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第二十七話 「待っているのは希望なのかい?」


森の中にて、向かい合うのは二人の人。
 ……向かい合っているのは猿と仮面をつけた球体なのだが、ここはあえて人と呼ばせてもらう。
 あの後、メタナイトはディディーに戦闘する気は無いというのを確認して「自分もゲームに乗っていない」と言うとディディーはホッとしたように息をつき、漸く落ち着きを取り戻した。
 そのまま流れるようにメタナイトとディディーはそれぞれの探している人物について情報交換をした。
 メタナイトは高確率で自分と同じ考えであろうカービィ達の事を。
 ディディーは己が共に冒険をした心強いドンキーと可愛いディクシーの事を。
 どちらの仲間も味方になれば心強く、早々に再会した方が良いと考えられた。
 互いの仲間についての情報交換を終えると、メタナイトはディディーに確認するように尋ねる。

「……ゲームに乗っていない、その言葉信用しても大丈夫か?」
「信用してよ! オイラに出来ると思うの!?」
「勘違いするな、これは確認だ」

 ディディーの反論にメタナイトはサラッとそう答えた。
 本来なら確認しなくとも彼の思いは分かっている。だが、この狂気のゲームの上では何時それが変わるかどうか分からないのだ。
 だからこそ、彼の決意がどこまでのものか確認するのだ。
 メタナイトの言葉を聞いたディディーは少し呆気に取られていたが、すぐに彼の問いに対して己の決意を答えた。

「……さっきも言ったけど、オイラは二人と合流したらこのゲームから脱出したい。殺し合うなんて絶対嫌だ!」

 最後の「絶対嫌だ」という言葉を聞き、メタナイトは彼の決意の固さをしっかりと読み取れた。
 彼と共にしても大丈夫だと心の中で頷きながら、彼に対してこう言った。

「そうか。私もその思いは同じだ、ディディー」

 その言葉を聞き「ありがと」と笑うディディー。
 ふと、そこで自分の支給品を彼に見せていない事に気づき、慌ててデイパックから支給品を取り出そうとしたその時だった。

ガサッ、ガサガサッ

 近くの何処かから草に当たる音が聞こえた。

「いっ!?」
「……誰だ!」

 ディディーが思わず声を出してしまう(といっても悲鳴はあげなかったが)隣で、メタナイトは周りを見渡しながら「いる人」に聞こえるように声を出す。無論、応戦出来るようにその手にはコキリの剣を持って。
 その時、メタナイトの言葉に答える為に草むらから人が出てきてこう答えた。

「僕らはゲームには乗っていない、だから剣を下ろしてくれ」

 出てきたのは赤に近い茶髪が特徴的で、何故かフライパンをもっている若い剣士。
 確かにパッと見乗っていないのは分かるし、返り血らしきものはついていない。
 だがしかし、下手に信用したら殺されるかもしれないのがこのゲームなのだ。
 それ故にメタナイトもディディーも剣士を警戒している。

「……ほ、ほんとに?」

 ディディーは恐る恐る剣士に本当か否か尋ねる。
 その尋ねに答えたのは剣士ではなく、剣士の後に続くように現れた者だった。

「彼は乗っていませんよ。でなければ、私と共に行動していません」

 その者は……鼠。
 赤いシルクハットとマントを身に着けた鼠。
 今度は鼠かよ、とディディーが一目見てついそう思ってしまった最中、メタナイトは思わず「あ」と声を漏らした。

「……お前、確かあの時の鼠」
「そういうあなたはあの時の剣士……」

 面倒な相手に再会してしまった。
 メタナイトと鼠ことドロッチェはほぼ同時に同じ事を心の中で口にした。

「知り合い?」
スピン、って人じゃないのは確かみたいだね。鼠じゃなくて球だし」

 二人のただならぬ様子にディディーは首をかしげ、ロイはスピンとは違う知り合いだというのを理解した。

こんな奴がスピンであってたまるか、とドロッチェが思う中でメタナイトはディディーの問いに答えた。

「あぁ。といっても友人や仲間なわけじゃない」
「へ? どゆこと?」
「本当にちょっとしか会った事が無いだけですよ」

 メタナイトが答えるよりも先にドロッチェが答える。
 下手に盗賊とか言われたら、その行い故に信用度が下がるのは目に見えている。今の状況でそうなる事は避けたい。
 向こうも話がこじれるのは面倒なのか、詳しい事を話そうとはしない。

