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澤田棋譜005-2
最終更新:
new-shogi
# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル ---
開始日時:2009/07/04 14:00
終了日時:2009/07/04 16:22
表題:第3回朝日杯将棋オープン
棋戦:朝日杯一次予選
持ち時間:40分
消費時間:65▲40△40
場所:関西将棋会館
手合割:平手
先手:澤田 真吾四段
後手:早咲 誠和アマ
手数----指手---------消費時間--
*関西2局目は澤田真吾四段と早咲誠和アマとの対戦。
*澤田四段は今年4月デビューの新人。17歳の高校3年生で現在最年少棋士でもある。師匠は森信雄七段。今期成績は2勝1敗。
*早咲アマは大分市在住の35歳。大分大学の職員。第32回朝日アマ名人戦準優勝し、本棋戦初出場。全国大会優勝はアマ竜王2回、アマ名人3回、アマ王将1回、支部名人2回。プロ公式戦での成績は5勝13敗。
*
*本棋戦は持ち時間は各40分(チェスクロック使用)で切れたら60秒の秒読み。
*13時40分、記者が対局室に入るとすでに早咲アマは下座についていた。
*13時52分、澤田が入室。間もなく駒を並べ始めた。
*13時58分、振り駒が行われ、歩が3枚で澤田の先手と決まった。
*14時対局が始まった。
*本局の記録係は真田哲章初段(20歳、森安正幸七段門下)。
*(棋譜・コメント入力=凛)
1 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00)
*ひと呼吸をおいて、スッと指した澤田四段。
2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00)
*1分近く、盤をにらんでいた早咲アマの2手目は△3四歩だった。
*昨日、大阪入りした早咲アマ。晩は関西将棋会館で行われていたB級2組の順位戦の検討をしていたそうだ。
3 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00)
4 3二金(41) ( 0:00/00:00:00)
5 7八金(69) ( 0:00/00:00:00)
*早咲アマはあぐらになり、持参してきたお茶を一口飲む。そしてここで手を止めて考えている。作戦家でもある早咲アマ。どんな作戦をみせてくれるのだろうか。
6 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00)
7 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00)
8 3三角(22) ( 0:00/00:00:00)
9 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00)
10 4三金(32) ( 0:00/00:00:00)
*これが早咲アマの作戦か。△2二飛から向かい飛車にするつもりだろう。
*意表を突かれたか、澤田の手が止まった。
11 7七角(88) ( 0:00/00:00:00)
12 2二飛(82) ( 0:00/00:00:00)
13 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00)
14 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00)
15 6八角(77) ( 0:00/00:00:00)
*△2四歩からの仕掛けを消した手。
16 7二玉(62) ( 0:00/00:00:00)
17 6九玉(59) ( 0:00/00:00:00)
18 8二玉(72) ( 0:00/00:00:00)
19 8八銀(79) ( 0:00/00:00:00)
20 9二香(91) ( 0:00/00:00:00)
*早咲アマは穴熊を目指す。
*ここまでの消費時間は澤田3分、早咲アマ7分。
21 7九玉(69) ( 0:00/00:00:00)
*澤田はどのように玉を囲うのか。ここからの構想が見ものだ。
22 9一玉(82) ( 0:00/00:00:00)
*まだ序盤だが、早咲アマはもう腕をまくって指している。並々ならぬ気合を感じる。
*14時16分、澤田の考慮中に早咲アマは「失礼します」といって席を外した。
*しばらくして早咲アマが戻ってくると、正座で着席。
23 7七銀(88) ( 0:00/00:00:00)
24 8二銀(71) ( 0:00/00:00:00)
25 8八玉(79) ( 0:00/00:00:00)
26 7一金(61) ( 0:00/00:00:00)
27 9八香(99) ( 0:00/00:00:00)
*手損だが澤田も穴熊を目指す。
28 4二銀(31) (
0:00/00:00:00)
29 9九玉(88) ( 0:00/00:00:00)
30 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00)
