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魔法まとめ - (2009/03/20 (金) 21:08:08) のソース

*魔法まとめ

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科学技術と違って我々の世界にはない概念な関係、必然的にオリジナル要素が強い。
なのでまとめておく。


**基本設定
魔法=ファンタジー世界のお約束。この世界に当たり前のように存在するもの。
ただし種族による素質の差、個人の才能による限界の差が著しく、
もって生まれた才能で大部分が決定してしまう理不尽かつ不平等な能力でもある。
使える人間にとっては息を吸うように、歌を歌うように自然に使えるものだが、
使えない人間にとってはとことん使えず感じ取れもしない残酷なもの。
無論、才能だけあれば後はどうでもいいような代物でもなく、
才能+血の滲むような努力の二つが揃わないと大魔法使いにはなれない様子。

■ ''【魔素】''
この世界にはあって、ヒトの世界には無い何らかの要素。魔法の素。
特に大地や山々において、自然状態で遍く存在する、
未だ人間の手が加わっていないそのままの魔力、未加工の魔力の事をいう。
マナ、エーテル、霊気、万物の精気、道(タオ)等、国によって様々な別名も持ち、
ある種の気体説、ある種の粒子説、ある種のエネルギー説、
あるいは実態を持たない非物質の何か説など色々説はあるが、詳細は不明。

■ ''【魔力】''
狭義には加工済の魔力であり、人の手が既に加わった魔力の事を指すが、
魔素、魔力、魔洸の三種一緒くたで単に魔力とされる場合も多い。
というか別に魔法使いでもない人間にとっては、『魔力』の一言で大抵は事足りる。
ゲームなどでMP(マジックポイント)と称されるのに近いもの。
遍く万象に満ちる魔の素を体内に取り入れて、内側で練成し、加工し、調整し、
自分が使いやすい状態で貯蓄保存しておいたもの。手持ち魔力。
マジックアイテムや魔導設備の魔力も、加工調整済みという点では魔力に当たる。

■ ''【魔洸】''
フローラ様の特許発明であり、おそらくは魔力の一種、新世代魔力と呼ぶべき代物。
猫国のネオンや路面電車、魔洸家電etc.の近代設備はこれによって動いている。
魔力と違い、生産工程の過程に人間が挟まらずとも器具や設備による練成が可能で、
光や熱、電気、運動エネルギーにも器具による逐次変換が可能な事から、
魔力を超えたある種の次世代エネルギーと見る事ができる。=魔力エネルギー?
それ自体は火薬や精密機械と相性が悪く、濃度が高いと誤作動を誘発するのがネック。



**魔法の限界
魔法とは言っても、きちんと法則があって限界もある。万能奇跡の力ではない。
既に死んだ人を生き返らせるとか、時間を巻き戻すとか、不老不死を得るとかは、
やっぱり魔法でも不可能な、魔法を越えた魔法とも呼ぶべき域。
ただしそこに到達しようとあらゆる事に手を出す魔法使いの数は決して減らない。

■ ''【魔法の危険性】''
使い過ぎると命に関わるもの。ゲームみたくMP0では済まない、というか普通に死ぬ。
無理に高難易度の魔法に挑戦して、制御に失敗すればバックファイヤも起こるし、
慣れから油断して制御に失敗すればやはり暴走して大ケガにも繋がる。
特に大規模魔法にもなれば、制御失敗した場合は災害級の大惨事にもなりうる。

■ ''【魔素中毒】''
手持ち魔力が底をついたのに、それでも無理して魔法を使おうとした際起こる症状。
魔素→魔力の練成を短時間に急激にやった事による肉体と精神の過負荷、
あるいは使いやすいよう調整加工してない魔素をそのまま生で大量に肉体を通し、
魔法発動のためのMPにむりやり当てた事による中毒症状、拒絶反応。
激しい肉体の苦痛と吐き気、眩暈、悪寒が伴い、同じくらい精神にも負担がかかる。
そして症状が出てるのに更に無理して魔法を使い続けた場合、
永続的な後遺症や発作、神経症、最悪な場合精神崩壊やショック死に至る事も。

■ ''【魔力疲労】''
魔素中毒とはまた別に、別に本人の魔力自体は枯渇していなくても、
大量の魔力消費や大規模魔法行使に慣れていない人間がそれをした場合に起こる、
ある種の心身疲労、『体のスタミナ』+『心のスタミナ』の消費によるバテ。
ネコやウサギはともかく、魔力の少ないヒトには馴染みが深い。
これもやはり危ないと感じても止めずに限度が過ぎれば命に関わる症状であり、
魔素中毒を『中毒死』とするなら、こちらはさしずめ『過労死』。
基本的に魔法の行使が魔力の消費という代償だけに留まらず、
食欲や睡眠欲(休息欲)の誘発、肉体疲労、性欲の向上といった形でも現れるのは、
この辺りとも関係しているのだと推察される。



**ネコの魔法
『こちむい』『草原の潮風』『ご主人様とぼく』『虹衣の乙女達』他
さすが最も発展した国だけあり、多種多様かつハイテクノロジーな魔法に富む

■ ''【五行魔法】''
東洋系。『火』『水』『土』『風』『金』の五属性からなる属性魔法
   →『風=木』『金=電気』
基本はやはり攻撃魔法らしく、マナ様が爆発や雷撃、重力の魔法を使ってる
攻撃以外には、五行の変遷と『相生』『相克』の性質を利用した変化の魔法が多い
   →変身の魔法、性転換の魔法、動物変化の魔法、変換の魔法など
   →火は土を、土は金を、金は水を、水は風を、風は火を生み助ける。五行相生
   →火は水に、水は土に、土は木に、木は金に、金は火に弱い。五行相克

■ ''【大魔法】''
非常に魔力の強い人物や、大魔法使いだけが使用可能な『複合魔法』
複雑な工程と長い詠唱は伴うが、発動した際の効果は絶大
   →廃砦を一気に砂の小山に変えたり、天空から星々の光を落としたり

■ ''【魔法科学】''
魔法技術と機械科学の融合。
   →ネオンや魔洸家電、路面電車、マナ様の発明品に、ミーナ博士の専攻分野
   →『火』『水』『風』は転用を実現したが、『土』『雷』は目下挑戦中らしい

■ ''【錬金術】''
蛇国の錬金術と比べると科学的。
卑金属の貴金属への変換や、エリクサー(霊薬)の精製に成功している
   →どちらもそんな簡単にできる技術ではなく、多大な手間とコストはかかる模様
   →エリクサー=ただの物凄い治癒薬。不老不死とかの効果はない。
   →真の意味での賢者の石(あらゆる事を可能にする物質)の作成には未到達

■ ''【フローラ様の研究】''
生物学と魔法の融合。遺伝子操作による生物改造
目的は不老不死であり、有限存在(モータル)の枠を超えて不滅(イモータル)に至る事
相当な回数の非人道的な実験が繰り返され、無数のヒトとネコが犠牲になってる
   →虹絹隊のキメラなどは、その副産物であり『失敗作』
   →これら失敗作のほとんどは、結局のところかえって寿命が減ってしまった
   →マナ様達三姉妹もこの実験の産物で、マナ様はその中でもの『成功例』らしい
遺伝子を弄っての生物限界の突破が不可能と分かると、次は時間の研究に着手
   →結局多少肉体の強化や寿命の延長は出来ても、不老不死は無理だった模様
   →時の外側に出る事で、永遠不滅の存在になろうとする
当初は『自分が居なければこの国は成り立たないから』という切実さからだったが
狂気の実験を繰り返す内に、いつしか目的が『神になる』にすり替わり

■ ''【64段の記述式並列魔導式】''
重力さえ捻じ曲げ、異なる時空間さえ繋ぐほどの大規模魔導設備
暴走させれば、軽くシュバルツカッツェ周辺域が消し飛びクレーター化する代物
   →それこそ第二の帝都消失事変
   →時と場所の指定こそ不可能だが、ヒトの世界へのゲートの作成に成功していた 