「ところで、君達もゲームに乗っていないって考えで……良いんだよね?」
「あ、うん。そうだよ」

 ロイの質問に対し、ディディーは頷く。
 それを見たメタナイトはロイとドロッチェの方に向きなおし、尋ねる。

「お前達もゲームに乗っていないと言ったが、信用してもいいのか?」
「メタナイト、何でそんな事ばかり言うのさ!」

 その言葉を聞いたディディーは「失礼じゃん!」と付け足しながら、そう言った。
 ディディーにとって、そんなに疑ってばかりでは仲間が減ると思うし、相手にとっても印象が悪いと思ったからだ。
 だがメタナイトはそれをスルーして、答えを待つ。
 その問いにロイが先に答え、ドロッチェが続くように答える。

「あぁ、乗っていない」
「誰かを殺してまで生き残ろうなんて思いませんよ」

 その言葉は即ち、乗っていないという言葉。
 メタナイトはそれに対し、そのまま黙って二人を見ていたが……すぐにコキリの剣を下ろし、謝罪する。

「疑ってすまない」
「いや、こんなゲームだからね。疑う方が正解だよ」

 信用された事に内心ホッとしながらもロイはメタナイトに向かってそう言った。
 そして四人は漸くそれぞれの情報交換や探し人について話し合う事を始めた。
 といっても、このゲーム上で四人以外に出会った者はいないというのはすぐに分かったのだが。

そして数分ぐらい経ち、情報交換を終えた一同はそれぞれの話を纏め出す。

「ドンキーと言うゴリラとディクシーと言うポニーテールの猿、リリーナという青い髪の女、スピンという黄色い鼠……。これがそれぞれの合流したい相手か」
「それからカービィっていうピンクボール。……ピンクボールで良いの?」
「良いも何も彼はピンクボールそのまんまですよ」

 メタナイトとディディーが探し人について纏め、ディディーの呟きにドロッチェが頷く。
 流れるようにロイが次の纏めた情報を話す。

「僕とドロッチェはリリーナとスピンを探す為にエリア2って書かれている町に行くところで」
「オイラ達はそれを決めるところだった……ってとこだね」

 ロイの言葉にディディーが付け足す。
 大体の話は纏まったのだが、問題はこれからだ。
 即ち四人で町に行くか、それともここで別れて行動するか。
 どちらともに良い考えとも悪い考えとも言いにくかった。
 町に行くかどうかで最初に口を開いたのはロイ。

「町には誰かがいる可能性がある。これは確実だと思う」
「何で?」

 ディディーはなぜ「確実」と言ったのか分からず、反射的に尋ねてしまう。
 ロイはそれに対して町に行くメリットについて説明する。

「下手に広いところにいたら真っ先に殺されると思うだろ? だから隠れられるところに行く方がいいし、それに同じ考えを持った人とも合流しやすいだろ。それから食料もあるかもしれないし」
「だが、その考えだと乗った者も町に行く可能性がある」
「仲間がみんな町にいるとは思えませんが、行く価値はありますよ」

 ロイの説明に対しメタナイトがそのデメリットを口にし、ドロッチェが即座にそれに反論するかのように言う。
 確かに町に行けば誰かと合流する事は出来るだろうが、ゲームに乗った者も町にいる可能性もある。
 一種のギャンブル――といってもこの孤島の中では何処にいても生死を賭けたギャンブルなのだが――とも言える「町」に対して、四人は行くかどうか迷っていた。

