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たかしフォックス


私はどうしたら・・・・・・

彼女の姿は上半身を覆い隠すようなサイズの、薄手の長袖を着ていて、ズボンもかなりダボダボだ。
色はピンク。外出着にしては派手な彩色の服を着ている。

確実にこの場には阿良々君がいる。先ほどの場所で声を上げていたのを耳で確認した、目でも確認した。
こんな殺しを強要された場所で殺し合いが始まらないわけがない。
そしたら阿良々君が殺されてしまうかもしれない。あの阿良々君のことだ、自分から誰かを守るために犠牲になっても良いとするだろう。


阿良々君がしぬ?阿良々君が———しぬ
「いやだ!それだけは嫌だ。私はしんでもいい、だけど阿良々君が、阿良々君がしぬのだけは・・・・・・やだ」
はぁはぁ。
でもどうしたら———阿良々君のために誰かを殺す。
そんな考えが脳裏をよぎる。
でもそんなこと許されることじゃない。それに阿良々君が許すとも思えない。いや絶対許さない。
でも阿良々君がしぬのだけは避けたい。

そして彼女の脳裏に
(ご主人俺に任せてくれてもいいんだにゃー)
こんな声が聞こえた気がした。

もしもあの子に任せてしまえばどれだけ楽だろうか———いやだめだ。そうだめなんだ。頑張れ私、どうにか打開策を練らなくちゃ。



「まずは支給品の確認をしなくちゃ」
彼女がまず見たものは刀それには丁寧に説明書がついていた。


斬刀『鈍』(ザントウ・ナマクラ)
『切れ味』に主眼を置いた四季崎記紀が作った完成形変体刀十二本の一つ。あらゆるものを抵抗なく一刀両断できる。

こんな刀があるなんて、でも先の場所では『魔法』なんていうものもあるようなことにもなっていたし、
怪異の存在を知っている私にとってはいまさら驚くことは少ないわね。

この刀が当たりの支給品であることを期待しつつ、その刀身をながめていた彼女は突然話しかけられた。そして彼の『目』をみた。



「ふふふ・・・・・・世界の終わりをみるために」
しかし、操想術がかかりにくかったことを考えると、もしかしたら制限でも受けているのか。
だがこの場には面白い力を持つ者も多い、あの人類最終、橙なる朱、代替なる種を超える存在がいるかもしれない。
その力ならば、世界の終わりも見ることが叶うだろう。


その男、呪い名六名の一つ序列第一位、『恐怖』を司る操想術専門集団《時宮》からも追放された存在、時宮時刻である。

【1日目 深夜 G-8 】

【時宮時刻@戯言シリーズ】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本 世界の終わりを見る 
1 操想術をつかい殺し合いを促進させ世界を終わらせることが出来る者を探す



「ふん、『——殺しあえ。殺し合いに乗らなければ……24時間後に皆殺し、だ』か」

そもそも支給品にこんな玩具が存在するとはな。

彼、《人類最悪》の遊び人である、西東天が横に連れるのは、
彼の支給品でもあり、玩具とも称した人形である。
その人形は、微刀『釵』(ビトウ・カンザシ)
『人間らしさ』に主眼が置かれた、四季崎記紀が作った完成形変体刀十二本の一つ。
どう言ったとしても刀とはいえない、からくり人形である。


「ぷに子には遠く及ばない作品だな。
四季崎記紀とやらは、こんな明らかに刀ではないロボを刀と表現するおかしなやつだったらしいな」

狐の面を被った男、人類最悪はこの殺し合いに巻き込まれても平然に悠々と歩いている。



彼は地図にある自分の元研究所に向かう途中であった。
そんな彼と日和号は、道の先に人を確認した。

その彼女は彼に背を向けひどく震えており、なにやらつぶやいている。

「ふん、殺し合いを強要されて狂ったか」女に近づきながら話しかける。

その時彼女はディパックから一本の刀を取り出し切りつけてきた。
その斬撃は女性のそれにしては早く、鋭かった。
もしも彼が普通の人間だったらこの攻撃により命を絶っていたかもしれない。しかし彼は普通の人間ではなかった。