**イヌの魔法
『狗国見聞録』『放浪女王と銀輪の従者』『無垢と未熟と計画と?』他
ネコほど機械科学との融合は進んでいない。ややロートル

■ ''【軍用魔法】''
大戦の際に、征服王リュカオンに統合、整理、分類、体系立てられた属性魔法
実用性の高い基本的な魔法、特に優秀な下級攻撃魔法に富む
   →基本に忠実な、いかにもな異世界ファンタジー魔法のスタンダードが一通り揃う
   →便利な魔法が多い反面、威力不足や応用の利かなさで詰まるケースが多々

■ ''【日用魔法】''
軍用魔法から派生した、日常生活レベルでの非常に簡単な魔法
マッチ程度の火を起こしたり、小石程度の重さのものを持ち上げたりがせいぜい
   →こういう魔法を作るのがイヌの本分であり得意分野らしい

■ ''【エンチャント】''
物質物品(アイテム)への魔法付与&魔法付加技術。マジックアイテムの作成
ろくな資源や一次生産品がなく、加工貿易に特化した結果生まれた技術
通常より頑丈な防具や詠唱補助機能付きの腕輪作ったり、魔法金属を精製したり
   →後述の【魔剣】が特に諸国に有名

■ ''【魔剣】''
魔法の掛かった刀剣類。剣と言っても、実際には斧弓小手など武器全般を指す
魔力を持った鉱石や宝石を核に、魔法と親和性の高い金属を用いて作られる
   →通常の刀剣類が、血や脂や刃毀れ等で数人斬ると切れ味が鈍ってしまうのと違い
   →『形質保持』『耐血耐脂』の魔法付与により、連続戦闘を可能にする
最もランクの低く一般的なのが、上記二種の魔法が付与された『ちょっと便利な剣』
少しランクが上がると、そこに『切れ味向上』『身体能力強化』等もつく
更にランクが上がると、魔力があれば道具として使うだけで魔法が発動する物も
   →いかずちの杖みたいなもの? →『狗国見聞録』の重斧【炎の氷雨】
最上級のものが、『無垢と未熟と計画と』の魔力付与手甲【ケラヴィノス】
   →AI代わりの人工精霊に、超加速、身体防護、放電攻撃、マナドレイン機能など
ランクの高い魔剣ほど核にした魔石の質と性格に影響され、同じ物は二つとない
   →このような魔剣は一品物と呼ばれ、コレクター対象として蒐集家にも人気がある
   →なので造形にも拘るらしい。武器以上に芸術品としての価値もあるから
値段が高い。一番ランクの低い魔剣でさえ並の刀剣100本分の値段
   →一般兵士にはまず行き渡らない。野盗のボスや士官級軍人、小隊の隊長専用
   →最上級の【ケラヴィノス】に至っては時価30万セパタ(日本円換算6億)
なお、魔剣の中でも特に上位にランクされるものには、なかば無機生命的な意思らしき
物を持つものすらあり、それらの魔剣は持ち主を自ら選択すると言われている。
つまり、コレクターの集めた魔剣の中には鞘から抜けない物すらあり、それをして鞘と
一体になった魔剣の贋作を作り儲けるものすら存在するとか。

■ ''【蠱毒】''
呪術の一種であり、非常に原始的かつ強力な呪詛
本来は(種族ではなく正真正銘の虫や動物の)蜘蛛やムカデ、サソリなどの
各種毒虫を密閉した狭い壷の中に無数に閉じ込めて延々共食いさせ
他の全てを食らって最後まで生き残った最も強力な
最も生への執着が強い個体をもって呪具とし、相手を呪ったり毒の材料にする技
   →より血みどろの、より凄惨な争いをさせるほど強力な蠱毒になる
   →生への執着が強いものをたくさん争い合わせるほど強力な蠱毒になる
   →恨みや妬み、憎しみ、嘆き、悲痛が濃ければ濃いほど良い
場合によっては虫ではなくて犬や蛇、狐などを用い
これらは虫ほど単純ではないので作成難易度は上がるが、呪力は更に増す
最も強力かつ、最も忌まわしい禁術とされる蠱毒に【人蠱】があり
これがどのような術かに関しては今更語るべくもない
   →ティンダロスの作成


