DBVM

DBVMは、あなたのオペレーティングシステム上で動作し、命令セットを拡張してユーザモードアプリケーションがカーネルモードでアクセスすることを許容するハイパーバイザー(仮想マシン)です。
Windows32bitまたは64bitコンピューター、さらにはLinux上で読み込むことが可能です。

DBVMが有効であればシステムの中枢にアクセスするいくつかの便利なツールを提供してくれます。
(例えば、権限を昇格させたりIDTの編集なしで割り込みをフッキングするなど)

CEはゲームの改竄とデバッグをより簡単に行うために、DBVMによって追加された命令を使用しています。特にVista 64bitではこれが顕著です。
あなたのオペレーティングシステム上でDBVMがブートされると、CEが自動的にDBVMが読み込まれたことを検知し追加機能を使用するようになります。

DBVMがマウスやキーボードなどのハードウェアのポートに直にアクセスする機能を提供するようになってから、いくつかのボットツールにも半一般的に使用されています。

DBVMの機能は64bitコンピュータにおいて最も役に立ちます。
64bitコンピュータではIDTを使用する割り込みフッキングは不可能です。
int1のようなOS固有の割り込みシステムをフックする関数が用意されていないからです。

また、未署名のドライバーを読み込むことも不可能であり、一般的に自分の作品を登録できない人々にとっては大きな迷惑となります。
しかし、DBVMを利用することで割り込みシステムのフックを利用することが可能になります。
また、リング3からリング0に権限を昇格させることでドライバをOSに読み込ませることも可能になります。

DBVMの現在の実装では、あなたのCPUがIntel-VTの命令セットをサポートしている必要が有ることに注意して下さい。
あなたのOSがDBVMをサポートしているかどうかは、CEのロゴを右クリックした時に表示されるAboutウインドウ下部に表示されます。

安全性

DBVMは悪意あるソフトウェアによって悪用される場合があります。
したがって、命令を利用する際には64ビット長の鍵を利用するようになっています。
拡張命令の1つがデフォルトキーを異なるキーに変更するため、他のプログラムは適切なキーが分からなくなるのでこれを使用することができなくなります。
最終更新:2014年07月10日 15:38
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