*作戦が決まると早咲アマの指し手が早くなっている。逆に澤田の指し手がゆっくりになってきた。
*ここまでの消費時間は澤田、早咲アマともに11分。
31 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00)
*相穴熊だと端の突き越しは大きい手になることが多いので、受けておく。
32 5一銀(42) ( 0:00/00:00:00)
33 5七銀(48) ( 0:00/00:00:00)
34 6二銀(51) ( 0:00/00:00:00)
35 6六銀(57) ( 0:00/00:00:00)
36 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00)
*14時25分の局面。開始前からいた観戦者たちがいなくなり、対局者と記録係と筆者の4人だけの空間になった。
37
5九金(49) ( 0:00/00:00:00)
*ここで早咲アマが考え出した。
38 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00)
39 6九金(59) ( 0:00/00:00:00)
*澤田はなかなか▲8八銀と引かない。何か理由があるのだろう。
*ここで子どもたちが3人が対局室にやってきた。みんなお行儀よく正座で観戦している。
*△6四歩に続いて、早咲アマは考えている。
*また、観戦者の方が増えてきた。14時38分現在、10人ほどの人がいる。
40 6五歩(64) ( 0:00/00:00:00)
*早咲アマの方から動いていった。
*▲6五同銀なら△6三銀で△7三桂を狙う。
*14時40分ごろの局面。ここまでの消費時間は澤田14分、早咲アマ27分。
41 同 銀(66) (
0:00/00:00:00)
42 6三銀(62) ( 0:00/00:00:00)
43 5五歩(56) ( 0:00/00:00:00)
*銀の逃げ道を作る。
44 4五歩(44) ( 0:00/00:00:00)
*先手の5五歩を狙って、動いていこうというのが早咲アマの狙い。先手の囲いはまだ不安定だ。
45 8八銀(77) ( 0:00/00:00:00)
*▲5六銀は△5四歩で後手の駒に勢いがつく。
46 5五角(33) (
0:00/00:00:00)
*歩損を回復。
47 7九金(69) ( 0:00/00:00:00)
*澤田は穴熊を完成させた。
48 3三角(55) (
0:00/00:00:00)
*後手は4三の金が離れているので、穏やかな展開にしたい。
49 8六角(68) ( 0:00/00:00:00)
*澤田は動いていく。玉の堅さが違うので、戦いになれば歓迎だ。△6四歩を防ぎつつ、▲5八飛や▲5四歩の狙いがある。
*ここで早咲アマはまた席を外した。
50 6二飛(22) ( 0:00/00:00:00)
*次に△6四歩から先手の銀を追い返すことができれば、ゆっくりとした展開になる。
*14時55分の局面。ここまでの消費時間は澤田20分、早咲アマ36分。
51 5八飛(28) ( 0:00/00:00:00)
*次は▲5三角成が狙い。
52 5二銀(63) (
0:00/00:00:00)
*▲5三角成を受けつつ、飛車先を通す。
*澤田がここで考えて出した。▲7四銀は△6六歩▲同歩△同飛で、△2六飛と回られる筋が嫌みか。▲6四銀は△5四歩で6四の銀が危ない。
53 5六銀(65) ( 0:00/00:00:00)
*じっと引いて立て直し。
*15時10分の局面。ここで2人の女性の方が観戦にこられた。
54 6一銀(52) ( 0:00/00:00:00)
*銀をひっつけながらの手待ち。
55 5五銀(56) ( 0:00/00:00:00)
*薄くなった5筋から攻める。
56 4六歩(45) (
0:00/00:00:00)
*損のない突き捨て。
57 同 銀(55) ( 0:00/00:00:00)
58 6五飛(62) ( 0:00/00:00:00)
59 5五歩打 ( 0:00/00:00:00)
*△2五飛回りを消した手。ゆっくりした展開になれば、▲3六歩~▲3七桂と駒を活用していくことになる。
60
7二銀(61) ( 0:00/00:00:00)
*ここで早咲アマは持ち時間を使い切り、1分将棋になった。
*15時18分ごろの局面。澤田も残り3分ほどしかない。
61 5六飛(58) ( 0:00/00:00:00)
*次は▲6六飛のぶつけが狙い。後手は4三の金が浮いているのがつらい。
62 4八歩打 ( 0:00/00:00:00)
*と金作り。
63 5七銀(46) ( 0:00/00:00:00)
64 4九歩成(48) ( 0:00/00:00:00)
65 6六銀(57) ( 0:00/00:00:00)
*△6一飛に▲4六飛が狙いか。
*ここで澤田も1分将棋になった。
66 6三飛(65) ( 0:00/00:00:00)
67 4六飛(56) ( 0:00/00:00:00)
*金取りをどうやって受けるか?