ふとディディーはロイの持っているフライパンとメタナイトの持っているコキリの剣を目にし、そこで自分の支給品を確認していないのを思い出した。

「やばっ……。支給品のこと、忘れてた!」
「そういえば確認し忘れていたな」
「僕とメタナイトの武器が既に出てたからね」

 その言葉を聞き、他のメンツも支給品を確認するのを忘れていた事を思い出す。
 といってもロイのフライパンとメタナイトのコキリの剣が既に表に出ていた為、それほど気にしていなかったのだが。
 ディディーが己のデイパックから支給品を探す中でメタナイトはドロッチェに支給品が何なのか尋ねる。

「ドロッチェ、お前のは?」
「光の剣と呼ばれる剣ですよ。遠距離攻撃が出来ますけど、そのせいでか光っています」

 そう言いながら自分のデイパックを少しだけ空ける。と、同時に若干光がデイパックの中から漏れた。
 武器としては当たりの分類なのだろうが、光っているせいで攻撃の的になるのが目に見えている。
 ドロッチェはメタナイトが確認したのを見ると、すぐにデイパックを閉める。
 それと同時にディディーが己のデイパックから入っていた支給品を取り出した。
 その支給品はというと……。

「……なんで、石の首飾り? それも二個」

 青色の石をヒモでくくった首飾り×2。
 それがディディーの支給品であった。
 幻想的な感じがする石だが、こんなアクセサリーでは戦いには使えない。
 ディディーは即座にその考えに移る事が出来、つい声を出してしまう。

「ウソ、まさかオイラの支給品ハズレ!?」
「説明書は無いのですか?」

 ディディーに対し、即座にドロッチェは尋ねる。
 その質問を聞いたディディーはそこまでは確認していないのを思い出し、デイパックの中をもう一度確認する。
 少し下の方に埋もれていた石の首飾りについての説明書を発見し、ディディーはそれを取り出して読み始める。

「えと、『海賊のお守り:一つでも持っていれば、遠くにいてももう一つの海賊のお守りを持っていれば会話出来ます。連絡を受け付けたら光るか、もしくは揺れます。ですが一部でも破壊されたら会話は出来なくなります』……だって」

 つまり、このハズレかと思っていた石の首飾り「海賊のお守り」は連絡アイテムという当たりの支給品だった。
 当たりと言っても武器じゃないので、素直に喜んで良いのかどうかは分からないのだが。

海賊のお守りについての説明を聞き、メタナイトはボソリと己の感想を呟く。

「……このタイミングで連絡アイテムとは運が良いのか悪いのか分からんな」
「でも、これで別れても大丈夫だと思うよ」

 メタナイトに対し、ロイは二つの海賊のお守りを見ながらそう言った。
 最初からディディーのデイパックに入っていたとはいえ、思わぬタイミングで出てきた連絡アイテム。
 何かの悪戯かと思えるけれど、無いよりもある方が遥かにマシだ。
 このアイテムの出現により、これからの行動方針について幅が広がった。

「さて、連絡手段が出てきましたから二手に分かれても情報の交換は出来るようになりましたが……」
「どう動くか、だね」
「つまりチーム分け。それと目的地、だな」
「この首飾りが壊れたらどうするの?」

 会ったばかりだというのに、何だか息が合っている会話を行う四人。
 海賊のお守りという連絡アイテムが現れた事により、この後の会議は思ったよりもスムーズに進んだ。

 ~ロイ&ドロッチェチームは何処に向かうの?~
「僕とドロッチェはひとまず町に向かう。ドロッチェ、君の意見はこれであってるよね?」
「えぇ。乗った者がいるのはありえるでしょうが、私はあえて行きます。いる可能性があるといるのならば……ね」
 アンサー:エリア2の町

 ~メタナイト&ディディーチームは何処に向かうの?~
「なら私とディディーは、町以外の場所だな」
「それじゃ病院か学校かな?」
「どちらも建物……。誰かしらいる可能性はあるな、無論乗った者であろうとも」
 アンサー:エリア7の廃校とエリア10の病院

