子鬼「魔王様!人間です!人間の女が城に!」
魔王「人間が?門が開いた報告は受けていないぞ!そいつは今どこに!」
子鬼「そ、それが……」
魔王「人間が?門が開いた報告は受けていないぞ!そいつは今どこに!」
子鬼「そ、それが……」
素シュ「やあ魔王。ごきげんよう」
魔王「……なんだ……シューちゃんか。子鬼、騒がせたな。この子なら問題ない」
子鬼「ただの人間がどうやって魔界に……」
素シュ「囚人のまわりで四苦八苦していた死神をひっ捕まえて運ばせた。
して魔王。この間の貸し、返してもらおうか」
子鬼「ただの人間がどうやって魔界に……」
素シュ「囚人のまわりで四苦八苦していた死神をひっ捕まえて運ばせた。
して魔王。この間の貸し、返してもらおうか」
魔王「うむ……ぅ……」
素シュ「どうした」
魔王「……リングの管理と回復はいいとして……
蘇生はむずかしいなぁ。その辺は霊界の管轄なんだよなぁ……」
素シュ「駄目か」
魔王「人間が死んじゃうと魂があちらさんに行っちゃうから……」
素シュ「リング上の死者、に限定しても駄目か。
魔界の一部の召還なんだろう」
魔王「……それなら出来ないことも無いけどなぁ……ちょっとキツイかなぁ」
素シュ「どうした」
魔王「……リングの管理と回復はいいとして……
蘇生はむずかしいなぁ。その辺は霊界の管轄なんだよなぁ……」
素シュ「駄目か」
魔王「人間が死んじゃうと魂があちらさんに行っちゃうから……」
素シュ「リング上の死者、に限定しても駄目か。
魔界の一部の召還なんだろう」
魔王「……それなら出来ないことも無いけどなぁ……ちょっとキツイかなぁ」
素シュ「……なら仕方ないな。お前の欲しがっていたDVDカメラを持ってきたのだが」
魔王「だ、駄目だって!あの魔法はこっちで禁忌指定なのに!魔王がそれ破っちゃ……」
素シュ「今秋最新モデル、最小サイズ、最省電力の売れ筋を苦労して買ってきたと言うのに」
素シュ「もちろん手ブレ補正機能もついてるのに」
素シュ「かわいい魔幼の姿を永久画質で残しておけるのに」
魔王「……」
魔王「だ、駄目だって!あの魔法はこっちで禁忌指定なのに!魔王がそれ破っちゃ……」
素シュ「今秋最新モデル、最小サイズ、最省電力の売れ筋を苦労して買ってきたと言うのに」
素シュ「もちろん手ブレ補正機能もついてるのに」
素シュ「かわいい魔幼の姿を永久画質で残しておけるのに」
魔王「……」
素シュ「今ならディスクも30枚ついてくるのに」
魔王「お願いします……蘇生させてください……」
素シュ「うむ。賞品のほうは問題ないんだな」
魔王「……うん、自分の開いた殺し合いを勝ち抜いた者に
望んだ褒美をとらせるのなら協定内なんだ。
まぁいくつか制約は付けた上で、500年に一回だけどね」
素シュ「恩に着る」
魔王「……いやいや。大きい借りがあるからね。素シュちゃんには」
素シュ「うむ。賞品のほうは問題ないんだな」
魔王「……うん、自分の開いた殺し合いを勝ち抜いた者に
望んだ褒美をとらせるのなら協定内なんだ。
まぁいくつか制約は付けた上で、500年に一回だけどね」
素シュ「恩に着る」
魔王「……いやいや。大きい借りがあるからね。素シュちゃんには」
素シュ「ところで魔王。もう一つ個人的に借りたい物がある。
……いや、そんな大層なものじゃない」
魔王「……あぁ、これぐらいなら問題ないよ。
でもなんでまた……素シュちゃん必要ないでしょ」
素シュ「まぁな。……ちょっとした保険、だ」
……いや、そんな大層なものじゃない」
魔王「……あぁ、これぐらいなら問題ないよ。
でもなんでまた……素シュちゃん必要ないでしょ」
素シュ「まぁな。……ちょっとした保険、だ」