*△4二金でも△4四金でも▲5四歩がある。△4四角しかないか。
68 4四金(43) ( 0:00/00:00:00)
69 5四歩(55) ( 0:00/00:00:00)
70 同 歩(53) ( 0:00/00:00:00)
71 3一角成(86) ( 0:00/00:00:00)
72 4五歩打 ( 0:00/00:00:00)
73 2六飛(46) ( 0:00/00:00:00)
74 6一飛(63) ( 0:00/00:00:00)
*早咲アマは一度ため息をついて、飛車を引いた。
75 3二馬(31) ( 0:00/00:00:00)
*澤田は秒読みになってから50秒を読まれる前に指している。早咲アマはもう一度ため息をついて、姿勢が前のめりになってきた。
76 5五歩(54) ( 0:00/00:00:00)
*▲5六飛を消した手。
77 5四歩打 ( 0:00/00:00:00)
78 6二金(71) ( 0:00/00:00:00)
*△5一飛と受けるのは▲3三馬△同桂▲4二角がある。
79 6五銀(66) ( 0:00/00:00:00)
*▲6六飛の逃げ道を作りながら攻めに出る、味の良い手。
80 5九と(49) ( 0:00/00:00:00)
81 6四銀(65) ( 0:00/00:00:00)
*15時35分の局面。先手優勢。▲5三歩成を狙っている。
82 5一飛(61) ( 0:00/00:00:00)
83 5三歩成(54) ( 0:00/00:00:00)
84 同 金(62) ( 0:00/00:00:00)
85 3三馬(32) ( 0:00/00:00:00)
*▲5三同銀成△同飛▲2一馬よりも、角取って▲4二角の方が厳しい。
86
同 桂(21) ( 0:00/00:00:00)
87 4二角打 ( 0:00/00:00:00)
88 6四金(53) ( 0:00/00:00:00)
*△5二金は▲3三角成が痛い。
89 5一角成(42) ( 0:00/00:00:00)
*次に▲4二飛の両取りがある。
90 5四金(44) ( 0:00/00:00:00)
91 4一飛打 ( 0:00/00:00:00)
92 7一銀打 ( 0:00/00:00:00)
93 3三馬(51) ( 0:00/00:00:00)
94 5八角打 ( 0:00/00:00:00)
*△6九とから金をはがして粘る意味。簡単には負けないのも実力だ。
95
6八金(79) ( 0:00/00:00:00)
96 4七角成(58) ( 0:00/00:00:00)
*あぐらだった早咲アマは正座に座り直した。
97 3四馬(33) ( 0:00/00:00:00)
98 5八と(59) ( 0:00/00:00:00)
99 7七金(68) ( 0:00/00:00:00)
100 5七馬(47) ( 0:00/00:00:00)
101 2八飛(26) ( 0:00/00:00:00)
*△6八とを受ける冷静な手。
102 6八歩打 ( 0:00/00:00:00)
103 5二歩打 ( 0:00/00:00:00)
*囲いを崩しにはと金が一番。
104 6九歩成(68) ( 0:00/00:00:00)
105 5一歩成(52) ( 0:00/00:00:00)
106 6八と(69) ( 0:00/00:00:00)
107 6一と(51) ( 0:00/00:00:00)
108 7八と(68) ( 0:00/00:00:00)
*金を1枚はがしたが、後手の攻め駒が少ないのでまだ苦しい。
109 同 金(77) ( 0:00/00:00:00)
110 6一銀(72) ( 0:00/00:00:00)
111 同 馬(34) ( 0:00/00:00:00)
112 7二金打 ( 0:00/00:00:00)
*後手は△6六歩~△6七歩が間に合えばいいのだが…。
113 同 馬(61) (
0:00/00:00:00)
*澤田は馬を切って寄せに出た。
114 同 銀(71) ( 0:00/00:00:00)
115 6二金打 ( 0:00/00:00:00)
116 6三角打 ( 0:00/00:00:00)
117 1一飛成(41) ( 0:00/00:00:00)
