アットウィキロゴ
ナイトウィザード!クロスSS超☆保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ナイトウィザード!クロスSS超☆保管庫

とある魔法少女の憂鬱

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

とある魔法少女の憂鬱

麻帆良学園世界樹前広場、私立聖祥大附属小学校に通う高町なのははここでぼんやりと空を見上げていた。
本日は休日。天候は快晴。気温は快適。となれば、どこかに遊びに出かけよう!となるのがあたりまえ。
しかし、悲しいかな小学生。お小遣いの額にも限度がある。
それゆえになのはは親友のフェイトと共にお金が無くても楽しいことに出会える(騒動に巻き込まれるとも言う)麻帆良学園にまで足を伸ばしてみたわけなのだが…。

 「お仕事は、大切だよねぇ…」

現在、親友のフェイト・テスタロッサ・ハラオウンは執行委員のベホイミからの要請により『異界よりのもの』を排除するために出動してしまった。
なんでも超高速で空を飛び回るため、フェイト並みの高速高機動戦闘が行える者でなければ戦うどころか接触することすら出来ないのだそうだ。

さて、実を言えば高町なのはも『魔法使い』である。
それも重装甲・大火力をもって遠方より敵を撃滅する、まさに空中要塞とも言うべき空戦魔導師である。
モビルスーツで言えばサイコガン○ムとかデストロイガ○ダムとかに喩えられるような。

にもかかわらず、彼女は親友と共に出動するでもなくこうしてほけらっ、とベンチに腰掛けている。

 「魔法、使っちゃだめだもんねぇ…」

そう、実は彼女には『魔法使用禁止令』が出されているのである。

 *

話は学園世界成立初期、大体3週間目あたりにさかのぼる。
とある喧嘩を執行委員のお手伝いとして(力ずくで)調停し、もののはずみでちょっとした怪我をして。
たまたま、そこに居合わせたリビングレジェンドを自称するヒーラーに傷を治してもらって。
そこで、彼女が不審に思った。「なんか魔力の通りが悪いぞ?」と。
なので、執行部本部まで連れてかれておぽんち吸血鬼にちょこっと『観て』もらったら、「…なんか、やば気な影とか見えるでありますよ…?」などと言われた。
さすがに、心配した親友と周囲のお兄さんお姉さんたちによってたかって輝明学園に連れてかれてヴィヴィ先生の元で精密検査をすることに。

 「過労ね」

結果、学園世界に来る以前から連日行っていたハードトレーニングおよびハードワークのせいで内臓やら骨やらリンカーコアやらに歪みが出始めていると判明。
即座に完治するまで魔法使用禁止!と宣言され、ヴィヴィ先生直々になのは自身と彼女のインテリジェントデバイス・レイジングハートに外部からロックを掛けられてしまったのである。

そんなわけで彼女は今現在、一小学生として日常を過ごしているのである。

ちなみに、なのはに魔法を教えた、いわば師匠にあたるユーノ・スクライア(彼もまたこの学園世界に来ている。なのはたちに巻き込まれて)は後日、監督不行き届きということでヴィヴィ先生にこってりとお説教をくらっている。
同じように、ミッドチルダ時空管理局の上司であるリンディ・ハラオウンとクロノ・ハラオウンも(通信機越しにだが)お説教を受けたそうだ。

 *

 「さて、どうしようかなー」

フェイトが居ない以上、一人でウィンドウショッピングと言うのもなんだか虚しい。
かといって図書館島で蔵書整理のアルバイトをしているユーノの元を訪れるのもなんだかはばかられる。
一般人の親友、アリサ・バニングスと月村すずかもそれぞれ部活や同好会に行ってるし、もう一人の魔法がらみの親友、八神はやてもまた、料理同好会に顔を出しているはずである。
ちなみに、彼女の僕であるヴォルケンリッターもそれぞれ輝明学園の剣道部に稽古をつけに行ったり、大学教授たちのゲートボール同好会に遊びに行ったり、
ヴィヴィ先生のところで強化人間や人造人間のメンテナンスを手伝ったり、フェイトの使い魔・アルフとともに『集会』に出席してたりする。

こうして、一緒に遊ぶような友達がことごとく全滅している以上、フェイトが帰ってくるまでどうにか暇を潰すしかないのだが…。

 「お、思いつかない…」

意外に一人で過ごせるような趣味を持っていないことに気づいてちょっぴり凹んでみたりする。

 「あの…どうしたの?具合悪い?」

そうして、一人ベンチの上で百面相していたのが目に留まったのか一人の少女が声をかけてきた。
着ている制服は何度も見かけた輝明学園の物。柔和な顔立ちと髪をまとめる大きなリボンがついた青いカチューシャが特徴的だ。

 「あ、いえいえ大丈夫ですなんでもないです、はい!」
 「そう?なんだか深刻な表情していたから気になっちゃって」

そう言ってちょっぴりはにかむ輝明学園のお姉さん。

 「あ、私は志宝エリス。あなたは?」
 「わ、わたし、高町なのはですっ!」

こうして、二人の一般生徒が出会った。
この出会いは、学園世界にとっては何処にでもある小さな出会いだったが、当の高町なのは本人にとってはとても大きな出会いだった。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー