雨降って地固まる ◆1WOpAbkgRc
フランドール・スカーレットの死亡を確認したスネークとメタナイトの二人は、仲間との合流のため図書館に来ていた。
扉を開け、中を確認する。
「誰もいないな・・・既に映画館に向かったのか?」
中は静まりかえっており、物音一つしない。
唯一聞こえるのは、自分達の歩みと共に響く足音のみ。
あたりを警戒しながら慎重に館内を探っていく。
だが、一階からも二階からも人の気配は一切しない。
「メタナイト、これを・・・」
スネークが机の上に置いてあった紙に気付き、こちらに手渡してきた。
『タケモト、バクラ、チルノは三回目の放送前に映画館へ向かった。』
それは仲間達から自分達への書置き。
その内容は先ほどの自分の予想を裏付ける物だった。
「やはり先に向かったか。急いで追わねば。」
まだ殺し合いに乗っている人間はいるだろう。
放送で彼らの無事は確認できたが、すぐに合流し、保護しなければならない。
特に、タケモトは首輪解除に必要な人材。
戦闘力を持つチルノが同行しているとは言え、不安は絶えない・・・・・・色々な意味で。
そして他にも気になることが。
「やはり藤崎はいないのか・・・」
ショートカッターによりバクラの手から逃げたという藤崎の行方。
放送で彼の名前が呼ばれなかったので無事なのはわかった。
だがこうしている間にも誰かに襲われているかもしれない。
既にここに戻って来て移動したのなら、タケモト同様に書置きぐらいするだろう。
そして、バクラとドナルドの思惑。
彼らは本当は殺し合いに乗り気なのではないだろうか・・・・・・
場合によっては手荒な真似をしてでも、本人達を問い詰める必要がある。
「とにかく行くぞ!手遅れになってはいけない!」
マントを翼に変化させ、飛び立つ準備をする。
だがそれを遮るようにスネークが口を出した。
「メタナイト、悪いが先に行っていてくれ。」
「!?なぜだ?」
急なスネークの提案に驚き、理由を訊ねる。
「俺の仲間だった海原雄山という男が、至高のコッペパンという支給品を持っていたんだ。
身体を完全回復できるというパンだ。それを誰かに取られる前に回収したい。」
完全回復できる食料・・・マキシムトマトのような物か。
確かにそれが敵対者の手に渡れば、不利は免れなくなるだろう。
だが逆にこちら側の手に渡れば、とても有利な切り札になる。
「そのコッペパンと別にもう一つ、回収しておきたい物がある。」
スネークの話によると、その雄山という仲間には戦闘機と、そのマニュアルが支給されていたとのこと。
戦闘機本体はA-5に放置してあるらしい。
操縦に余り自身は無いが、主催者打倒に使えるかもしれないという。
そのような物まで支給されているとは・・・
確かに魅力的な支給品だ。
ここはスネークを回収に行かせるべきだろう。
だが、仮にもしスネークと別れてそれらを回収させた後、スネークが誰かに殺されるなりして奪われてしまったら元も子もなくなってしまう。
タケモト達は心配だが・・・
「わかった。ならば私も付き合おう。」
今度は自分の提案にスネークが驚いた。
「だが仲間達は・・・」
「それらのようなアイテムは確かに重要だ。出来るだけ確保しておいた方がいい。
ついでに他の者達の支給品も回収しておきたいしな。場所は大体わかるのだろう?」
「・・・・・・すまない。急ごう!」
スネークの承諾を得て、改めて目的地へと急ぐ。
苦渋の選択だが、やむを得ない。
皆、どうか我々と合流するまで無事でいてくれ・・・
図書館のドアを開け目的地へと飛び立とうとした、その時。
「おーい!メタナイト!俺や!藤崎瑞希や!」
「ブロリーが死んだんか・・・ざまぁみろや。けど美鈴・・・・・」
図書館へと向かっていた藤崎達の耳にも放送は鳴り響いていた。
戦友カズヤの仇であり、最大の障害のブロリーが死んだのは喜ばしいが、
同時に知らされた仲間の死に、複雑な心境になる。
「タケモト達は無事やったか。早く合流せんと。」
「おい藤崎、図書館が見えてきたぞ。」
同行者馬岱に言われて目を凝らすと、確かに大きな建物が前方に見える。
「よし、あの腐れ透明人間に泣いて土下座させたるわ・・・ん?」
その図書館の入り口から二つの影が出てきた。
一つはガタイの良さそうな男性の影。
そしてもう一つは、人とは思えないボールのような影。
言うならば自分達の後ろに着いているゆっくりのような影。あれは・・・
「・・・・・・メタナイト?あれはメタナイトや!」
「ん?あいつらは仲間か?」
「せや。おーい!メタナイト!俺や!藤崎瑞希や!」
突如自分を呼ぶ声に反応し、メタナイトは声の方向に目を向ける。
警戒して二人の影に銃を向けるスネークに、銃を下げるように促す。
「あの二人は仲間か?」
「片方はな。銀髪の男と後ろの奇怪な生き物については知らない。」
お前も十分奇怪な生き物だがな・・・
そんなことを考えながらスネークは銃を下げ、自然に警戒を解きながら藤崎達と接触する。
スネークは一方的に自己紹介をし、質問を投げ掛けた。
「俺の名はソリッド・スネーク。殺し合いには乗っていない。
藤崎と言ったか、お前のことはメタナイトから聞いた。
そっちの男とその後ろの変な生物は何だ?」
「「ふたりはプr「俺の名は馬岱。この状態ではあまり気が進まないが、腕試しを望んでいる。」
「腕試しだと・・・?」
スネークが怪訝な顔をする。
下げたばかりの銃を持つ手を少し上げた。
「ああいや、あまり気に留めんといてくれや!
