ロドリゲスwiki

音無しの構え

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竜之助ははじめ“甲源一刀流”を学び、後に独歩の剣境を得た稀代の遣い手であり、その秘太刀を“音無しの構え”と称した。どういうものかというと、「竹刀にあれ木剣であれ、一足一刀の青眼に構えたまま、我が刀に相手の刀をちっとも触らず、二寸三寸と離れて、敵の出る頭、出る頭を或いは打ち或いは突く、自流他流と、敵の強弱にかかわらず、机竜之助が相手に向かう筆法は、いつもこれで、一試合のうち一度も竹刀の音をさせないで終わることもあります」(『大菩薩峠』甲源一刀流の巻より)というふうで、斬り合って一度も負けたことがない。

この架空のヒーローのモデルは二人いて、一人は、多摩出身で甲源一刀流を学び師門を抜けて、勝手に“開平三知流”という一派を立てた三田左内であり、もう一人は一刀流中西道場で三羽烏の一人といわれた逸材・高柳又四郎である。

又四郎の好んでとる構えが“霞中段の構え”であり、一刀流では“音無し”と呼ばれていた。霞の構えは、そのまま打突に移るのに不便で、相手の打突を左足を引いてかわし、同時に霞から上段へ廻し、打ち下ろすことになり、受けも払いもしないために音を発しない理屈である。

同じ中西道場の千葉周作の又四郎の剣についての印象記録は、『大菩薩峠』の描写とほぼ同じものであったという



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