118 6一歩打 ( 0:00/00:00:00)
*早咲アマは受けに回った。
119 6三金(62) (
0:00/00:00:00)
120 同 金(64) ( 0:00/00:00:00)
121 6六香打 ( 0:00/00:00:00)
*底歩を打ったために、この手が厳しい。
*澤田は自玉が安全なため、ゆっくり攻めていけばいい。
122 5三金(54) ( 0:00/00:00:00)
123 5四歩打 ( 0:00/00:00:00)
124 6八金打 ( 0:00/00:00:00)
*受けてられないとばかりに金を打ち、最後の勝負に出た。
125 7七金(78) ( 0:00/00:00:00)
126 5二金(53) ( 0:00/00:00:00)
127 3四角打 ( 0:00/00:00:00)
128 6七金(68) ( 0:00/00:00:00)
*△6二金寄なら▲4五角とからく指されてしまう。
129 5二角成(34) ( 0:00/00:00:00)
130 7七金(67) ( 0:00/00:00:00)
131 同 銀(88) ( 0:00/00:00:00)
132 7八金打 ( 0:00/00:00:00)
*絡むならこの手しかない。
133 8八金打 ( 0:00/00:00:00)
*次に△6七馬がうるさいので、先に受けておく。
134 同 金(78) (
0:00/00:00:00)
135 同 玉(99) ( 0:00/00:00:00)
*この場合は玉の方がいい。銀だと受けるスペースがないからだ。
136 7三金(63) ( 0:00/00:00:00)
137 8五桂打 ( 0:00/00:00:00)
*▲6一香成だと△6六歩とかで、歩が攻めに参加してしまう。
138 6七金打 ( 0:00/00:00:00)
139 6一香成(66) ( 0:00/00:00:00)
140 7七金(67) ( 0:00/00:00:00)
141 同 桂(89) ( 0:00/00:00:00)
142 7九銀打 ( 0:00/00:00:00)
*嫌み、嫌みと迫っていく早咲アマ。
143 9七玉(88) (
0:00/00:00:00)
144 9五歩(94) ( 0:00/00:00:00)
*端玉には端歩だが、詰めろではない。
145 7一成香(61) ( 0:00/00:00:00)
*▲8一成香△同銀▲同竜△同玉▲7三桂不成以下の詰めろ。
146 6一歩打 ( 0:00/00:00:00)
147 8一成香(71) ( 0:00/00:00:00)
148 同 銀(72) ( 0:00/00:00:00)
*▲6一竜△9六歩▲8六玉△8四香が詰めろになっているかどうか。
149 6一龍(11)
( 0:00/00:00:00)
*これは▲8一竜~▲7三桂不成の詰めろ。
150 9六歩(95) ( 0:00/00:00:00)
151 8六玉(97) ( 0:00/00:00:00)
152 8四香打 ( 0:00/00:00:00)
153 9四桂打 ( 0:00/00:00:00)
*後手から△8五香~△9四桂の筋を消しながら、▲8二桂成の詰めろ。
154 同 香(92) ( 0:00/00:00:00)
155 9三歩打 ( 0:00/00:00:00)
156 同 銀(82) ( 0:00/00:00:00)
157 8一龍(61) ( 0:00/00:00:00)
*澤田は詰ましにいった。
158 同 玉(91) ( 0:00/00:00:00)
159 7一金打 ( 0:00/00:00:00)
160 同 玉(81) ( 0:00/00:00:00)
161 6二銀打 ( 0:00/00:00:00)
162 8一玉(71) ( 0:00/00:00:00)
163 7一金打 ( 0:00/00:00:00)
164 9一玉(81) ( 0:00/00:00:00)
165 9二歩打 ( 0:00/00:00:00)
*ここで早咲アマは投了した。終局時刻は16時22分。投了以下は△9二同玉▲8一銀△8二玉▲9二金までの詰み。
*勝った澤田四段は2回戦で小林裕士六段と対戦する。
166 投了 ( 0:00/00:00:00)
まで165手で先手の勝ち