百千万億 一二三 - 能力者スレ

「ひとたび剣が抜かれたなら、人の衝動は節度を忘れる。」

──── アレクサンダー・ハミルトン

『Blade Runner』

「寄らば斬り枡、寄らねば撃ち枡！」

【名前】
ヒフミ・ツモイ／百千万億 一二三

【容姿】
艶さえも消える直黒色の髪を長く伸ばし、右横結びのサイドテールにして纏めている。鼻梁と輪郭は鋭刃に似て、真白くありながら鮮明である。
吊り上がる眦を浅く瞑り、細い唇を吊り上げた薄笑いを、ニュートラルな表情とする。大人びた面構えは研ぎ澄まされたようでもあり、人殺しのそれと分かりやすい。化粧は好まず、施すとしてもごく軽い。
女にしては高い背丈。レディースの上等なスーツスタイルか、さもなくば濃紺の浴衣を着崩している。帯やネクタイについては、存外に目立つ色を好む事が多い。両の耳朶にはシンプルな銀のスタッドピアスを嵌めている。
何れにせよ"仕事"の時には、黒革の手袋を嵌めている事が多い。"商売道具"の黒い大太刀を腰に佩し、或いは小銃をその背に負って、時として懐に拳銃も隠し持つ。そうして、いつであろうと軽薄に笑っている。

【能力】
『オータム・ムーン』
　　　　　　　　 ─── Autumn Moon:秋月
破壊力-D スピード-A 射程距離-A
持続力-D 精密動作性-E 成長性-C
「曲線状の輝き」を終着点として、瞬間移動を行える能力。純粋な速度は凄まじく、常人の動体視力なら残像によって辛うじて加減速が捉えられる程度。
極大の重力加速度やソニックブームなど、高速移動に際して在って然るべき物理現象は発生しない。テレポーテーションというよりは、「飛び付く」ような挙動に近い異能。
可能な事はごく単純だが応用性は高い。こと彼女自身が卓抜した剣技と暗殺技術を習得しているため、それらの射程距離内にまで自在に接近・離脱できるこの異能は、単なる瞬間移動であっても及第点以上の脅威たりうる。

【性格】
いっそ清々しいほどの殺人狂／戦闘狂。自身の手繰る凶器にて、誰かの息の根を止めることにしか興味のない人種。ありきたりな騎士道精神にも全く頓着せず、ひとたび誰かを殺すとなれば如何なる手段をも厭うことはない。
「後悔はしない」というのが彼女の信条。笑って誰かを殺すのは、顰めっ面で人を殺すのは悲しいから。面白おかしく誰かを殺すのは、つまらない相手をつまらなく殺したくないから。あまり深く悩まずに、楽しく生きる事が人生の第一義だと考えている。彼女の殺しにイデオロギーは介在しない。
そのくせ割合に他人の世話を焼きがち。困っている誰かを見捨てられないタイプ。更には人殺しに関わる感性以外はそれなりに常識的なため、周囲のやんちゃな振る舞いには振り回される事が多い。性格と信条がかなり噛み合っていない。苦労人気質。

【装備】
◆〝暁雲〟
由来の知れぬ無銘の大太刀。二尺八分。鞘と柄は黒く、鐔は淡い白金色を帯び、下緒は深紫に染められている。
曙にも似て儚い光芒を宿す濤乱刃は、隕鉄により鍛造された極めて希少な刀身である。尋常ならない強度と靭性を持ち、装甲目標さえ撫ぜるように斬り伏せる。
何らかの呪術的妖術的因縁を帯びた兇器であるらしいが、その所以に際しても判然としない。もっとも、彼女自身もそれに頓着している様子はない

【戦闘方法】
「オータム・ムーン」を積極的に活用した瞬間移動にて、彼我の距離を目まぐるしく変化させる機動戦を展開しながら、卓抜した剣技と膂力を最大限に発揮する白兵戦を主軸とする。
不明な流派の櫻国系剣術と居合術を収めており、その剣筋は神速と呼ぶに相応しい。でありながら剣の速さのみならず、一撃の重さも同様に極めており、「一太刀だけで煙が上がる」ほどの破壊力を誇る。
ただ肉体の耐久力は、彼女自身の精神力に依存しがち。毒物や思念攻撃には割合に脆弱。火力と機動力に戦闘スタイルの多くを依存している。もっとも彼女もそれは自覚する所であり、全くの無策で戦う事は少ない。

【概要】
カノッサ機関ナンバーズ序列99番、通称"馘落官女"。同機関お抱えとなる一流の殺し屋。その出自は櫻国の陸軍特殊作戦群にあると噂されるが、定かではない。
こと剛の者を"斬る"快感に取り憑かれ、徹底して殺し合いを愉しむ享楽殺人者。その凶刃は時として同じ機関員に向けられる事さえある。ヒットマンとしての腕前も確かなものだが、それ以上に"殺しで遊ぶ"クセがある為、汚れ仕事に重用されがち。

現在、仕事仲間と一緒にいることが多い。何をしているかどうかはよく分からない。どうせろくな事ではありえないのだろう

【追憶】
＜工事中＞

おまけ

• こんな顔。

テーマ曲 ─── 『The Only Thing I Know for Real ／ METAL GEAR RISING』