プラミー


概要

生前は良家のお嬢様。今は死人の寄せ集め人造人間(フランケンシュタイン)
復讐を果たすその日まで、彼女の剣が鈍る日はない。

引用

「弔いだ。葬儀をして墓標を造り花を贈って躯を訪ねる。
 それが死した者への礼儀だ、生き残った者が死者にしてやれるたった一つの償いだ。
 そして理不尽な暴力によって命を奪われた者への弔いは、その理不尽に対する仇討ちで行う!」


プロフィール

本名 プライマリィ・ウルフ
スペル Plymmarey・Urf
年齢 享年18歳 性別
身長 154cm 体重 63kg
種族 人造人間(フランケンシュタイン)
趣味 バードウォッチング、ピクニック
特技 お茶くみ
宝物 スカイブルーのイヤリング
天敵 グルヴイ
将来の夢 グルヴイへの復讐
好きな色 緑、緑の中で映える赤
好きなもの ミネストローネ、小川、小鳥
嫌いなもの 固すぎるパン、煙草、人死に、名前の無いもの


二つ名

【阿僧祇の剣】
【自惚れる使途】
【亜高速の人造人間】
【舞裳のフランケンシュタイン】
【月明かりを纏う狼】
ほとんど自分で名乗ったもの。


所属

フリーの傭兵。
カルムを主人と仰ぎながら、エヴェンハイムの害を裁いている。


詳細

性格

素の性格はぽややんとした雰囲気のお嬢様で、気の抜けた振る舞いが多い。
考えつく事はおおよそ曖昧で要領を得ずふんわりしている。
性善説という単語を心から信じているような、ステレオタイプの世間知らずのお嬢様。
戦闘時は脳内のエンドルフィンを能動的に放出して気質を調整し、冷徹で残虐な思考に切り替えている。

クリスチャン

にわか。
生来のクリスチャンではなく、すがりつく先を求めた際にたどり着いたもの。
常に十字架のネックレスを身に着けており、聖句の数節を諳んじるが、あまり拘りは無い。

人造人間(フランケンシュタイン)

死人のパッチワークによって作られた人間。
人間離れした身体能力を持つ代わり、定期的なメンテナンスが必要。メンテはカルムに一任。
ヘアバンドの花飾りには、フランケンシュタインの電極が隠れている。
花飾りの赤い花はダリア。
花言葉は「華麗」「栄華」「感謝」「移り気」「裏切り」「不安定」。

原初の狼(プライマリィ・ウルフ)

“新たなる生命”の意味を示す原初、敵の喉を食い千切る狼。
グルヴイへの当てつけと復讐心から来る名前。

戦闘

身体の大部分が空洞のため、全身に武器……刃物を仕込ませている。そのためやや重い。
数多くの剣を躊躇うことなく使い捨てていく。両手に剣を構えた二刀流が主体。また、投剣が得意。
戦闘時は、大量の剣と鞘を腹部のコンテナから取り出し、孔雀のように背中に広げる。

名称は北欧のスカルド(詩人)からの引用。
  • 夜薙剣スヴァンムル
  • 晴塵剣ハルフレズル
  • 投擲剣グラマティクス
  • 反魂剣ハルズロン
  • 疾駆剣コルマーク
  • 穿抜剣ホルンクロヴィ
  • 明響剣エイヴィンドル
  • 天躙剣ソルザルソン
  • 翠月剣シグヴァトル

隠し武器

袖刀が2つ。
ブーツの仕込みナイフが2つ。
ベルトの中に剣が1つ。
腕の中に2つ。
肘の先に2つ。

是に敵う俊足無し(ソーペルデュ)

身体の大部分をパージし、全身の駆動機関をフル回転させる捨て身の高速機動モード。
身体は発熱し、外装は剥がれていく。手にした剣は灼熱で熱され、触れたもの全てを溶解する緋色の剣となる。
「異端の御業なればこそ、我が刃は怨敵断ずるが為!!
 そして罪から来る報酬は、己が(かいな)で造りし物!!!
 我が名は(ウルフ)!!
 悪辣を解す阿僧祇の剣也!!!」

過去

本名グウェンドリン・クレイシア。
とある貴族の家の令嬢として産まれ、そのまま18の歳月を過ごした。
夫にも恵まれ、不自由なく気ままに暮らしていたある日、図書館にて見つけた気立ての良い男グルヴイを双子の妹の商談相手として勧める。
そして妹の結婚式の折、自らが招き入れた災厄──グルヴイの手によって家は壊滅。
親族、使用人、近辺の住人、妹、そして自分自身を含め自らに関連する人物全てが死に絶えた。
その後、焼け跡と化した家を訪れた女、グルヴイを憎む錬金術師・カルムに契約を持ち掛けられ、人造人間として蘇生する。
以降はカルマインに付き従う形で生活している。

真意

自由意志を持つのが辛いので、誰かに道具として使ってほしい。
この世に在らざるべき怪物の身であると自覚しているため、己の意思を持つべきではなく他人によって振るわれていずれは尽きるのが一番だと考えている。
己の行動が起こした災厄からの逃避の意味もある。
「私には生きる資格などないのです。
 いいえ、死ぬ資格でさえ持ってはいませんでした。
 今の私には思惑を廻らせることですら傲慢であり、
 己の意志などという不遜はまさに醜悪極まるものでした。
 ただ誰かに振るわれるだけの道具であればそれが一番良かったのに、
 何故私は思い悩む人として生まれてしまったのでしょう。
 …………嗚呼、私は、ただの剣に成りたかった。」

また、それ故に道具に幻想を抱いている。
「目的なく産まれる“道具”はありません。そこにおいては道具は生き物よりも素晴らしいと私は思います」


エピソード

グルヴイを追ううち、側近のドレス達と戦闘。
その最中でかつての妹──ソロウドレスと遭遇し、望まぬ戦闘に挑む。

その後、自我を取り戻したソロウドレスと共にグルヴイのラボに突入。
激戦の後、自らを新人類と化したグルヴイを殺害し、ラボを破壊。
生きている死人という怪物がこの世に在ってはならない、という信念のもと、ソロウドレスとの最後の闘いに挑み、崩落する瓦礫の中に消える。
「元より私達は死にぞこない。人の摂理に非ざる動く死体だ。
 グイヴルの所業と相まって、ここで消えるのが定めでしょう」

関連人物

主人。創造主。危なっかしいので傍で見てやらないとと思っている。

少しうるさいけど頼りになる人。

茶飲み友達。

遊び友達。

殺す。

自分と妹の首を跳ねた本人。殺す。

殺す。

念入りに殺す。

妹だったもの。殺したくないけど殺す。


出張先

  • 言の葉の木の下で
第一回に参加。そこそこ好き放題やった。UWに入ったり、過去編を公開したり。

  • フタハナ
2019年お盆に参加。
ジャック君とゾンビごっこして遊んだり、【罪罰】の魔女と遊んだりした。


参照先


最終更新:2025年02月05日 00:34
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