**ヘビの魔法
『放浪女王と銀輪の従者』『狗国見聞録』『犬国奇憚夢日記』他
中東風の魔法が特徴で、アラビアンナイトやゾロアスター教っぽい要素が多い

■ ''【精霊魔法】''
山とか森にいる自然精霊ではなく、人工精霊(=ジン)
   →術者と同調した、意思を持つ魔法術式群。オート設定可能なツールとしての魔法
   →つまり、あくまで一つの魔法。人工知能を有した魔法
単体では存在できず、同波長の魔力供給源(=術者)を得る必要がある
現在でも作成可能なのは『地』『水』『火』『風』の四大精霊だけ
   →作成時に上記四つのいずれかが誕生する
   →どれが生まれるかは術者の才能や波長による。蓋を開けてからのお楽しみ
作成された精霊の性能は術者の魔力に影響される(=先天に依る部分が大きい)
   →大きいほど(あるいはナイスバディなほど)強力?
   →必ずしも人型で作成されるとは限らず、動物型やそれ以外も存在する
ほとんどの精霊は自我が希薄で、人間と同じような思考や会話は不可能
   →自我を持つ精霊を作成する技術は、現在では失われている
   →自我の有無は作成時に決定される。学習成長による自我の獲得はありえない
同調してるので口に出して命令を下す必要はない。精霊が術者の意を汲み取る
非常に稀に完全に精霊と同化してしまった精霊魔術師も存在する
   →肉と精神の中間の身体を持ち、それを維持するために他者から魔力を奪う
   →イフリートと呼ばれ、半ば魔物扱い

■ ''【古精霊】''
『地』『水』『火』『風』以外の精霊
   →『鉄』とか『会話』、『海』、『重力』のような特殊な属性を冠する精霊が多い
作成不可能。作成するには技術が必要であり、それは帝都消失事変で失われた
現在では上手いこと波長の合う古精霊と出会うしかない
   →波長の合う古精霊と出会えなければ、どんな大魔法使いでも使えない
帝都消失事変以前の生まれの老魔法使いなら、古精霊持ちがいる可能性がある
あるいはネコやイヌのようなヘビ以上の長寿種族にも、同様の事が言える
古精霊だからといって、必ずしも自我持ちとは限らない
   →とはいえ、やはり強烈な自我や個性を有する強大な個体が多いのは事実
   →強力すぎる古精霊に逆に肉体を乗っ取られてしまった術者も存在する

■ ''【特殊精霊】''
砂海の『船精霊』など、一部の地方に作成方法が残ってる古精霊
地域性が強いため帝都消失事変での失伝を免れた
   →でもおかげで汎用性は少ない。多くが一部の地域の特別な用途にしか使えない
作成方法が非常に特殊であり、精霊の性質も特殊を極めるものが多い

■ ''【錬金術】''
猫国の錬金術と比べて、より魔術的、オカルト的な要素が強い
各種霊薬、「龍毒」と呼ばれる一部のヘビの毒を利用した毒薬等、薬の作成が盛ん
シャンティさんの作るラドン家の秘薬は、効果は絶大だが副作用が…
   →大抵の怪我は治るが、塞がるまで痛み十倍の悶絶地獄がやってくる霊薬とか
   →魔力全回復するけど精神崩壊の危険を帯びた、黄色い青風味近距離味の霊薬とか


