ひとつ前の日記⇒日記-19
0605 光にあこがれて手を伸ばし
 光に届かぬことを知る
0604 ありがとう
 いやというほどいじめてくれたね
0601 ボボボボーボボ
 ちょいと一日ほど背中を出す予定があり、おかげで人生三度目の「毛剃り」というものに行ってきました。
 床屋です。
 行ってみて毎度思うのですが、もはや「毛剃り」というよりは「毛刈り」に近いのじゃあないか。予約し、誰もいない店内で容赦なく肩むき出しどころか、背中おっぴろげて肩甲骨の下あたりまで剃ってもらうのです。
 店長は男のひとでした。
 しかも同居人の友人なので、若いというにはばっちりトウが立っているが、中年と言うほどのものでもない。しかし、三十七の男のひとにむき出しの肩やら背中やらをを見られても、十代のうら若き乙女ならばともかく、もういい加減年も食い、それなりに甘かったり苦かったりする汁をすこしは舐めてきているので、今さら「キャー恥ずかしい。お嫁に行けない」なんて思いは湧きません。むしろ湧いた方が良かったかもしれない。それよりも私に湧いたのは、だいたいがむき出しにすると判っていながらどうしてせめてもう少し素敵なブラジャーを付けてこなかったのかという後悔の念だけでした。見せブラとかそんな本気装備でなくてもいい、だが椅子に座ると丁度目の前に自分の姿が鏡に映しだされるわけで、一時間ほどせめて肩紐だけでもどうにかならなかったのかというジリジリとした思いに反してラクダ色のユニクロのブラジャーはまぶしかったです。もし次に毛を剃る機会があったら、本気を出して純白のレースでもつけてゆくとよいかもしれません。

 そうして、頃は五月も末、こんなによいお天気だというのにセーター引っ張り出して頭からかぶりました。産毛と雖も毛がないという肌が、こんなにもスースーして薄ら寒いものだということを久しぶりに思い知らされた。毛の保温効果って本気で莫迦にできないと思います。ハゲた人が寒冷気候で脳溢血で逝くというのをしみじみと理解する。外気はもはや凶器です。
 おかげで次の日の朝も、上半身がどこかはかなくうつろで目が覚めました。毛がないということはこれほどこころもとのないものだった。はやく生えるといいなと思います。ワカメ食べようと思います。
0531 アニメのはなし。
 家で同居人のJ君が割とアニメを録画しており、それを食後であるとかヒマな時間に眺めているのですが、最近見始めたのがハンターハンターです。一月ごろからの録画がそろそろハンパのない量になり、見ないのなら消したらというとようやく重い腰を上げて見始めました。録画再生を押すのに重い腰も何もないような気もしますが、とにかく塵も積もれば何とやらで、取りだめると結構な量になります。
 ハンターハンターは、確か連載当初5巻くらい?までコミックを買ったりしていた気もします。いちばん最初のハンター試験のあたり。それとキルアの家にむかえに行くあたりまでがだいたい覚えていて、あと旅団?が友達が読んでいたので情報として教えてもらったくらいです。ウボォーギンとか。名前。有名なアリ編とかは、ネタとして猫娘が出てくるとかは知っていますが、まぁほとんど判らないです。
 学生の頃たしか一度アニメ化していて、前出の友人宅で何話かみましたが、何が遠い目になるって、その時産まれた赤ん坊がうっかり中学生か高校生あたりになっていやしないか。時の流れは時に残酷です。
 でもって、当時コミックを読んじゃあコマにでてくるハンター語を解読して楽しんでいたのですが、うっかり

 いまだにスラっと読めた

 とかもう本気でわたしは脳みそのメモリをたいへんに意味のないところに配分しているのだなぁと思った瞬間です。ちなみに同居人からは
「キミは本当にハンターマニアですね^^」
 との賛辞を頂きました。ありがたくないです。

 あと、学生だった当時、レオリオというルパンっぽい登場人物がいるのですが、オッサンオッサンと友人と騒いで楽しんでいました。フケ顔いいよねって。
 いまやレオリオがまったく

 オッサンにみえない

 のですが、紳士の食べ頃は三十路を過ぎてから。
0528
 月曜日から日曜日にかけてすこし気ぜわしい一週間になりそうです。忘れないようにいちいち手帳に書き留めて「今日やることリスト」を書いているのですが、その「やること」を書きだしているときに既に決定的なモレが生じている。つまり建築で言うところの基礎工事からしてアナボコだらけなのです。
 驚異的な記憶力の持ち主に生まれ、言葉を話し始めたのは半年を過ぎてから、幼い頃は神童と呼ばれ、予習復習をせずとも学習内容がわかった。先生の覚えめでたく、この子はきっと大成するから多少生活が苦しくともどうか大学まで進めさせてやってくださいお母さんと、

