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FAIRY in the EdenSpring ~その姿は Drowning in Ideal~ - (2012/05/13 (日) 07:04:15) のソース
*FAIRY in the EdenSpring ~その姿は Drowning in Ideal~ ◆pdATIRVHfQ 登録タグ [[パロロワ]][[[百>http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%AF]]] [[ニコロワγ>トップページ]] [[ティンカーベル先輩]] [[SIREN]] ---- 「ぶつぶつ……ぶつぶつ……」 ランサーとの戦闘の後、マミは森を彷徨っていた。 人間の屑を殺すために、彼等を探していたのだ。 「みんな死ぬしかないじゃない……」 彼女にランサーの魅了の呪いがかからなかった理由は彼女の精神が汚染されていたからだ。 酷い絶望で彼女の精神は別次元に逝ってしまっていた。 その汚染レベルはこの会場に来てから酷くなる一方だった。 「みんな死ぬしか……ヒック……あら?」 森を抜け、開けた場所に出た。 清水がこんこんと湧きでる泉。 川の上流に出来たものらしい。 「あのう……」 「誰!?」 「ヒッ!」 声がした方にマスケット銃を向けるマミ。 それに驚いた二人が木の陰に隠れた。 「わ、私達は殺し合いに乗っていません……。あなたもそうでしたら、一緒に脱出の為に協力できないでしょうか……?」 声を掛けたのはサーシャだ。 木陰に隠れて、こちらにやって来る何者かと接触しようと言ったのはサーニャだった。 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ 数刻前、ティンカーベル先輩と出会いポエム会話に突入した直後、厳つい顔をした雲が二人のもとに飛んできた。 民間人を守るため、戦闘態勢になったサーニャだったが、先輩と松風がやってきた雲を知っていたこと、そして顔に反してかわいい声だったことから、 雲山は害のない存在であることがわかった。 なので、サーニャは水源で夜が明けるまで先輩と会話をすることにした。 というのも、彼女の固有魔法『魔導針』の感度がどうにも鈍いのだ。 一エリア以内ならカバーできそうだが、それでも穴が開いている気がしてならなかった。 通常時ならともかく、そのような状態で暗闇を民間人に移動させる訳にはいかない。 明るくなるまでは周りに注意して動かないという方針を取ったのだった。 「それが……あなたの魔法?」 「はい………」 サーニャは周りを警戒するために、魔導針を使用した。 猫耳と尻尾が生え、頭にレーダーが発生する。 これで周囲の状況を常に感じ取るのだ。 その姿はかわいい。 「それが……ウィッチ……」 ティンカーベル先輩は何かうっとりとした表情でサーニャを見つめている。 メルヘンチックな存在が実在すると知り、嬉しそうに目を細めているように見える。 (本当にウィッチを知らない……?) そんな先輩の反応を見て、サーニャは疑問符を頭に浮かべていた。 ネウロイやウィッチの話しをしても、何か勘違いしているというか違う解釈をしているような先輩だったのだが、 本当にそれらの存在を知らないということに驚いた。 いや、すでに喋る巨鳥やかわいらしい声で鳴く雲を目撃していて驚きっぱなしではあったのだが、 同じ人間である先輩と常識が通じていないのには違和感がある。 松風はAランクアイドルグループ魔王エンジェルと知り合いで、人間社会とは関わりがあるようだったが、 ネウロイやウィッチのことは初耳らしかった。 一方のサーニャも、先輩や松風が暮らす日本という国の名を知らなかった。 他にもいくつか情報交換を(先輩の言語翻訳が困難だった為主に松風と)したが、知識の食い違いがかなりのものだった。 途中雲山が「うんざん♪ うんざん♪」と言っていてかわいかった。 「これは……世界樹の枝葉が陽光を受け止めて、命の大輪を花咲かせたというの?」 「………?」 やはり先輩の言っていることはよくわからない。 最初はポエムチックな趣味の変わった人だと思っていたけど、もしかしたらこれがこの人の暮らす国の標準語なのかもしれない。 