**カモシカの魔法
『岩と森の国ものがたり』
基本的に魔法が使えない種族なので、現代に残る魔法は少ない

■ ''【錬金術】''
猫の国寄り。銃弾、爆弾、油、火薬を作成するのに需要があるようだ。
   →おそらく魔力の篭った霊薬とかは作れず、純粋に化学産業として広まっている?
   →アルヴェニス&ダイオニス兄弟
猫の国の卑金→貴金練成の成功で、同国の金鉱銀鉱が大打撃を受けた経歴を持つ

■ ''【占星術】''
昔は国政の重要な要素として隆盛を極めていたが、今は廃れてしまったらしい
   →王弟派の要塞として使われていた『星のピラミッド』は、かつてはその為の施設

■ ''【ニュスタの魔法】''
『チュキイリヤの投網』、『プルラウカの石兵』、『パリアカカの嵐』等
   →キンサンティンスーユ系?


**キツネの魔法
『華蝶楓月』
純和風の魔法が特徴。神道、巫女、加持祈祷、陰陽師とかそれ系。

■ ''【降神術】''
神降ろし。神懸かり。狐耳国の国政を支えている非常に重要な術らしい
   →おそらくは姫巫女を初めとした一部の高位の巫女にしか使えないかと思われる
   →巫女に神を降ろして、巫女の口を借りて託宣や吉凶、予言を承る??

■ ''【符術】''
読んで字の如く、符を使った魔法
一般的には墨などで紙に特定の文様を刻み、そこに魔力を注ぎ込む事で発動する
文様の形は言うに及ばず、使用される紙や墨によっても効果に微妙な差がでるらしい
特に名の知れた作成者の作る符はレアリティが高くそれなりの値がつく
とは言え基本的に使い捨ての消耗品なので目が飛び出るほど高くなるわけではない
文様を刻むのに魔法を使う方法もあり、達人になると一瞬で只の紙を符に変えるのだとか

■ ''【刻符術】''
狐耳の国の符術の一流派
効果や範囲を細かく設定できる反面、作成に職人芸に近い技術を必要とし、量産には向いていない

■ ''【五行符】''
狐耳の国の符術の一流派
地球で言うところの五行思想を元に様々な現象を操る術
狐耳の国では日常的に使用される術であり、簡単な符であれば子供でも作成可能
狐耳の国では魔洸技術が殆ど普及していないため、今でも一般市民は符術を生活に役立てている


**ウサギの魔法
『十六夜賛歌』『放浪女王と銀輪の従者』『万獣の詩』他
非『属性魔法』。数ある魔法の中でも、格別に理論が複雑かつ難解な事で有名

■ ''【因果律魔法】''
ある「結果」が起こるための「原因」をかき集める事で魔法現象を起こす
   →火の気の無いところに火を起こすような、「およそ原因なき事」は起こせない
   →「王子様のキスがないと目覚めない眠り」とか、そういう事はできる
その他相手の夢の中に入り込んだりなど、精神領域、概念領域の魔法に長じる
身近な物品に後述の魔術式を刻んで、それを媒体にしての魔法行使が一般的
唯一女王様だけが「原因なき魔法」を行使する事が出来る
   →ただし燃費効率は非常に悪いらしく、おかげで常に三大欲求の虜状態
元ネタはファイブリアシリーズの真音魔術との事

■ ''【魔法式/魔法陣】''
記号や紋様の形で表される、記述式の魔法刻印群。力ある象形。ルーン魔法
身近な物品に予め刻んでおき、それを媒介に魔法を使うスタイルが一般的
   →セラ様は愛用の懐中時計の裏側に刻んでいる
   →ザラキエル博士は愛用の片眼鏡にこれを刻んでいる
大型で複雑な魔法式=魔法陣と呼ぶ
   →兎国は無数に連結した暖房魔法陣(1個直径約200m)の上に建っている
   →暖房魔法陣=気候制御魔法陣。実は凄い高度な魔法式
お城が一つの巨大な魔法装置で、街全体が一つの巨大な魔法陣。スケール大