 まぁ私は言われていない訳です

 そういう高機能な人間だったらよかったのになァと文字で埋め尽くされてかきこむ余地がなくなった手帳を見ながら思います。
 とにかくヌケてはなにかと困る事柄が多く、やることなすこと指折り数えて、あと指が四本くらい増えネーカナだとかろくでもないことを考えています。
0525 期限の差し迫った
 ボードを二点仕上げねばならず、とりあえず終わらせたのですが連鎖してオッサンとょぅじょ書きたいよフィーバーがやってまいりました。いつものことですか。
 拍手絵に取り掛かろうと思います。
0524
 「この猛々しい
 瑞々しい 
 意志的に生長する気もない者には性急な
 春の宵に

 あなたが
 おれと同じことで 
 苛ついていてくれればいいなと思います。

 この次は
 こっちに来ますか。
 会いに行ったほうがいいですか。
 返事乞う。

 乞う。」
あ。
 ホゥルとガシューが逆だったことに指摘されて気が付きました。
 反対ですね。ホゥルがストライクゾン激広、ガシューがTOMADOI☆2012です。
 指摘ありがとうございました。
0522 海よりも深く眠って
 定期的にGガンダムを見たいよ病を発症するのですがあいにく最寄りのTUTAYAまで車で30分コースです。借りに行くのはよいのですが返しに行くのが非常に面倒臭い。物を出すよりも仕舞うほうがずっと面倒くさく感じるのはわたしが面倒臭がりだからなのでしょうか。片づけが嫌いなので生活になるべく物を増やしたくないタチです。

 ところで以前島津氏から、「オッサンってロリなの?」という質問をいただきました。で、たしかオッサンと一口に言っても一応三人いるのでそれぞれ性格があるんよー、て返しました。どう説明しようか悩んだ末、
 ●ラルヴァンダード:ハイジとおじいさん的な
 ●ホルミスダス:嫌いじゃないけど小さい子とどう接していいのかわからない
 ●グシュナサフ:乳幼児から墓場手前まで老いも若きもストライクゾーン広すぎます。きっと無機物と恋愛もできる
 とかメールしたような気もするのですが、ハイジとおじいさんにはそこに家族愛はあってもそれ以上の執着はないよね、ないよな、ないはず。
 そんで最近、ハイジよりも的確な説明を思いつきましたなにかというとアレだ、

 ブラックジャック先生とピノコ
0521 またゲームばっかして!
 ウルフリック首長のことばかりプッシュプッシュしておりますが、ウルフリック首長のどこがこんなにツボにハマったのか、顔的にはそこらの村で炭鉱夫やってるモブのひとりしかなさそうなのにと思っていたら声でした。耳触りのよい声ってたしかにあると思います。

 ところで、善人プレイを目指す、といっておいて開始五分で村人から金を掏り、そっこうお縄になった私ですが、その後も淡々と各家の施錠された玄関のカギ開けを楽しんでいます。施錠にもレヴェルがあって、
 素人<見習い<熟練者<精鋭<達人
 ですが達人表示されるとやけに興奮するって言う。善人どこいった。

 しかしそれでも、軽犯罪はバンバンやっちゃっていますが、最低限の人としてのミチとか言うものは踏み外したくないプレイをしておりました。
 スカイリムはTES(ザ・エルダー・スクロール)シリーズと呼ばれていて、今回のが4?5?だったか、とりあえず世界観や宗教観、民族観などはつながっていて時代が若干ズレている。たとえばゲームのなかで本棚にある書籍が、シリーズ2や3の主人公を含んだシナリオを基にしたお話だったりします。
 宗教観とかきましたが、信仰する神さまも変わらず九神いて、で、それとは別に……なんだろう、マイナーな土着神兼若干邪神の神サマてきなものが、こちらも8だか9人いらっしゃって、そのクエストがそれぞれある訳です。
 メジャーな善の神さまをエドラというらしいですが、ちょっと人間味あふれるというか、どちらかというと適当というかちょっかい出してひとが困ったり苦しんだりするのを見て楽しんでいるヤツが多いというか、そっちのほうをデイドラと呼んでます。