でも同じ国出身の松風さんとは意思疎通があまりできていないようで……あるぇー? 「………あっ」 その時、サーニャのレーダーに反応があった。 西方向から、泣いている女性の声が近付いていた。 距離百メートル。 やはり、レーダーには穴があるようだ。 調子が悪いだけかもしれないが、それでも百メートルまの接近を許すのは異常だった。 試しに意識を集中させれば、一キロ先の木々のざわめきが聴こえる。 力にむらができている感じだ。 自分の魔法がおかしいのが気になるが、今は百メートル先の女性をどうするかを考えるべきだろう。 サーニャは先輩、松風、雲山に西方向から他の参加者らしき人物が近付いていることを伝えた。 泣いており、精神が不安定な気配を感じる。 そのため、初見の人間を驚かせる存在の松風と雲山は茂みに隠れてもらい、 まずは人間であるサーニャとティンカーベル先輩が女性に接触することにした。 レーダーから女性は銃器を所持していることがわかった。 殺し合いに乗っているか不明である以上、二人も木陰に身を隠す。 そして女性が泉に出てきたところで、声をかけて接触を図った。 殺し合いに乗っていないならば、話し合いによって情報交換ができるはずだ。 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ 「そう、あなたは影と戦う存在なのね……」 「まさかここがルシフェルの檻だったなんて……」 「………………」 どうしてこうなった。 三人は泉のほとりで輪になって話し合っていた。 話し合いの最中、マミから魔法少女や人々を魔の手から救うとかいう言葉が飛び出し、ティンカーベル先輩が目を輝かせた。 サーニャは嫌な予感がし、それは見事的中した。 「あいつらはルシフェルの手先だったのね!!」 「嘆かないで魔法少女。きっとその人達は影に引かれただけ。浄化する方法はきっとあるはずよ」 「………………」 終始、こんな会話が二人の間で交わされていた。 メルヘンと厨二が噛み合わさったというか変な化学反応を起こしたというか、二人の意思疎通は何故か成立していた。 もしかしたら成立しているように見えるだけかもしれないが、サーニャにはその判断ができなかった。 マミの言っている魔法少女という言葉も、先輩の言う『園の名』なのかもしれない。 軍人として民間人の二人を引っ張っていこうと思っていたのに、何故か置いてけぼりをくらっていた。 「そう……なのかもしれないわね。相手がルシフェルなら、魔女の口づけ、いいえ悪魔の誘惑によって心を乱されてしまったと考えられるわ」 「檻に入れられた子猫は怯えてしまうわ。でも、太陽の光に包まれれば温もりは感じる。闇を振り払うのは心の光……」 「こうしてはいられないわ!! 他の人達も闇に堕ちる前に救い出さなや!!」 「ま、待って! こんな暗闇で動いたら危険!」 立ち上がりどこかへ行ってしまいそうだったマミをサーニャが抑える。 まだ夜が明けていない状況で動き回らせるわけにはいかない。 「ウィッチの言う通りよ……。今は希望の光を待ちましょう……」 「………ウィッチ?」 マミがティンカーベル先輩の言葉に反応した。 「ええ、この子は『ウィッチ』。オラーシャからやって来た黒猫よ」 「だ、だから……」 「ウィッチ……魔女………魔女!?」 叫ぶと、マミはその手にマスケット銃を握った。 まるで魔法のように、突然その手にマスケット銃が現れた形だった。 精神不安定なマミは、魔女と言う言葉に過剰に反応してしまったのだ。 「魔女は殺すしかないじゃない!!」 「危ない!!」 マスケット銃から閃光が走った。 「………え?」 声を上げたのはサーニャ。 倒れたのはティンカーベル先輩。 サーニャに銃を向けたマミの姿を見て、先輩が咄嗟に飛び出し銃弾からサーニャを守ったのだ。 先輩の腹部に血が広がっている。 どぼん、と先輩は泉に落ちてしまった。 「ティンカーベル殿!!」 「うんざん♪ うんざん♪」 木陰から出る機会をうかがっていた松風と雲山。 マミが突然発泡したことで、二匹が急いで飛び出してきた。 松風は先輩を救い出すため泉へ、雲山はマミからサーニャを守るべく二人のもとへと向かっていた。 「魔女の使い魔!!?」 「うん……」 ざん♪ とマミに鉄拳制裁を加えようとした雲山だったが、その拳は空振りした。 