■ ''【魔法薬】''
錬金術の薬とは違い、媒体としての薬(カプセル水薬)に魔法が封じられたもの
   →内服を始めとして、体内に取り入れる事によって込められた魔法が発動する


**オオカミの魔法
『狼耳モノ@辺境』『Silver Tail Story(仮)』

■ ''【治癒魔法】''
詳細不明。独自の魔法というとこれくらいらしい

■ ''【符術】''
詳細不明。符術というからにはお札を使うのだろうか?
『狼耳モノ@辺境』に「ビレトゥスの符術士が~~」というくだりがある


**トラの魔法
『最高で最低の奴隷』『獣人召使いの下僕日記』
トラ自身が肉体が屈強で魔法が要らないため、魔法が衰退した経緯を持つ

■ ''【古代魔法】''
召喚魔法、精霊魔法、神聖魔法、暗黒魔法など、魔法の種類自体は豊富
全て古から伝えられた魔法で、トラ達が独自に開発した魔法はない
既に失伝した魔法も多く、大半を占める

■ ''【ダンジョン】''
虎の国の各所に存在する古代遺跡
先史古代文明のものと思しきアーティファクトが多数眠っている
   →出土物は王立研究所に回されるが、ほとんど解析できてないのが現実らしい
   →というかネコやイヌの国の知識と技術をもってしても解析は難航を極める
強力なモンスターやトラップの巣窟であり、一般市民の立ち入りは禁じられている


**ライオンの魔法
『獅子国伝奇』『岩と森の国ものがたり』
気功の修練が盛んであり魔法があまり必要ない。仙術の使い手は極小数

■ ''【気功】''
拳法から派生した、魔法とは次元を異にする体内の生体エネルギーを利用した力
これで肉体強化したり、発勁したり、気功治療したりするから魔法が不要
   →一番基礎的なところでは、身体能力の強化や、持久力&自己治癒能力の強化
   →フェイレンクラスになると、内功で相手の怪我や体調不良を治したり
   →コウゼン師クラスになると、相手の気脈を読んで攻撃を悉く見切ったりとかできる
   →気だけで遠くの敵を撃ったりするのはコウゼン師クラスでないと無理らしい

■ ''【仙術】''
元々獅子がそんな魔法が得意でないせいか、数が少ない
仙人と言えば不老不死だが、現実には不老不死に到達した人物はいないっぽい?
   →=仙骨を得て不老不死になろうと、あれやこれやで頑張る人達?
タオ(=魔素)を操り、陰陽(インヤン)合一でもって、様々な術を行使する
   →『岩と森の国ものがたり』でリュナが使った八門金鎖陣とか
   →コウゼン師は仙術&仙道に関しても造詣が深い、学識高い人物でもあるようだ


**ヤギの魔法
『山羊と歌唄い』
日本風の呪術というよりは、黒魔術やブードゥ教、シャーマニズムのそれに近い

■ ''【呪術】''
口伝によって伝わり、ヤギであれば一族の大抵の者が何らかの形で使える
   →オードソックスな呪い(恋愛関係から呪殺のようなおっかないものまで)
   →薬草等と組み合わせた医療呪術(癇の虫切りや傷の治癒など)
高等な術や危険な術は門外不出で、族長候補のようなエリートにしか伝えられない
高等な術は伝承歌(旋律、歌詞、踊り)によって暗号的に伝えられて来た
   →一時期ヤギ全体が暗殺等で身を立てていた時代があったので、その名残
   →ヤギ以外には理解できない
   →伝承歌自体はあくまでモチーフであり、導き出される術は個々によって異なる
   →同じ伝承歌を聴いても、人によって細かい効果も行使方法も多種多様
占術も得意