 で、ここまでが前置き。

 その、ちょっかいをだして堕落させたりするのを楽しむ方々が多いので、デイドラクエストわりとダークというか、
「どこそこの村長と村長を混乱させて殺し合いさせろ」
 だの、
「どこそこの村に疫病をはやらせてこい」
 だの、
「どこそこの信者が最近気に食わないから全員ポア」
 だの、そういったアウトかセーフかというとアウトな依頼が多いです。中には善人よりのデイドラもいますが、ほとんどは人間を惑乱させることが楽しいらしい。
 しかし、できればクエストこなして世界観を楽しみたいので、善人プレイはいったんどこかにブンなげて、
「報酬さえもらえればだいたいのことはこなす必殺仕事人」
 という脳内設定を駆使してきたのですが、中でもちょっと見過ごせないのがでてきた。ナミラというデイドラ神のクエストなのですが、いわく、
「善人ぶってる神さまとかちょっと^^;だから善人信じてる司祭騙して連れてきてね」
 どう斜め読みしたって、ロクなもんじゃないです。司祭さま殺されるフラグしか私には見えない。
 しかし私は必殺仕事人。世の中きれいごとだけじゃあ片付かないことだってあります。司祭サマの未来も気になりますが、まぁ私が手にかけるわけじゃないしね。連れてきた司祭サマをナミラ信者がどうこうしてもそれは私の関与するところじゃないしね。って再び脳内設定を駆使して、司祭サマ騙してナミラ信者の洞窟へ連れてゆきました。

 わたし「つれてきましたよー」
 ナミラ信者「あ、そこに寝かせてね」
 わたし「はいはい」
 ナミラ信者「あと殺っちゃって」
 わたし「えっ」
 ナミラ信者「えっ」

 この私の手を汚せと言いますか。
 ……。
 ……。
 しばらく悩んだのですが、もうくるところまで来ちゃった感があるので、イヤイヤながら手にかけ……かけ……しかし直でプスッとするのはちょっといやです。弓ではなれたところからごめんしてね!!って言いつつ即殺しました。ごめん。でもクエストのつづき気になったから。ごめん。

 わたし「トドメさしましたよ」
 ナミラ信者「さすがです。ではどうぞ」
 わたし「えっ」
 ナミラ信者「モグモグどうぞ」
 わたし「えっ」

 モグモグって、目の前にはいまトドメさしたばっかりのほやほや司祭さましかいないわけですが、えっとモグモグって、そのですねえっと


 正直ほんきで遠慮したかったです。


 その後無事にクエスト完了したのですがなんだかとても穢されてしまったような気がするのですがパねぇ。デイドラパねぇ。
0519 ひとのためと書いて偽りという
 自分中心でしかものを考えられないわたし
二分の一
 オッサンとょぅじょダラけそうだったので話を二つに分けました。前篇うp。
 帰る場所があるっていうのは幸せなことだと思います。
0517 うすぐもりとおなじ 晴れないかおのあなた
 家の近くにもう十年ほど前廃線になった線路があります。
 線路と言っても、もう枕木だのレールは撤去されていて、最初その左右方向にどこまでもまっすぐな空地を見たとき、いったいどんな区画整理の仕方なんだと思いました。それからあたり四方八方に伸びる雑草を踏みしだいてしばらく歩き、雑草の合間から顔をのぞかせていた均等にとがって赤茶けた石ころの地面を見て、ああこれは道路じゃあなくて線路だったんだと気が付いた。
 私鉄だったそうなので廃線になった今、そこは国の保有地ではないと思うのですが、一直線に伸びる複線の幅の空地はなにも建っておらずただまっすぐなだけです。買い物に行く途中いつもその空地、もとは踏切だった場所を通ってゆきます。左右を見回してどんと突き抜けた解放感がたまらんと毎回思う。トトロだったかの曲に風の通り道、という曲がありましたが、あんなやさしい感じの風の通り道ではなく、どこかあっけらかんとスカしたやつの通り道であるような気がするもと線路です。


 拍手御礼>>
 いつも遊びに来てくださってありがとうございます。

 ●シラス下剋上はできる日が来るのでしょうか。くるんですか?(聞くな)イメージ的には二酸化炭素がドライアイスになるように、魔力らしきかたまりがぎゅーっとかたまってヤツになった的な発想なんですが、体育館の裏の石をひっくり返した時にわいて出てくるワラジ虫やらゲジゲジ的なナナシさんを書いてから、シラスがわりと無害な気体でよかったと思いました。
 ●指ぶっとびビームはいろいろと突き抜けていて、とりあえずその有刺鉄線のような骨はどこの部分だ。人間の体じゃないと言いたくなりますが、そもそも脊髄をぬいてもヘタれない主人公にそんな末節はどうでもいいのかもしれません。
 ●敵キャラとかオブジェクト?の木だとかも等価交換(違う)するみたいですね。自分の体食いつぶすだけじゃないんですね。でもいっそ自分の体だけ食いつぶしてもだえてくれても私はまったく構わなくってよ?
オッサンかいてたら小沢?って言われた
 お昼に食べた四日前の春雨のサラダののこりが、なんだかぬめりがあるなと思いつつ食べつづけ、最後の一口で糸を引いていることを発見しましたオワタ。わたしオワタ。

