アットウィキロゴ

CIDER

ネットワーク(CCNA)基礎講座

CIDER(Classless Inter-Domain Routing)の計算方法
クラスレス インター ドメイン ルーティング

IPアドレスには「クラス」と言う概念があります。
ここでは、プライベートIPアドレスの「クラス」について書きます。

クラスA
10.0.0.0~10.255.255.255
デフォルトサブネットマスク
255.0.0.0 または、/8

クラスB
172.16.0.0~172.31.255.255
デフォルトサブネットマスク
255.255.0.0 または、/16

クラスC
192.168.0.0~192.168.255.255
デフォルトサブネットマスク
255.255.255.0 または、/24

なんの事か初めての人には、さっぱり分からないと思いますが、上記の様に決められているので、
あっさり読み流して下さい。のちのち説明します。

さて、みなさん「192.168.0.1」と言うIPアドレスを見た事があるでしょうか。多分ありますよね?
上のクラスで言うと、「クラスC」になります。
これとワンセットで、サブネットマスクと言うものがあります。「255.255.255.0」とかです。
サブネットマスクは、何を表すかと言うと、ネットワークとホストの境目がどこか?と言う事です。
ネットワークは、まぁ、LANの区切りとでも思ってもらえば良いいです。
ホストとは、パソコンなどの事です。
「192.168.0.1」
「255.255.255.0」
ネットワーク部分は、「192.168.0」で、ホストは「1」になります。
ここで、サブネットに注目すると、
「255.255.255.0」
ここで「0」になっていますよね?

そうです。「255.255.255.0」の「255.255.255」がネットワーク部分を表し、「.0」が
ホストの部分なのです。

で、これをCIDER表記すると、「192.168.0.1/24」となります。
実は、10進法で表現すると、、「192.168.0.1/24」となりますが、パソコンでは、
2進数の、「11000000.10101000.00000000.00000001」と理解し動いています。
ついでに言うと、「192.168.0.1」は、「第1オクテット.第2オクテット.第3オクテット.第4オクテット」
と呼ばれています。
ですから、「192」の部分は「第1オクテット」と呼ばれます(当然ですが、数字が192でなくても、この場所は第1オクテットと呼ばれます。)
で、「11000000」は一つの数字(1、0)が1ビットと言う単位です。電気で言うと、1がONの状態、0がOFFの状態です。
1つのオクテットは、8個で構成されており、8ビットです。オクテットは4つあるので、8ビット×4オクテット=32ビットになります。
話が長くなりましたが、つまり、/24は、先頭(第1オクテット)から数えて、24番目だよ?と言うことです。
10進数で言うと、「192.168.0」、2進数では、「11000000.10101000.00000000.」まで、がネットワークになると言う事です。

ホスト部は?
と言うと、そう、10進法で、「1」、2進法では、「00000001」になるわけです。

基本的に、「192.168.0.1」は、サブネットが、「255.255.255.0」、もしくは、、「192.168.0.1/24」とクラスの概念で決まっていて、原則、固定
で動かせません。(前述のグーグルで調べてくださいの事を調べた人は分かると思います。)

が、なんとCIDERを使うとこれが移動できて、もっと細かいネットワークを作れます。
本を読んでいると、なんかIPv4のIPアドレスが足りなくなってきたから、細かいネットワークを作れる様にしよう、、
と言う印象を管理者は受けますが、、、気のせいか。

例えば、「192.168.0.1/25」とかに出来ちゃいます。(この場合、サブネットは、「255255.255.128」となります。)

この場合、サブネットのサブネット化と言う事が出来て、サブネットの中にまた、別の小さいサブネットが2つできます。
簡単な図のリンクを貼っておきます。
http://www26.atwiki.jp/network-robot/pub/192_168_0_0_25.bmp

で、これが、/26になると、サブネットが4つできて、各サブネットのアドレス範囲は、0~63、64~127、128~191、192~255となります。
で、また、これが、/27となると、サブネットが8つできて、各サブネットのアドレス範囲は、0~31、32~63、、、とサブネットは倍で増えて、アドレス範囲は半分づつになります。
最終的に、/30まであります。