後ろの奴らはゆっくり。多分害はないから心配はいらん。
それより、早くあの透明人間をぶちのめさんと!」
「透明人間?何だそれは?」
メタナイトが藤崎に訊ねる。
スネークは話を逸らされたことに多少の不満を持ったが、とりあえず退いておいた。
「お前らが病院に行った後、ようわからん見えない奴に襲われたんや。
辛うじてショートカッターで逃げたんやけど。もう図書館にはおらんのか?」
「透明人間・・・まさかステルス迷彩か?」
「藤崎、おそらくそいつは・・・・・いや待て、少し急いでるんで歩きながら話そう。」
メタナイトは踵を返し、再び歩き始めた。
それにスネークも続き、藤崎達に着いてくるよう合図する。
「?・・・何や一体?」
「「ゆっくり話していってね!!!」」
「そうなんか・・・バクラが・・・」
目的地に向かって歩きながら、メタナイトはバクラとドナルドの企みを話した。
真実を聞かされ、落ち込む藤崎。
全く疑っていないわけではなかったが、
それでも仲間に裏切られたという事実は、彼に衝撃を与えた。
「タケモトやチルノが襲われる心配はないだろうが、警戒はしておく必要がある。
・・・そしてドナルド。お前達の話と合わせて奴は黒と見ていいだろう。」
「ああ。藤崎を襲った言葉という女もおそらく黒だ。」
二人の会話にスネークが口を挟む。
彼はバクラ、言葉について既にてゐから聞いていた。
夜神月が黒だったことから、その仲間の二人も黒と見て間違いないだろう。
藤崎の件と合わせて、そうスネークは判断した。
「・・・そうだな。それと藤崎、美鈴の事だが・・・」
メタナイトは彼女についても全てを打ち明ける。
バクラと同様の命令を受けたこと。
藤崎の殺害をやり易くするために図書館を離れたこと。
その後、行いに後悔して自分に真実を話したこと。
「彼女としては不本意だったのだろうが、結果的にお前を危うくさせてしまった。
許してやれとは言わないが・・・・・・」
「わかってるわ。俺が足手まといなのは良くわかってるし、
美鈴がそんな選択するのも無理ない。
それに一番悪いんはあの腐れ主催者どもや。美鈴は悪くない。
それどころか、ブロリーを相手に戦ってくれたんやろ?むしろ感謝したいぐらいや。」
「そうか・・・すまない。」
情報交換を進めながら歩き続けていると、無残に転がる死体の山が目に入った。
上半身が風船のように破裂している死体や、
焼け焦げてもはや原型を留めていない死体、さらに・・・
「トキ・・・」
自分達をブロリーの手から逃してくれた、恩人トキの死体までも転がっていた。
何か硬い物で頭を何度も殴られたようだ。
頭が割れて流れ出た血が固まっている。
(トキ・・・お前の無念・・・絶対に晴らしたるわ!)
(トキよ、助けられなくてすまなかった。
私が未熟だったばかりに、こんな事に・・・)
(勝手な誤解でお前達を襲撃した俺を恨んでいるだろう。
だが、それでも構わない。
せめて埋葬しやりたいが、そんな時間も無い・・・)
心の中で各々、物言わぬ英雄に謝罪し決意を改める。
それを唯一人、沈黙している馬岱が冷静な目で見ていた。
「よし、支給品を回収するぞ。」
思わず目を逸らしたくなるような惨状。
それに耐え、4人で傍らに転がっている至急品を集めていく。
だがスネークは、死体やその周りを見渡しながら顔を歪ませた。
「雄山の死体が見当たらない・・・どこか別の場所で殺されたのか?」
少し探してくる、と言い残しスネークはその場を離れた。
フランと、彼女が殺した白髪の男(アカギ)の支給品に加え、
フランが回収したであろうブロリー、サンレッド、美鈴の支給品。
そして今この現場に散乱している支給品と合わせて、
かなりの支給品を回収できた。
合流を後回しにしただけの収穫はあるだろうか。
「メタナイト!こんなもん見つけたで!」
藤崎が上機嫌でメタナイトに、拾ったそれを見せる。
彼が持っているそれは、プレミアム専用首輪。
元はてゐが着けていた物だ。
トキの有情破顔拳でてゐの上半身が破裂したことにより、首輪が外れたのだ。
「何だその首輪は?」
「プレミアム会員専用首輪やと。これを巻くと禁止エリアに入っても首輪が爆発せんらしいで。」
「少し見せてくれ。」
そういってメタナイトは藤崎からプレミアム首輪とその説明書を受け取る。
説明書に目を通し、プレミアム首輪の効果を把握した。
今、手に持っている首輪の色は赤。
いわば巻かれていない状態のはずだ。
だがこの首輪は左右で繋がっており、綺麗な円状になっている。
つまり誰かが一度装着した後、外されたという事になる。
「なるほど・・・これをタケモトに見せて調べさせれば、首輪を外す手がかりが得られるかもしれないな・・・」
思わぬ収穫だった。まだ未知数の首輪解除作戦に一筋の光が見えたのだ。
メタナイトは藤崎にプレミアム首輪と説明書を返そうとする。
だが突如、メタナイトの持っているプレミアム首輪がヒョイと取り上げられた。
二人が顔を上げるとそこには、プレミアム首輪を手に持ち、物珍しそうに眺めている馬岱の姿が!
「ほお・・・・・・特殊なものがあるもんだな。
・・・お前達、こいつが欲しいのか?」
「・・・そうだとしたら何だ?」
不穏な空気が漂い、メタナイトの顔の警戒の色が濃くなる。
「メタナイトと言ったな。お前、俺の腕試しに付き合ってもらおう!」
「何!?」
突然の宣戦布告と共に、包丁の刃を向けられた。
驚きながらも、メタナイトは数歩後ずさり、馬岱と距離を置く。
いきなりの事に、数秒ほど驚愕の表情のまま固まる藤崎とゆっくり。
しかしすぐに我に返ると、メタナイト同様に後ずさった。
「俺が負けたらこの首輪はお前達に返そう。」
「おま、なんでわざわざこんな時に・・・
腕試しなんて後でもええやろ!」
「「ゆっ!ゆっ!」」
藤崎とゆっくりによる必死の説得(?)が始まる。
だが馬岱はそれに応じない。
「映画館にはお前達の仲間がいるんだろう?