 オッサンとょぅじょ、今週末あたりにはうpできるといいなと思っているのですが落書きばっかしてないでキーボードを打てっていう。
0516 島津氏の七三にもだえたわけで
 中間管理職あたりだといいです。

 すいませんでした。
0515 おっさん談義
 島津氏と昨日から(というかわたしが)オッサンでもりあがり、
「七三とかバーコードハゲかけるか」
 とかいう話になりましたバーコード。
 頭ゆがんでるとか気付いたけどケシゴム探すのが面倒くさかったので放置しました。島津氏はもっと私にオッサンを送付してニヤニヤさせてくれるといいと思います。
 敬礼が左右逆なのは別に知らなかったとか間違えたわけじゃなくてこれはあくまでもファンタジーという仮想世界を舞台にした(ry
0514 ソウルサクリファイス
 今冬に、ソウルサクリファイスというゲームがSECからでるそうです。最初ソウル、とか付いているしダークソウルとかデモンズソウルの続編かと思っていたらまったく別物だったです。
 で、結構、というか苦手な人にとってはかなり、というのですか、ダークというよりはグロというか……何と表現したらよいか困りますが、ゲームのコンセプトがたしか「魔法を発動するために自分の身を削る」のだそうで、それがどうしてかおのれの口に肘すこし手前まで腕を突っ込んで脊髄を抜き取り、
「脊髄エクスカリバー」
 だとか、目玉をえぐり取って四方に散らばして、
「目玉ビーム」
 になるようです。いろいろとすごいが一番気になるのはこれ日本で発売してくれるのでしょうか。うっかりデッドスペースと一緒で日本販売無理とかなりませんか。開発はSECなのに発売は海外限定、とかなるのじゃないかとSEC社員でもないのに心配しています。

 そんで、J君がそのサクリファイスの予告動画を見ていてさかんに、
「気持ち悪い」
だの
「ありえない。俺は絶対買わない」
だの言うのです。あまりにけなすので逆に興味が湧きました。この天邪鬼ものめ。予告を見る限り、グロかどうかはともかくとしてpspビータちゃんだしよほどのことがない限り買わないだろうな、と私も最初は思いましたがしかし、主人公のオッサンがとにかく苦しみながら進めてゆくゲームのようで、これ、面を進めるごとに、オッサンがよろめいた足つきで苦痛のあえぎをもらす、とかそう言う展開だと

 買 わ ざ る を 得 な い

 訳ですがもうだめだここに病院を建てよう。
0512 だいすき
いわざる
 いのちはおしいものですか
0511 みざる
 けっしてみてはなりませんよ
きかざる
 あなたにきこえるすべてのことばが
 どうかあなたをきずつけるものではありませんよう
0510 だいたいぬれた

 あいかわらずBENNIE KのLost Paradiseばっかり聞いています。おかげで絵がかきたいよ病ばかり発症してキーが進みません。エンドレス二日間とかもうまったくもって病気じゃあないのか。さすがに同居人がいるときは気がひけるのでとめています。
 ところでオッサンとょぅじょ書いていて思うのですが、
 ょぅじょ⇒オッサン
 の方程式はわりとやすやすと発想できるものの、
 オッサン⇒ょぅじょ
 のKOI-GOKOROがなかなか想像できず悩みます。自分がたとえば幼稚園の子供を愛せるかとか思ってみたのですが、どうも女の愛し方は母性が先に出てくるような気がして、そうして私は男ではないので補完して書くしかない。でもここまでグチってみて、
 ホゥル⇒ょぅじょ
 はわりと簡単に書けそうだってことに気がつきましたなんだ性格か。

