NeWLoNg CiTy
ニューロンシティ 別名・新楼市(シンロウ・シ)は
水の国の湾港都市である。
多数の人口を有す大都市で、面積に対する人口密度は同国1位(不法占拠者によって正確な人数の把握は不可能)
後述の桜の国の移民らによって発展し、貿易と捕鯨の中継地として発展。国際協定により
星の国との共同経済特別区となってからは工業都市として有名。
【2019年現在の状況】
市内の全体が暴徒化した市民デモ隊による破壊活動によって非常事態宣言が発令されている。
また、テクノドッグス社による厳しい鎮圧作戦とそれに乗じた能力者狩りが行われている。
【歴史】
新楼市となる前は、人口500人程度の
水の国の基本的な漁業を中心とした村。
平野が多いものの湿地帯で沼地が多く、土壌に塩分が多く含まれるため
農業には不適であまり裕福ではない土地であった。沼地の魔女など異能者も多く、民間魔術と呼ばれる無能力者でも使える簡易な魔法が根付いた文化を持つ。
近世以降は遠洋漁業、捕鯨等が盛んとなる。
120年前に桜の国の中南部地域を襲った震災『岩国鯰の大欠伸』(※近年では悪霊の祟りであるとの説が有力)により、海洋国として交流のあった
水の国へ、一部の住人が移住した。現住民らとの交流に問題はなかったものの、当時の
水の国政府は移住を認めず、新楼市を市としたのは約30年後であった。
その後、貿易の中継地として発展。桜の国の異能と融合し、独自の異能、魔能が異能者の間で用いられ、それらに関する組織も多く発展した。
前述の政府の無関心と異能者の存在により過去に暴動や自治区独立運動が度々繰り返され、現在の自治的、政府に対して嫌疑的な市民感情が形成されている。
15年前、度重なる発展によって深刻な人口増加と環境汚染、過密化に苦慮した
星の国は国家分散計画「コスモポリタン」を施行。
国際的な経済・文化・技術交流を目的とした共同経済政策各国に特区を設置し、工業地帯・先進的インフラの整備、技術者の移住などと
謳い、事実上の労働者層の島流しと自国企業による経済的侵略を行うために各国政府と交渉した。
平野が多く、輸送に適した河川、水資源が豊富で、移民に対しても国際色の豊かな新楼市を特区とするよう
星の国は
水の国政府に打診。
歴史的に“反政府”的な都市を共同統治とすることで合意した。
なお、「コスモポリタン」の実験都市として新楼市が選ばれて以来、他の共同統治は行われていない。
【地理】
街の移動手段の多くは張り巡らされた地下鉄(3路線)である。一部は高架上を走行する珍しい体系となっている。
社会インフラの一つとして
星の国経済連合会(星経連)が格安の運賃で提供している。
水の国行政区『オールドスクール』:
水の国政府管轄区。古い櫻風の新楼市の建物も多く残り、かつ最新鋭の高層ビルも立ち並ぶ
行政区新設につき主導権を握ろうとした
水の国政府が都市開発や行政システムの改革という名の
強制執行を行っている。古くから住む桜の国系の住人や
水の国人はここに住む。
星の国行政区『NUstyle』:
星の国政府管轄区。新楼市周辺にある工場の労働者やその社員が住む。裕福層が住む高層ビル群と
労働者の住む低層のビル群に分けられる。夜市という名のブラックマーケットが有名。
両者行政区間には一級河川『シナフス川』 別名:科布川 シナフガワ が横断し、物理的、文化的にも分けられている。
行政未指定区『水星城塞(マーキュリーズカスバ)』:湾港は水・星で分割されたもののかつての砲台跡(台場)はその協定に含まれずどちらも放棄した。
水、星どちらにも属せなかった者たちが不法占拠し巨大な城塞のようなスラムを形成した。
その文化、ルールは一切不明。城塞を仕切る組織が存在するようだが詳細は不明。
【気候】
水の国の平均に比べ高温多湿である。しかし、冬場は零下にまで下がることが多い。日射量は平均的だがゲリラ豪雨が頻繁に発生する
これは急激な開発と都市化によるものであると考えられている。
【人口比】(推定)
【現在】
急激な工場の進出と都市の変化、親異能派の多い
水の国人に対して
星の国は嫌異能派も多く摩擦が生じている。
NUstyleを中心に治安の悪化が懸念され、
星の国政府と各企業による警戒が実施されている。
オールドスクールでも自治権運動の活発化が確認されている。
<1月1日ヘッドラインニュース>
水の国東部、星の国共同特別行政区『ニューロンシティ』において、31日より発生していた
オールドスクール市民によるデモ隊とNUStyle市民のデモ隊による衝突が過激化していることに対し
シティ両統括行政は記者会見を行いました。
行政府は『非常事態宣言』発令し、市民の安全の確保と
いち早い暴動の集結を目指すと会見で述べられました。
当市は
旧市街と新市街との経済的格差が問題となっていました。
星の国や諸外国から出稼ぎに来た労働者の多くは新市街にのみ居住権を認められているものの
人口密度は急激に増加し、地価や物価の増加、治安や環境の悪化が問題となり
盗品など不当なビジネスや薬物汚染、反企業テロ活動など諸問題に対し
現地警察を委託されているテクノドッグスによる厳しい監視が余儀なくされています。
また旧来の姿を残す
旧市街は新市街の治安悪化に対する自警団の設立や
水の国政府に対する嫌異能的政策など
星の国寄りの政治に対しデモが活発に行われるなど過激な市民活動が行われていました。それにより先日には
過激な自警団がごみ収集作業で業務中であった移民男性に不当な暴力をくわえるといった事件も発生し
移民排斥の気運が高まっていました。
テクノドックス社はこの非常事態に対し「早急な秩序の回復に努める」とコメントしています。
現在は何時も通りの市民の生活も行われていますが突発的な戦闘や破壊行為が発生しており
注意を呼びかけています。
最終更新:2019年01月14日 01:35