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管理機構戦後政策

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だれでも歓迎! 編集

キノウツン藩国、及び管理機構藩国(仮称)にお住まいの皆様へ

キノウツン藩国民の皆様、
及び世界管理機構が先日立国した国家にお住まいの皆様にお知らせです。
キノウツン藩国政府は、この度世界管理機構に対し、
度重なる内政権の侵害及び藩国民の生活への妨害活動につき、
藩国として直接的手段を用いて対処させていただくことになりました。
その点につきまして、皆様に対し不安を与えることになってしまい、
誠に申し訳ございませんでした。

また、隣国であるフィーブル藩国の皆様におかれましては、
番長同士の戦闘、さらにセプテントリオンの強襲に伴い
数々のご迷惑をおかけしてしまったことにつきまして、
この場をお借りして深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
同じ北海島に生きる国家として、一刻も早い治安と経済の安定を図ることで、
皆様にかけてしまったご迷惑に報いて参りたいと思います。

さて、この声明をお聞きの皆様の中には、
元々はキノウツン藩国で暮らされていた方も、多くいらっしゃるかと思います。
キノウツン藩国政府の不明により、皆様が管理機構国で暮らすことを
選択せざるを得ないような事態を招いてしまったことにつきまして、
深くお詫び申し上げます。

また、今回の管理機構にまつわる一連の騒動によって、
今後の生活に対し不安を感じている方々も多いかと思われます。
キノウツン藩国は、過去の反省を活かし、
藩国民の皆様と再び手を取り合っていけるよう、
もう二度と悲劇を招くことのないよう、立ち上がろうとしています。

そこで、もしも管理機構国で暮らされていた皆様の中に、
もう一度キノウツン藩国に手をお貸しいただける方がいらっしゃいましたら、
是非ともご協力をいただきたく思い、此度の声明を布告させていただくことになりました。
本政策、及び声明文をご覧になり、
ほんの少しでも興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、
キノウツン藩国にお越しください。
皆様の生活を守るべく、藩国政府も全身全霊を挙げて精勤させていただきます。

現在NW全体で共同進行中の国民帰還事業とタイミングを図り、
キノウツン藩国の復興を行って参りますので、
ご協力をいただければ幸いでございます。

新規・再入国者支援政策

本政策は、キノウツン藩国に新規に、もしくは再度入国・居住を希望する者の
新生活を支援し、行く行くは全ての藩国民が自活できるよう、
藩国内の各種制度を整えることを目的とする。

治安維持

本政策においても、治安向上は重要である。
藩国内の治安を早急に改善することにより、
藩国民が安心して生活できる体制を整えていく。
何よりも、「国家として治安対策に努める」という姿勢を内外に表すことで、
国家としての治安意識、及び犯罪等に対する抑止効果の向上を図る。

治安確保のためのスローガンは「早期対応」とし、
犯罪、内乱、災害その他、あらゆる分野において早期警戒、早期対応を徹底することにより、
悲劇を未然に防ぎ、起こってしまった事象の被害を最小限に食い止めていく。

特に、キノウツン藩国において猛威を振るったムラマサ・イアイドの両職業については、
ガイドラインの徹底を図り、危険性の周知と対応力の強化を図る。

保障制度

新規に藩国内で生活を始める場合、必要な物資や住居、その他の条件が障害となり、
また先行きの不透明さから新しい環境に身を置くことを敬遠する場合が多い。
そのため、本政策ではキノウツン藩国で新たに生活を始めようとする人々に対し、
藩国として支援を行っていく。
  • 住居・生活必需品の無償提供
  • 住民税の向こう3年間の免除(既住者含む)
  • 各種保険料の藩国負担(既住者含む)
等を行い、新規生活を始める上での障害が可能な限り少なくなるよう努める。

就労支援

新生活が開始された後も、日々の稼ぎを自身で得られなくては自活しているとは言えない。
本政策では、全ての藩国民が己の長所を活かし、
自活していくことを目標とし、各種就労支援を行う。
新規藩国民の誘致を兼ねた新規住宅の建設、
および各種インフラ設備の整備を藩国公共事業として行い、
労働力を持て余す人々が出ないよう努める。

就労先を探すことに苦労し、労働の機会を奪われるといったことがないよう、
藩国として就労支援施設を設立し、
藩国内における労働需要・就労希望者・業種等の情報の集積、
就労に必要な技術の研修、労働者の斡旋等、
労働に関する需供を藩国で集約し、よりよい労働環境の提供を目指す。