 ~海賊のお守りはどーすんの?~
「海賊のお守りを身に着けるのは?」
「私の体上、持つのは難しいからディディーになるな」
「あっ、確かに。メタナイト、かっこよく見えるけどボールだもんね」
「…………」
「なら、もう一つは私が持っても構いませんか?」
「え? 良いけど、どうしてだい?」
「私では戦力になれないと思いますし、あなたに色々な事を押し付けたくはないので」
「そうか……。なら頼むよ」
 アンサー:ディディーとドロッチェがそれぞれ装備。

~探し人の確認~
「探すのはドンキーとディクシー、えとそれからリリーナって女の人にスピンって鼠にカービィっていうピンクボール!」
「……おや? メタナイト、探したいのはカービィという人だけなのですか?」
「今はな。デデデ大王は乗るかどうかは微妙、アドレーヌはカービィから話を聞いただけであまり会っていない。マルクは……乗っている可能性が高い。シリカについては知らん」
「つまり、何らかの情報が入ってから探す。そう言いたいんだね?」
「そんなところだな」
「って、乗っている人がいるの!?」
「カービィから聞いただけだから、本当かどうかは分からんが私はマルクとやらが乗るだろうと考えている」
「とりあえず、彼らの外見も念の為教えておいてください。出会う可能性が無いと言いきれませんから」
「あぁ、そうだな」
「他に仲間が出来たら、どうする?」
「多い方が心強いに決まってるよ。でも、とりあえず仲間と再会するのを優先して行ってみよう」
 アンサー:ドンキー、ディクシー、リリーナ、スピン、カービィ。他の星のカービィ勢については様子見。

 ~合流は何時するの?~
「もしも海賊のお守りが壊れたり、奪われたりしたらどうする?」
「奪われたら奪い返す。しかし、そうでなくとも合流する必要があるかもしれん」
「というかどちらかのグループが相手側のグループの探している人を見つけた時の為にも合流するのも必要だよ」
「では、何処にしますか?」
「エリア6の村か、それともエリア12辺りが妥当だな」
「んー、でも何時合流するのさ?」
「……放送が出た直後。これが、一番分かりやすいだろう」
「放送の後って、あまり良い合図じゃないね」
「無いよりはマシだ」
 アンサー:第一放送後、エリア6の村かエリア12にて合流。

 さて、上記で行われた会話を纏めるとこういう事になる。
 ・ロイ&ドロッチェチーム、メタナイト&ディディーチームに別れる。
 ・ロイ&ドロッチェは町、メタナイト&ディディーは廃校と病院に向かう事に。
 ・海賊のお守りはドロッチェとディディーが装備。
 ・ドンキー、ディクシー、スピン、リリーナ、カービィと再会する事を優先。他の星のカービィ勢は様子見。
 ・合流は放送の後、エリア6かエリア12。

合流など、何時死ぬかどうか分からない状況で出来るかどうかは2分の1しかないのだが最初で最後の出会いにはしたくない。
 四人はそれぞれのデイパックを持ち、それぞれのチームに別れる。

「……では、仲間の内一人でも見つかったらすぐに連絡する」
「あぁ。僕達もだよ」
「二人とも死なないでよ?」
「はい、分かっていますよ」

 メタナイトが最初に口を開き、ロイがそれに頷き、ディディーが尋ねて、ドロッチェが答える。
 そして、そのやりとりが終わると共に四人は二人と二人に別れ、片方は村に、片方は廃校へと向かうように歩いていく。


 ――――これは、思った以上に大変だ。
 ロイはこのバトルロワイアルの状態と知り合った彼ら、そして彼らの仲間の事を考えていた。
 最初リリーナと会う事を優先していたが彼らと出会い、考えていなかった再会の後の事を考える。
 もちろん乗る気は無い。寧ろ脱出、いや、このゲームを破壊するつもりだ。
 だからこそ、リリーナと彼らの仲間を……探そう。
 きっと同じ事を考えている人は、自分達以外にもいる筈だ。
 ロイは決意を強めた。