**キンサンティンスーユの魔法
『木登りと朱いピューマ』『夜明けのジャガー』
神々の信仰と、それに請願する事によりもたらされる奇跡という形で発動する

■ ''【神聖魔法】''
神の声を聴き(=感じ取り)、それを持ってして奇跡を招致する
   →訓練次第では誰でも神の声を聴ける可能性はある
   →ただし何もせずに神の声を聴けるような人間は少数であり、滅多に居ない
   →なので『侍女』になるためには相当量の修練と研鑽が必要になる
信仰心重要。何の神を信仰するかが大きく関わる
男性よりも女性の方が素養が高く、神聖魔法を行使する女性の事を『侍女』と呼ぶ
魔法の種類は多岐に及び、戦闘用だけとは限らない
   →降神術みたいなものから、豊作祈願、イヌの国の日用魔法に相当するものまで
複数の神々の奇跡を行使できる侍女の事を『多重侍女』と呼ぶ
その中でも特に、本来相容れない陰陽の両方の奇跡を願える侍女が『多重侍女』
   →クク・ロカは多重侍女の中の陰陽侍女。かなりの高位
奇跡の複数並列行使は可能だが、人によって限界があり、それを越えると『難聴』
   →『難聴』→おそらく神の声を聴き取りきれなくなる事かと推測される

■ ''【キンサンティンスーユの神々】''
月夜神ママキヤ、太陽神ウィラコチャ、雨降神ショロトル等々
   →神話時代から漂う、その魔素の残滓
   →高次元の存在か、普遍的無意識とかそこに存在するものか
   →いずれにせよこれらの神々に祈る事で奇跡は発動する
ピューマ族は月夜神ママキヤと親和性が高く、魔法が得意で、『侍女』も多い
ジャガー族は太陽神ウィラコチャと親和性が高いが、魔法は不得手、『侍女』も希少
オセロット族は大地神アプ&氷河神パリアカカと親和性が高い
   →最も魔法に秀でてはいるが、『侍女』は少なく、もっぱら神学者や哲学者が多い
魔法を筆頭とする各所のネーミングは、古代インカ帝国の言葉に由来


**サカナの魔法
『scorpionfish』『魚の国』
水以外の魔法も使うが、海の種族だけあり水の魔法では他の追随を許さない

■ ''【水の魔法】''
サランティットは女王様の力により保たれた海底の空気がある巨大空間
魔窟、エビの国、魔女ファルムの庵にも、同様な空気のドームが形成されている
   →ある種の魔法による結界かと推定される
   →個人邸宅でこの空気のドームを形成しているのは結構凄いことらしい
津波とか、渦潮とか、ハイドロジェット噴射とか

■ ''【その他】''
ファルムが使った、クロダイ族の『分化』を早める魔法
ファルムが自身の目、耳として使役するヨウセイ(幼生)さん
   →非常に極小の、使い魔みたいなもので、監視対象にこっそり引っ付けて使う
リテアナさんが使った、青い放電
   →感電させる程度の威力だが、強烈な麻痺効果。痛いけどちょっとカイカン


**ヒョウの魔法
『黄金の風』

■ ''【風の魔法】''
詳細不明。設定だけの設定
クレア隊長が、主に移動速度を上げたり敵を吹き飛ばしたりする魔法を使うらしい


**トリの魔法
『金剛樹の梢の下』

■ ''【音律魔法】''
音律(=歌声、言霊)を通して一帯の精霊に働きかけ、魔法現象を起こす
   →この場合の精霊とは、蛇国のジン(人工精霊)ではなく自然万象の精霊の事
同じトリでも、氏族によって得意不得手がある
   →例えば歌鳥族は得意だが、戦鳥族は不得意であり本来なら使えない


**ペンギンの魔法
『ペンギンの国』

■ ''【動異魔法】''
様々なものを自由に動かせる。ベクトル操作魔法
物質そのものに働きかけるのでなく、移動する方向とエネルギー自体に干渉する
基本的に水分子の操作と一番相性が良く、水や氷の魔法がスタンダード
女王様は、脳信号パルスを波に変換して自身の脳に伝える事も可能
   → 読心術(テレパシー)
女王様は、大気を限界まで引っ張りあげ、次元を断裂湾曲させる事も可能
   → 空間転移(テレポーテーション)