就労の意思がありながら、就労先が見つからない者に対しては、
その間の生活保障を藩国で行っていく。
もっともこれはあくまで「働く意思のある者」への救済措置であることを広く周知させ、
自活による藩国や周囲との関わりを促進させていく。
働くことができる恵まれた身体がありながら働こうとしない者を甘えさせ続けることは、
身体・精神的な事情でやむを得ず生活保護を受ける者に対しての冒涜であり、
いつまでも許していてはならない事象である。

また、復興の進行と同時に教育機構の充実を図り、
キノウツン藩国の伝統産業であるメイド喫茶産業を担うメイド候補生、
あるいは燃料生産・精錬・加工施設の操業人員、
藩国内独自ライセンス生産により生まれたうささん系列のI=Dの研究開発人員等、
キノウツン藩国を支えてきた文化・産業の次代の担い手を育成していく。

結びにかえて:皆様に最もお伝えしたいこと

以上が、本支援政策の趣旨となります。
この制度が、キノウツン藩国で再び生きようとされる方々の助けになれば幸いです。

しかしながら、皆様にお伝えしたいことは、
上記のような制度・文章ではありません。
いくら見目麗しい秀麗字句を並べたてようとも、
それは新たに生活をするための補助でしかないからです。

皆様の中には、
以前キノウツン藩国の藩国民であった、という方が多くいらっしゃることと思います。
そのこと自体を責めるつもりは、私たちには毛頭ございません。
むしろ、私たちの力が至らなかったばかりに皆様を苦しめ、
他国へと移ることを決断させてしまったことは、私たち藩国政府の不徳の致すところであり、
深く深く反省しております。

管理機構の統治下では、あらゆる事象が管理機構の管理下に置かれました。
それは言うなれば、全てを管理機構に任せてしまえるという、
ある意味では非常に「楽」なものであったかもしれません。
管理機構の言うとおりに、言われたことだけを行っていれば、
後は管理機構が全てやってくれるというのは、苦労を押し付けられる分、楽です。

しかしながら、それは果たして生きていると言えるのでしょうか。
傀儡として命令されたことしかできず、管理機構がいなければ生きていけない。
それは、ただ「生かされている」だけではないでしょうか。

皆様には、今一度、かつてのキノウツン藩国の姿を思い返していただきたく思います。
管理機構もおらず、ムラマサ騒乱が激化する前、
キノウツン藩国の人々の顔は、みな生き生きとしていました。

往来は人で溢れ、他国からやってきた観光客も、
キノウツン藩国民も、皆楽しげにメイド喫茶へと足を運んでいました。

パイロットたちは居並ぶ機体達を誇らしげに眺め、
ミフネたちは仲間と共に日々切磋琢磨し、精悍な顔つきで肩を組んでいました。

湾岸地区では汗と油にまみれた採掘員たちが額を拭い、
商業区では個性豊かな露天商が声を張り上げていました。

そしてキノウツンの少女は大きくなったらどの店のメイドになるかを夢見、
キノウツンの少年は空を翔るHi-うささんに心をときめかせていました。

キノウツンは、笑顔で溢れていました。
そしてそこにいた人々は皆、確かに自分自身の意思で「生きて」いたのです。

皆様の中にも、目を閉じればかつてのキノウツンの思い出が蘇る方はいらっしゃるでしょう。
そして、私たちキノウツン藩国は、
再び希望に満ちた、砂漠のエメラルドと称されたキノウツンを目指し、立ち上がって参ります。
苦労は多いかもしれません。
しかし、そうした苦労の先には、あの笑顔があるのだと私たちは信じております。

もしも皆様が少しでも、あの日のキノウツンをもう一度蘇らせたい、
キノウツン藩国が受け継いできた伝統と文化を次代の子供たちへと受け渡したい、
そう思っていただけましたら、
藩国政府は皆様の先駆けとなり、苦難の矢面に立って参ります。
どうか今一度私たちに力をお貸しください。
皆様と共に芽吹き、皆様と共に育ってきたキノウツン藩国は、
皆様のお帰りを心よりお待ちしております。

                                   キノウツン藩国政府一同

(草稿:大法官・比野青狸)
(編集:運営委員・比野青狸)
(認可:藩王・キノウ=ツン、摂政・アシタスナオ、摂政・浅田)






















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