マミは急に出てきた魔女の使い魔とその使い魔を使役する魔女を倒すべく、空中に飛び上がり大量のマスケット銃を召喚したのだ。 空に浮かぶ何十挺というマスケット銃が、全て地を向いている。 「魔女も魔女の使い魔も……みんな死ぬしかないじゃない!!」 天上から降り注ぐ銃弾の雨。 「きゃっ!」 雲山は自分の姿や大きさを自在に変えることが出来る程度の能力を持っている。 だがEX雲山であっても弱体化された状態にあっては、この突然の事態に対処が遅れた。 「うんざん♪ うんざん♪」 サーニャの上に覆いかぶさる入道親父。 守れたのは、サーニャ一人だけだった。 「うんざん♪ うんざん♪(松風!!)」 泉の上を滑空していた松風は、銃弾の雨に叩き落とされた。 水しぶきを上げて水面にぶつかる松風。 飛沫には血が混じっていた。 「うんざん♪ うんざん♪(おのれ!!)」 雲山の顔に怒りが怒りが滲む。 いつもならばあの距離であろうと余裕で二人を助けることができた。 弱体化されていたからなど言い訳にしかならない。 雲山は、守るべき者から離れてはならなかった。 巨大化した雲山の拳が、中空に未だ滞空するマミに打ち振るわれる。 眼前に迫る白い巨椀を目にし、マミは死を悟った。 「死ぬ!!」 雲山の鉄拳制裁。 今度は力加減を間違いはしない。 地面に向けて殴り飛ばされるマミ。 殴られた衝撃で、彼女の体からデイバッグが弾き飛ばされた。 「ティロ・フィナーレェ……(断末魔)」 木の幹に体を叩きつけられたマミは、その言葉を最後に気を失った。 頭を強く打ったのか、大きなたんこぶが出来ていた。 「助けて!!」 聞いたことのない声がその場に響く。 その声の主は飛ばされたマミのデイバッグから飛び出していた。 白い体のその生物は、黒い宝石を手に持ち、開いたデイバッグから岸に向けて跳躍したのだ。 「な、中に……中に……!!」 ぼちゃん。 マミのデイバッグが泉に落ちる。 そしてそのまま水底へと沈んでいく。 ティンカーベル先輩も、松風も、沈んだまま浮き上がってはこない。 水底は、全てを飲み込むように暗く深い。 「ティンカーベル先輩! 松風さん!」 アレクサンドラ・ウラディミローヴナ・リトヴャク中尉は軍人だ。 軍人は民間人を守るためにいる。 沈んでいるとしても、生きている可能性があるのなら飛び込んで救わなければならない。 サーニャは泉に飛び込もうとして、よろめいた。 「きゃっ!」 地面が揺れ、世界に異変が起こる。 泉に沈んだデイバッグ。 その口から水が流れ込み、そして『中身』が逆流した。 湧き出る清水が、血のように赤く染まる。 世界が浸食されていく。 『ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウゥゥゥゥウウゥゥゥゥゥゥウゥウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!』 水底からサイレンが鳴り響いた。 その音にサーニャは耳を塞ぐ。 これはサイレンの音ではない。 憎悪に満ちた『声』だった。 恨みの『声』が会場に響き渡る。 呪われてあれ。 そう言っているように聞こえた。 そんな声を聞いたせいだろうか。 レーダーの反応がおかしくなる。 この泉は、おそらく地下で一つの水脈になっている。 他の川と繋がっているのだろう、と推測できるくらい広い。 だが、今水底は更に広がろうとしていた。 在りえない現象だった。 空間に穴でも開いたように、まるで反応が返ってこない。 こんな小さな泉の中に、サーニャの把握範囲を越える空間が広がろうとしている。 全身に恐怖が走った。 この泉に飛び込んではいけない。 コレは触れてはいけないものだ。 本能が逃げろと叫ぶ。 だけど。 それでも、聞こえるのだ。 先輩の、松風の、二人の鼓動はまだ聞こえる。 弱弱しいが、それでもまだ生きている。 助けなかったら、絶対に後悔すると思った。 意を決したサーニャが泉に向けて跳躍した。 しかし、その体を止める手が伸びる。 「うんざん♪ うんざん♪」 雲山の巨大な掌が、サーニャを捕まえ離さない。 「は、離して……! 二人を助けないと……」 「うんざん♪ うんざん♪」 サーニャは雲山の手の中で暴れるが、雲山は絶対に離すまいと更に力を強くする。 この水は駄目だ。 人が触れて良い領域ではない。 雲山とて水に沈んだ二人を助けたかった。 だが、もう手遅れだった。 