全高5.00m 重量15,9t パイロット:ガートルッド=エリッド《№91》
明らかに、他の機体よりも遥かに小さい機体である。
その使用目的は、小型である点を生かした〝屋内戦〟である。
しかしながら、その戦闘能力は極めて高いと言えるだろう。
機体の特性は、近接戦闘一点である。刃物や銃器等の武装を一切廃し、その代わりとして莫大な出力を小柄ながらもかなりの重量と重装甲を誇る機体の動作に回す。
その為、重装甲ながらも、高い機動性と近接戦闘の性能を持つ兵器となった。
そして、その特性は逆に屋内戦であれば、周囲に無駄な被害を及ぼさないため、逆に有用な物と成っている。
AIナビは、《メアリー・シェリー《№58》》である。
ガートルッド=エリッド#Creatureに記載されている、《高性能チップ-SEL_EEES》により、AIの共有が成されている。テンションの低い搭乗者の代わりにめちゃくちゃしゃべりまくることうけ合いである。
武装
《装甲》
多重構造の特殊装甲である。
その構造は。
|吸|爆|吸|爆|吸|
|収| |収| |収|
|繊| |繊| |繊|
|維|薬|維|薬|維|
という、多重構造に成っているのだ。
これらの機構を複雑に詰め込んだ装甲の厚さは、僅か5mm。
衝撃吸収繊維で吸収しきれない衝撃は、次の層の爆薬に伝わり、その爆発で、衝撃を殺すのだ。
所謂、爆発反応装甲という物で、装甲内部の密閉度を高めれば、基体表面の装甲を砕き、それによる攻撃も可能。しかしながら、その場合は装甲が薄くなる。
《疑似聖釘》
四肢毎に1本ずつ仕込まれた、〝聖釘〟のレプリカである。
之により、機体の性能を底上げしている様だ。
また、ガートルッドの体内の〝本物の聖釘〟と共鳴することで、大幅に性能を上昇させることも出来る。
《機体天使術》
疑似聖釘とガートルッドの聖釘が共鳴した際のみに、使用できる。
その性質は、大規模なテレズマの運用という説明に尽きる。
四肢から、力を放出し、全身を力場で守る。ただそれだけ。
しかし、それだけであるがゆえに、シンプルに強い。
【全長は5m程だろうか、かなり巨大な所々が鋭いヒトガタの兵器である】
【全体の色彩は、白。白だというのに、光を感じさせない、それでもその機体は〝白〟】
【四肢の末端には、十字架の文様が刻まれており、そこから[漆黒/純白]い[閃光/暗黒]が漏れていて】
【全体的に、シャープであるが、それでも装甲は隙無く、割と重装甲で有ることが伺える】
【背部には、強力なスラスターが搭載されており、推進力は極めて高そうだ】
【頭部は、清楚な女性を彷彿とされるマスクが装着されており、どこか人間らしさを感じさせる】
【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら〝神聖〟さもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】