ただし、ホストとして使えるのは(パソコンなどにIPアドレスとして割り振れるのは)、
/26の場合、1~62、65~126、129~190、193~254となります。
/27の場合、1~30、33~62、、、となります。
なぜ、ホストとして使える数字が減るかは、グーグルで調べてください(笑)。
キーワードは、「ネットワークアドレス」、「ブロードキャストアドレス」です。

話を元に戻して、/25の場合、サブネットが2つできて、各サブネットのアドレス範囲は、0~127、128~255となります。
ホストとして使えるのは(パソコンにIPアドレスとして割り振れるのは)、1~127、129~254となります。

で、ようやっと、本題の計算方法なんですが、
例えば、「192.168.0.1/26のサブネットマスクの数と、そのサブネットマスクで使えるホストの範囲は?」
なんてのが出てきます。

こんな問題をどうやって解けば良いかと言うと、
まず、/26に注目します。これは、ネットワーク部分とホスト部分を区切るものでしたよね?
つまり、先頭から26ビット目がネットワーク部分とホスト部分の境目です。
IPアドレスは8ビット×4つですから、オクテットで言うと、第4オクテットになります。

2進数だと、
第1オクテット  第2オクテット  第3オクテット  第4オクテット
11000000. 10101000. 00000000. 00000001
                              ↓
                            この部分です。
で、この第4オクテットを拡大して見ると、

128 64 32 16 8 4 2 1
 0  0  0  0  0 0 0 1

下の列が、第4オクテットのビットです。
上は、本などには、「重み」と言う言葉で表現しています。

「128」を起点に、半分づつになっていきます。

 25 26 27 28  29 30 31 32(ビット)
128 64 32 16  8  4  2  1 (重み)
 0  0  0  0   0  0  0  1 (IPアドレス)

これに、先頭から何ビット目かを表す数字(一番上の列)を書き足します。

/26ですから、下図の部分( | )がネットワーク部分と、ホスト部分の境目になります。

       |
 25 26 27 28  29 30 31 32(ビット)
128 64 32 16  8  4  2  1 (重み)
 0  0  0  0   0  0  0  1 (IPアドレス)

一つ説明しわすれてました、、、
サブネットマスクは、今のCCNAでは特に断りが無い場合、2のN乗で計算します。
Nは、ビット数が入ります。
また、ホストの数は似た感じで、2のN乗‐2で計算します。-2をするのは、上の説明ですっ飛ばした、
「ネットワークアドレス」1つと、「ブロードキャストアドレス」1つ、合わせて2つをホストには使用できない決まりになっているからです。

で、本題です。
サブネットの数ですが、ここで、一番上で説明した、「クラス」の概念がちょっと出てきます。
このIPアドレスは、「クラスC」にあたります。その辺は説明なくても、上の方に戻って、確認してもらえれば、分かると思います。

で、
そこの上に書いてある、「デフォルトサブネットマスク 255.255.255.0 または、/24」が出てきます。
これは、「このクラスのデフォルト(初期値)のサブネットマスクは、255.255.255.0、CIDERで言うと、/24になるよ?」
と言う意味です。
つまり、、うまく説明できない。そう言うもんだと思って、26から24を引いてください。
2になりますよね?
この2をサブネットの計算、2のN乗の、Nに代入してください。
2×2=4
つまり、4つのサブネットが出来ます。
サブネットがいくつ出来るか?の答えは、「4つ」になります。

さて、最後、ホストの範囲です。

       |
 25 26 27 28  29 30 31 32(ビット)
128 64 32 16  8  4  2  1 (重み)
 0  0  0  0   0  0  0  1 (IPアドレス)

このさっき付けたしるし( | )の左側、26ビット目の下の、「重み」の列を見てください。
「64」。これが重要です。
サブネットは4つあります。IPアドレスの1つのオクテットの範囲は、「0~255」、0から255の数を数えると、256種類あります。
4(サブネット)×64(重み)=256
ありゃま。ぴったり合いますね?
つまり、/26だと、1つのサブネットの中に64種類(個)のホストが入る、、、

いえいえ、さっきちょっと説明した、「ネットワークアドレス」、「ブロードキャストアドレス」が1つづつあった事を
忘れています。確かに、64個のIPアドレスがあるのですが、0から63(64種類)の、「0」と、「63」はホストアドレス
としては使用できません。

なので、ホストアドレスの範囲の答えは、「192.168.0.1~192.168.0.62」となります。

以上。
最終更新:2008年09月21日 01:37