これは雲山にもどうにもできない。 この先は神の領域だった。 「ま、マミさん!? マミさん、しっかりして! 私よ! キュゥべえよ!」 此岸に戻った二人が、声の元を見る。 先程デイバッグから飛び出した白い生物が、マミの体をゆすっていた。 「うんざん♪ うんざん♪」 「きゃっ!」 サーニャが泉に飛び込まぬよう注意を払いながら、雲山がマミの体に張り付くキュゥべえを引き離した。 そして自身の体の一部を縄のように細長くし、マミの体を縛って行く。 目を覚まし、さっきのように暴れ出してはかなわない。 これでも命蓮寺、仏門に関わる身だ。 殺生は、望ましい行いではない。 「マミさんに何する気よ! 私のお友達に何かしたら……許さないんだから!」 「うんざん♪ うんざん♪」 どうやらこの白い生物は少女のことを知っているようだが、話を聞こうにも今の雲山は会話ができない。 仕方なしとサーニャの方を見やると、サーニャはその場にへたり込んでいた。 サーニャのレーダーは二人の鼓動を正確に把握していた。 その二人の反応が、先程途絶えてしまった。 遂に心臓が止まってしまったのか、それともアレに飲み込まれてしまったのか。 サーニャの両目から涙が溢れる。 救えなかった。 あの時飛び込んでいれば救えたかもしれなかった。 他の参加者と接触しようとしなければ、こんなことにはならなかった。 私がここに夜明けまで留まろうなんて提案しなければ、二人は今も生きていた。 後悔しても仕方がないと、理解はできる。 あの赤い水は危険だ。 魔法で感じ取ったアレ。 あの憎悪に満ちた『声』。 コレは関わってはいけないものだ。 だから雲山はサーニャを止めたのだ。 頭ではわかっている。 それでも。 それでも涙は止まらなかった。 サイレンの音が止み、朝日が昇る。 そして、第一回目の放送が流れた。 &color(red){【ティンカーベル先輩@ハリアー手描きシリーズ(THE IDOL M@STER) 死亡】} &color(red){【松風@ NovelsM@ster(THE IDOL M@STER) 死亡】} 【F-05 泉(湧水)/一日目 早朝】 【サーニャ・V・リトヴャク@ストライクウィッチーズ】 [状態]:健康、魔力消費(微) 、精神的な落ち込み [装備]:★Rock Cannon@ブラック★ロックシューター、黒猫のゴスロリ服@俺の妹がこんなに可愛いわけがない [道具]:メントスコーラ(空)@コーラを開けるとメントスが落ちるトラップの作り方、 DMカード『スターダスト・ドラゴン』@遊戯王5D's [思考・状況]:殺し合いには乗らずゲームを打破する 1、…………………… 2、知り合いが居れば合流する 3、ストライカーユニットとフリーガーハマーが有れば入手したい 4、殺し合いに乗ってない参加者が居れば合流したい 5、マミの処遇は……? 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ(死ぬしかないじゃないシリーズ)】 【状態】SGの穢れ(真っ黒ヤバい)、絶望、人間不信(少し回復しかけたが……?)、精神汚染B、頭部殴打、頭にたんこぶ 【装備】ソウルジェム(マミ)、魔法少女服、マスケット銃 【道具】 【思考・状況】 基本:…………………… 1:ティロ………? ※精神汚染スキルを獲得しました。状況次第でランクが変動する可能性があります。 ※頭部を殴打したことにより……… 【頭のうちどころが悪かったマミの話】 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm15959813 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm17456626 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm17457274 頭を打ったことによりマミコプターを使うようになったり厨二病が進行したり 他の人を巻き添えにしても……ちょっとアレだったりするマミさんになった動画。 ボヨヨンガードも取得。 ※ティンカーベル先輩のデイバッグが近くに落ちています。 中身は基本支給品、金色の法輪@東方Projectです。 ※キュゥべえがグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカを持っています。 ※雲山により巴マミが捕縛されています。 ※会場内の川は地下水脈で繋がっている可能性があります。 ※地下水脈に堕辰子@SIRENが沈みました。 その影響で赤い水がF-5の泉から湧き出るようになりました。 ※六時間ごとにサイレンが響くようになりました。 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ 泉より下流。 そこに世紀末救水主、ケンシロウの姿があった。 彼は川に顔を付け水を飲んでいた。 地図を見て、近くに川があったのだから当然そこに行きつく。 到着してから今まで水を飲んでいたケンシロウ。 救水主ってすごい! 改めてそう思う。 「ん?」 水を飲んでいたケンシロウが異変に気付く。 飲んでいた水が突如赤い水に変わったのだ。 「み…水…」 ケンシロウの顔が一変する。 せっかくの真水が台無しだ。 海はあるが、ケンシロウが望むのは真水以外あり得ない。 「誰がこんなことを?」 ケンシロウが見据えるのは川の上流。 そこにケンシロウの川の水を台無しにした輩がいるに違いない。 「貴様には地獄すら生ぬるい!!」 尋常でない怒気を放ちながら、ケンシロウは川を上って行った。 【H-5 川沿い/一日目・早朝】 【ケンシロウ@北斗の拳(真・世紀末死あたぁ伝説 )】 [状態]:ダメージ小(水により回復)、怒り、赤い水@SIRENを摂取 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式(水無し)、不明支給品×3 [思考・状況] 基本:水が欲しい 1:川の水を台無しにした者を許さない 2:水を探す 3:ラオウを追い、今度こそ確実に倒す 4:士(名前は知らない)はいいやつだ ※赤い水をどの程度体内に取り入れたかは後の書き手氏にお任せします。 ・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ 妖精は沈んでいるのではない、飛んでいた。 『ティンカーベル殿……』 『吟遊詩人(ミンストレル)……』 聖地(エデン)へ向けて、吟遊詩人(ミンストレル)の背に乗り妖精は進む。 そうだ。 この先に楽園がある。 夢見た世界が広がっている。 確信を持って断言できる。 理由はわからないが、理解はできた。 本能のような感覚だった。 そんな彼女達の行く手に、光が降臨した。 光が降臨すると共に、二人を祝福する鐘の音が響く。 後光を纏い降りてきたそれは…… 「ああ……! 天使(エンジェル)……!!」 聖地(エデン)へ続く扉が今、開く。 妖精は聖なる光に包まれた。 &color(Crimson){【ティンカーベル先輩@ハリアー手描きシリーズ(THE IDOL M@STER) 海送り】} &color(Crimson){【松風@ NovelsM@ster(THE IDOL M@STER) 海送り】} 【支給品紹介】 【キュゥべえ@魔法少女 ほむ☆どもえ!】 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm14517633 みつどもえの吉岡ゆきの性格になったきれいなキュゥべえ。CV:豊崎愛生 魔法少女の名前を呼ぶ時に本来のCV:加藤英美里になる。 【グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ】 魔女の卵。ソウルジェムに使うことで穢れを移せる。 お菓子の魔女のグリーフシード。 【堕辰子@SIREN】 天武十五(西暦684)年、彗星の出現とともに現れた「常世の存在」。 常世とは此の世ではない異世界のこと。永遠の楽園と呼ばれている。 羽生蛇村に眞魚岩とともに降ってきた堕辰子の幼生体は、当時の村人にとっては「天から舞い降りた神」であり、崇め奉られる絶対的な存在であった。 しかし、その年に村を襲った絶望的な飢饉のため、空腹に耐えられなくなった八尾を含む村人の数人によって肉を食べられてしまう。 陽の光を極端に嫌い、日光に体をさらすだけでその身が焼かれる。 羽生蛇村が異界に取り込まれたのは堕辰子が原因。 異界では堕辰子の鳴き声が六時間おきに鳴り響き、それに誘われるように屍人たちは海送りを始める。 