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VP6 Advancedタブ

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VP6 Advancedタブ

設定項目とその意味。


Undershoot

余裕があるときに、指定されたビットレートよりどの位低めにエンコードしておくかの設定。設定値が70ならば指定ビットレートの70%を目指してエンコードする。
下げると指定ビットレートからはみ出しにくくなる。その分、指定ビットレートを下回る事も多くなる。
ビットレートが思い通りに行かない時は、ビットレートの項目よりこちらを調整する方が分かりやすいし適切。

Adjust Quantitizer

Maximumを下げると綺麗になる。上げるとブロックノイズが出やすくなる。
量子化の強さの設定だと思うのだが、値の意味がイマイチ分からない。

Temporal resampling

Spacial resampling

動きの速い部分が多く指定ビットレートをはみ出しそうな時に、その部分で必殺技を使って切り抜けるための設定。
Down Watermarkは、どの位ヤバい状況になったら必殺技を出すか。低いほど出し惜しみする(つまり頻度は低く、その分指定ビットレートははみ出しやすくなる)。
Temporalはコマ落ち(nullフレーム)を発生させて乗り切る。nullフレームは最近はニコニコでは非推奨。
Spacialは一時的に解像度を落とす。強力だが、難しい区間での映像は汚くなる。Temporalと違い、内部解像度が下がったり戻ったりするとせわしない感じになるので、「どの程度で戻すか」の設定もある(Up Watermark)。

Streaming Parameters (右上)

Peak Bitrateは許される瞬間最大ビットレートを示す。指定ビットレートに対する%指定。
以下はバッファ関連の設定だが、ニコニコじゃ自分で一時停止して読み込む人が多いのであんま意味なし。
Prebuffer(指定単位:秒)は、再生前に何秒分読み込んでおくかの設定。この設定に従ってプレイヤー側を制御するのかな?先に読み込んでおくと回線の不調などで転送レートが上下しても安定した再生が可能になる。
Optimal Bufferは、どの程度バッファを用意しておくか。直感的には単位はバイトだろって気がするが、再生時間を基準にするようになっている(指定ビットレートと掛ければBになるわけで同じ事だが)。
Max bufferは最大のバッファ長。

Two Pass Section Datarate (右下)

Variabilityに詳しく書きました。
Variabilityは「どの位可変レートか」。100で純粋なVBR、0でCBR。
Min/Max Sectionは、設定ビットレートを基準に区間ビットレートの上限と下限を定める。通常、Minを上げると静止区間が(たいてい過剰に)綺麗になり、Maxを下げると動きの速い区間が汚くなる。
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