邪魔されたら不愉快だからな。
それに傷も塞がってきたし、できれば早く戦りたい。
もし断ったら・・・・・・分かっているな?」
メタナイトにやっていた視線と包丁の切っ先を藤崎に移す。
片目とはいえ、その鋭い眼光を見て藤崎は思わずたじろいだ。
馬岱の仕草を見てメタナイトは確信する。
腕試しを受けないと藤崎を手にかけるつもりだと。
馬岱はプレミアム首輪を自身の荷物の中にしまった。
メタナイトも、デイバッグを藤崎に投げ渡すと包丁を構えた。
「藤崎、スネークと合流して先に映画館へ向かっていろ!私は後から追う!」
「メ、メタナイトまで・・・」
お互い一歩も動かず、一触即発の空気が漂う。
説得は無駄だと悟る。
藤崎はひたすら考え、そして腹を括った。
「映画館で待っとる!」
振り返り一目散に駆けていく藤崎と、それに着いて跳ねるゆっくり達。
それらを見送ると、メタナイトは再び相手の顔を見据える。
「話は済んだな。お互い納得のいく得物ではないだろうが、
存分に闘り合おうか。」
「先ほども言ったが、我々は今急いでいる。
加減抜きでやらせてもらうが・・・いいな?」
「当然だ。そうでなくては困る。」
武士と騎士、対立する両者の闘気が湧き上がる。
だがそれに対してその二人の周囲は、嵐の前の様に静けさを保っていた。
事態がどんどん悪い方へと進展していっている。
馬岱を連れて来たのは元より自分が原因だ。
そして、馬岱を止められなかったのも自分の責任。
救いになると言った筈なのに、これではただの足手まといだ。
自分が酷く滑稽に思えてくる。
だが藤崎は足を止めない。後ろを振り返らない。
スネークの下へとひた走る。
悲嘆や後悔なら後ででもできる。
だが今やれることをやらずに立ち止まっていいのか。
嘆けば死者は喜ぶのか、否、それは違う。
(もう絶対許さんぞ・・・!
あの糞主催者ども、絶対ボコボコにして泣かしたるわ!
この藤崎瑞希、嘗めたらあかんで!)
強固な意志は未だ崩れず、尚も硬さを増す。
それは気高きパンツレスラー達の精神にあてられた故か。
それもあるだろうが、何より彼自身の強さ故でもあった。
藤崎チルドレンをも生み出したそのカリスマ性は伊達ではない。
アンチに何を言われようとも、折れることなく自分の意見を通し続けた、その芯の強さ。
如何なる問題が起きようとも、挫けずに立ち直れる神経。
過剰とも言える程の強気な自信。
そして何より、仲間達に救われ、そして託された遺志。
それらが誰よりも、藤崎瑞希を強くしていた。
(全てはチャンス!
カズヤ・・・トキ・・・ビリー・・・見ていてくれや!)
一方、スネークは雄山の死体を探していた。
だが暗闇のせいで思うように辺りを見渡せない。
スネークは焦っていた。
あまりに捜索が長引くと、支給品を回収されてしまうだけでなく、
メタナイト達の仲間まで危険に晒されてしまう。
スネークは怒っていた。
騒動の全ての元凶であった男、志々雄真実に対して。
そして、奴の考えを見抜けなかった自分に対して。
そして、もう一人。
志々緒と同様に、仲間を殺害し自分から逃げ去った女、十六夜咲夜。
まだあの魔女は生きている・・・
自分から逃げた後、奴は更に人を殺したかもしれない。
いや、奴がのうのうと生き延びているたった今でもどこかで・・・
自分の気づかぬどこか遠いところでの殺人なら、自分に非は無い、仕方ないことだ、と自身を慰めることはできる。
だがこれまでに死んだ仲間達は皆、自身の手の届く所にいた。救えたはずなのだ。
やる夫も、ドアラも、雄山も。・・・てゐも(彼女については何か引っかかる物があるが)。
だが、三度目はない。
祈ろうとも過去は変えられないし、死者が蘇る事もない。
死んだ仲間達への償いの方法があるとしたら、それは彼らの望みを意地でも叶える事。
過去の事を引き摺っていても望みは叶えられない。
全てが終わった後に、改めて彼らに謝罪しよう。
今の俺は一人ではない。
メタナイトという、信頼をおける仲間がいる。
おそらく、仲間を護る意志は俺よりも固いだろう。
あの藤崎という少年からも、少なからずそれは伝わってきた。
力無くとも戦ってきたのだろう。
彼らも死なせるわけにはいかない。
今度こそ、例え命に代えてでも守り通す。
それが俺の、兵としての宿命・・・そして決意だ。
未だに生存している悪人達・・・・・・
十六夜咲夜は勿論のこと、メタナイトを圧倒したという触覚と鎧の男。
危険人物であろうドナルド、バクラ、言葉。
腕試しを望んでいるという、あの馬岱という男もおそらく・・・
(必ず奴らを見つけ出し、例え刺し違えてでもこの手で捕らえ、あわよくば仕留める。
これ以上、被害を出さぬうちに・・・)
強く握ったこぶしに痛みが広がる。
・・・・・・いかん、危ない危ない危ない。
怒りで少し我を忘れかけていた。
これこそ奴らの思う壺だ。
今は足を止めている暇は無い。
捜索に集中せねば・・・ん?
「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
突如、足音とともに息切れをしたような声が聞こえてくる。
そちらに目をやると、必死に走ってくる少女の姿があった。
その顔に浮かぶは疲労、そして恐怖。
スネークはすかさずその方向にコルトパイソンを構えると、
ズドン
引き金を引いた。
フワリフワリ
表情は変えず、速度も変えず。
浮遊しながら追ってくるそれは、まるで死神のようで。
物陰に身を隠そうともそれを突き抜けて迫り来る。
放送など頭に入るはずもなく、図書館に行けという命令も忘れて一心不乱に足を動かす。
休むことなく走り続けていた言葉の体力はもう限界であった。
ただただ、おどけた悪魔と死神から逃げ回るのみ。
見たものを認識できず、聞こえたものも認識できない。
故に銃口を向けている男に気付く事もなく、
銃声と共に彼女はドサリ、と地面に倒れこんだ。
標的が動かなくなった事を確認。
スネークは少女へと近づき、その容態を調べる。
少女は極度の疲労により倒れただけのようだ。
おそらく命に別状はないだろう。
次いで、少女の傍に落ちている謎の物体に目を向ける。
それはカサの部分に風穴の開いたキノコのような物体だった。
(なんだこのキノコは?この女を追いかけていたようだったが・・・
首輪が付いてないということは参加者ではないな。
てつやゆっくりのような特殊な支給品か?