彼は、おっちょこちょいスキルを持ち合わせていたのだ。

彼女の斬撃を地面にあった小石に躓くことで避けたのだ。
そのことによって彼女もバランス失った。
その瞬間日和号が、彼女から刀を奪い、さらに拘束した。
日和号の四本の腕と脚からすればそれらを同時にこなすのは簡単なものであった。

人類最悪が立ち上がり着物についた汚れを手で取り除きにやりとわらった。

「おいおい、お前その頭はなんだ、おい。少し待て落ち着かせろ。ふぅー。
ちょっと、質問させてもらう。お前の頭・・・まあ、なんだ。・・・・・・猫耳は本物か」

女はその質問に驚きの表情を隠さずにいられない様子で、同時に顔を赤らめた。
「くそ、くそ、くそ。何で、殺さない。生きる気がないなら殺されなさい。
ふざけるなっ。ふざけるな。こんなことしている間に阿良々君が、阿良々君がしんじゃったらどうするんだ」

「ふん『何で、殺さない。生きる気がないなら殺されなさい。ふざけるなっ。ふざけるな。』か。
何も俺はふざけてなどいない。ただ俺は人類最悪の遊び人だからな、あの水倉林檎というやつの言いなりになる気はしないし。
俺は違う遊びをしていたのに、こんな興ざめな遊びにつき合わされていて迷惑しているだけだ。
それにその阿良々君とやらがしんだとすれば時間収斂、バックノズルだ。
今起きなくても、起こるべき事は絶対に起きることであり、それはどうしても避けようがないんだ。
そんなことよりもお前の頭の耳、猫耳は本物なのか」


「だからふざけるなっ。なんだそれ」
あれ涙が流れる。なんで私は泣いているの。
というより、なんで私がこの人を殺そうとしたんだろう。さっきあった人の目を見てからの記憶が曖昧としている。
「この耳は本物よ。これが私の抱える怪異、障り猫」

「おいおい、そもそも怪異ってなんだ。
まぁそんなことより、本物だったのか、その猫耳は。
俺は始めてみたぞ猫耳。この遊びも捨てたもんじゃなかったみたいだな」


女にはこの男こそ狂っているようにしか思えなかった。
「あなたはこの殺し合いに乗っているのですか。何か目的は」
なぜかこの人といると落ち着く。いつもの自分に戻っていく。まるでこの狐面の男に惹かれていくようだ。

「ふん『何か目的は』か。実は俺何も考えてないんだ。
まあ十三階段を再結成するのもいいかもな」
さらりと狐面の男は言う。
「もしもアララギ君とやらを助けたかったら俺についてこないか。
その眼鏡は————いい眼鏡だ。
俺と来たら————気持ちいいぜ」


だめだ。私はどうしてもこの人に惹かれる。もしかしたらこの人についていったら狂ってしまうかもしれない。
しかし
「はい。私羽川翼はあなたについていきます。あなたの名前はなんというのですか」
私はそう言った。


「西東天
俺の名前だ——脳に刻んで記憶しろ
あとその恥ずかしいパジャマ姿を着替えなくてはな」



【1日目 深夜 G-8 】

【西東天@戯言シリーズ】
[状態]健康
[装備] 微刀『釵』
[道具]支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考]
基本 遊ぶ
1 十三階段再結成
2 西東診療所にいく
3 羽川翼をパジャマから着替えさせる

※微刀『釵』は支給者の言うことを聞きます。

【羽川翼@化語シリーズ】
[状態]健康 精神的に不安定 
何かしらの操想術がかけられているかもしれません
[装備] 斬刀『鈍』
[道具]支給品一式、ランダム支給品1〜2
[思考]
基本 阿良々君を助ける
1 西東天についていく
2 パジャマから着替える

※羽川はまだ猫耳しか出てませんが、何かのきっかけで完全にブラック羽川になるかもしれません


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最終更新:2009年03月08日 21:58