 藤の花が満開です。あんまりすごいので藤棚のしたでぼんやりとながめていたら通りがかりのジィさまに声をかけられました。世間話30分コース突入です。私はいろいろと浮気性なのでこのあいだまで木蓮がいっとう、だの桜もいいね、だの言っていたはずだというのに、今は藤が最高だとか思っています。脳みその芯にくらくらとくるような甘ったるいにおいがあたり一面に漂っておりそこへうすむらさき色のふさがたくさん垂れています。顔ごと雲の中へ突っ込んだようで、棚の下に行くたびに朝焼けの空を思い出す。
 そうして藤棚にはいちばんくまん蜂が集まるんじゃあないかと思っています。私は今のところ運よく蜂に刺された経験がないので、可愛い、とか勝手なことを思っている。あのぽてっところっとした体型は、たとえばすずめ蜂のように獰猛でもないし、ミツバチほどせかせかとしていないし、あしなが蜂ほど機能的ではありません。まっくろくろなかたまりがぶぶぶぶと音をたてながらホバリングをしているのを見るたびに、虫ってスゲーナ、とか思っています。宙一点にとどまるというのが、飛ぶという行為の中では一番難しいのだって。鳥類でもホバリングができる鳥と言うのはハチドリであるとかほんの数種にかぎられるそうで、それをあいつらは易々とやってのける。どんな気持ちなのかだとか何を考えているのだろうだとか思いもしますが、残念なことにあのひとらには脳みそがありません。脳みそのないあのひとらの発想とか神経は、脳みそをいちおう保持している私では想像できず、しかしその脳を有効活用しているかどうかは定かではない。せめて帽子をかぶる以外にも活かす使い方をできるといいのだが、だとか思いながら今日もウルフリック首長にたぎりつつ生きていますだめだこのひと脳みそくさっとる。
チャンドラマハルの王子様
 このあいだのゴールデンウィークはスーパームーンとやらで、ラジオやテレビで騒がれていました。NASA発表のスーパームーンにどうしてなるか、のレポートををふむふむと読んだはずなのにすっかり理屈を忘れました。頭にまったく入っていなかったようです。つまり月がいつもより明るい。
 はー、とかふーん、とかニュースと空を眺めていましたが、やつが本領発揮したのはわたしが寝るときです。さて寝ようかと十二時を少し回ったころ寝室へ入ると、こうした表現を月の光に使ってよいものかわたしは知りませんが、燦々と、といった言い方しかできないほどものすごい光が部屋のなかへさしこんでいるのです。明るくて強烈で、でもどこにもあたたかみのない光です。えーどうしたものかと思いました。こんな色の光最近見たことがない。
 いつもは朝方まぶしくないように廊下側へ頭を向けて寝るのですが、タダで惜しみなく入ってくるやつの閃光をほうっておく手はないと思いました。それぐらいものすごかったです。で、窓側へ頭を向けて、ぽっかりと空へ浮かぶお月さまを見て月光を浴びながら寝ました。なんだかきれいになりそうな気がしました。そんでもって、こんだけ強烈な月の光だったらそりゃあかぐや姫も美しくもなるし不老不死にもなるわ、だとか根拠のない納得をしながら寝ました。カーテンを開けっぱなしで寝たので、翌朝の四時からの日光が容赦なかったです。
 太陽はときに熾烈だと思います。
0509 すかいりむちゃんばっかしとらんで
 ちょっとはまじめにオッサンとょぅじょかきなさいと小人さんに叱られた気がしました。ウルフリック首長があいかわらずものすごくオッサンでにやにやです。
 オブリビオン知っている人にはなんとなくわかってもらえると思うのですが、今回オブリより未開の地っぽいよね。なんというかスカンジナビア地方?最初触ったとき13うぉりあーず思い出しました。全体的にムサいです。獣くさそう。油じみてそう。北国で寒さがひどいので割と密閉された石造りの建物の中でがんがん暖をとって、ヤニで目が腫れぼったくなってそう。
 拍手絵更新しました。なんだかんだ言って三人の中では一番レヴが好きみたいです。
 オッサンとょぅじょアップしました。
 今回の話⇒「とびこみのお客さんが来た」
 書きたいシーンはいろいろあれど、森の中で二人暮らしだと、