・・・・・・味見してみようか。)
散って行った者達から継いだ遺志と、未だ戦い続ける者達を救う意志。
それらによって紡ぎあげられた歪みなき土台は迫りくる嵐に耐えきれるのか。
過去の絶望から学び、未来の希望へと繋げられるのか。
そして、天に待つ勝利へと彼らの手を届かせられるのか。
扉を開け、中を確認する。
「誰もいないな・・・既に映画館に向かったのか?」
中は静まりかえっており、物音一つしない。
唯一聞こえるのは、自分達の歩みと共に響く足音のみ。
あたりを警戒しながら慎重に館内を探っていく。
だが、一階からも二階からも人の気配は一切しない。
「メタナイト、これを・・・」
スネークが机の上に置いてあった紙に気付き、こちらに手渡してきた。
『タケモト、バクラ、チルノは三回目の放送前に映画館へ向かった。』
それは仲間達から自分達への書置き。
その内容は先ほどの自分の予想を裏付ける物だった。
「やはり先に向かったか。急いで追わねば。」
まだ殺し合いに乗っている人間はいるだろう。
放送で彼らの無事は確認できたが、すぐに合流し、保護しなければならない。
特に、タケモトは首輪解除に必要な人材。
戦闘力を持つチルノが同行しているとは言え、不安は絶えない・・・・・・色々な意味で。
そして他にも気になることが。
「やはり藤崎はいないのか・・・」
ショートカッターによりバクラの手から逃げたという藤崎の行方。
放送で彼の名前が呼ばれなかったので無事なのはわかった。
だがこうしている間にも誰かに襲われているかもしれない。
既にここに戻って来て移動したのなら、タケモト同様に書置きぐらいするだろう。
そして、バクラとドナルドの思惑。
彼らは本当は殺し合いに乗り気なのではないだろうか・・・・・・
場合によっては手荒な真似をしてでも、本人達を問い詰める必要がある。
「とにかく行くぞ!手遅れになってはいけない!」
マントを翼に変化させ、飛び立つ準備をする。
だがそれを遮るようにスネークが口を出した。
「メタナイト、悪いが先に行っていてくれ。」
「!?なぜだ?」
急なスネークの提案に驚き、理由を訊ねる。
「俺の仲間だった海原雄山という男が、至高のコッペパンという支給品を持っていたんだ。
身体を完全回復できるというパンだ。それを誰かに取られる前に回収したい。」
完全回復できる食料・・・マキシムトマトのような物か。
確かにそれが敵対者の手に渡れば、不利は免れなくなるだろう。
だが逆にこちら側の手に渡れば、とても有利な切り札になる。
「そのコッペパンと別にもう一つ、回収しておきたい物がある。」
スネークの話によると、その雄山という仲間には戦闘機と、そのマニュアルが支給されていたとのこと。
戦闘機本体はA-5に放置してあるらしい。
操縦に余り自身は無いが、主催者打倒に使えるかもしれないという。
そのような物まで支給されているとは・・・
確かに魅力的な支給品だ。
ここはスネークを回収に行かせるべきだろう。
だが、仮にもしスネークと別れてそれらを回収させた後、スネークが誰かに殺されるなりして奪われてしまったら元も子もなくなってしまう。
タケモト達は心配だが・・・
「わかった。ならば私も付き合おう。」
今度は自分の提案にスネークが驚いた。
「だが仲間達は・・・」
「それらのようなアイテムは確かに重要だ。出来るだけ確保しておいた方がいい。
ついでに他の者達の支給品も回収しておきたいしな。場所は大体わかるのだろう?」
「・・・・・・すまない。急ごう!」
スネークの承諾を得て、改めて目的地へと急ぐ。
苦渋の選択だが、やむを得ない。
皆、どうか我々と合流するまで無事でいてくれ・・・
図書館のドアを開け目的地へと飛び立とうとした、その時。
「おーい!メタナイト!俺や!藤崎瑞希や!」
「ブロリーが死んだんか・・・ざまぁみろや。けど美鈴・・・・・」
図書館へと向かっていた藤崎達の耳にも放送は鳴り響いていた。
戦友カズヤの仇であり、最大の障害のブロリーが死んだのは喜ばしいが、
同時に知らされた仲間の死に、複雑な心境になる。
「タケモト達は無事やったか。早く合流せんと。」
「おい藤崎、図書館が見えてきたぞ。」
同行者馬岱に言われて目を凝らすと、確かに大きな建物が前方に見える。
「よし、あの腐れ透明人間に泣いて土下座させたるわ・・・ん?」
その図書館の入り口から二つの影が出てきた。
一つはガタイの良さそうな男性の影。
そしてもう一つは、人とは思えないボールのような影。
言うならば自分達の後ろに着いているゆっくりのような影。あれは・・・
「・・・・・・メタナイト?あれはメタナイトや!」
「ん?あいつらは仲間か?」
「せや。おーい!メタナイト!俺や!藤崎瑞希や!」
突如自分を呼ぶ声に反応し、メタナイトは声の方向に目を向ける。
警戒して二人の影に銃を向けるスネークに、銃を下げるように促す。
「あの二人は仲間か?」
「片方はな。銀髪の男と後ろの奇怪な生き物については知らない。」
お前も十分奇怪な生き物だがな・・・
そんなことを考えながらスネークは銃を下げ、自然に警戒を解きながら藤崎達と接触する。
スネークは一方的に自己紹介をし、質問を投げ掛けた。
「俺の名はソリッド・スネーク。殺し合いには乗っていない。
藤崎と言ったか、お前のことはメタナイトから聞いた。
そっちの男とその後ろの変な生物は何だ?」
「「ふたりはプr「俺の名は馬岱。この状態ではあまり気が進まないが、腕試しを望んでいる。」
「腕試しだと・・・?」
スネークが怪訝な顔をする。
下げたばかりの銃を持つ手を少し上げた。
「ああいや、あまり気に留めんといてくれや!
後ろの奴らはゆっくり。多分害はないから心配はいらん。
それより、早くあの透明人間をぶちのめさんと!」
「透明人間?何だそれは?」
メタナイトが藤崎に訊ねる。
スネークは話を逸らされたことに多少の不満を持ったが、とりあえず退いておいた。
「お前らが病院に行った後、ようわからん見えない奴に襲われたんや。
辛うじてショートカッターで逃げたんやけど。もう図書館にはおらんのか?」
「透明人間・・・まさかステルス迷彩か?」
「藤崎、おそらくそいつは・・・・・いや待て、少し急いでるんで歩きながら話そう。」
メタナイトは踵を返し、再び歩き始めた。
それにスネークも続き、藤崎達に着いてくるよう合図する。
「?・・・何や一体?」
「「ゆっくり話していってね!!!」」
「そうなんか・・・バクラが・・・」
目的地に向かって歩きながら、メタナイトはバクラとドナルドの企みを話した。
真実を聞かされ、落ち込む藤崎。
全く疑っていないわけではなかったが、
それでも仲間に裏切られたという事実は、彼に衝撃を与えた。
「タケモトやチルノが襲われる心配はないだろうが、警戒はしておく必要がある。
・・・そしてドナルド。お前達の話と合わせて奴は黒と見ていいだろう。」
「ああ。藤崎を襲った言葉という女もおそらく黒だ。」
二人の会話にスネークが口を挟む。
彼はバクラ、言葉について既にてゐから聞いていた。
夜神月が黒だったことから、その仲間の二人も黒と見て間違いないだろう。
藤崎の件と合わせて、そうスネークは判断した。
「・・・そうだな。それと藤崎、美鈴の事だが・・・」
メタナイトは彼女についても全てを打ち明ける。
バクラと同様の命令を受けたこと。
藤崎の殺害をやり易くするために図書館を離れたこと。
その後、行いに後悔して自分に真実を話したこと。
「彼女としては不本意だったのだろうが、結果的にお前を危うくさせてしまった。
許してやれとは言わないが・・・・・・」
「わかってるわ。俺が足手まといなのは良くわかってるし、
美鈴がそんな選択するのも無理ない。
それに一番悪いんはあの腐れ主催者どもや。美鈴は悪くない。
それどころか、ブロリーを相手に戦ってくれたんやろ?むしろ感謝したいぐらいや。」
「そうか・・・すまない。」
情報交換を進めながら歩き続けていると、無残に転がる死体の山が目に入った。
上半身が風船のように破裂している死体や、
焼け焦げてもはや原型を留めていない死体、さらに・・・
「トキ・・・」
自分達をブロリーの手から逃してくれた、恩人トキの死体までも転がっていた。
何か硬い物で頭を何度も殴られたようだ。
頭が割れて流れ出た血が固まっている。
(トキ・・・お前の無念・・・絶対に晴らしたるわ!)
(トキよ、助けられなくてすまなかった。
私が未熟だったばかりに、こんな事に・・・)
(勝手な誤解でお前達を襲撃した俺を恨んでいるだろう。
だが、それでも構わない。
せめて埋葬しやりたいが、そんな時間も無い・・・)
心の中で各々、物言わぬ英雄に謝罪し決意を改める。
それを唯一人、沈黙している馬岱が冷静な目で見ていた。
「よし、支給品を回収するぞ。」
思わず目を逸らしたくなるような惨状。
それに耐え、4人で傍らに転がっている至急品を集めていく。
だがスネークは、死体やその周りを見渡しながら顔を歪ませた。
「雄山の死体が見当たらない・・・どこか別の場所で殺されたのか?」
少し探してくる、と言い残しスネークはその場を離れた。
フランと、彼女が殺した白髪の男(アカギ)の支給品に加え、
フランが回収したであろうブロリー、サンレッド、美鈴の支給品。
そして今この現場に散乱している支給品と合わせて、
かなりの支給品を回収できた。
合流を後回しにしただけの収穫はあるだろうか。
「メタナイト!こんなもん見つけたで!」
藤崎が上機嫌でメタナイトに、拾ったそれを見せる。
彼が持っているそれは、プレミアム専用首輪。
元はてゐが着けていた物だ。
トキの有情破顔拳でてゐの上半身が破裂したことにより、首輪が外れたのだ。
「何だその首輪は?」
「プレミアム会員専用首輪やと。これを巻くと禁止エリアに入っても首輪が爆発せんらしいで。」
「少し見せてくれ。」
そういってメタナイトは藤崎からプレミアム首輪とその説明書を受け取る。
説明書に目を通し、プレミアム首輪の効果を把握した。
今、手に持っている首輪の色は赤。
いわば巻かれていない状態のはずだ。
だがこの首輪は左右で繋がっており、綺麗な円状になっている。
つまり誰かが一度装着した後、外されたという事になる。
「なるほど・・・これをタケモトに見せて調べさせれば、首輪を外す手がかりが得られるかもしれないな・・・」
思わぬ収穫だった。まだ未知数の首輪解除作戦に一筋の光が見えたのだ。
メタナイトは藤崎にプレミアム首輪と説明書を返そうとする。
だが突如、メタナイトの持っているプレミアム首輪がヒョイと取り上げられた。
二人が顔を上げるとそこには、プレミアム首輪を手に持ち、物珍しそうに眺めている馬岱の姿が!
「ほお・・・・・・特殊なものがあるもんだな。
・・・お前達、こいつが欲しいのか?」
「・・・そうだとしたら何だ?」
不穏な空気が漂い、メタナイトの顔の警戒の色が濃くなる。
「メタナイトと言ったな。お前、俺の腕試しに付き合ってもらおう!」
「何!?」
突然の宣戦布告と共に、包丁の刃を向けられた。
驚きながらも、メタナイトは数歩後ずさり、馬岱と距離を置く。
いきなりの事に、数秒ほど驚愕の表情のまま固まる藤崎とゆっくり。
しかしすぐに我に返ると、メタナイト同様に後ずさった。
「俺が負けたらこの首輪はお前達に返そう。」
「おま、なんでわざわざこんな時に・・・
腕試しなんて後でもええやろ!」
「「ゆっ!ゆっ!」」
藤崎とゆっくりによる必死の説得(?)が始まる。
だが馬岱はそれに応じない。
「映画館にはお前達の仲間がいるんだろう?
邪魔されたら不愉快だからな。
それに傷も塞がってきたし、できれば早く戦りたい。
もし断ったら・・・・・・分かっているな?」
メタナイトにやっていた視線と包丁の切っ先を藤崎に移す。
片目とはいえ、その鋭い眼光を見て藤崎は思わずたじろいだ。
馬岱の仕草を見てメタナイトは確信する。
腕試しを受けないと藤崎を手にかけるつもりだと。
馬岱はプレミアム首輪を自身の荷物の中にしまった。
メタナイトも、デイバッグを藤崎に投げ渡すと包丁を構えた。
「藤崎、スネークと合流して先に映画館へ向かっていろ!私は後から追う!」
「メ、メタナイトまで・・・」
お互い一歩も動かず、一触即発の空気が漂う。
説得は無駄だと悟る。
藤崎はひたすら考え、そして腹を括った。
「映画館で待っとる!」
振り返り一目散に駆けていく藤崎と、それに着いて跳ねるゆっくり達。
それらを見送ると、メタナイトは再び相手の顔を見据える。
「話は済んだな。お互い納得のいく得物ではないだろうが、
存分に闘り合おうか。」
「先ほども言ったが、我々は今急いでいる。
加減抜きでやらせてもらうが・・・いいな?」
「当然だ。そうでなくては困る。」
武士と騎士、対立する両者の闘気が湧き上がる。
だがそれに対してその二人の周囲は、嵐の前の様に静けさを保っていた。
事態がどんどん悪い方へと進展していっている。
馬岱を連れて来たのは元より自分が原因だ。
そして、馬岱を止められなかったのも自分の責任。
救いになると言った筈なのに、これではただの足手まといだ。
自分が酷く滑稽に思えてくる。
だが藤崎は足を止めない。後ろを振り返らない。
スネークの下へとひた走る。
悲嘆や後悔なら後ででもできる。
だが今やれることをやらずに立ち止まっていいのか。
嘆けば死者は喜ぶのか、否、それは違う。
(もう絶対許さんぞ・・・!