また、堕辰子の血がとめどなく溢れ出て、それが異界を覆う赤い水となる。 堕辰子の鳴き声はサイレンの音と非常によく似ている。 堕辰子の正体は宇宙人という見解もあるが、実際のところどうかは分からない。 しばらくは名前をまともに呼んでもらえなかったという悲しい過去を持つ。 モチーフはリーフィー・シードラゴンというタツノオトシゴの一種。 ネーミングもここから来ているそうである。 【赤い水@SIREN】 異界の象徴とも言えるもの。 これを体内に取り入れれば、傷や体力が回復したり、飢えを感じなくなる。 だが、常世から二度と現世に戻ることができなくなるばかりか、一定量摂取すると人間の血が体外に排出されて屍人へと変容する。 正体は堕辰子の血。 異界に降り注ぐ赤い雨もこの赤い水である。 神代の血を取り入れれば、赤い水を体内に取り入れていたとしても屍人化を免れることができる。 【用語解説】 『屍人』 一、赤い水を体に取り入れた状態で死亡する。 二、赤い水を一定量以上体に取り入れる。 上記いずれかの状態で屍人になる。 まずは人としての原型をある程度とどめた半屍人に変容し、海送り・海還りを行うことによって犬屍人・蜘蛛屍人・羽根屍人・頭脳屍人といった完全な屍人へと変化する。 屍人化した人間は、いかなる傷を負っても治癒または再生するため不死身の存在となり、その目には幻想的な風景が見えるようになる。 そのため普通の人を見ると、自分たちと同じような素晴らしい世界に招き入れるために赤い水を飲ませようとして襲い掛かる。 完全に赤い水を取り込んでいるため、たとえ身体の一部を切り落としたとしても再生してしまう。 一定ダメージを受けるとシェル化し、うずくまった状態で動かなくなる。 シェル化した屍人は体が硬くなり、殴ってもカン、という音がして弾かれてしまう。 これは再生中に新たな傷を負わないようにするためで、再生が終わるとシェル化が解かれ、活動を再開する。 シェル化した屍人の握っているものは、硬直しているせいか奪うことができない。 また、シェル状態の屍人の背中から湯気のようなものが立ち上っているが、この湯気の正体は不明。 『半屍人』 赤い水を一定量体内に取り込み、サイレンに呼ばれて変容した屍人の第一段階。 人間より知能は劣るものの、身体能力は人間とそれほど大きく変わらない。 ただ、不死身である分、人間ならば怖じ気づくような行動も平気でとることがある。 目から流した血の涙が特徴の一つだが、これは赤い水と入れ替わりに自らの血を流しているという生理現象に過ぎず、一部には血の涙を流していない屍人も存在する。 人間だったころの記憶を残しており、生前の行動パターンをとる者が多い。 海送り、海還りを繰り返すことで完全な屍人へとなっていく。 『海送り』 永久に変わらない不老不死の理想郷である常世に入るため、屍人が行う、赤い海と一体化するための通過儀礼のこと。 六時間ごとに鳴るサイレンを機に、次の段階に変容する準備が整った屍人たちが、赤い海へ入り海送りされていく。 『海還り』 海送りを始めてからおよそ五時間後、神に迎え入れられる準備がまだだった屍人たちは、海還りで戻ってくる。 しかし屍人たちにとって海還りをした屍人は、より屍人化が進行し、常世の神の恩恵によって人の世の穢れが清められ、常世(理想郷)に近づきつつある者とされる。 |sm54:[[ゆっくりだと思った? 残念! さやかちゃんでした!]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm56:[[ジャギのドキドキ大冒険]]| |sm54:[[ゆっくりだと思った? 残念! さやかちゃんでした!]]|[[投下順>51~100]]|sm56:[[ジャギのドキドキ大冒険]]| |sm40:[[人間の屑]]|巴マミ|sm:[[]]| |sm43:[[Little Witch in Moonlight ~月の女神よ、どうか今だけは小さな魔女に月光の祝福を~]]|ティンカーベル先輩|&color(red){GAME OVER}| |sm43:[[Little Witch in Moonlight ~月の女神よ、どうか今だけは小さな魔女に月光の祝福を~]]|サーニャ・V・リトヴャク|sm:[[]]| |sm13:[[お前らのような主人公がいるか]]|ケンシロウ|sm:[[]]|