フリードリヒ・ザラスシュトラ

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『―――私もやはり〝エゴイスト〟だな 』






―――≪人物≫

元は各地を旅している学者であり扱っている分野は薬学、考古学、錬金術など多岐にわたる、悪く言えば雑食ともいえるかもしれない
だが建築学と民俗学は大学の講義で一度履修した程度らしく、それほど知識はもっていないようである
学者としての考察力はそれなりに持っているようだがどこか抜けているところもあり、肝心な所でミスをしたりと少し危なっかしかった
研究の目的は、古代兵器等の強大な力を発見し、しかるべき管理下に置くことで戦争の抑止力として扱う事だと言っていたが………

旅の途中か、それとももとよりそうだったのか、GIFTの一員、〝無貌神の従官〟として鉄の国侵攻に加わった。
温厚であった性格の名残りはなくエゴの塊にような思考で絶対的な力を持つ存在による絶対統治を目的として無能力者を殺戮する。
愚鈍であった身体能力も変貌し、波動銃と魔導書を使った巧みな戦闘を行い歴戦の猛者とも渡り合う。
だがやはり戦闘むきでないのか国境要塞での戦いで右腕を失い、現在は機械義手をつけている。

〝アビス平原〟の戦いにおいて能力者二人と戦闘し、夜の国の騒乱に似た〝孔〟を生み出しそこから異形の神を召喚しようとするが
寸前の所で大打撃を受け、そのまま生命力を孔に奪われるようにして死亡した。


―――≪容姿≫


【透き通るような金色の髪に、薄い碧の瞳に牛乳瓶の蓋のような丸眼鏡、襟や袖先にファーをあしらい、肩布を垂らした白銀の高級そうな長い外套を着て】
【下は黒いストライプが入った紺のスラックスを履いており、それに複数のベルトが巻かれていて、そのベルトで一冊の古ぼけた、だが美しい装飾のなされた黒光りする書物を括り付けている】
【外套の背には〝金十字〟のエンブレムの刻まれ、右腕は白銀の技手となっている長身で細身の青年】




―――≪異能・武装≫


アイテム

『火薬玉』

文字通り、火薬を布で包んだ掌ほどのサイズの玉、対象へ投げつければ火花を散らして、目つぶしや牽制として使える
威力自体は皆無で、ダメージ目的では使えないだろう。

『〝機械義手・DIG〟』

GIFT Lab・第五研究室の作品で、フリードリヒの失われた右腕を補っている
カラーは白銀で非常に精巧に作られており本来の右腕と同程度の動作を可能にするが所詮は義手である。

武装

『〝波動銃・G-Ω〟』

GIFT Lab・第五研究室の作品で機械製の白いハンドガン
通常弾に加えて魔力弾や波動振動弾を発射することが可能でさらに取り回しもしやすく汎用性が高い。
  • ≪〝ソニック・ドロウ〟≫
身体の回転を加えながら高速で銃弾を発射する技能。
精度はそれなりに低下するが相手への不意打ちに有効で、相手の集中を途切れさせることも出来る。
  • ≪〝フォビドゥン・ショット〟≫
波動振動弾を装填し、目標とした座標に撃つ技能。弾は目標座標に達すると破裂し
周囲の空間へ振動を伝えながら広がり、その範囲内にいるモノを凄まじい衝撃で襲う。

『〝起動閃剣/ユニット・オオゲツ〟』

GIFT Lab・第五研究室の作品で巨大な機械の大剣
フリードリヒの筋力では上手く扱えないので主に転送して射出したり盾のように自身の前面に転送する。

魔術

『禁書・〝ツァラトゥスラはかく語りき〟』

フリードリヒが所有する魔導書、常に黒く光って不気味な魔力を放出している。
遥か太古にこの世界に訪れた〝外世界〟の神の秘術について記したものの写本であるとされている。
写本とはいえ膨大な魔力と多数の禁術が記されておりかなり強力な魔導書といえるだろう。
  • ≪〝暗黒吸怨〟≫
指定した座標の周囲を暗黒へと変換しそのまま球体状に変換する魔術。
暗黒は発生した瞬間にその周囲に人のエネルギーを奪う〝闇の瘴気〟が発生させる。
  • ≪〝亡者の狂宴/ヘルハウンド〟≫
指定した場所の周囲1m程に暗黒の沼を出現させ、そこから無数の亡者が出現し目標に喰らいつく
亡者の発生は沼の内側に限定されるためそこから離脱されれば意味はなさなくなる。
  • ≪〝堕天招来〟≫
1m程の巨大な眼に黒い翼が生えたような魔獣を召喚する術。
この魔獣は魔力弾を散布するか、相手へと体当たりを行う程度の単純行動しか出来ず
術者であるフリードリヒが召喚後にダメージを受ければその時点で消滅する。
  • ≪〝黒騎士・ザナギス〟≫
魔導書によって召喚される2m程の黒いコートを着て白銀の仮面を付け黒い十字槍を持った黒騎士
漆黒の雷撃や、全身から無数の1m程の巨大蜘蛛を召喚したりと範囲攻撃に長けている
  • ≪〝邪神降誕〟≫
魔導書から最大限の魔力を解き放って、異界の神が住む空間へと繋げる術
発動すれば無数の人々の苦悶に満ちた表情が刻まれた、瘴気にまみれた巨大な肉塊現れ、
周囲全てを飲み込むが、それは術者も例外ではなく発動中は著しく魔力と生命力を吸い取られ、上級の魔導士ですら耐えられない。



―――≪魔獣データ≫


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最終更新:2013年12月20日 23:11