あの糞主催者ども、絶対ボコボコにして泣かしたるわ!
この藤崎瑞希、嘗めたらあかんで!)
強固な意志は未だ崩れず、尚も硬さを増す。
それは気高きパンツレスラー達の精神にあてられた故か。
それもあるだろうが、何より彼自身の強さ故でもあった。
藤崎チルドレンをも生み出したそのカリスマ性は伊達ではない。
アンチに何を言われようとも、折れることなく自分の意見を通し続けた、その芯の強さ。
如何なる問題が起きようとも、挫けずに立ち直れる神経。
過剰とも言える程の強気な自信。
そして何より、仲間達に救われ、そして託された遺志。
それらが誰よりも、藤崎瑞希を強くしていた。
(全てはチャンス!
カズヤ・・・トキ・・・ビリー・・・見ていてくれや!)
一方、スネークは雄山の死体を探していた。
だが暗闇のせいで思うように辺りを見渡せない。
スネークは焦っていた。
あまりに捜索が長引くと、支給品を回収されてしまうだけでなく、
メタナイト達の仲間まで危険に晒されてしまう。
スネークは怒っていた。
騒動の全ての元凶であった男、志々雄真実に対して。
そして、奴の考えを見抜けなかった自分に対して。
そして、もう一人。
志々緒と同様に、仲間を殺害し自分から逃げ去った女、十六夜咲夜。
まだあの魔女は生きている・・・
自分から逃げた後、奴は更に人を殺したかもしれない。
いや、奴がのうのうと生き延びているたった今でもどこかで・・・
自分の気づかぬどこか遠いところでの殺人なら、自分に非は無い、仕方ないことだ、と自身を慰めることはできる。
だがこれまでに死んだ仲間達は皆、自身の手の届く所にいた。救えたはずなのだ。
やる夫も、ドアラも、雄山も。・・・てゐも(彼女については何か引っかかる物があるが)。
だが、三度目はない。
祈ろうとも過去は変えられないし、死者が蘇る事もない。
死んだ仲間達への償いの方法があるとしたら、それは彼らの望みを意地でも叶える事。
過去の事を引き摺っていても望みは叶えられない。
全てが終わった後に、改めて彼らに謝罪しよう。
今の俺は一人ではない。
メタナイトという、信頼をおける仲間がいる。
おそらく、仲間を護る意志は俺よりも固いだろう。
あの藤崎という少年からも、少なからずそれは伝わってきた。
力無くとも戦ってきたのだろう。
彼らも死なせるわけにはいかない。
今度こそ、例え命に代えてでも守り通す。
それが俺の、兵としての宿命・・・そして決意だ。
未だに生存している悪人達・・・・・・
十六夜咲夜は勿論のこと、メタナイトを圧倒したという触覚と鎧の男。
危険人物であろうドナルド、バクラ、言葉。
腕試しを望んでいるという、あの馬岱という男もおそらく・・・
(必ず奴らを見つけ出し、例え刺し違えてでもこの手で捕らえ、あわよくば仕留める。
これ以上、被害を出さぬうちに・・・)
強く握ったこぶしに痛みが広がる。
・・・・・・いかん、危ない危ない危ない。
怒りで少し我を忘れかけていた。
これこそ奴らの思う壺だ。
今は足を止めている暇は無い。
捜索に集中せねば・・・ん?
「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
突如、足音とともに息切れをしたような声が聞こえてくる。
そちらに目をやると、必死に走ってくる少女の姿があった。
その顔に浮かぶは疲労、そして恐怖。
スネークはすかさずその方向にコルトパイソンを構えると、
ズドン
引き金を引いた。
フワリフワリ
表情は変えず、速度も変えず。
浮遊しながら追ってくるそれは、まるで死神のようで。
物陰に身を隠そうともそれを突き抜けて迫り来る。
放送など頭に入るはずもなく、図書館に行けという命令も忘れて一心不乱に足を動かす。
休むことなく走り続けていた言葉の体力はもう限界であった。
ただただ、おどけた悪魔と死神から逃げ回るのみ。
見たものを認識できず、聞こえたものも認識できない。
故に銃口を向けている男に気付く事もなく、
銃声と共に彼女はドサリ、と地面に倒れこんだ。
標的が動かなくなった事を確認。
スネークは少女へと近づき、その容態を調べる。
少女は極度の疲労により倒れただけのようだ。
おそらく命に別状はないだろう。
次いで、少女の傍に落ちている謎の物体に目を向ける。
それはカサの部分に風穴の開いたキノコのような物体だった。
(なんだこのキノコは?この女を追いかけていたようだったが・・・
首輪が付いてないということは参加者ではないな。
てつやゆっくりのような特殊な支給品か?
