『アートシーン全体が、厚顔無恥の一大劇場だ。口にする値打ちもない。』
―― ゲルハルト・リヒター
1、容姿
【直角に切り揃えたおかっぱに、切れ長の瞳。右手に持つのは一振りの長剣】
【──歩む二名の姿は『瓜二つ』……〝双子〟だろうか。歩幅までぴったりと合っている】
【コートの背には〝
カノッサ機関〟の紋章と、〝No.85〟〝No.86〟の文字──】
2、人物
カノッサ機関〝No.84〟、〝No.85〟の双子。本名は兄が〝ラーク〟、弟が〝アールウィン〟。
両名揃って趣味は『美術鑑賞』であり、絵画、演劇、歌、文学作品に至るまで非常に博学。
二人の会話の中には画家や作家、その作品の名前が飛び交い、他人には正直、何を言っているのかよく分からない。
〝対個人暗殺〟のプロフェッショナルであり、自分達の作戦全体を『芸術作品』として設定する。
それ故、一般人の殺害は『作品の無駄』となるので好まない。とは言え必要に迫られれば外道にも手を出す。
水の国の病院に検査入院していた
初を襲撃した際、
エルフェスと彼女に敗れる。
弟のアールウィンはその場で彼等に捕縛され尋問されるが、意味深な言葉を吐いた後、
『──、まさか、お前。 …、…〝しらばっくれている〟、のか?
それとも、〝知らない〟──、なら、…、…糞ッ!! “ホメロスの階段”、かッ!!』
…、…貴方、一体何を──。
『…、…なら、〝ロロケルム・ランガスター〟が“手放した”のは──、“気付いていなかった”?
何処からだ? 〝ティムール・ロマノフ〟がヘマを踏んで、奴に…、…〝奪わせた〟、のか!?
──、なら、俺達は── ッ!! 』
【──、そこまで彼が話した所で、少女は手にした銃を振りかぶり、銃身で頬を打つ】
【短く、それでいて、殺気の篭った眼で、一言。 「分かるように話せ。」、と告げ ── 】
『……、クックック──、ハッハッハ!!
いいさ、〝教えて〟やる。 いいか、よく聞け──、
お前は── 』 【 〝バン〟ッ!!! 】
【──瞬間、彼の頭を『弾丸』が通り抜ける】
【だらり、とその場に崩れ落ち──、『弾丸』が来た方向は、〝外〟──、だが、『人』を確認できない】
【おそらくは、〝長距離射撃〟。 『誰か』が、此処を監視し、〝余計なこと〟を言おうとした彼を、射殺した──。】
兄のラークは無傷で病院から逃亡。しかし、少し離れた路上の植え込みから死体で発見された。
誰が彼を殺したのかは依然として不明だが、この件に関しての捜査は打ち切られている。
3、能力 ─ ≪ 〝La Belle au bois dormant〟 ≫ (眠れる森の美女)
〝催眠物質〟を身体から放つ能力。
彼らが『対象のみ』を暗殺することに長けていたのは、この能力で邪魔者を眠らせていたことによる。
能力者や、ある程度鍛えている者に対しては一般人より若干、効果が薄い。
病院を襲撃した際は地下の供給管を破壊してガス漏れを起こし、そのガスの中に催眠成分を混ぜ込んで病院全体を眠りに就かせていた。
最終更新:2014年06月23日 18:02