 ――――厄介な状況だな。
 ドロッチェは様々な仲間を探す事に対し、苦悩していた。
 彼にとってはスピンと共にこのゲームを脱出出来ればよかったのだ。
 だが思わぬ遭遇があり、流れるように多くの人を探す事になった。
 彼等は仲間を疑っていない様子だったが、こんな場所で自分達と同じように精神を保てるわけが無い。
 スピンが殺されたと知れば、己自身がどうなるかも分からずに。
 ドロッチェは予想外のシナリオに益々苦悩する。


 ――――さて、本当に大丈夫なのだろうか。
 メタナイトはまだ見ぬ仲間、そして他の参加者達について考えていた。
 脱出の為に様々な事が必要なのも分かる。大切な人が参加させられているのも彼らの表情から分かる。
 だからこそ、不安なのだ。見せしめの如く殺された女性、その女性の知り合いであろう緑のイメージがある髭の男。
 あの時、ゲームが始まる前に大切な人を失った。あの男が精神を保てているかどうか、分からない。
 こんなゲームの中で、自分と大切な人が再会出来るかどうかは分からない。
 メタナイトはこれから先の事に不安を覚えた。


 ――――早く、早く会いたい。
 ディディーは己の仲間であるドンキーとディクシーの事を考えていた。
 無論まだ見ぬ他の仲間にも会いたい。これだけ人が集まれば、ゲームから脱出するのも夢ではない。
 そう考えると胸がドキドキする。しかし怖いという気持ちもある。
 ここが殺し合いの場だという事は忘れていない。だからこそ、仲間に会いたいのだ。
 言葉で言うには難しい多くの感情により、ドキドキしているのを感じた。
 ディディーは早く仲間に会いたいと思った。



 しかし彼等は誰も知らない。

 己の探す人々が、一体どんな事になっているのかを。

 それ故に、希望を持ってしまっている事を。


【エリア8/E-7(森の中)/一日目―朝】

【仲間を探し隊共通思考】
  • ドンキー、ディクシー、スピン、リリーナ、カービィと再会する事を優先。他の星のカービィ勢は様子見。マルクには警戒。
  • 上記の内誰か一人でも再会、もしくは何らかの事が起きたら海賊のお守りで連絡。
  • 他の参加者を仲間にするかどうかは個人に任せる。
  • 合流は放送の後、エリア6かエリア12。

【仲間を探し隊:ロイ&ドロッチェチーム】
共通思考
  • 町に行き、上記の仲間を探す。
  • 放送が出た後、エリア6かエリア12にて合流。

【名前:ロイ@FE封印
健康状態:良好 ゲームの破壊を決意
装備:無し
所持品:支給品 フライパン@マリオRPG/新品
現在位置:E-7から町に移動中。
思考:早く、仲間に会おう。
第一行動方針:北西の町に向かう。
第二行動方針:リリーナと上記の仲間を探す。それ以外に信用出来る人がいたら共に行動したいと考えている。
第三行動方針:リリーナ達を護る。
最終行動方針:ゲームの破壊。

【名前:ドロッチェ@星のカービィ
健康状態:良好、少しイライラ
装備:海賊のお守り
所持品:支給品 光の剣(FE封印ver.)/新品・残り25発
現在位置:E-7から町に移動中。
思考:本当に他の仲間が俺たちと同じように大丈夫だと思っているのか?
第一行動方針:この後どうするか考えながらも町に向かう。
第二行動方針:スピンと合流。上記の仲間については一応探す。
第三行動方針:ロイ達を信用させて利用する。
第四行動方針:放送後、エリア6かエリア12に向かう。
最終行動方針:スピンとゲームへの脱出】

【仲間を探し隊:メタナイト&ディディーチーム】
共通思考
  • 廃校に行き、上記の仲間を探す。
  • 廃校で上記の仲間と合流、もしくは発見出来なかった場合、病院に向かう。

【名前:メタナイト@星のカービィシリーズ
健康状態:良好、若干不安。
装備:コキリの剣@ゼルダの伝説 時のオカリナ
所持品:支給品一式
現在位置:E-7から廃校に移動中。
思考:精神を保てている奴だけじゃない筈だ……。
第一行動方針:廃校に向かう。
第二行動方針:上記の仲間、もしくは脱出の為に必要な技術を持つ仲間を探す。
第三行動方針:廃校に仲間と合流、もしくはいなかった場合、病院に向かう。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:参戦しているのはゲーム版のメタナイトです】

【名前:ディディーコング@ドンキーコングシリーズ
健康状態:良好、ドキドキ
装備:海賊のお守り
所持品:支給品一式
現在位置:E7から廃校に移動中。
思考:早くいろんな仲間に会いたい。
第一行動方針:廃校に向かう。
第二行動方針:まだ見ぬ上記の仲間を探す。
第三行動方針:廃校に仲間と合流、もしくはいなかった場合、病院に向かう。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:落ち着きを取り戻しましたが、他の仲間が殺されているという可能性をあまり考えていません】




「……ふぅ、四人もいたらさすがの僕でも難しいのサ」

 しかもチーム組んじゃったみたいだし。
 マルクは四人が二手に別れて、この場からいなくなったのを見て漸く声を出す事が出来た。
 実はロイとドロッチェが行動しているのを発見し、その後を隠れながらついてきていたのだ。
 最初は共に行動しようかと考えたが、すぐにそれは却下する。
 片方が重傷を負っても片方が生きていたら厄介な事になるのは目に見えているし、あの後自分の事を知っている見知らぬ人と合流していた。
 本当ならばそこで戦闘になり、同士討ちになればマルクにとって一番嬉しい状況なのだが彼らが行ったのはその逆。
 バトルロワイアルというゲームだというのに、彼等はそれぞれの仲間を探すのを提案。つまり、主催者と戦う側を選んだという事だ。
 何とも愚かなのだろう。この罪が許される場所でそんな事を考えるとは……。

「あいつ等、僕の事を警戒してるみたいだから何とかしないといけないのサ……」

 先ほどまで彼らの会話を聞いていたマルクは己の警戒をしているだろう彼等の処分を考える。
 下手に変な事を他の参加者に言われたら、自分にとって不利。


どうすればいいか考えようとして、そこでふと「ヒントを与えられていた」事に気づく。

「あいつ等が僕を警戒するなら……、僕があいつ等を乗った奴等だって言えば良いのサ!」

 そう。過去に太陽と月を争わせたり、カービィを利用した時のように。
 何もかも自分ひとりでやるよりもその方が確実に優勝出来るし、あいつ等もろくな行動が出来なくなる。
 それにあいつ等の特徴を細かく言わなくても「鎧をつけた人」とか「鼠」とかパッと見の印象だけで構わない。
 本当とウソを混ぜ合わせながら、あいつ等を乗った者と錯覚させて殺させる。
 もしくは瀕死の状態であれば、自分が近くにいたら殺すことが出来る。
 これならば、優勝するのは目ではない。だが……。

「……カービィ」

 あの時、自分の計画を破壊したピンクボール。
 あいつは強敵であるのは目に見えている、だからこそなのか。
 己の手であの忌々しいピンクボールを殺すと考えてしまうのは。
 いや、あいつは優勝する為には殺さなければいけない存在。それは正しい考えだ。
 マルクはそう考え、四人が向かった場所とは違う方向に向かって走り出す。


【エリア8/E-7(森の中)/一日目―朝】

【名前:マルク@星のカービィ
状態:良好
装備:無し
道具:支給品 (武器未確認)
現在位置:E-7から仲間を探し隊とは違う方向に移動中。
思考:ウソを話しに言ってくるのサ
第一行動方針:仲間を探し隊(ロイ、ドロッチェ、メタナイト、ディディー)らがゲームに乗っているというウソを他の人に言いふらす。
第二行動方針:弱っている参加者を探し、トドメを刺す。
第三行動方針:カービィは自分の手で息の根を止める。
最終行動方針:ゲームに優勝する
備考:仲間を探し隊の会話を大体聞き取りました。
E-7から何処に移動するかは次の書き手様に任せます。
しかし仲間を探し隊の向かっている方向とは別の方向に向かっています。】

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最終更新:2007年03月05日 13:47