「チーズを二人でつくりました」
 だとか、
「雲の形がドーナツでした」
 だとか、
 敵もライバルもでてこない地味な話になりつつあります。
0501 ほろほろ
 涙もろいという言葉があります。もろいといえば私の下まぶたの決壊のゆるさたるや相当なもので、というより涙をこらえるということができません。あれが普通にできる人間を私は尊敬する。悲しいことでもおかしいことでも寒いときでもなんでもよいのですが、ジワっときた瞬間にはすでにもう表面張力いっぱいになっていて、ここからどう頑張ったって乾燥しそうにないです。なにかタオル地的なもので吸収するしかないです。サウナの部屋にでも入ればもしかしたら乾くかもしれません。
 女というものはよく泣くそうです。けれど私の妹はまあ泣かない。泣かないというよりは泣くのを堪えることができる性分のようで、泣くとしても目が赤くなるだとかちょっと潤むだとかその程度だそうです。しかし同じ腹から生まれたというのに、どうして姉とはこんなに涙腺が違うのか、太さからしてもしかしたら異なるものか、自分でも別に大げさにしたくはないのにぼったんぼったんものすごい勢いで涙がタレおちます。ハンドタオル程度なら十分ぐらいでしっとり絞れる。どういうことなのか自分自身でも不思議で、人体ってすごいなと毎度思うのですが、家族ならいざ知らず、しらない相手が見ると若干ぎょっとするようです。私はできれば相手をぎょっとさせるようなことはしたくない。しかし涙をこらえるということができないので、もし溢れタレ落ちそうな状況になったらダッシュでその場を離れるのがいいのかもしれません。
 そうして、泣けそうな番組は見ません。だってもう鼻までタラして泣くことがわかりきっているからです。「犬との10の約束」とか、あの十か条をポスターで見ただけでもものすごい攻撃力だったというのに、作品を目にしたらどうなるかなんてもう火を見るより明らかです。見ない。
 私の涙もろいところは、いったい誰に似たのか。母は泣きません。
 私は二十歳を過ぎるまで母が泣いたところを見たことがありませんでした。しかし先日そのような話をしていると、実はちょくちょく泣いていたようです。泣いていたのですが、妹と同じように「湿る程度」しか涙が出ない性質らしく、私の目からはそれは泣いている態には見えなかったのが真相のようでした。判りにくいのでぜひ盛大に泣いてほしいとお願いしたところ、涙腺を半分よこせと言われました。分けられるものなら分けて差し上げたいです。
 そうしてじゃあ私の涙もろいところはと考えると、どうやら祖母に辿り着きました。
 私の小さい頃祖母はよく泣いていました。悲しいことで泣くのじゃあないのです。孫の七五三を見ては泣き、一緒に食事をしては泣き、花見をしに行っては花を見て泣いていました。感涙というやつだったのだと思います。とにかく何かにつけて涙ぐむひとです。八十を過ぎてまだまだ元気なのですが、そう言えば最近祖母の涙を見ていないことに気がつきました。去年従妹の結婚式で、きれいな花嫁さんをみてもぽろとも涙をこぼさなかった。結婚式なんて一番泣いても誰も驚かないような場所でです。
「泣かないの」。気になったので直球で尋ねると、「泣かないわよ」という返事でした。どうしてなのか不可解で、だって可愛がっていた孫の一人には違いなかったからです。よく年を取ると涙もろくなるというでしょう。あれだけあたたくなったと言っちゃあ泣き、寒くなったと言っちゃあ泣いていたひとが急に泣かないなんておかしいです。かさねて尋ねると、
「年を取りすぎると涙も枯れるのよ」
 と飄々と返されました。深い。私は涙が枯れるまで生きることができるでしょうか。できれば長生きして、そんな達観した人生を極めてみたいとも思います。でも桜のようにばっと咲いてばっと散るような人生も捨てがたいなーだとか、八重桜のふわっふわの花弁のかたまりを眺めながらそう思います。
0427
 拍手絵一枚追加しました。
 グシュナサフが好きなのですがまぁしゃべらない動かない困った。
0426 イメージトレー忍具
「この曲を聴くととりあえず表面上は平静を装うのに必死だけれども内心ものすごく滾っている」