**その他の魔法

■ ''【死霊魔術】''
禁忌の術。やはりどこの国でも忌み嫌われている模様
死を冒涜し、死を改竄し、死を操って、死を偽り欺こうとする外道の魔法
   →ポピュラーなものでは死体の操作、ゾンビの作成
   →高度なものでは命や魂の冒涜、転生の輪を外れる事での不老不死への到達
フローラ様の研究やGARMのティンダロス作成はこれに片足を突っ込んでる
   → 『岩と森の国ものがたり』のA級国際犯罪者、『千の死者の主』デクルレイ

■ ''【占術】''
ほとんどの国に何らかの形であるもの。結構ポピュラー
   →巫女占い、イワシ占い、ジン占い、占星術、カード(タロット)占い等々
ヒトの世界のよりは遥かに的中率も高く当てになるかと思われる

■ ''【マジックアイテム】''
なにもイヌの国の【魔剣】だけに限らず、各国に普通にある
   →リナ様の方天戟や、カモシカの国の武器屋で売られていた護身具の数々など
どこの国にも一個くらい、神宝とか国宝と呼ばれるような強力な遺物が
   →ディンスレイフ君はこれをターゲットにしてるらしい
   →あの強さの理由の半分は、そうやって奪った神宝国宝でのゴテゴテな重装備

■ ''【性的な魔法】''
ネコの国、ヤギの国、ウサギの国、魔窟関連で何かと登場
『我に牙剥く世界』のヒルダが行使するような、半ば拷問の域に達してるものも

■ ''【セリス君の魔法】''
ぶっちゃけ魔王様だからなんでもあり
   →科学も魔法もこの世界の数段どころか数十段進歩してる世界の出身者
   →魔族。しかもその王である魔王。半不老不死の精神生命体
多分フローラ様とディンスレイフ君とザッハーク帝が同時に挑んでも片手で捻られる

■ ''【アヤメさんの魔法】''
セリス君に比べれば比較にならないが、それでも十分普通一般を超越してる
禁術を用いて、一度この世界から元の世界へカズヒロ君を戻してる
   →ただしその代償で、他者の生気と魔力を喰らわなければ生きていけない身体に

■ ''【ディンスレイフ君の魔法】''
現地人では間違いなく最強の域。武闘派魔法使いとしての個人戦闘最強か
ほとんどの国のほとんどの魔術を使用可能。インチキくさい強さ
   →これらは若い頃に諸国を漫遊して身につけたらしい。ちなみに現在400歳超
   →故ザッハーク帝とも面識があるとか言ってる。さすが400歳
見た目が派手で華美な魔法を好む。美しい詠唱、かっこいいモーションが大好き
複数の国の魔術体系を複合させた、彼オリジナルの魔法を多用
   →自覚のある厨二病。かっこいいもの、美しいもの、綺麗なものが大好き
やたら無駄や余分な要素が多いが、しかしそれでも強力な魔法を乱発するネコ
本気モードになると『アシナ』『ルキウス』という二匹の使い魔を出す
   →滅茶苦茶でっかい白ムカデ&黒ムカデ


■ ''【タイムキーパー(マーメイド)の魔法】''
平行世界の全てを見渡すタイムキーパーは魔法ではなくそのすべての摂理に作用する力を持つ
いずこかの世界に属するマーメイドとは、同じ姿をしているだけでまったく次元の異なる存在
そのため、どの様な魔法や特殊効果であっても、その全てを全く無効化する事や反作用化させることも可能
言うなれば漫画の作者とその漫画の中のキャラクターの関係のような物
漫画の中でどれ程そのキャラクターが頑張ろうと、すべては作者の手から生み出された幻
数多存在する平行世界のそれぞれの時空の中で、無数の輝ける魔法使いたちが様々な魔法を駆使しているが、
タイムキーパーはその全てを外から無効化する事も出来たりするのかもしれない
各々の世界の中に居る様々な人種や民族を超えて、天にまします我らの神よ―と言う時限の存在なのだろう
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