんを中心に子供達や数人の大人達がちょっとした人だかりを作って何やら賑やかに話し合っている所に行き当たった。
良く見れば人だかりには乃亜や守上摂政、sakaki、ホードーにイズナも混じっている。
どうもヘイリーさんやエノラさんが出す算数パズルや論理パズルを皆で解いているらしい。
ホードーがポージングを決めている・・。どうも正解したらしい。
それを見た子供達が負けるもんかと次の問題に挑んでいる。
そしてその様子を少し離れた所で暮里さんが楽しそうに見守っているのが見える。

さらに歩を進めると少し人が疎らな一角では、異常がないかあちこち点検しまわって疲れたのか、うさぎがうたた寝しているのが見える。
少し先には遠くからでも良く目立つカボチャ型ヘルメットを被ったシューマイがガタイの良いおっさんたちと仲良く歌っているのが見える。
サターン藩王と真輝、久遠寺は何やら雑談をしながら俺と同じく散歩しているようである。
手を挙げて軽く挨拶をした後、さらに散歩を続行する。
段々身体が暖まってきたところで歩調を競歩のものに切り替える。
さあ、思いっきり体を動かすかあ。


夕方


久々に存分に身体を動かした蘭堂は安アパートに戻る為に第3階層と第1階層を繋ぐ大型エレベータの中から夕暮れを眺めていた。
広大な地下空間を貫くオレンジ色の夕日の光条とオレンジ色に染まる街影は息を呑むほど幻想的な光景であった。