堕天炎神熱圏 モスクワ

――これは、人類にとっての大きな一歩。

小さく見える一歩の間に、例え無数の犠牲があろうとも。

彼らは止まらない。

辿り着く事だけが、足跡に報いる事だと信じるが故に。

概要

『Fate/Grand Order Cosmos with the Noble Stars』におけるイベントの1つ。
副題は「星巡る夜の奇跡」
宇宙系サーヴァント達のお披露目にあたる、ライカスレオリジナル特異点の第一号。

時系列は2部以降を想定しており、コヤンスカヤやストームボーダーなどのストーリー本編に深くかかわる要素も登場する。

舞台は近現代のロシア、モスクワ。
異様な猛暑に見舞われ、謎の襲撃者によって破壊され尽くしたモスクワ郊内を中心に、カルデア一行が様々なサーヴァント達と協力しながら敵の正体へと迫っていく内容となっている。
コマロフの座する宇宙船の集合体が地表へ向け近づいていく過程を表すため、ストーリーは進行度が進むごとにカウントダウンが表示される形式となっている。(例:最終戦では大気圏突破1/1と表示)

ライカスレ全盛期に概念が生まれただけあり、その設定の作りこみの細かさは他のイベントと比べてもダントツであり、宇宙開発の光と影の対比、セルゲイ・コロリョフの脅威の頭脳戦、良質な多数のSSなど、見どころも多数存在する。


ストーリー展開、時系列

  • 新たな特異点の異変を察知したカルデア勢。早速ぐだ、マシュを特異点発生地、モスクワへレイシフトさせることに。
  • 舞台は11月のモスクワ。異様な高温に晒され、街並みは破壊され尽くした状態。
  • 周囲の探索を開始。そこで現地鯖のアナスタシアと合流。
 →この特異点を生み出した黒幕、そしてモスクワに蔓延る火星人+謎の獣型サーヴァントの存在の示唆、生存者の保護。

  • 謎のサーヴァントからの急襲、鋭角からの変幻自在の攻撃に対処しきれず、一先ずアナスタシアが確保した安全圏へ撤退。
  • 逃げのびた先で現地鯖のガガーリン、ライカ、そしてカルデアとは敵対してるはずのコヤンスカヤが合流。(この時点ではまだライカの霊基は安定しておらず、真明は不明なまま)
 →今回はあくまでライカの依頼でロケットの受注を受け付けた一商売人としての参加であるとし、コヤンスカヤとは一時休戦することに。
  • 敵の根拠地、宇宙へ突入するため、一行はロシア宇宙科学研究所を第一目標に据える。
 →宛先不明の信号によりモスクワの敵勢力包囲網の抜け道が発覚、そこを抜け、郊外へ脱出。


  • モスクワ上空、宇宙空間。黒幕とセルゲイの会話。
 →カルデアに抜け道を知らせた人物、即ちセルゲイの離反が発覚。粛清とばかりにライカ[オルタ]の宝具をけしかけられセルゲイ退場(ここでモスクワでの謎の襲撃者の正体が発覚。)

  • ぐだたちの元へはやぶさが合流。
 →携えた触媒のビーコンから縁を辿りセルゲイが再召喚される。

セルゲイの策略

①本編開始前、黒幕に召喚されるも、この時点から離反計画を練り始める。
②同じく召喚されるも、即座に離反を表明した為に攻撃されたはやぶさを密かに匿う。(はやぶさ自身のスキルによって生存を隠蔽)
③表向きはコマロフの座する巨大宇宙船の集合体(後述)を整備することで従順なふりをしつつ、定期的にカルデア側へ情報を流していた。
④時間稼ぎのために時節を見てあえて裏切りを露呈させ、ライカ[オルタ]の攻撃を受け退去。
 →主従契約を切ることで自由の身となり、同時にライカ[オルタ]の魔力を消耗させるという一石二鳥の作戦
⑤はやぶさを触媒と共に送り出し、ぐだ側へ転身。

  • ネモの姿を見たことで決心がつき、ヴェルヌもカルデア側へと離反することに。
  • 新たに加わったセルゲイ、ヴェルヌの助けもあり、なんとかストームボーダーを改造したロケット『スプートニク2号』が完成。
  • これによりライカの霊基が安定、遂に英霊としての確固たる言語機能や能力を確立することに。(犬、尚且つ人に命を使いつぶされた者であるため当初は誰もが件の鋭角からの襲撃者と疑うも、ライカ本人には人類を恨む気持ちがないことが発覚)


  • 黒幕ーーコマロフによる歴代の事故を起こした宇宙船の集合体、疑似的な炎神クトゥグアの真体が接近。(高温の原因はコレ)一行はモスクワを抜け、宇宙空間で迎え撃つべく最終決戦へ挑む。
  • ストームボーダーが新所長のカーチェイスで突き進み、サーヴァント達は立ちはだかるウェルズ、ライカ[オルタ]と交戦。
  • モスクワに蔓延る火星人たちを突破。一方のライカ[オルタ]は自身の限界を超えた魔力消費によって暴走、巨大エネミー『腐肉のティンダロス』と化す。(レイド戦開幕)
 →瀕死になり、なおも戦おうとするライカ[オルタ]をコマロフが介錯。魔力リソースを受け取りその死を見届ける。

  • ついにロケットで宇宙へ出発。手始めにガガーリンの第二宝具『青き星との訣別の船(ヴァストーク・アヂーン・コスモス)』を発動するもコマロフにはノーダメージ。
 →これによりコマロフの力の源泉が地球外であることが発覚
  • 『腐肉のティンダロス』の残滓たる魔力リソースを吸収し、暴走状態へと陥るクトゥグア。外角を削りながら大気圏への突入を阻止する戦い。(レイド戦2回目開幕)
  • 次々と降り注ぐコマロフの攻撃をマシュ、コヤンスカヤ、はやぶさ達の宝具でなんとか受けきる。 
  • ライカの宝具による強力な外宇宙限定特攻が決定打となりついにコマロフを撃破。

  • 地表へ落下するコマロフ。本来ならとっくのとうに霊基は消滅しているのだがセルゲイが自身の霊基を譲渡したことでほんのひと時生存することに。
  • 互いにボロボロの姿で相対したコマロフ、ガガーリン、そして彼らを見守るライカ。
  • 星空を見上げ、互いの心の内をぶつけ合い二人は和解。

  • サーヴァント達の退去と共に特異点は修正される。

  • 後日、カルデアにてあるサーヴァントが召喚された。
良く見慣れた、そのワンコの第一声はーー「ただいま!」




登場人物

味方陣営
ライカ ガガーリン コヤンスカヤ
アナスタシア ネモ
敵陣営
コマロフ ライカ・オルタ セルゲイ(離反)
はやぶさ(離反) ウェルズ ヴェルヌ(離反)




イベントCM

――これは、人類にとっての大きな一歩。
小さく見える一歩の間に、例え無数の犠牲があろうとも。
彼らは止まらない。
辿り着く事だけが、足跡に報いる事だと信じるが故に。
Fate/Grand Order Cosmos with the Noble Stars 堕天炎神熱圏モスクワ


別ver
ここは、星の檻。暗黒に包まれた、燃える熱圏。
眼下は赤く、やがて神がお前たちを焼き尽くすだろう。それでも彼方に手を伸ばすのなら、見るがいい。己の罪を!
Fate/Grand Order Cosmos with the Noble Stars 堕天炎神熱圏モスクワ
俺たちは、まだ、ここにいる──

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最終更新:2023年02月14日 11:36