 という曲がわりとたくさんあるのですが、景気つけるために垂れ流していたら滾る気持ちが先走ってキーが進まない始末です。ドウニモナラナイネ。
 オッサンとょぅじょだと、Bennie Kの……なんだ、題名がわからないのでグーグル先生においでいただきましたありがとうございます。 Lost paradise でした。歌詞をまじまじと見るとどうにも不倫の歌なのでさらっと流す方向でエンドレスリピートです。都合のいい歌詞のところだけピックアップしましただってオッサンとょぅじょで不倫とかアグネスこわいでしょう。
 これ、カラオケで歌いたいけれどあまりにマイナーで入っていない。そうしてバラード調のラップをカラオケで歌えとかどうみても無理ゲーです。まだ勢いあるココロオドルとかならいけるのだけれど。
 どうしたってこの曲を聴いて書きたい場面というものがあって、しかしそれがわりと後ろの方でそれを書くために遅々とキーを重ねる日々。
 あああ切ないシーンが書きたいよ精進しろ。
0425 そろそろ
 放置プレイ中のオッサンとょぅじょ手をつけねばなるまいと思い、しかしあまりに流れを忘れたので反省の意味も込めて書いたものを読み直してみました。

 僧侶と魔物との温度のあまりの差にワロタ
0424 ぱーんぱーんぱーーん
 天然酵母のパンが食べたい、自分がこれだ!と思うようなパンを食べたい、できることならパン屋で食べていたのと同じ味のパンが食べたい、と新潟市内のパン屋めぐりをしておりましたが、まずもって天然酵母のパンのお店がなかなかありません。このネットのご時世、取り寄せればいいじゃないという声が聞こえてきそうですが、一時的にしろパン屋を営んでいた身としては、パンは日配品だと強く主張したいです。ドイツパンのようにかたくぎゅぎゅっと焼いたライ麦のパンはその範囲ではないが、普通のプチパンや食パンは、その日食べる分量をその日焼くのが一番おいしい気がします。お豆腐と同じあつかい。
 で、結論としてたどり着いたのですが、
「パンがないなら自分で焼けばいいじゃない」
 というわけで幸い酵母のおこしかたやらこねかたやらはパン屋時代に習得してあったのでとくに問題もなく、とっかかりました。ただ一つ問題があるとすれば、設備がないということでしょうか。ドライイーストでもパンを作ったことがありますが、あちらさんは発酵までに一時間、いまどきのレンジでチンレシピだと30秒です。しかし天然酵母ちゃんというものはまず最初の発行に48時間かかる。これがパン屋なら大きなムロのような湿度と温度があるものに入れておけば問題はないですがさすがに一般家庭にそんなものはありませんでした。フロが一番ちょうどいいのですが、始終あったかいわけでもないです。
 で、発泡スチロールにお湯を入れて蒸らしたり、お湯が熱すぎて酵母がヘタったりと格闘しながら一週間です。しかし私が言いたいことは、酵母起こすのが大変であるとか、パンが焼けるってすごいでしょうという自慢でもなく、お店の店長になっている半ちゃまにメールをしたということです。だいたいコツはわかっているけれど、やはり現場で毎日パンのタネを見ている人間と、現場から離れて一年ほどになる人間とでは勘が違うと思います。で、わからないことがあれば聞くからよろしくね、とメールをしました。
 半ちゃまからの返事。
「デビルメイクライ1~3まで入ったやつがPS3ででてるみたいですよリョウコさん買うべき^^」

 私はどれだけダンテ燃えだと思われてるんだ

 否定はしないですけれどもNE!

 デビルメイクライ4はクレド兄さんで放置したまま、スカイリムちゃんをプレイはじめました。まぁ私の嗜好を知っている方はたいがいお察しだと思いますが、スカイリムの中にウルフリック将軍という反乱軍のリーダーがいるんですよ。こ汚いの。ムサいの。将軍には絶対見えないの。
 一番最初の選択肢で、帝国軍に付くか、ウルフリック将軍に付くか、そんなのまようことなく将軍一択しかありません。ほかの選択肢は霧で前が見えない。しかしフロムA作品といい、ベセスダ作品と言い、うっかりメインシナリオ進めてしまうと、

 NPCががっつがっつ死んでいく

 ことになりかねないので、メインシナリオはとりあえず放置してサブのお使いクエストをこなすことにしました。そうして善人プレイで生きていくことを誓ったはずの私が最初に行ったことは、村人からの掏摸でした。速攻お縄にかけられて牢獄暮らしです。

 棚整理してたら出てきた最初そういえば騎士は青年だった
 +30歳ほど年を取ったのはどうしてこうなった
0423 はるたてるかすみのそらに
 お花見に行ってきました。近所の堤に桜が咲いているのです。信濃川の支流の堀に連なった桜です。先の先まで満開になった枝は、しなって重そうででもどこか得意げに見えました。
 種類が違うのか、地形がそうなっているのか、においが芬々として、えー桜ってこんなににおいしていいのーっていうほどさわやかで甘ったるかった。かおりというよりあれはにおいです。
0419 全身全霊をかけて
ずっといるって言ったのに
あ。
 傘の先っぽのひっかける部分ってなんか引っかかりそうだよなでもまぁネタじゃあるまいしそうそううまい具合に引っかかる訳がないとか思って試してみたらうまい具合に引っかかってしまったでござる
的な

