アルス・ソロモニア
Ar s S o l o m o n i a
「求めた分だけ奪われる。それが定めだ」
——『ノスフェラトゥの花束』p.178 l.3
Handled by ◆3inMmyYQUs
Persona
人物
ノーヴァの父親。二百十歳程度の魔族。
プライドが非常に高く、他人と群れることを嫌う。
かつては残忍非道な悪人だったが、様々な闘いと出会いを経た後、家庭を持つに至った。
昔とは打って変わり、
普段は寡黙にして冷厳、常に何か沈思しているような風体である。
容姿
身長194cm。病的に白い肌と真紅の瞳を持つ。
髪は黒色だが、数房だけ白い毛束が混じっている。
古風な真鍮製の小さな鍵を一つ、首から提げている。
特に決められた服装はないが、現在ではモノトーンのシンプルな服装を好む傾向がある。
コートだけにはこだわりがあるようで、アシンメトリーデザインの独特なものを着ている。
Magia
『名も亡き王の小さな鍵』
彼の扱う喚起魔術の体系。
贋造悪魔<Deofol>と呼称される異貌の召喚獣を喚び出し、使役する能力。
贋造悪魔<Deofol>
デオフォル。
ここではないどこか、人の世ならざる場所において存在する異形の者ども。
七十二の個体が存在し、その全てがそれぞれ固有の異能を有している。
ただしその全てを喚び出せるかと言えばそうとは限らず、術者の性向、能力、相性などによって召喚に応じる悪魔の数は異なる。
『序列ノ零』
【This data is Locked】
「——これ迄で最高の、そして最低のしもべだ」
Gear
『大鎌』
身の丈程もある巨大な銀の大鎌。
常に携えている訳ではなく、必要に応じて異空間から取り出される。
『鍵のペンダント』
常に身につけている古風な小さい鍵。
この鍵が持つ効果は不明。魔術の触媒や魔力源になっている訳ではないようだが。
過去に一度、粉々に砕け散ったことがある。
製作から幾年が経ったが、現在でも問題なく機能している。
かなり使い込まれた様子があり、度重なる傷と研磨により独特な風合いが滲み出ている。
メンテナンスに行かないのだろうか。
ちなみに、生身の腕に近いタイプの義手も同工房に製作してもらい、所有している。
自身の住まう館の中にいる時は、こちらのタイプを装着しているようである。
『魔繊外套』
黒色のローブコート。
左右非対称の独特なシルエットである。
着用者の身を快適に保つための術式が織り込まれている。
この生地は炎によって浄化されるという性質を持つため、水洗いではなく火洗いを必要とする。
Locus
過去編
【This data is Locked】
「——お前の心臓は空虚そのものだ。よく見つめてみよ」
旧編
「ゲーティア」と名乗り、様々な策略を凝らして能力者との戦闘を引き起こす。
街を襲い、罠を仕掛け、時には数々のテロや過激な革命組織に与したこともあった。
だがその戦績は芳しくなく、能力者の前では一度とて自分の納得する『勝利』を得ることはなかった。
ある時、屍を使役する一人の女性能力者と出会う。
俗世の人間とは一線を画した妖香を纏う彼女に対して、彼は特別な感情を抱く。
その自らの感情の整理が付けられず、未だかつてない動揺と苦悩に苛まれるうち、自らの在り方について深く思いを馳せるようになる。
懊悩を抱えたまま、それでも数々の死闘に身を投じ、何かを探り求め続けた。
彼の欲する答えは手にできなかったようだが、その後紆余曲折を経て、屍遣いと婚姻を結ぶに至る。
やがて、彼女との間に双子の子供を授かった。
自らの指を握って眠る赤子の姿を見つめ、何を思ったか。
アルスはしばらく表舞台から姿を消した。
新編
【This data is Locked】
(——救いがあるなどと、まだそんな幻想に縋っているのか?)
Link
最終更新:2015年04月12日 12:43