いわゆる「小説の書き方」について解説されている書籍です。こういった書籍にあたるのは、「自分のスタイルがなくなりそうでいやだ」と思われている方も多いとは思います(実際、私もそうでした)が、こういった書籍を読んで崩れる程度のスタイルであれば、それは「自分のスタイルではない」と言い切っていいと思います。そのような些細なことにこだわるよりも、偉大な先人たちが残してくれた膨大な遺産を体系的に会得することができるこれらの書籍を使わない手はありません。それこそ本がすり切れるほどに読みつぶし、そこに書かれている技法を自分のものにしていきましょう。
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書き手であれば是非とも読んでほしい一冊。書名の通り、様々な小説を「解剖」し、プロの作家たちが、何気なく見えるように書いた文章の中に潜んでいる様々な技術をひもといていく。取り上げられている小説の大半はいわゆる純文系だが、ライトノベル系の書き手を目指している人にも参考になる部分は多々ある。ぜひとも読んでほしい一冊。書き慣れた人向け。




最終更新:2007年04月29日 23:57