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とある儀式の生贄の羊

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とある儀式の生贄の羊(ファースト・ブラッド)


この話の始まりはいつからと言うべきなのであろうか?

“彼女”が再び力を得たとき?
“彼女”が“あれ”と出会ったとき?

…否、違う。
すべての始まり。それは。

“彼女”が“初めて”死んだとき。

そう、彼女は死んだ。最初から勝てるはずもない“最強”と戦い死んだ。それは、一方的な“虐殺”だった。
だが、彼女は恨んでなどいなかった。

死んだのが“最強”のせいであるならば。

生まれたのもまた、“最強”のためだったから。

もし、彼女に不幸があるというのならば。
「…面白い“数”ね。いいわ。黄泉帰りなさい。そして、成し遂げなさい。私の…僕としてね」
…異界の魔王と出会ってしまったこと。

「…う~む、いくらなんでもありえないでありますな」
その結果に、吸血鬼は溜息をつく。
「とはいえどこを間違えたのやら、さっぱりでありますよ」
何があったのかと尋ねる少女に。
「いやなに。心霊部から頼まれて学園都市に現れた“祟り神”クラスの怨霊の正体を調べていたのでありますが、
 出たのが、とんでもない結果でありましてな」
その“答え”が冗談だとでも言うように答える。
「双子レベルに近しい魂の幽霊が“1万以上”より集まって初めて生まれる存在。そんな結果が…おや?どこに行ったのでありますか?美琴?」
それが、“真実”であると気づいたのは、もう少しだけ後のこと。

そして、全てが終わるときが訪れる。

「…これより第10033次実験。『瘴気を用いた“一方通行”の呪殺』を試みます。
 なお、この試験においては学園都市の住民すべてが“実験関係者”とみなされ、攻撃対象となります」
彼女は宣言する。与えられた命令…かつての“それ”からはかけ離れた内容の実験の開始を。
「…なお」
そして振り返り、彼女は追記する。彼女の前に立ちふさがらんとする者たちに対して。

「実験の障害が発生した場合、可及的速やかに排除する、とミサカは警告します」

かつて“No.00001=プロトタイプ”と呼ばれていた頃のそのままに。

『とある儀式の生贄の羊(ファースト・ブラッド)』

公開未定






25-812

未定ってことらしいから、結末をいくつか考えてみるか。


case1 ミサカ10032号の場合

「あなたはすでに機能を終えました、とミサカはモルモット(なかま)に対して最後を突き付けます。
 終わりを迎えた結果が、今になって続いている経過に影響を及ぼすことはあってはなりません、とミサカは己の戦う意義を明かします。
 ……おやすみなさい、モルモット(しまい)。あなたの分の業を負い、わたしは明日を生きることにします、とミサカはらしからぬ感傷をここに 残して(すてて)いきます」

case2 一方通行の場合

「……ハン。結局お前はその程度なんだよ三下ァ。
 わかったら 俺を倒す(じっけん)なんてくだらねェ妄念はさっさと捨てちまえ、このガラクタが」

case3 ノーチェの場合

「さようなら、とだけ言わせてもらうでありますよ。 あなた方に恨みはないでありますが、結局は大元を止めてもあなたたちという呪いは残る。
 ……あんな風に追い詰められた美琴、わたくしは見たくないでありますし―――血に汚れるのは、吸血鬼には相応しい結末でありましょう?」

case4 柊蓮司の場合

「―――許せとは言わねぇよ。恨んでくれて結構だ。
 ただな、ここはお前の居場所じゃねぇ。大人しく自分のとこに帰りな。その方がきっとお前のためにもあいつらのためでもある。
 ……お前を無理に起こした奴には、俺が代わりに絶対に仕返ししてやるからさ。ゆっくり寝ててくれ。頼む」

とりあえず禁書キャラとナイトウィザードキャラ二人ずつやってみた。
かみやんと美琴はきっと彼女を殺すことできんからね、キャラ的にも物語的にも。


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