心構え 小説を書くにあたって

 小説を書くことに、理由なんていらない。「書きたいから書く」「好きだから書く」それで十分。
 けれども、長期間にわたって小説を書いていると、小説を初めて書いた時の、純粋でひたむきな気持ちは、どこかへいってしまったりもする。
 変わることは決して悪いことではない。けれども「初心忘れるべからず」という言葉もあるとおり、最初の頃の純粋な気持ちも、持ち続けていたい。
 初心を思い出す、あるいは「小説を書く自分」を見つめ直してみる……物語の作り手として、どんな態度で創作に臨めばいいのか。
 自戒を込めて。

最終更新:2007年04月21日 10:13