このあとシラスは血の小便が出るまで折檻です。
0418 月を見て爪をとぐ
 まだ新潟は梅すら咲いてないと日記に書いていたらこの一週間ばかりの毎日15度で一気に梅だの連翹だの辛夷だのが咲きほこりやがられました。今まで雪がちらついていたのが急に暖かくなり、待ちに待った、という感じでどこも急いで新装開店です。根元から枝先へじわじわ咲いてゆく咲き方ではなくて、枝の全部みっしりといきなり満開になるのです。いっそ見事です。
 で、どこもかしこも地面からゆらゆらと陽の気がのぼって春においたつ。これは獣も浮かれてふらふらしてしまうだろうなぁと思いました。哺乳類に分別される私は先頭きって浮かれています。こらぼんさんも一首詠みたくなるわ。つくづく思いました。
 そんで、あちらこちらの庭先で白木蓮がスタンバイしています。私はこのえもいわれぬ白でも黄色でもないもったりした花が大好きです。乳白色とでもいうのでしょうか。白木蓮色といいたいけれど、そんな色あるだろうか。新緑の萌木色も、薔薇の深紅も、朝顔の深い青も好きだけれど、春というとこの花が待ち遠しくてしょうがないです。
 これがいっきにぶばっと広がり、数日のちには薄茶色になって汚らしくなって地面に落ちている。あつでの花びらを靴底で踏みしだくのが好きです。枯れ葉を踏んでポテトチップスみたい、と秋になると思いますが、それともちょっと違う。水気の多い美しい花びらです。
 などと白木蓮を大絶賛しつつ、とても浮気性の私は枝垂れ梅を見て溜息を吐き、ほころび始めた桜の枝を見てにやにやしています。お花見にはお稲荷さんをお重に詰めていってやろうと思っています。北国の花見は寒くてじっとしていられない。仙台が長かったのでその寒さは十分承知ですが、それでも浮かれているのでとめられません。でも一升飲んで記憶を飛ばすのだけはもうやめておこうと思っています。
0416 彼岸
 家の近くに川が流れています。直線距離にすると川まで二、三百メートルじゃあないでしょうか。このところ朝晴れている日が多いので、川岸をのったりくったりと三十分ほどジョギングするのが楽しいです。川面を渡って吹き上げてくる風がとても心地良い。信濃川という、越後でも大きな川です。
 しかし何も考えずに走っているというのもヒマです。そうして妄想竹が常に数本育成状態な私は、川岸を眺めながらどうでもいいことを考えていることが多い。今朝川岸を眺めながら、たまに自分は文章の中で「川岸のあちら側とこちら側」という表現を使うことがあるが一体どれほどのものだとあらためてまじまじとながめてみました。そうすると実に対岸までの距離がはんぱなくて驚きました。
 あと十キロも蛇行しながら川を下れば海に出るので、きっとこの辺りはもう河口と言って良いと思いますが、ざっと広がっているところは直線にしたってものすごい距離になるのです。ケシ粒とまでは言わないが、確実にゴマ粒程度の大きさに人間がなる。表情なんてとんでもない、どころか髪型はもちろん男か女か、私なんて目が悪いので裸眼になればボヤけて風景と一体化してしまうほどの距離でした。腕を上げて振ったところではたして振っているのかどうか、こちらを向いているのかもほとんど判断がつかない。両手を口に当てて腹の底から喚いたって、川面を渡る風に流れて聞こえるかどうかも定かじゃないと思いました。
 そうすると文章の中でこれほどの距離を感じる人間同士が近付こうと努力するということは、生半可なものじゃない。橋かけるにしたって数年かかりそうです。しかしあちら側とこちら側では対話もままならず、どうにかして近付くには渡るしかないです。それでも橋があるならまだよいが、なければ船でも使うか、船もなければ泳ぐしかない。あちら側にいる人間と対話をしたいがために川を泳ぐ人間なんて、私はあんまり聞いたことない。それだけの覚悟があるってよっぽどだと思いました。それだけの覚悟というものを、私は表現に込めているだろうか。
 ところで、なければないにこしたことはないけれど、もし災害があるとしたら、私は確実に水害だと思っています。越後に来て一番驚いたことは、海側と言うのもあってか、陸地が平らで山だの高台だのと言うものがほとんどないということです。近所に「山田」という地名がありますが、どこにも山らしいものは見当たりません。去年の豪雨で堤防あと一メートルのところまで水が来たんだって。
 見に行ったんだぜと得意そうにJ君に報告され、私は割と本気でそのうちこの人は流されるんだろうなと思いました。どうして見に行くのかチキンの私には到底理解出来そうにないです。そんで、もし雨の日に堤防を見にいって流れても絶対に助けなんか呼んでやるもんかと思いました。どうせ対岸だから助けの声なんて届きっこないです。
 個々の距離と距離と言うものは果てしなく遠い。どうやって橋をかけるか、架かるのか判らないが架けようとする努力というものが大事なのだなとジョギングをサボってしみじみと川を眺めて思いました。
0415 月を見るたび思い出せ
 不老不死という言葉を聞くたびに、昔小学生の頃に読んだガリバー旅行記の不老不死の国の話を思い出します。
 ガリバーが大きくなったり(相対的には相手が大きくなったり小さくなったりですが)、小さくなったりするよりも、私はあの不老不死の国の話がいっとう印象深かったし、正直小学生の私には怖かった。
 国のあちらこちらにうずくまるとんでもない年寄りがたくさんいて、ガリバーが彼らに耳を傾けると「殺してくれ殺してくれ」と念仏のように唱えている。
 あのときの、水彩で書きなぐったようなイラストといっしょに、どうしても思い出してしまうのです。

 僧侶と魔物upしました。
 ダダダと書いたので誤字脱字がものすごいかもしれません。自分でも読み直してみるものの、見つけようがないこの目の滑りよう。
 見つけたら教えたってください。
最終更新:2012年06月05日 09:13