概要
錬金術を生業とする錬金術師。
星を詠み、霊魂を憂い、エーテルを信奉するその躯体は、
人造の生命体への飽くなき探求心と、執着にも似た復讐心によって突き動かされている。
引用
「………………ぞっとしないぞ。人から死を望まれる感覚というのは」
プロフィール
本名 |
カルマイン・アドラスティア |
スペル |
Columain・Adrasteia |
年齢 |
享年26歳 |
性別 |
♀ |
身長 |
152cm |
体重 |
42kg |
種族 |
屍人 |
趣味 |
レターブック収集、ものづくり |
特技 |
治療医学、錬金術、ルーン魔術 |
宝物 |
なし |
天敵 |
グルヴイ、プラミー |
将来の夢 |
グルヴイの抹殺、自らの功績を後世に残すこと |
好きな色 |
黒 |
好きなもの |
はちみつ、オーダーメイドの椅子、お酒 |
嫌いなもの |
グリンピース、家事、夏 |
二つ名
【襤褸のアルケミスト】
詳細
性格
悪役のように振る舞いたがるだけの一般人。
リターンがあってもリスクが大きければ行動せず、自らに利があるか天秤に掛けながら物事に関わり、でもたまに人情に沿って良い事をした気分になる。
ごくごく普通のちょっと臆病な人間。
錬金術師
人並み。
アリストテレスとパラケルススの論術を参考に独自発展させた分野を有している。
専門研究分野は人造生命「ホムンクルス」。
人間の手によって生み出される、生命倫理の工程から外れた全く新しい生命。
その到達点は人の手による新たな人類の創造と繁栄。
「錬金術は、哲学によって生み出された理論を、科学によって現実的に証明する学問だ。非現実を現実としてあらゆる人々に認識させるための媒介が錬金術、そして錬金術師という奇人だ。少なくとも私はそう思っている」
人造人間技術
ホムンクルスの研究に執心する最中でフランケンシュタイン及びアンドロイドの製造・思考回路の生成について多少齧ったためか、簡素なメンテナンス程度なら心得があるようだ。
錬金技術
人類の手で治せる既存の病についてなら特効薬の用意が可能。
しかし用法用量に従わない使い方をされたときの責任が持てないのであまり作りたくない。
装備品の新規製造は専門外だが、修理・研磨、およびそれに属性術式付与を行う事は可能。
医薬品ではない。所謂バフ・デバフアイテムであり、市販してはいけない薬品の総称。
ちなみに惚れ薬や毒薬他へんな薬もだいたいここにカテゴライズされる。
ウソの吐けなくなる薬とか性格の反転する薬とか、性別や年齢や記憶の操作をするための薬とか。
ルーン魔術用のアイテム。
ルーン魔術そのものは文字さえ刻めば、札でも宙でもその辺の石でも発動するのだが、これはその効果を向上させるための補助道具である。
カルマイン本人は専門書とにらめっこしないと使えない。
金の精製は出来ないが、鉱石から希少金属を取り出す術は心得ている。
ルーン魔術
ごくシンプルな三音節のルーン占い、ルーンマジックを起動できる。
常にルーンストーンを携帯しており、これに文字を刻んで割り砕くことでルーン魔術を発動する。
屍人
すでにその身は死んでいる。
魂はとうに消え去り、肉体は生前の規則と死に際の執着をなぞって動いている。
並々ならぬ執着と憎悪によって指向性を持つ哲学的ゾンビ。
己が魂を持たぬゆえに、他者の魂の色を視認できる。
反魂のローブ
まじないが無数に施されたマジックアイテム。
カルムの形を人に留めている生命維持装置。脱ぐと真の意味で死ぬ。
みっともなく生き延びる事にかけては天下一品。
フランケンシュタイン・コンプレックス
生命の創造に憧れながら、その創造物に人間の尊厳が脅かされるのではないか?という妄想癖を患っている。
「意思を持って動く人工創造物」に極度の感心を寄せる一方、
その対象に怯える二律背反の感情に終始支配されている。
エピソード
グルヴイと志を同じくする者だったが、狂気に支配された彼から離反。
その際に命を落とすが、襤褸のローブを纏ったことで哲学的ゾンビとして蘇る。
以後はグルヴイを滅するべく彼の手がかりを探して彷徨い、
その行く先で見つけた少女──復讐の憎悪を身に宿した少女に取引を持ち掛けた。
そして、少女は人造人間プライマリィ・ウルフとして覚醒する。
関連人物
殺す。
従者。死体であった彼女を人造人間に仕立て上げ、手駒としている。
協力者。プラミーの調整面の面倒を見てもらっている。
善き理解者。
他人。名称の参照先が同じ。
モチーフ
悪の女幹部というか悪役魔術師というか。
頬に傷のある女の元ネタは「カルバニア物語」のエリナー。
人造人間を用いた復讐という根幹は「エンバーミング」のDr.ピーペリー。
参照先
最終更新:2024年12月04日 11:54