・・・・・・味見してみようか。)
散って行った者達から継いだ遺志と、未だ戦い続ける者達を救う意志。
それらによって紡ぎあげられた歪みなき土台は迫りくる嵐に耐えきれるのか。
過去の絶望から学び、未来の希望へと繋げられるのか。
そして、天に待つ勝利へと彼らの手を届かせられるのか。
【D-4 草原/2日目・深夜】
【メタナイト@星のカービィ(メタナイトの逆襲)】
[状態]顔面打撲、顔面に切り傷、火傷(小)、肉体疲労(大)、精神疲労(中)、左肩に銃創(処置済み)、ゼロマスク (半分破壊)
[装備]ヤンデレ妹の包丁@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ、ゼロの仮面(顔が入るサイズに改造、半分が損壊)@コードギアス
[道具]
[思考・状況]
基本思考:参加者の救出及びゲームからの脱出
1:馬岱の腕試しを受け、プレミアム会員専用首輪を取り返す
2:映画館に向かい、仲間達と合流する
3:プレミアム会員専用首輪をタケモトに見てもらう
4:殺し合いに反対する者を集める
5:脱出方法を確立する
6:触覚の男(呂布)との決着
【メタナイト@星のカービィ(メタナイトの逆襲)】
[状態]顔面打撲、顔面に切り傷、火傷(小)、肉体疲労(大)、精神疲労(中)、左肩に銃創(処置済み)、ゼロマスク (半分破壊)
[装備]ヤンデレ妹の包丁@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ、ゼロの仮面(顔が入るサイズに改造、半分が損壊)@コードギアス
[道具]
[思考・状況]
基本思考:参加者の救出及びゲームからの脱出
1:馬岱の腕試しを受け、プレミアム会員専用首輪を取り返す
2:映画館に向かい、仲間達と合流する
3:プレミアム会員専用首輪をタケモトに見てもらう
4:殺し合いに反対する者を集める
5:脱出方法を確立する
6:触覚の男(呂布)との決着
[備考]
※E-2付近の川底で何か見たようです(気のせいという可能性もあります)
※フランドール、スネーク、藤崎、馬岱と情報交換をしました。また、東方project出展のキャラについてそれなりの情報を得ました
※藤崎、馬岱と情報交換をしました。
※E-2付近の川底で何か見たようです(気のせいという可能性もあります)
※フランドール、スネーク、藤崎、馬岱と情報交換をしました。また、東方project出展のキャラについてそれなりの情報を得ました
※藤崎、馬岱と情報交換をしました。
【馬岱@呂布の復讐】
[状態]:右目喪失 腹部と足にポテトによる怪我 右腕に火傷 その他全身に小さな傷 応急処置済
[装備]:鍬@吉幾三、三国志大戦カード(群雄SR馬超)@三国志大戦、包丁@現実
[道具]:基本支給品、プレミアム会員専用首輪(白)
[思考・状況]
1:メタナイトと腕試しをする。
2:藤崎を襲ったやつは相手にしない……?
3:藤崎を守る気はない。奇襲された場合は盾か囮にする。
4:殺し合いに乗って、自分の力を試す。
5:弱い奴からは情報を聞きたい。断ったら…
6:もっと武器が欲しい
7:藤崎を信頼……?
※参加者の多くの名前を見た覚えがあることに気が付きました。ニコ動関連の知識の制限は実況者達等に比べて緩いようです。
※藤崎のダイイングメッセージに関する考察を聞きました。
※徐々に記憶制限が解けてきた様です
※スネーク、メタナイトと情報交換をしました。
※マイリストに映画館を記録してあります。
[状態]:右目喪失 腹部と足にポテトによる怪我 右腕に火傷 その他全身に小さな傷 応急処置済
[装備]:鍬@吉幾三、三国志大戦カード(群雄SR馬超)@三国志大戦、包丁@現実
[道具]:基本支給品、プレミアム会員専用首輪(白)
[思考・状況]
1:メタナイトと腕試しをする。
2:藤崎を襲ったやつは相手にしない……?
3:藤崎を守る気はない。奇襲された場合は盾か囮にする。
4:殺し合いに乗って、自分の力を試す。
5:弱い奴からは情報を聞きたい。断ったら…
6:もっと武器が欲しい
7:藤崎を信頼……?
※参加者の多くの名前を見た覚えがあることに気が付きました。ニコ動関連の知識の制限は実況者達等に比べて緩いようです。
※藤崎のダイイングメッセージに関する考察を聞きました。
※徐々に記憶制限が解けてきた様です
※スネーク、メタナイトと情報交換をしました。
※マイリストに映画館を記録してあります。
【藤崎瑞希@現実】
[状態]さらなる決意、パンツレスラー、脛に軽い刺し傷(鱗粉付き)、足に痺れ
[装備]金属バット@現実
[道具]支給品一式*9(水一食分消費)、医療品一式、ショートカッター(残り0枚)@ドラえもん
セーブに使って良い帽子@キャプテン翼 、射影機(07式フィルム:28/30)@零~zero~
予備07式フィルム30枚、寝袋@現実 、写真(残り数枚)@心霊写真にドナルドらしきものが
DMカードセット(スピード・ウォリアー、魔法の筒、ガーゴイル・パワード)@遊戯王シリーズ
普通のDMカード数枚@現実、折り畳み式自転車@現実、乾パン入り缶詰×3@現実
忍具セット(火薬玉、忘却玉)@忍道戒、不明支給品0~2
ねるねるね3種セット@ねるねるね、鏡@ドナルド、美希の私服
禁止エリア解除装置@オリジナル、リボン@FFシリーズ
てゐの木槌@東方project、防弾チョッキ@現実
上海人形@東方project、変化の杖@ドラゴンクエスト
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:スネークを探す
2:スネークと共に映画館に向かう
3:全てはチャンス
4:参加者を救う
5:受け継がれた意志を持って、闘う
6:十六夜咲夜、獏良了、桂言葉、ドナルドを警戒
7:馬岱を信頼……?
※ダイイングメッセージからビリーを殺したのがドナルドだと思っています。
※馬岱から教唆をラーニングしました。
※記憶が戻りかけています
※スネーク、メタナイトと情報交換をしました。
※スピード・ウォリアーが再使用出来るのは8時間後。
※ガーゴイル・パワードが再使用出来るのは10時間後。
[状態]さらなる決意、パンツレスラー、脛に軽い刺し傷(鱗粉付き)、足に痺れ
[装備]金属バット@現実
[道具]支給品一式*9(水一食分消費)、医療品一式、ショートカッター(残り0枚)@ドラえもん
セーブに使って良い帽子@キャプテン翼 、射影機(07式フィルム:28/30)@零~zero~
予備07式フィルム30枚、寝袋@現実 、写真(残り数枚)@心霊写真にドナルドらしきものが
DMカードセット(スピード・ウォリアー、魔法の筒、ガーゴイル・パワード)@遊戯王シリーズ
普通のDMカード数枚@現実、折り畳み式自転車@現実、乾パン入り缶詰×3@現実
忍具セット(火薬玉、忘却玉)@忍道戒、不明支給品0~2
ねるねるね3種セット@ねるねるね、鏡@ドナルド、美希の私服
禁止エリア解除装置@オリジナル、リボン@FFシリーズ
てゐの木槌@東方project、防弾チョッキ@現実
上海人形@東方project、変化の杖@ドラゴンクエスト
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:スネークを探す
2:スネークと共に映画館に向かう
3:全てはチャンス
4:参加者を救う
5:受け継がれた意志を持って、闘う
6:十六夜咲夜、獏良了、桂言葉、ドナルドを警戒
7:馬岱を信頼……?
※ダイイングメッセージからビリーを殺したのがドナルドだと思っています。
※馬岱から教唆をラーニングしました。
※記憶が戻りかけています
※スネーク、メタナイトと情報交換をしました。
※スピード・ウォリアーが再使用出来るのは8時間後。
※ガーゴイル・パワードが再使用出来るのは10時間後。
【ゆっくり霊夢、ゆっくり魔理沙@ゆっくりしていってね】
[装備?] 偽起爆リモコン@オリジナル
[道具]
※ゆっくり魔理沙の頭に偽起爆リモコンが刺さっています。命に別状はありません。
[装備?] 偽起爆リモコン@オリジナル
[道具]
※ゆっくり魔理沙の頭に偽起爆リモコンが刺さっています。命に別状はありません。
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド】
【状態】肉体疲労(大)、精神疲労(小)、全身に擦り傷、切り傷、強い決意
【装備】コルトパイソン(1/6、予備弾14/36)@現実、TDNスーツ@ガチムチパンツレスリング、越前の軍服
愛犬ロボット「てつ」@日本郵販テレホンショッピング
【持物】やる夫の首輪、ハイポーション@ハイポーション作ってみた、馬鹿の世界地図@バカ日本地図、全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ
咲夜のナイフ@東方project、さのすけ@さよなら絶望先生、基本医療品
A-10のマニュアル(英語)@現実?(おじいちゃんのエースコンバット6)
【思考・行動】
基本思考:情報を集める。また、首輪を専門の奴に見てもらう。
1:この少女とキノコは・・・?
2:A-10のマニュアルと至高のコッペパンを回収する
3:メタナイト達と映画館に向かう
3:自分から攻撃はしない。見つかった場合も出来れば攻撃したくない。
4:十六夜咲夜のような奴が居れば、仲間に誘った後、情報を聞き出した後倒す。
5:てつを使用し、偵察、囮に使う。
6:十六夜咲夜、獏良了、桂言葉、ドナルド、馬岱を警戒
7:これ以上仲間を死なせない
[備考]
※馬鹿の日本地図の裏に何か書いてあります。
※ミクが危険人物という情報を得ましたが、完璧に信用はしていません。
※盗聴されている可能性に気付きました。また首輪に電波が送られているか何かがあると思っています。
※電波を妨害するチャフグレネード等の武器を使えば、どうにかなると考察しています。
※てゐからは千年以上生きている、知り合いの事を話してもらいました。
※メタナイトを通じて、美鈴、咲夜、フランドールの関係について新たな情報を得ました。
※藤崎、馬岱と情報交換をしました。
【状態】肉体疲労(大)、精神疲労(小)、全身に擦り傷、切り傷、強い決意
【装備】コルトパイソン(1/6、予備弾14/36)@現実、TDNスーツ@ガチムチパンツレスリング、越前の軍服
愛犬ロボット「てつ」@日本郵販テレホンショッピング
【持物】やる夫の首輪、ハイポーション@ハイポーション作ってみた、馬鹿の世界地図@バカ日本地図、全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ
咲夜のナイフ@東方project、さのすけ@さよなら絶望先生、基本医療品
A-10のマニュアル(英語)@現実?(おじいちゃんのエースコンバット6)
【思考・行動】
基本思考:情報を集める。また、首輪を専門の奴に見てもらう。
1:この少女とキノコは・・・?
2:A-10のマニュアルと至高のコッペパンを回収する
3:メタナイト達と映画館に向かう
3:自分から攻撃はしない。見つかった場合も出来れば攻撃したくない。
4:十六夜咲夜のような奴が居れば、仲間に誘った後、情報を聞き出した後倒す。
5:てつを使用し、偵察、囮に使う。
6:十六夜咲夜、獏良了、桂言葉、ドナルド、馬岱を警戒
7:これ以上仲間を死なせない
[備考]
※馬鹿の日本地図の裏に何か書いてあります。
※ミクが危険人物という情報を得ましたが、完璧に信用はしていません。
※盗聴されている可能性に気付きました。また首輪に電波が送られているか何かがあると思っています。
※電波を妨害するチャフグレネード等の武器を使えば、どうにかなると考察しています。
※てゐからは千年以上生きている、知り合いの事を話してもらいました。
※メタナイトを通じて、美鈴、咲夜、フランドールの関係について新たな情報を得ました。
※藤崎、馬岱と情報交換をしました。
【桂言葉@SchoolDays】
[状態]:肩に刺し傷、疲労(極大)、全身に痛み 、空腹 絶望 全身に暴行の後、撹乱(極大)、ドナルドへの恐怖感
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]
基本思考:誠君を生き返らせるために生き残る
1:?????
※アニメ最終話後からの参戦です。
※第四回定時放送を聞き逃しました。
※傍に、撃ち抜かれた1outキノコが転がっています。
[状態]:肩に刺し傷、疲労(極大)、全身に痛み 、空腹 絶望 全身に暴行の後、撹乱(極大)、ドナルドへの恐怖感
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]
基本思考:誠君を生き返らせるために生き残る
1:?????
※アニメ最終話後からの参戦です。
※第四回定時放送を聞き逃しました。
※傍に、撃ち抜かれた1outキノコが転がっています。
※メタナイトがフランの支給品を回収しました。
※DIOの上着、ファイアバードフォーム、ブレイバックル、マッハキャリバー、スタボカード刺しクリップは
それぞれサンレッド、ブロリー、美鈴に装備されたままです。
※DIOの上着、ファイアバードフォーム、ブレイバックル、マッハキャリバー、スタボカード刺しクリップは
それぞれサンレッド、ブロリー、美鈴に装備されたままです。
sm218:鬼畜な俺たちが縛りプレイに挑戦してみた | 時系列順 | sm220:道化師の微笑 |
sm218:鬼畜な俺たちが縛りプレイに挑戦してみた | 投下順 | sm220:道化師の微笑 |
sm209:Scarlet devil | メタナイト | sm223:裏切り |
sm207:夜は続くよいつまでも | 馬岱 | sm223:裏切り |
sm207:夜は続くよいつまでも | 藤崎瑞希 | sm223:裏切り |
sm209:Scarlet devil | ソリッド・スネーク | sm223:裏切り |
sm204:逃走中 | 桂言葉 | sm223:裏切り |